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第9話 新道、復活
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「それでさ、うちのおかんが言うんだよ。使えそうだから客を取れとかってさぁ。若い内の方が、高く売れるからってひどくない? そんときわたし中二だよ」
彼女の胸の先、そして下半身の敏感な突起にもピアスが揺れていた。
「売ったのか?」
「売ってないよ、そんとき彼氏もいたし」
「中学生だろ、すごいな。その頃俺は友達とラジコンにはまっていたなあ」
「ラジコン? コースを走らせる奴?」
彼女がこんな奴と広げた手の幅は一〇センチ程度。
きっとミニな四駆だろう。
「それじゃない。プロポで直接コントロールをするんだ。金がないから電動だったけどな」
「へーよくわかんないけど、乗り物は乗ってなんぼだよ。私一五の頃からバイク乗ってたよ」
「なんかそんな歌あったな、ガラス割るっていう奴」
そう言うと、彼女は顔を上げ、意味深ににへっと笑う。
「まさかやったのか?」
「やった、それで彼氏が捕まって別れた」
「とんでもない奴」
「学校の床って、ビニール貼ってんじゃん、タイヤが滑るんだよねぇ。おもしろかったけど」
悪ぶれた感じもなく、にししと笑うと、再び作業に戻る。
だが何かを思い出して、鞄をごそごそ。
「ラジコン」
そう言って出してきたのは、たしかにラジコン?
リモートでうごくおもちゃだ。
一〇センチくらいで、細いくびれが球を繋ぐような奴。
「これも使おう。しんちゃんが、元気になるまでもう少し掛かりそうだし」
そう言って彼女は、自分でセット。
リモコンをくれた。
ポチポチすると、彼女の腰が揺れる。
ふだん、自分でするときにはギンギンな奴が、彼女が服を脱ぎ出すと全く反応をしなくなった。
「ストレスかなあ?」
そうぼやくと、「なになに、言ってみ」そんな感じでねだられたので、高校の時にあったことを言った。
「そんだけで? しんちゃん、見た目によらずデリケートなんだぁ。そんなもん、気にしなきゃ良いじゃん。私なんかじっと見られると濡れちゃうよ、これのせいもあるけど」
陰部ピアスは、普段でも刺激を与えてくれるらしい。
彼女は街中で、下着を着けずにふらつくらしい。
リングピアスの先に、さらに二個三個リングをぶら下げて歩くことが結構好きなのだとか。危ないからミニではなく膝丈のスカートで……
ズボンだと、お漏らししたようになるから駄目なんだと……
三点をチェーンで繋ぐと、一気に三箇所刺激が来るから便利とか色々説明を聞く。
話を聞いているうちに、心理的なものが変わったのか、ものが元気になった。
彼女は、自分で広げてみせる。
「こっちだから、間違えちゃ駄目よ。後ろを使うなら準備が居るから」
そういって、何が嬉しいのかにししと笑う。
彼女に導かれて、おれは初めて使った。
「おおっ、やっぱり太さも良い感じ、そのままいってみよう。ゆっくり動くと嬉しいな。たまにというか、男子って皆、やめろといっても自分勝手にガンガンの腰振るんだよね。お猿さんみたいに。そんで自分だけ終わるとばいばいって。ふざけてるでしょう。あーそうそうそんな感じ。私のお腹、内側をなで上げるように。それが好き。たまに奥まできて…… ああっそう……」
彼女は、事細かにどうすればいいのかを教えてくれる。
判ったのが、よく見る動画のように、ガンガンに突くのは駄目なようだ。
