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第1章 へまと復活
第2話 王家の意向とこの世界
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「まあ待て。確かに此方が呼ばねば、この事態にはなってはいまい。だが、神の御業を実行してこうなった以上。大いなる意思があるはず。そうじゃ、神の意思。何か必然があったのじゃろう」
王様らしき人は、そんなことを言い出し、脇の神官らしき人を見る。
当然見られても、オロオロだ。
「そっ、そうでございます。王の仰るとおり、主神であられます。エバソル様のお心次第。きっと、何かがございますのでしょう」
そんなコントが終わり、適当に部屋を割り振られる。
「このエリアを好きに使え」
こんな感じで。
皆で相談して適当に決めろとなったが、何故か俺達は先生と一緒の部屋になった。
4人部屋。
一応、二段ベッドの状態で使えそう。
床は石なので、ものすごく冷たい。
布団は、何かの繊維を編み込んだゴワゴワしたもの。
でだ、食事をくれたが、予想外だったのだろう。
何かイモっぽい物を、潰して焼いたもの。
コップに水も入っていたが、泥混じりなのかな? 匂いがそんな感じだ。
デリケートな俺達では、絶対腹を壊す。
トイレは、壺だったしな。
あれに座り続けるのは避けたい。
「先生。この水やばいぜ」
すると、匂いを嗅ぎ、口に含む。
毒だったらどうするんだよ。
「泥水だな。衛生環境が悪いな」
ええい。数学以外はまるっきり駄目だな。
立ち上がる。
「はい。ちゅーもーく。この水。泉か河か知らないが俺達は飲んだら腹を壊す。飲むなよ。土着の細菌でもいたら熱が出るし、アメーバでもいたら死ぬからな」
言い終わり、どかっと座り先生を睨む。
「おお。そうかそうだな。お前数学は出来ないのに、良くそんな所に気がついたな」
気がついていなかったのか?
すると、兵士が近付いてくる。
何だ、文句でもあるのか?
「おい今の話は本当か?」
「本当だよ」
文句じゃなかった。
「なら、よくある流行病の原因は水じゃないか?」
兵士同士が、ぼそぼそと話し始める。
「聞いて良いですか?」
「なんだ?」
「トイレって、あの壺ですよね」
「トイレ? ああ、排せつ壺か」
「ああ、まあそれでしょう。どうやって捨てています?」
「そんな物、埋めるか川に流すに決まっているだろう」
さも当然のように、答えが返ってくる。
「この水はどこから、汲んできたんでしょうか?」
「川の上流だ」
「その上流には、家はありませんか?」
「当然、ハンターの集落がある」
あー聞きたくない。
「その人達。トイレは、ああいや、排せつはどうしているのでしょう?」
「あん? 川だろ」
「やっぱりそうですよね。ははっ。井戸ってあります?」
「井戸って何だ?」
「あっ。結構です。先生、ペニシリンつくりましょう。漫画で作り方は覚えました。それと、井戸を掘って、衛生環境整えないと、俺ら死にます」
さすが、有名。ドラマにもなったし。衛生環境については教師なら知っているよな。
「何だかなぁ。異世界転移して環境改善か?」
同室になった、樋口 雄一(ひぐち ゆういち)がぼやく。
スポーツなら何でも来い。俺とこいつでツートップ。
身長と体重はほぼ同じだが、こいつが一七五センチメートルで、俺が一七八センチメートルだ。だが、背筋では俺が一六〇キロでこいつは一八〇キロをマークする。
握力は共に六〇キロ台。
一年の時に、体操の先生に捕まり、しばらく体操部にいたら人間離れをした。
「昨今、異世界転移で、若者の人間離れが問題になっているだろう。その帳尻あわせじゃないか。きっと俺達は、知識チートと、努力でこのナーロッパを生き抜けということだろう。きっとな」
「誰が言ったんだ?」
「さあ? なんとなく」
「馬鹿言っていないで、このイモはさすがに食えるだろうが、喉につまるな」
先生がぼやきながら、出来損ないのお好み焼き? を手で掴み、ちぎって口に放り込む。
「最悪の、組み合わせだ。欧米人は唾液の量が多いが、日本人は少ないからな」
「先祖からの生活環境か?」
「そうだ、海藻だって消化できるようになるんだ」
「ああ。聞いたことがあるな」
俺がそう言うと、雄一が答える。こいつ動画配信が好きだから、妙な知識を持っている。
もう一人の、同居人は松井 聡(まつい さとし)数学と歴史が好き。
身長は、一六八くらいだった気がする。
痩せ型、だが意外と気が強い。
言うことは言わないと、人は理解できないと、ニュ○タイプ完全否定派。
おれも、相手が女の子だと、完全同意だ。
『分かってくれていると思ったのに』『何を?』そう言って別れたこともある。
そのくせ逆は、『言ってくれないと分かるわけないじゃん』
そう言われるんだよ。
分からないんだよ、あいつと一緒で。
そんな事を思いながら、桐野美咲をちらっと見る。
「やっぱり、神野君かっこいい」
美咲と同室になった、山本 亜弓(やまもと あゆみ)が熱い視線を向ける。
「それに、アウトドアが好きなんだっけ?」
これは、後藤 千尋(ごとう ちひろ)。
この子は二年になってから遊びだしたけれど、彼女お父さんの影響で釣りをする。
その時私は、裕樹が詳しいと、しゃべってしまった。
「そうそう。課外活動の時も、なんだっけ? ガチンコ漁をするって言って、先生に止められていたよね」
そしてこの子。鈴木 めぐみ(すずき めぐみ)。身長一六五センチで、まああれだけどっ胸がね。何食べたのっていうくらい。
定期的に、裕樹が私に告白をしてくると、なぜか集まってきた。
性格も良いし、楽しいんだけどね。
高校に入って、告白? されたとき。
「おまえ、しばらく見ないうちに育ったな。うむうむ」
胸を凝視しながら。
あの一言にカチンときて、その後言われた、裕樹の告白を断ってしまった。
しかも、彼氏がいるとまで嘘ついて。
ここは、裕樹の独壇場ともいえる世界。どうなるのかしら?
