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聖山の調査(2)
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驚いたようスミレの言葉で、ようやくミズリィも分かった。
「それは……聖山行くということですわよね……?」
『前』のときは、封印が解けたときに登った、それだけだった。
その前に、聖山に近づく……
ミズリィはモヤモヤとした胸をそっと押さえた。
「ミズリィ様、不安ですか?」
スミレは目ざとくこちらの様子に気づいて、心配そうに見てきた。それに笑って、
「……すこし、ですわ」
「念のために聞くけど、『前』は事件以外に聖山近づいたことはあったのかい。こういう調査とか、ミズリィ以外がしたのでもいい」
「たぶん……ないですわ」
「なら、今は何が違ったんだろうな……」
そう、理由もなく前と変わることはない。それはこの2年間で何度も経験した。
「あの、ついて行けないかというのは封印の状態を見るためですよね?」
スミレの確認に、イワンは頷いた。
「そうだ。ミズリィが直接見れれば一番いいと思ったんだ。魔術師の中でもすでに上位だし……当事者だからね」
これは意地悪じゃないよ、とイワンが真面目に言うので、ミズリィは笑ってしまった。
「ええ、わかっていますわ」
「よかったよ、どこかの考えすぎは僕が意地悪だと勘違いしそうで困ったものだから」
「そんな勘違いはしませんよ!もう!」
スミレはぱんっと手帳を軽く叩いた。
「私こそ意地悪みたいに言わないでください。ほんとにもう」
「悪かったって。話を戻すと、やっぱりこれ以上ないチャンスだと思うんだ、聖山は教会の管轄だから、普通なら入れないしね」
「そうですね。チャンスではあると思います」
「イワンが悩んでいたのは、どうやったらミズリィが調査に参加できるか……ということですのね」
アリッテルが言いながらいちごをぱくりと口に入れた。
「そう、多少無理をしてでも調査に潜り込めたらって……ミズリィ、君はどうしたい」
イワンが、まっすぐにミズリィを見た。
「君がどうしても嫌なら仕方がないと思うんだ。けど、ちょっとでも気になるなら、」
「わたくし、見に行きたいですわ聖山へ」
封印はとつぜん解けた。理由は分からなかった。
もし、何か予兆や手がかりがあるのなら。それを今見ることができるなら――
「もしかしたら、今分かれば、封印が解けなくなるかもしれないと、イワンはおっしゃるのよね」
「うん、その通りだミズリィ。何か対策が取れるかもしれないしね」
イワンは満足そうに頷いた。
なんとなく、最近は彼らの言っていることがちょっとずつわかってきた。
「大精霊の仕業で被害があったと言うし、封印が解けないことにこしたことはない。そうでなくても被害は最小限になる方がいいだろう?それに、うまく行けば君のせいにされない」
そう、ミズリィのせいにされ、処刑されるきっかけなのだから。
イワンは手を軽く打ち合わせた。
「なら、決まりだな。ただ――僕には伝手もないしコネもない。あといつその調査が始まるのか、今準備はどの程度なのか……」
イワンがフォークを持って、皿の上にチョコレートケーキを載せた。
「そうですね、あまりこういう偉い方の話ってなかなか聞かないですもんね……」
スミレが頷きながらカップを手に取っている。
ミズリィはタルトのオレンジクリームのなめらかさと酸味に目を細めながら、考えた。
……イワンは調査されることは知ってたけれど、それがいつかはわからない。調査にミズリィを参加させたいけれど、その方法がない……
ともかく、ミズリィが調査についていけるようにしたい、と。
口の中のものを飲み込んで、ミズリィは言った。
「殿下にお聞きすれば分かるかしら?」
「殿下に?……たぶん、分かるけど、その、ミズリィ」
「無理はしていないか?」
「ミズリィ……」
びっくりしたようなイワンや、他のみんなの目をひとつずつ見返して、ミズリィは微笑む。
「最近、殿下とはよく話せているような……気がしますの。大丈夫ですわ、きっと」
2年前にテリッツ皇太子との行き違いや思いの違いを聞いてから、少しずつだけれど、自然に会えるようになった。
今ではあまり『前』のことは思い出さなくなっている。
「君が言うなら……」
「イワン様、でも」
スミレが不安そうにイワンとミズリィを交互に見た。
「けれど、わたくし何を言っていいのか分かりませんの。殿下にお聞きしたいこと、聞いてはいけないことはみんなに教えてほしいのだけれど」
「まあ。いいわよ、ねえスミレ?」
オデットがふんわりと笑って、スミレに顔を向ける。
スミレは戸惑っていたようだけれど、オデットに小さく苦笑した。
