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49話 鏡のありか
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「聖女様、鏡のありかがわかりました。少しでも早くお知らせした方が良いと思って、来たのですが、よろしかったでしょうか?」
「もちろんよ。クラック、ありがとう。ここではなんだから、場所を変えましょう。」
私はクラックを連れて、誰もいない部屋に入った。
「鳥とネズミと猫に頼んだのですが、鏡はこの王城内の地下室にあります。」
「王城内ですって?」
「はい。あの子たちの記憶を見たら、鏡を使っている人は金髪に青い目の女の人で、その人の子どもも同じ金髪に青い目をしています。どちらもお金持ちが着るような服を着ています。名前まではわかりませんでしたが・・・、これって、お役に立ちますか?」
「クラック、すごいわ。お手柄よ。後でたっぷり、報酬を払いますからね。」
王城に住んでいて、金髪で青い瞳の母子で、立派な服装をしているなんて、あの人しか考えられないわ。
国王陛下の側妃、シャルロット様、可愛いフィナン様のお母様だわ。
そう言えば、フィナン様が、最近シャルロット様が変わったって言ってたっけ・・・。
優しかったお母様が、なんだか冷たい感じになったって・・・。
私はシューク様に、シャルロット様のことを話しに言った。
ちょうどそのとき、シューク様とクリード様は、王宮内の王太子専用の執務室で、今後のことを話し合っている最中だった。
人払いをした執務室で、シューク様、クリード様、そして私の三人で頭を寄せ合った。
シューク様は信じられないと言う面持ちで、私の話を聞いていた。
シューク様にとって、シャルロット様は、子どもを大切にする思慮深く優しい女性であったらしい。
シューク様のお母上様は、シューク様を生んだ後、次の子に恵まれず、王家存続のためには、もう一人子どもが必要だと言うことで、ラング・ジブースト侯爵のご息女であるシャルロット様を側妃に迎えたのだそうだ。
シャルロット様は、側妃としての権力を振りかざすこともなく、フィナン様が生まれた後は、我が子を愛しみ、自らの手で育てたそうである。
フィナン様と義兄にあたるシューク様との関係を良好にしたい気持ちもあって、時々三人でお茶を楽しむこともあったらしい。
そのお陰で、シャルロット様とシューク様の関係も良好である。
だからこそ、フィナン様はあんなにもシューク様のことを慕っていたのだろう。
王位継承のことを考えると、一番にシャルロット様を疑ってもおかしくないのだけれど、シューク様は、シャルロット様が自分を殺すために、クリード様を呪い殺そうとしているなんて、思ってもみなかったのだ。
「本当に、シャルロットが・・・? 彼女は闇魔法がつかえたのか? フィナンは、このことを知っているのか?」
愕然として立ち尽くす・・・という言葉が、まるでシューク様のためにある言葉だと思えるほど、ショックを受けているようだった。
「シューク、これは自分の目で確かめた方が良いのではないか? 鏡を押収できたら、真実がわかって来るだろう。」
クリード様の助言のお陰で、シューク様は冷静になれたみたい。
「ああ、そうだな。今からシャルロットに会いに行くか・・・。」
「では、私も行きます。またクリード様に闇魔法をかけるかもしれません。闇魔法に対抗するには、私の力が必要ですから。」
「あ、ああ、そ、そうだな・・・。では、エクレーヌも一緒に来てくれ。」
なんとなく、シューク様の返事の歯切れが、悪いような気がした。
「もちろんよ。クラック、ありがとう。ここではなんだから、場所を変えましょう。」
私はクラックを連れて、誰もいない部屋に入った。
「鳥とネズミと猫に頼んだのですが、鏡はこの王城内の地下室にあります。」
「王城内ですって?」
「はい。あの子たちの記憶を見たら、鏡を使っている人は金髪に青い目の女の人で、その人の子どもも同じ金髪に青い目をしています。どちらもお金持ちが着るような服を着ています。名前まではわかりませんでしたが・・・、これって、お役に立ちますか?」
「クラック、すごいわ。お手柄よ。後でたっぷり、報酬を払いますからね。」
王城に住んでいて、金髪で青い瞳の母子で、立派な服装をしているなんて、あの人しか考えられないわ。
国王陛下の側妃、シャルロット様、可愛いフィナン様のお母様だわ。
そう言えば、フィナン様が、最近シャルロット様が変わったって言ってたっけ・・・。
優しかったお母様が、なんだか冷たい感じになったって・・・。
私はシューク様に、シャルロット様のことを話しに言った。
ちょうどそのとき、シューク様とクリード様は、王宮内の王太子専用の執務室で、今後のことを話し合っている最中だった。
人払いをした執務室で、シューク様、クリード様、そして私の三人で頭を寄せ合った。
シューク様は信じられないと言う面持ちで、私の話を聞いていた。
シューク様にとって、シャルロット様は、子どもを大切にする思慮深く優しい女性であったらしい。
シューク様のお母上様は、シューク様を生んだ後、次の子に恵まれず、王家存続のためには、もう一人子どもが必要だと言うことで、ラング・ジブースト侯爵のご息女であるシャルロット様を側妃に迎えたのだそうだ。
シャルロット様は、側妃としての権力を振りかざすこともなく、フィナン様が生まれた後は、我が子を愛しみ、自らの手で育てたそうである。
フィナン様と義兄にあたるシューク様との関係を良好にしたい気持ちもあって、時々三人でお茶を楽しむこともあったらしい。
そのお陰で、シャルロット様とシューク様の関係も良好である。
だからこそ、フィナン様はあんなにもシューク様のことを慕っていたのだろう。
王位継承のことを考えると、一番にシャルロット様を疑ってもおかしくないのだけれど、シューク様は、シャルロット様が自分を殺すために、クリード様を呪い殺そうとしているなんて、思ってもみなかったのだ。
「本当に、シャルロットが・・・? 彼女は闇魔法がつかえたのか? フィナンは、このことを知っているのか?」
愕然として立ち尽くす・・・という言葉が、まるでシューク様のためにある言葉だと思えるほど、ショックを受けているようだった。
「シューク、これは自分の目で確かめた方が良いのではないか? 鏡を押収できたら、真実がわかって来るだろう。」
クリード様の助言のお陰で、シューク様は冷静になれたみたい。
「ああ、そうだな。今からシャルロットに会いに行くか・・・。」
「では、私も行きます。またクリード様に闇魔法をかけるかもしれません。闇魔法に対抗するには、私の力が必要ですから。」
「あ、ああ、そ、そうだな・・・。では、エクレーヌも一緒に来てくれ。」
なんとなく、シューク様の返事の歯切れが、悪いような気がした。
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