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少し遠い昇降口まで歩く。
もうそろそろ、夕日も落ちてきている。空の上の方は暗く、一番星と真円に近い月がおぼろげに浮いていた。
「デイル、お前は、本当によかったのか」
「……え?」
月をぼんやり見ていて、反応が少し遅れた。
何のことか分からず、慌てて前を行くグレオルを見る。彼は前を向いたまま、ゆっくりと続ける。
「どうであろうと、カディラルはお前の生まれた国だ。こうやって帰ってきてもいるんだ、こちらに残るということも――」
「グレオル様」
王太子の言葉を遮ってしまったが、さすがに、一言言わせてもらいたい。
「僕は、絶対にドリザンドに行きます」
「デイル」
グレオルは足を止めた。つられて、デイルも立ち止まる。
「もしいらないとおっしゃるなら、勝手に田舎に行って農民にでもなります。税を収めればドリザンド国民ですよね」
「いらないわけがないだろう!」
「なら、おかしなことを言わないでください」
「……だが、」
「これっぽっちもこの国に情がないんです。卑怯な手を使われて縛り付けられて、意外と腹が立っていますし」
「……そうか」
「……そういえば、言ったことありませんでしたっけ。僕、捕まったあの日よりもっと前から、グレオル様やレイリー様たちに、こうやってずっと仕えられたらなあって、思ってたんですよ」
「……なに?」
グレオルは目を見開いた。やはり言ったことはなかったらしい。
「笑えますよね、ドリザンドの真ん中で見聞きしたあれやこれやを他国に渡しながら、そんなことを考えていました。よっぽど、嘘を報告したりできないか、考えて時間を無駄にしたこともありました」
「デイル……」
「……本当に、薬は危なかったです。怖かったな」
頷きたいのに頷けない。
夢だと思っていたものがちらちらと目の前にちらつく。
「ダーニャには内緒でお願いします。あの子も僕と一緒で、悩んでいただろうから」
旧組織で、錯綜した情報が届いてデイルが死んだと思われた時は、ともかくダーニャはひどい状態だったらしい。目撃した仲間は一様に口をつぐむ。彼女が何をしたのか、まだ聞き出すのが怖くてそのままだ。
きっと同じ思いだったのだな、と、それは少しうれしかった。
「デイル」
ざっと、グレオルがしゃがむので何事かと思った。
彼は片ひざを石畳につき、片手を胸に置く。
――騎士の最敬礼だ。
「殿下!?」
「ありがとう。すまなかった」
「おやめください!殿下!」
デイルの右手をとり、頭を垂れる王太子。
混乱しすぎて、ひい、とデイルは情けない悲鳴をあげる。
「何度も伝えなければ。お前に俺が……いったい何をしたのか。聞くたびに自分を殴りたくなる」
「いいです!仕方ないじゃないですか!その、あれ、以外は!」
「いいや、駄目だ。なんということを……」
声が震えている。
(嘘でしょう)
そこまで責任を感じてくれるとは思っていなかった。だって、敵だったのだ、デイルは。
どこの国が、王太子が、自国を食い物にしようとした間諜に手を差し伸べるのだ。
むしろ、丁寧に扱われ話し合いもして、納得ずくの協力だった――そういう作戦だったとしても。
先に協力を申し出たカッシュは、デイルに面会したときに思っていたはずだ。あの部屋を出た次の瞬間に、首を切り落とされる可能性を。
だが、約束は守られた。
「お立ちください。お願いします。これ以上は駄目です、王太子殿下」
「……」
ようやく立ち上がった彼の目元が光っている。
どうして、そこまで。
(――僕を、好きだから?)