「……はい。お手伝いします」
イワンが、満面の笑みだった。
「よし、じゃあ、聞きたいことだね。まずは……」
皇宮のお茶会は、前よりは回数が少なくなったものの、定期的に行われている。
ミズリィがこの時間に戻ってきた直後には、どうしても怖くて不安で楽しむことなんてできなかったけれど、今ではずいぶんと慣れた。
テリッツを必要以上に気にしなくなって……もしかしたら、『前』よりも緊張しなくなったかもしれない。
けれど、今日は久しぶりの緊張を覚えながら、ミズリィはお茶会に挑んだ。
「殿下。今日はお願いがあって……」
「お願い……ですか?」
テリッツは微笑んで向かいの席のミズリィを眺めた。
今日は夏らしい日差しで、風も吹いているため、窓が大きなお部屋でのお茶になった。テーブルは少し広くて、水菓子を中心にきれいな彩りで並んでいる。
「その、人払いをお願いしたいのですが……」
あまり人に聞かれたくないとイワンが言っていたので、テリッツに言ってみると、あっさりと彼はメイドと護衛を下がらせた。
「今日はなんとなく君がそわそわしていると思っていたんです」
「お分かりになっていたのね」
さすがテリッツだ、よく見ている。
「その……お聞きしたいことがありますの」
「ええ」
「……聖山への調査を、教会が行うということを聞いたのですが、その、学院が一緒にしてほしいという、協力のことも……」
「イワンは本当に耳が早いね」
くす、と笑ったテリッツには、誰が聞いてきたのかお見通しだったらしい。
「そうです、教会が聖山の調査を近々行う予定で、学院に協力の要請がありました。なんでも、念入りに調査したいので、別の視点もほしいと」
「……そうですのね」
ひとつ、聞きたいことが聞けた。順調だ。
「……では、皇宮魔術師団ではない理由は……」
「そこまでは、私も失念していた。国としてはどちらでもかまわない……という答えになりそうですね、特別学院でなければならない理由も、教会にあるとは思えません。ただ、ひとつ理由があるとすれば……学院のほうが直接頼みやすいということですね。皇宮魔術師ですと、どうしても皇宮の許可がいりますが、学院は学院長が判断するだけです。そして同行するのは学術的視点を持った研究専門の魔術師になるでしょう」
「ええと……学院は許可が出やすい、ということですのね」
「そうです」
一生懸命、頭に入れた。指折り数えて、聞きたいことを思い出す。
「……では、この調査はあまり国には関係のないことですの?」
「ああ。私が知っている限りでは、皇宮も特に注目しているわけではないし、問題はありませんね」
「……そうです、か。では、もしわたくしが調査に参加したければ、どうすればよいのかしら?」
もし、国が大きく関わっているのなら、テリッツに頼めないか、というのがみんなの意見だった。
けれど、そうではないのなら、何か次の方法を考えなければいけない。
その方法について、テリッツにすこし話を聞けないか――ということだ。
テリッツは目を見開いた。
「……なぜ、調査に参加したいのですか?」
「教会のことについて興味がありますの」
やはり、理由を聞かれた。イワンたちが言った通りだ。
「その……わたくしの友人であるハリセール嬢のことが、前にありましたでしょう?そういえば教会と神殿の違いというのは、わたくしは全然知らないということに気づいたのですわ。勉強はそれなりにしたのですが……ハリセール嬢から、召喚は神殿が得意だと聞いたので、教会は、と……」
「ああ、なるほど」
しどろもどろに答えたミズリィに、あっさりとテリッツは納得したようだった。
(よかった……疑われなかったわ)
一生懸命、オデットの顔を思い浮かべながら言ったらうまくいったようだ。
テリッツは顎に指先を当てて、
「……普通なら、教師と研究室の生徒で参加することになるでしょう。今はまだ具体的に決まっていないようなので、学院長にお話すれば聞いてくれるかもしれません」
「学院長に……ですのね」
「人員は絶対に誰それと決まっているわけではないでしょうし。……私からも、学院長に話しておきます」
「え、えっと、それは悪いことではございませんの?」
皇子が直接頼むなんて、彼にも、他の人にもいろいろと迷惑にならないだろうか。
「ちょっと話すだけです。悪くはない」
ふとテリッツは笑った。
「それに、君は魔法についてなら成績上位、品行方正の令嬢だ。調査に加わっても問題ないはずだ」
「そ、そうですの?」
「ええ、君は魔法がよく『見える』らしいから、むしろ喜ばれるかもしれません」
「見えるといえば……見えますけれども」
他人の式や魔力でも、ミズリィの固有魔法『式化』のおかげでだいたい見える。なかなか見えるという魔術師もいないらしいと聞いた。
「心配はしなくていいはずだ。お願いというのは、この調査のことですか?」