むしろ差しこんだ状態で、体中なでるような刺激を加える。
「するとぉ…… いけるのさ。んんっ、今いったばかりで、敏感だからゆっくり」
彼女は金のために、倶楽部で働いているとか。
なんとなく詳細は聞かない方が良さそうだが、そのおかげできっちり検査を受けて低用量ピルを飲んでいるらしい。
「それでさあ、あまり詳細は言えないけれど、倶楽部の奥にはもっとすごい所があるの。そこの主みたいな子は深海っていう人だけど、三人同時が通常運転でそれはもうすごいの」
「ふーん。俺と同じ年ぐらいで主なのか、すごいな」
「そうそう、でもまあ、三〇前で引退だけどね」
「金があったら抜けられるのか?」
なんとなく聞いた。
「あーまあ、エッチが好きだから抜ける気が無いけど、そこのこと言っちゃ駄目とか色々あるから、普通じゃやめられないよ。こじれたら、この世から居なくなるのがおちよ」
「―― そうか」
彼女が言った、深海という名前に心の奥がざらっとしたが、気のせいだと思うことにした。
結局彼女は、話をしながら朝まで俺のケアをしてくれた。
おかげで眠いし、腰が完全に終わっていた。
「今日はなんだか、注意力が散漫だね。もう一回」
「はい」
今日はS字やクランクで脱輪。
車庫入れで、吊ってある棒をキンコンカンコンと鳴らした。
あそこでふらついている車は、彼女かもしれない。
そう思ったら、座学で爆睡をして叱られたらしい。
結局彼女は、免許合宿が終わるまで、俺のケアをしてくれた。
ただ時折見え隠れする、商売っ気が、彼女に恋心を抱かずに居られた。
無論、現在彼氏もいるらしく、その事を曝露し牽制をしてきた。
連絡先も、交わしていない。
だけど、合宿が終わるとき。
彼女は少し悲しそうな顔をしながら、初めてキスをしてくれ、ハグでお別れ。
「ありがとう」
そう言う彼女に、俺も「ありがとう」と返す。
奈木は新道のトラウマに、共感できた部分があった。
そして励ましながら傷をなめ合う内に、実は好きになっていた。
だから、牽制して、やばくなったらビジネスライクに接して割り切った。
だけど、女の心。
気を抜けば心があふれる。
連絡先も交換をせず離れる。
もっと早く彼に会っていたら、もっと違う自分があったかもしれない。
回りに居る屑と違う。
だけど、最後に……
最後だけ、好きな人として接した。
実は、帰りの電車で彼女は泣いてしまった。
本当の初恋かも知れない人と別れて……
彼女の胸の先、そして下半身の敏感な突起にもピアスが揺れていた。
「売ったのか?」
「売ってないよ、そんとき彼氏もいたし」
「中学生だろ、すごいな。その頃俺は友達とラジコンにはまっていたなあ」
「ラジコン? コースを走らせる奴?」
彼女がこんな奴と広げた手の幅は一〇センチ程度。
きっとミニな四駆だろう。
「それじゃない。プロポで直接コントロールをするんだ。金がないから電動だったけどな」
「へーよくわかんないけど、乗り物は乗ってなんぼだよ。私一五の頃からバイク乗ってたよ」
「なんかそんな歌あったな、ガラス割るっていう奴」
そう言うと、彼女は顔を上げ、意味深ににへっと笑う。
「まさかやったのか?」
「やった、それで彼氏が捕まって別れた」
「とんでもない奴」
「学校の床って、ビニール貼ってんじゃん、タイヤが滑るんだよねぇ。おもしろかったけど」
悪ぶれた感じもなく、にししと笑うと、再び作業に戻る。
だが何かを思い出して、鞄をごそごそ。
「ラジコン」
そう言って出してきたのは、たしかにラジコン?