それでも、グレオルは、これがデイルでなくダーニャだとしても、謝るだろう。
けれど、泣いてくれるのはきっと自分だからだ。
胸の奥が、痛い。
息が詰まる。
熱いものが喉の奥まできていて、必死に飲み下した。
「……ひとつ、試したいことがあるんです。お願いしてもいいでしょうか」
「もちろんだ」
「……あまり、安請け合いしないほうが良いですよ」
「お前には、俺の命以外なら何でもやろう」
真剣な目で見つめられ、じん、と胸に響いた。
「……じゃあ、お言葉に甘えて」
両手を伸ばし、グレオルの顔に触れる。
目を丸くした彼に、顔を近づける。背の高さがまるで違うので、つま先立ちになってしまった。
唇に、ぎりぎり重ねられた。
ふに、と柔らかい感触があって、その後少しくすぐったくなる。
「グレオル様」
くい、と王太子の首を傾げさせて、もう一度。
今度は、何を試したのかを理解したらしいグレオルが、ゆっくりと唇を合わせてくれた。
ついばむように何度か合わせて、そっと舌先で厚い唇をなぞると、うっすらと開かれる。
グレオルの黒い瞳は、じっとデイルを見ている。それを見つめ返しながらそろりと舌を中に差し入れると、ぬるりとした彼のそれとぶつかった。じわ、と唾液がにじんで、首の裏がぞわぞわする。
嫌悪感は、ない。
ほっとした。
するすると舌を何度も擦って、見計らって、離れる。
「……ありがとうございました」
「デイ、ル」
「はい」
ぐっと、腰に太い腕が絡む。
ぶつかる勢いで、グレオルにキスをされる。
さっきのデイルが仕掛けたものの比じゃない、貪るような口づけ。
「んぅ……っ、!」
「ん、……」
息も、唾液も啜って奪われ、ぐちゅぐちゅと水音を立てて口の中をかき回される。
何度も歯列、上顎、舌、頬をなめて擦られ、ぞくぞくと喉から首、背筋に響く。
「ん……ぁ、はぁっ、んっ」
「ふ、デイル、デイル……っ」
ぞわぞわして、力が入らない。
ほとんど抱きついた状態で、デイルはされるがままだった。
温かな体温が、怖くない。
大丈夫。
息継ぎもままならなくて、最後はくらくらしていた。
「っ、すまん、ふっ……」
「んぁ、はぁっ、っぁ」
大丈夫です、と言いたかったけれど舌が動かない。
かわりにまだデイルを抱いて支えてくれている大きな体へ、体重をかける。
「……デイル……それは」
「ん……、っと、くぎりが」
「………………区切り?」
「は、い……」
うまく言えない。
こんなに頭がふわふわするのか。いつかのときは何が何だかわからなかったし、失敗した。
「……こんな、グズグズ考えたまま、帰れないなって……」
「デイル」
グレオルは息を乱しながら少し眉を寄せて、そっとデイルの頬を指の節でなぞる。
「また、どうせ、忙しくなるでしょう、……その前に……」
「デイル、無理はするな」
少し体を離して、グレオルはますます険しい顔になる。
「俺は、お前が、近くにあれば嬉しいと言った。それだけだ、お前が悩むことじゃない」
「いいんです……僕も勝手に悩んでますから」
自分の気持ちに正直になっただけだ。
いや、少し違うかもしれない。
「僕、本当にどうかなって。殿下を、好きなのは、本当なんですけど」
「……うっぐ」
「そこでもう駄目なんですか?」
びく、とグレオルの身体が震えた。
湯殿で見た彼の股間の惨事を思い出して、少し意地悪く笑ってしまう。
完全に体を離して、けれど、手を握らせてもらう。
「怖いのも、たぶん残ってて……どこまで、大丈夫なんだろうって」
「無理をするなと言った」
グレオルはやはり顔が厳しい。美形に睨まれると迫力だな、と思いながら、あまり怖くはなかった。
大丈夫。
「無理、かもしれませんけど……でも、試してみたい」
「っ、同性同士だ、あのときは悪かった。だが、無理にそこまでする必要は、ない……」
「それでも、です」
顔が、身体が熱くなる。
あのとき感じたものは、恐怖を除けば――
デイルの様子に気づいたグレオルが、手をぐっと握り込んだ。