「はい。他に頼る方がいなくて……」
「私を頼りにしてくださって、うれしいです」
穏やかに笑うテリッツに、なんとなくミズリィはくすぐったくなる。
(よかったわ……ちゃんと、みんなに報告しないと……)
それが一番大変で、重要だ。
もう一度指折り数えて、聞いたことをしっかり覚えた。
「それは……聖山行くということですわよね……?」
『前』のときは、封印が解けたときに登った、それだけだった。
その前に、聖山に近づく……
ミズリィはモヤモヤとした胸をそっと押さえた。
「ミズリィ様、不安ですか?」
スミレは目ざとくこちらの様子に気づいて、心配そうに見てきた。それに笑って、
「……すこし、ですわ」
「念のために聞くけど、『前』は事件以外に聖山近づいたことはあったのかい。こういう調査とか、ミズリィ以外がしたのでもいい」
「たぶん……ないですわ」
「なら、今は何が違ったんだろうな……」
そう、理由もなく前と変わることはない。それはこの2年間で何度も経験した。
「あの、ついて行けないかというのは封印の状態を見るためですよね?」
スミレの確認に、イワンは頷いた。
「そうだ。ミズリィが直接見れれば一番いいと思ったんだ。魔術師の中でもすでに上位だし……当事者だからね」
これは意地悪じゃないよ、とイワンが真面目に言うので、ミズリィは笑ってしまった。
「ええ、わかっていますわ」
「よかったよ、どこかの考えすぎは僕が意地悪だと勘違いしそうで困ったものだから」
「そんな勘違いはしませんよ!もう!」
スミレはぱんっと手帳を軽く叩いた。
「私こそ意地悪みたいに言わないでください。ほんとにもう」
「悪かったって。話を戻すと、やっぱりこれ以上ないチャンスだと思うんだ、聖山は教会の管轄だから、普通なら入れないしね」
「そうですね。チャンスではあると思います」
「イワンが悩んでいたのは、どうやったらミズリィが調査に参加できるか……ということですのね」
アリッテルが言いながらいちごをぱくりと口に入れた。
「そう、多少無理をしてでも調査に潜り込めたらって……ミズリィ、君はどうしたい」
イワンが、まっすぐにミズリィを見た。
「君がどうしても嫌なら仕方がないと思うんだ。けど、ちょっとでも気になるなら、」
「わたくし、見に行きたいですわ聖山へ」
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そう、ミズリィのせいにされ、処刑されるきっかけなのだから。
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「なら、決まりだな。ただ――僕には伝手もないしコネもない。あといつその調査が始まるのか、今準備はどの程度なのか……」
イワンがフォークを持って、皿の上にチョコレートケーキを載せた。
「そうですね、あまりこういう偉い方の話ってなかなか聞かないですもんね……」
スミレが頷きながらカップを手に取っている。
ミズリィはタルトのオレンジクリームのなめらかさと酸味に目を細めながら、考えた。
……イワンは調査されることは知ってたけれど、それがいつかはわからない。調査にミズリィを参加させたいけれど、その方法がない……
ともかく、ミズリィが調査についていけるようにしたい、と。
口の中のものを飲み込んで、ミズリィは言った。
「殿下にお聞きすれば分かるかしら?」
「殿下に?……たぶん、分かるけど、その、ミズリィ」
「無理はしていないか?」
「ミズリィ……」
びっくりしたようなイワンや、他のみんなの目をひとつずつ見返して、ミズリィは微笑む。
「最近、殿下とはよく話せているような……気がしますの。大丈夫ですわ、きっと」
2年前にテリッツ皇太子との行き違いや思いの違いを聞いてから、少しずつだけれど、自然に会えるようになった。
今ではあまり『前』のことは思い出さなくなっている。
「君が言うなら……」
「イワン様、でも」
スミレが不安そうにイワンとミズリィを交互に見た。
「けれど、わたくし何を言っていいのか分かりませんの。殿下にお聞きしたいこと、聞いてはいけないことはみんなに教えてほしいのだけれど」
「まあ。いいわよ、ねえスミレ?」
オデットがふんわりと笑って、スミレに顔を向ける。
スミレは戸惑っていたようだけれど、オデットに小さく苦笑した。
「……はい。お手伝いします」
イワンが、満面の笑みだった。
「よし、じゃあ、聞きたいことだね。まずは……」
皇宮のお茶会は、前よりは回数が少なくなったものの、定期的に行われている。
ミズリィがこの時間に戻ってきた直後には、どうしても怖くて不安で楽しむことなんてできなかったけれど、今ではずいぶんと慣れた。