リモートでうごくおもちゃだ。
一〇センチくらいで、細いくびれが球を繋ぐような奴。
「これも使おう。しんちゃんが、元気になるまでもう少し掛かりそうだし」
そう言って彼女は、自分でセット。
リモコンをくれた。
ポチポチすると、彼女の腰が揺れる。
ふだん、自分でするときにはギンギンな奴が、彼女が服を脱ぎ出すと全く反応をしなくなった。
「ストレスかなあ?」
そうぼやくと、「なになに、言ってみ」そんな感じでねだられたので、高校の時にあったことを言った。
「そんだけで? しんちゃん、見た目によらずデリケートなんだぁ。そんなもん、気にしなきゃ良いじゃん。私なんかじっと見られると濡れちゃうよ、これのせいもあるけど」
陰部ピアスは、普段でも刺激を与えてくれるらしい。
彼女は街中で、下着を着けずにふらつくらしい。
リングピアスの先に、さらに二個三個リングをぶら下げて歩くことが結構好きなのだとか。危ないからミニではなく膝丈のスカートで……
ズボンだと、お漏らししたようになるから駄目なんだと……
三点をチェーンで繋ぐと、一気に三箇所刺激が来るから便利とか色々説明を聞く。
話を聞いているうちに、心理的なものが変わったのか、ものが元気になった。
彼女は、自分で広げてみせる。
「こっちだから、間違えちゃ駄目よ。後ろを使うなら準備が居るから」
そういって、何が嬉しいのかにししと笑う。
彼女に導かれて、おれは初めて使った。
「おおっ、やっぱり太さも良い感じ、そのままいってみよう。ゆっくり動くと嬉しいな。たまにというか、男子って皆、やめろといっても自分勝手にガンガンの腰振るんだよね。お猿さんみたいに。そんで自分だけ終わるとばいばいって。ふざけてるでしょう。あーそうそうそんな感じ。私のお腹、内側をなで上げるように。それが好き。たまに奥まできて…… ああっそう……」
彼女は、事細かにどうすればいいのかを教えてくれる。
判ったのが、よく見る動画のように、ガンガンに突くのは駄目なようだ。
むしろ差しこんだ状態で、体中なでるような刺激を加える。
「するとぉ…… いけるのさ。んんっ、今いったばかりで、敏感だからゆっくり」
彼女は金のために、倶楽部で働いているとか。
なんとなく詳細は聞かない方が良さそうだが、そのおかげできっちり検査を受けて低用量ピルを飲んでいるらしい。
「それでさあ、あまり詳細は言えないけれど、倶楽部の奥にはもっとすごい所があるの。そこの主みたいな子は深海っていう人だけど、三人同時が通常運転でそれはもうすごいの」
「ふーん。俺と同じ年ぐらいで主なのか、すごいな」
「そうそう、でもまあ、三〇前で引退だけどね」
「金があったら抜けられるのか?」
なんとなく聞いた。
「あーまあ、エッチが好きだから抜ける気が無いけど、そこのこと言っちゃ駄目とか色々あるから、普通じゃやめられないよ。こじれたら、この世から居なくなるのがおちよ」
「―― そうか」
彼女が言った、深海という名前に心の奥がざらっとしたが、気のせいだと思うことにした。
結局彼女は、話をしながら朝まで俺のケアをしてくれた。
おかげで眠いし、腰が完全に終わっていた。
「今日はなんだか、注意力が散漫だね。もう一回」
「はい」
今日はS字やクランクで脱輪。
車庫入れで、吊ってある棒をキンコンカンコンと鳴らした。
あそこでふらついている車は、彼女かもしれない。
そう思ったら、座学で爆睡をして叱られたらしい。
結局彼女は、免許合宿が終わるまで、俺のケアをしてくれた。
ただ時折見え隠れする、商売っ気が、彼女に恋心を抱かずに居られた。
無論、現在彼氏もいるらしく、その事を曝露し牽制をしてきた。
連絡先も、交わしていない。
だけど、合宿が終わるとき。
彼女は少し悲しそうな顔をしながら、初めてキスをしてくれ、ハグでお別れ。
「ありがとう」
そう言う彼女に、俺も「ありがとう」と返す。
奈木は新道のトラウマに、共感できた部分があった。
そして励ましながら傷をなめ合う内に、実は好きになっていた。
だから、牽制して、やばくなったらビジネスライクに接して割り切った。
だけど、女の心。
気を抜けば心があふれる。
連絡先も交換をせず離れる。
もっと早く彼に会っていたら、もっと違う自分があったかもしれない。
回りに居る屑と違う。
だけど、最後に……
最後だけ、好きな人として接した。
実は、帰りの電車で彼女は泣いてしまった。
本当の初恋かも知れない人と別れて……
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