「……どうすれば良いのかわからない」
太陽が落ちた。
薄暗闇の中、グレオルは途方に暮れたように見えて、それが切ない。
「俺は、俺の問題だと言ったが、」
手を離し、グレオルは頭を抱えた。
「駄目だ、お前に嫌われたくない」
それがまるで世界の終わりであるかのような、大げさな嘆きと苦悩。
彼の中で、いったいデイルは何者なのだろう。心を覗いてみたくなる。
「……分かりました」
彼の体に寄り添って、腕をその背に回す。
「絶対に、嫌いになりません」
もうそろそろ、夕日も落ちてきている。空の上の方は暗く、一番星と真円に近い月がおぼろげに浮いていた。
「デイル、お前は、本当によかったのか」
「……え?」
月をぼんやり見ていて、反応が少し遅れた。
何のことか分からず、慌てて前を行くグレオルを見る。彼は前を向いたまま、ゆっくりと続ける。
「どうであろうと、カディラルはお前の生まれた国だ。こうやって帰ってきてもいるんだ、こちらに残るということも――」
「グレオル様」
王太子の言葉を遮ってしまったが、さすがに、一言言わせてもらいたい。
「僕は、絶対にドリザンドに行きます」
「デイル」
グレオルは足を止めた。つられて、デイルも立ち止まる。
「もしいらないとおっしゃるなら、勝手に田舎に行って農民にでもなります。税を収めればドリザンド国民ですよね」
「いらないわけがないだろう!」
「なら、おかしなことを言わないでください」
「……だが、」
「これっぽっちもこの国に情がないんです。卑怯な手を使われて縛り付けられて、意外と腹が立っていますし」
「……そうか」
「……そういえば、言ったことありませんでしたっけ。僕、捕まったあの日よりもっと前から、グレオル様やレイリー様たちに、こうやってずっと仕えられたらなあって、思ってたんですよ」
「……なに?」
グレオルは目を見開いた。やはり言ったことはなかったらしい。
「笑えますよね、ドリザンドの真ん中で見聞きしたあれやこれやを他国に渡しながら、そんなことを考えていました。よっぽど、嘘を報告したりできないか、考えて時間を無駄にしたこともありました」
「デイル……」
「……本当に、薬は危なかったです。怖かったな」
頷きたいのに頷けない。
夢だと思っていたものがちらちらと目の前にちらつく。
「ダーニャには内緒でお願いします。あの子も僕と一緒で、悩んでいただろうから」
旧組織で、錯綜した情報が届いてデイルが死んだと思われた時は、ともかくダーニャはひどい状態だったらしい。目撃した仲間は一様に口をつぐむ。彼女が何をしたのか、まだ聞き出すのが怖くてそのままだ。
きっと同じ思いだったのだな、と、それは少しうれしかった。
「デイル」
ざっと、グレオルがしゃがむので何事かと思った。
彼は片ひざを石畳につき、片手を胸に置く。
――騎士の最敬礼だ。
「殿下!?」
「ありがとう。すまなかった」
「おやめください!殿下!」
デイルの右手をとり、頭を垂れる王太子。
混乱しすぎて、ひい、とデイルは情けない悲鳴をあげる。
「何度も伝えなければ。お前に俺が……いったい何をしたのか。聞くたびに自分を殴りたくなる」
「いいです!仕方ないじゃないですか!その、あれ、以外は!」
「いいや、駄目だ。なんということを……」
声が震えている。
(嘘でしょう)
そこまで責任を感じてくれるとは思っていなかった。だって、敵だったのだ、デイルは。
どこの国が、王太子が、自国を食い物にしようとした間諜に手を差し伸べるのだ。
むしろ、丁寧に扱われ話し合いもして、納得ずくの協力だった――そういう作戦だったとしても。
先に協力を申し出たカッシュは、デイルに面会したときに思っていたはずだ。あの部屋を出た次の瞬間に、首を切り落とされる可能性を。
だが、約束は守られた。
「お立ちください。お願いします。これ以上は駄目です、王太子殿下」
「……」
ようやく立ち上がった彼の目元が光っている。
どうして、そこまで。
(――僕を、好きだから?)