テリッツを必要以上に気にしなくなって……もしかしたら、『前』よりも緊張しなくなったかもしれない。
けれど、今日は久しぶりの緊張を覚えながら、ミズリィはお茶会に挑んだ。
「殿下。今日はお願いがあって……」
「お願い……ですか?」
テリッツは微笑んで向かいの席のミズリィを眺めた。
今日は夏らしい日差しで、風も吹いているため、窓が大きなお部屋でのお茶になった。テーブルは少し広くて、水菓子を中心にきれいな彩りで並んでいる。
「その、人払いをお願いしたいのですが……」
あまり人に聞かれたくないとイワンが言っていたので、テリッツに言ってみると、あっさりと彼はメイドと護衛を下がらせた。
「今日はなんとなく君がそわそわしていると思っていたんです」
「お分かりになっていたのね」
さすがテリッツだ、よく見ている。
「その……お聞きしたいことがありますの」
「ええ」
「……聖山への調査を、教会が行うということを聞いたのですが、その、学院が一緒にしてほしいという、協力のことも……」
「イワンは本当に耳が早いね」
くす、と笑ったテリッツには、誰が聞いてきたのかお見通しだったらしい。
「そうです、教会が聖山の調査を近々行う予定で、学院に協力の要請がありました。なんでも、念入りに調査したいので、別の視点もほしいと」
「……そうですのね」
ひとつ、聞きたいことが聞けた。順調だ。
「……では、皇宮魔術師団ではない理由は……」
「そこまでは、私も失念していた。国としてはどちらでもかまわない……という答えになりそうですね、特別学院でなければならない理由も、教会にあるとは思えません。ただ、ひとつ理由があるとすれば……学院のほうが直接頼みやすいということですね。皇宮魔術師ですと、どうしても皇宮の許可がいりますが、学院は学院長が判断するだけです。そして同行するのは学術的視点を持った研究専門の魔術師になるでしょう」
「ええと……学院は許可が出やすい、ということですのね」
「そうです」
一生懸命、頭に入れた。指折り数えて、聞きたいことを思い出す。
「……では、この調査はあまり国には関係のないことですの?」
「ああ。私が知っている限りでは、皇宮も特に注目しているわけではないし、問題はありませんね」
「……そうです、か。では、もしわたくしが調査に参加したければ、どうすればよいのかしら?」
もし、国が大きく関わっているのなら、テリッツに頼めないか、というのがみんなの意見だった。
けれど、そうではないのなら、何か次の方法を考えなければいけない。
その方法について、テリッツにすこし話を聞けないか――ということだ。
テリッツは目を見開いた。
「……なぜ、調査に参加したいのですか?」
「教会のことについて興味がありますの」
やはり、理由を聞かれた。イワンたちが言った通りだ。
「その……わたくしの友人であるハリセール嬢のことが、前にありましたでしょう?そういえば教会と神殿の違いというのは、わたくしは全然知らないということに気づいたのですわ。勉強はそれなりにしたのですが……ハリセール嬢から、召喚は神殿が得意だと聞いたので、教会は、と……」
「ああ、なるほど」
しどろもどろに答えたミズリィに、あっさりとテリッツは納得したようだった。
(よかった……疑われなかったわ)
一生懸命、オデットの顔を思い浮かべながら言ったらうまくいったようだ。
テリッツは顎に指先を当てて、
「……普通なら、教師と研究室の生徒で参加することになるでしょう。今はまだ具体的に決まっていないようなので、学院長にお話すれば聞いてくれるかもしれません」
「学院長に……ですのね」
「人員は絶対に誰それと決まっているわけではないでしょうし。……私からも、学院長に話しておきます」
「え、えっと、それは悪いことではございませんの?」
皇子が直接頼むなんて、彼にも、他の人にもいろいろと迷惑にならないだろうか。
「ちょっと話すだけです。悪くはない」
ふとテリッツは笑った。
「それに、君は魔法についてなら成績上位、品行方正の令嬢だ。調査に加わっても問題ないはずだ」
「そ、そうですの?」
「ええ、君は魔法がよく『見える』らしいから、むしろ喜ばれるかもしれません」
「見えるといえば……見えますけれども」
他人の式や魔力でも、ミズリィの固有魔法『式化』のおかげでだいたい見える。なかなか見えるという魔術師もいないらしいと聞いた。
「心配はしなくていいはずだ。お願いというのは、この調査のことですか?」
「はい。他に頼る方がいなくて……」
「私を頼りにしてくださって、うれしいです」
穏やかに笑うテリッツに、なんとなくミズリィはくすぐったくなる。
(よかったわ……ちゃんと、みんなに報告しないと……)
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