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第2章 異世界開拓
第63話 意外な子供達と危険なお姉様
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意外と子供達は、魔法との親和性が良く。少し教えると使い始める。
アザエルとかは、「くっくっく」とか「ひれ伏せ」とか言いながら、笑い。魔法を放っている。
アバドンは、身体強化と拳や足に魔法を纏い、殴った内側から魔法を発動しているようだ。
攻撃して、少し離れたとこで、後から爆散している。
アミーは何か光の玉に、命令をしているようだ。
集中してみると、小さな羽が生えた人? あれは妖精か? 初めて見た。
聞くと昔からの友達で、俺たちが見えることに驚いてくれた。
元々無くした物を探してくれたり、食べ物が生えているところを、教えてくれたようだが、ダンジョン内だと。7階の宝物などにも反応していたようだ。
使えるかもしれない。
女の子の方だと、エネプシゴスなどは、空間魔法が得意なようだ。
なぜか少し、魔力を濃縮するのが甘いのか、彼女の魔法は黒い物がまとわりついている。土魔法も得意なようだな。
オノケリスはうんまあ、威力のある魔法は使えないが、意外と器用に何でも使える。だが、今回攻略班を分けた原因だが。なんというか、真一を追いかけ回している。
それも、結構直接的に誘って、撃沈をしている。
どう見ても小さい子が、お父さん大好きで、じゃれている感じなんだよな。
リリスは、空間魔法の一種だが、シールドで囲み。中で魔法を発動しているようだが、よく分からない。
まあ魔力の流れからすると、空間魔法でちぎっている感じかな。
黒い玉の状態で、何をしているのか。ぱっと見分からない。
本人は、なんとなくできたと言っていた。
「私は夜を纏う女」とか言っていた。
ウァプラと言う女の子は、亡くなった親から勉強を教えこまれていたようで、博識。手工芸や、ちょっとした科学にも理解を示す。
周りに酸素という物があり、それが火魔法に対して影響を与えると教えれば、あっという間に理解して使いこなしていた。
13人で、なんとなく聞いた事のある名前が多いのは、偶然か気のせいか。
まあそんなことを考えているうちに、攻略は進んでいく。
こいつら、種も飲んでいないのに。かなり、成長が早い。
掘り出し物だったのかもしれない。
それで、中団のお姉様方は、なんだろう?
セクシーアピールなのか、棍棒を振り回しては「こんな立派なのぉ。私無理ー」とか、今一緊張感がない。
すぐに人の腕を取り、抱きついてくるから美咲の機嫌が悪い。
言い訳を聞くと、旦那が死んで数ヶ月。
「体がね。疼くの」
だそうだ。
そんなお方が、37人。
いや、男の子や、連れている子供がいるから、実数は少ないが、危険であることには違いがない。
ダンジョンだからな。トイレに離れると、こそっと付いてくる奴がいて、幾度か転移して、落ち着くところを探さないといけない。
真一は大丈夫かね。
その頃。真一は、転移をマスターした。
「人がトイレだというのに、どうして皆付いてくるんだよ。それもどんどん露骨になってきているし、身体強化まで使ってやがる」
それから逃れるため、必死で想像し、何とか転移をマスターしたよ。
どうしても、座標というか、立体的に空間を把握するのが不得意だったけれど、人間必死になれば何とかなるものだ。
攻略は、まあ順調。
倒すのに少し時間はかかるが、体力は付いてきているし、モンスターも弱いから結構なところまで進めそうだな。
その時。お姉さん達の心の内。
この程度じゃ駄目。もっと強化しなければ。
窪田さんに、逃げられてしまう。
せめて2~3人程度で押さえ込めないと、さすがに分け前が減るし。
あたしに、もっと力をぉ。
「うらぁ」
目の前に出てきたホブ君は、一瞬で意識を飛ばれる。
いつしか、お姉さん軍団は目が血走り、狂気の様相を見せていく。
集団が、笑みを浮かべ迫ってくる。
通り過ぎた後には、何も残らない。
モンスター達も、出会った瞬間。自身の死を理解する。
彼女たちは、その後。
プローペの町で、恐れられる。『殲滅の乙女』と呼ばれる集団へとなっていく。
まあ。必然的に、バックに領主が付いているし。
そんな感じで、銘銘が雄叫びを上げ、猛進する。
少しでも、モンスターを狩れ。一匹でも人より多く。
頂点に立ち、窪田さんをこの手に。そしてあんな事やこんな事を。
「ぐへへへ。モンスターは何処だぁ」
まあ。どっちがモンスターか、分からない状態。
階が進むにつれ、真一の背中には、冷たい物が流れる。
そして、再び。広大側。
「ねえ。今天啓のように『地獄の業火』って名前が浮かんだ。試して良い?」
「それって。スルトが使っていた奴かな?」
「誰それ?」
「うーん。わからないけど。びびっときた」
リリスやグレモリーが、訳の分からないことを言っているが、リリスが放った炎は、闇の力でも纏ったように、黒く燃え上がる。
その炎は、触れた物を燃え上がらせ、燃え尽きるまで消えない。
「ふふっ。私は闇を纏う女。やけどしたくなければ。離れていなさい」
そんなことを言いながら、斜(はす)に構え。自分を抱きしめるような感じで、左手で顔を隠す。指は広げられているから見えるだろうが。ビシッと音がしそうな勢いで、ポーズを決めた、小学生くらいの女の子。