それでも、グレオルは、これがデイルでなくダーニャだとしても、謝るだろう。
けれど、泣いてくれるのはきっと自分だからだ。
胸の奥が、痛い。
息が詰まる。
熱いものが喉の奥まできていて、必死に飲み下した。
「……ひとつ、試したいことがあるんです。お願いしてもいいでしょうか」
「もちろんだ」
「……あまり、安請け合いしないほうが良いですよ」
「お前には、俺の命以外なら何でもやろう」
真剣な目で見つめられ、じん、と胸に響いた。
「……じゃあ、お言葉に甘えて」
両手を伸ばし、グレオルの顔に触れる。
目を丸くした彼に、顔を近づける。背の高さがまるで違うので、つま先立ちになってしまった。
唇に、ぎりぎり重ねられた。
ふに、と柔らかい感触があって、その後少しくすぐったくなる。
「グレオル様」
くい、と王太子の首を傾げさせて、もう一度。
今度は、何を試したのかを理解したらしいグレオルが、ゆっくりと唇を合わせてくれた。
ついばむように何度か合わせて、そっと舌先で厚い唇をなぞると、うっすらと開かれる。
グレオルの黒い瞳は、じっとデイルを見ている。それを見つめ返しながらそろりと舌を中に差し入れると、ぬるりとした彼のそれとぶつかった。じわ、と唾液がにじんで、首の裏がぞわぞわする。
嫌悪感は、ない。
ほっとした。
するすると舌を何度も擦って、見計らって、離れる。
「……ありがとうございました」
「デイ、ル」
「はい」
ぐっと、腰に太い腕が絡む。
ぶつかる勢いで、グレオルにキスをされる。
さっきのデイルが仕掛けたものの比じゃない、貪るような口づけ。
「んぅ……っ、!」
「ん、……」
息も、唾液も啜って奪われ、ぐちゅぐちゅと水音を立てて口の中をかき回される。
何度も歯列、上顎、舌、頬をなめて擦られ、ぞくぞくと喉から首、背筋に響く。
「ん……ぁ、はぁっ、んっ」
「ふ、デイル、デイル……っ」
ぞわぞわして、力が入らない。
ほとんど抱きついた状態で、デイルはされるがままだった。
温かな体温が、怖くない。
大丈夫。
息継ぎもままならなくて、最後はくらくらしていた。
「っ、すまん、ふっ……」
「んぁ、はぁっ、っぁ」
大丈夫です、と言いたかったけれど舌が動かない。
かわりにまだデイルを抱いて支えてくれている大きな体へ、体重をかける。
「……デイル……それは」
「ん……、っと、くぎりが」
「………………区切り?」
「は、い……」
うまく言えない。
こんなに頭がふわふわするのか。いつかのときは何が何だかわからなかったし、失敗した。
「……こんな、グズグズ考えたまま、帰れないなって……」
「デイル」
グレオルは息を乱しながら少し眉を寄せて、そっとデイルの頬を指の節でなぞる。
「また、どうせ、忙しくなるでしょう、……その前に……」
「デイル、無理はするな」
少し体を離して、グレオルはますます険しい顔になる。
「俺は、お前が、近くにあれば嬉しいと言った。それだけだ、お前が悩むことじゃない」
「いいんです……僕も勝手に悩んでますから」
自分の気持ちに正直になっただけだ。
いや、少し違うかもしれない。
「僕、本当にどうかなって。殿下を、好きなのは、本当なんですけど」
「……うっぐ」
「そこでもう駄目なんですか?」
びく、とグレオルの身体が震えた。
湯殿で見た彼の股間の惨事を思い出して、少し意地悪く笑ってしまう。
完全に体を離して、けれど、手を握らせてもらう。
「怖いのも、たぶん残ってて……どこまで、大丈夫なんだろうって」
「無理をするなと言った」
グレオルはやはり顔が厳しい。美形に睨まれると迫力だな、と思いながら、あまり怖くはなかった。
大丈夫。
「無理、かもしれませんけど……でも、試してみたい」
「っ、同性同士だ、あのときは悪かった。だが、無理にそこまでする必要は、ない……」
「それでも、です」
顔が、身体が熱くなる。
あのとき感じたものは、恐怖を除けば――
デイルの様子に気づいたグレオルが、手をぐっと握り込んだ。
「……どうすれば良いのかわからない」
太陽が落ちた。
薄暗闇の中、グレオルは途方に暮れたように見えて、それが切ない。
「俺は、俺の問題だと言ったが、」
手を離し、グレオルは頭を抱えた。
「駄目だ、お前に嫌われたくない」
それがまるで世界の終わりであるかのような、大げさな嘆きと苦悩。
彼の中で、いったいデイルは何者なのだろう。心を覗いてみたくなる。
「……分かりました」
彼の体に寄り添って、腕をその背に回す。
「絶対に、嫌いになりません」
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