「なんだか、ませているわね」
子供達の言動に、少し美咲が不安そうだ。
アザエルとかは、「くっくっく」とか「ひれ伏せ」とか言いながら、笑い。魔法を放っている。
アバドンは、身体強化と拳や足に魔法を纏い、殴った内側から魔法を発動しているようだ。
攻撃して、少し離れたとこで、後から爆散している。
アミーは何か光の玉に、命令をしているようだ。
集中してみると、小さな羽が生えた人? あれは妖精か? 初めて見た。
聞くと昔からの友達で、俺たちが見えることに驚いてくれた。
元々無くした物を探してくれたり、食べ物が生えているところを、教えてくれたようだが、ダンジョン内だと。7階の宝物などにも反応していたようだ。
使えるかもしれない。
女の子の方だと、エネプシゴスなどは、空間魔法が得意なようだ。
なぜか少し、魔力を濃縮するのが甘いのか、彼女の魔法は黒い物がまとわりついている。土魔法も得意なようだな。
オノケリスはうんまあ、威力のある魔法は使えないが、意外と器用に何でも使える。だが、今回攻略班を分けた原因だが。なんというか、真一を追いかけ回している。
それも、結構直接的に誘って、撃沈をしている。
どう見ても小さい子が、お父さん大好きで、じゃれている感じなんだよな。
リリスは、空間魔法の一種だが、シールドで囲み。中で魔法を発動しているようだが、よく分からない。
まあ魔力の流れからすると、空間魔法でちぎっている感じかな。
黒い玉の状態で、何をしているのか。ぱっと見分からない。
本人は、なんとなくできたと言っていた。
「私は夜を纏う女」とか言っていた。
ウァプラと言う女の子は、亡くなった親から勉強を教えこまれていたようで、博識。手工芸や、ちょっとした科学にも理解を示す。
周りに酸素という物があり、それが火魔法に対して影響を与えると教えれば、あっという間に理解して使いこなしていた。
13人で、なんとなく聞いた事のある名前が多いのは、偶然か気のせいか。
まあそんなことを考えているうちに、攻略は進んでいく。
こいつら、種も飲んでいないのに。かなり、成長が早い。
掘り出し物だったのかもしれない。
それで、中団のお姉様方は、なんだろう?
セクシーアピールなのか、棍棒を振り回しては「こんな立派なのぉ。私無理ー」とか、今一緊張感がない。
すぐに人の腕を取り、抱きついてくるから美咲の機嫌が悪い。
言い訳を聞くと、旦那が死んで数ヶ月。
「体がね。疼くの」
だそうだ。
そんなお方が、37人。
いや、男の子や、連れている子供がいるから、実数は少ないが、危険であることには違いがない。
ダンジョンだからな。トイレに離れると、こそっと付いてくる奴がいて、幾度か転移して、落ち着くところを探さないといけない。
真一は大丈夫かね。
その頃。真一は、転移をマスターした。
「人がトイレだというのに、どうして皆付いてくるんだよ。それもどんどん露骨になってきているし、身体強化まで使ってやがる」
それから逃れるため、必死で想像し、何とか転移をマスターしたよ。
どうしても、座標というか、立体的に空間を把握するのが不得意だったけれど、人間必死になれば何とかなるものだ。
攻略は、まあ順調。
倒すのに少し時間はかかるが、体力は付いてきているし、モンスターも弱いから結構なところまで進めそうだな。
その時。お姉さん達の心の内。
この程度じゃ駄目。もっと強化しなければ。
窪田さんに、逃げられてしまう。
せめて2~3人程度で押さえ込めないと、さすがに分け前が減るし。
あたしに、もっと力をぉ。
「うらぁ」
目の前に出てきたホブ君は、一瞬で意識を飛ばれる。
いつしか、お姉さん軍団は目が血走り、狂気の様相を見せていく。
集団が、笑みを浮かべ迫ってくる。
通り過ぎた後には、何も残らない。
モンスター達も、出会った瞬間。自身の死を理解する。
彼女たちは、その後。
プローペの町で、恐れられる。『殲滅の乙女』と呼ばれる集団へとなっていく。
まあ。必然的に、バックに領主が付いているし。
そんな感じで、銘銘が雄叫びを上げ、猛進する。
少しでも、モンスターを狩れ。一匹でも人より多く。
頂点に立ち、窪田さんをこの手に。そしてあんな事やこんな事を。
「ぐへへへ。モンスターは何処だぁ」
まあ。どっちがモンスターか、分からない状態。
階が進むにつれ、真一の背中には、冷たい物が流れる。
そして、再び。広大側。
「ねえ。今天啓のように『地獄の業火』って名前が浮かんだ。試して良い?」
「それって。スルトが使っていた奴かな?」
「誰それ?」
「うーん。わからないけど。びびっときた」
リリスやグレモリーが、訳の分からないことを言っているが、リリスが放った炎は、闇の力でも纏ったように、黒く燃え上がる。
その炎は、触れた物を燃え上がらせ、燃え尽きるまで消えない。
「ふふっ。私は闇を纏う女。やけどしたくなければ。離れていなさい」
そんなことを言いながら、斜(はす)に構え。自分を抱きしめるような感じで、左手で顔を隠す。指は広げられているから見えるだろうが。ビシッと音がしそうな勢いで、ポーズを決めた、小学生くらいの女の子。
「なんだか、ませているわね」
子供達の言動に、少し美咲が不安そうだ。
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