それと、まだ皆。興奮状態だけど、ホームシックは出るでしょうね。
家族は、心配しているだろうなあ。
王様らしき人は、そんなことを言い出し、脇の神官らしき人を見る。
当然見られても、オロオロだ。
「そっ、そうでございます。王の仰るとおり、主神であられます。エバソル様のお心次第。きっと、何かがございますのでしょう」
そんなコントが終わり、適当に部屋を割り振られる。
「このエリアを好きに使え」
こんな感じで。
皆で相談して適当に決めろとなったが、何故か俺達は先生と一緒の部屋になった。
4人部屋。
一応、二段ベッドの状態で使えそう。
床は石なので、ものすごく冷たい。
布団は、何かの繊維を編み込んだゴワゴワしたもの。
でだ、食事をくれたが、予想外だったのだろう。
何かイモっぽい物を、潰して焼いたもの。
コップに水も入っていたが、泥混じりなのかな? 匂いがそんな感じだ。
デリケートな俺達では、絶対腹を壊す。
トイレは、壺だったしな。
あれに座り続けるのは避けたい。
「先生。この水やばいぜ」
すると、匂いを嗅ぎ、口に含む。
毒だったらどうするんだよ。
「泥水だな。衛生環境が悪いな」
ええい。数学以外はまるっきり駄目だな。
立ち上がる。
「はい。ちゅーもーく。この水。泉か河か知らないが俺達は飲んだら腹を壊す。飲むなよ。土着の細菌でもいたら熱が出るし、アメーバでもいたら死ぬからな」
言い終わり、どかっと座り先生を睨む。
「おお。そうかそうだな。お前数学は出来ないのに、良くそんな所に気がついたな」
気がついていなかったのか?
すると、兵士が近付いてくる。
何だ、文句でもあるのか?
「おい今の話は本当か?」
「本当だよ」
文句じゃなかった。
「なら、よくある流行病の原因は水じゃないか?」
兵士同士が、ぼそぼそと話し始める。
「聞いて良いですか?」
「なんだ?」
「トイレって、あの壺ですよね」
「トイレ? ああ、排せつ壺か」
「ああ、まあそれでしょう。どうやって捨てています?」
「そんな物、埋めるか川に流すに決まっているだろう」
さも当然のように、答えが返ってくる。
「この水はどこから、汲んできたんでしょうか?」
「川の上流だ」
「その上流には、家はありませんか?」
「当然、ハンターの集落がある」
あー聞きたくない。
「その人達。トイレは、ああいや、排せつはどうしているのでしょう?」
「あん? 川だろ」
「やっぱりそうですよね。ははっ。井戸ってあります?」
「井戸って何だ?」
「あっ。結構です。先生、ペニシリンつくりましょう。漫画で作り方は覚えました。それと、井戸を掘って、衛生環境整えないと、俺ら死にます」
さすが、有名。ドラマにもなったし。衛生環境については教師なら知っているよな。
「何だかなぁ。異世界転移して環境改善か?」
同室になった、樋口 雄一(ひぐち ゆういち)がぼやく。
スポーツなら何でも来い。俺とこいつでツートップ。
身長と体重はほぼ同じだが、こいつが一七五センチメートルで、俺が一七八センチメートルだ。だが、背筋では俺が一六〇キロでこいつは一八〇キロをマークする。
握力は共に六〇キロ台。
一年の時に、体操の先生に捕まり、しばらく体操部にいたら人間離れをした。
「昨今、異世界転移で、若者の人間離れが問題になっているだろう。その帳尻あわせじゃないか。きっと俺達は、知識チートと、努力でこのナーロッパを生き抜けということだろう。きっとな」
「誰が言ったんだ?」
「さあ? なんとなく」
「馬鹿言っていないで、このイモはさすがに食えるだろうが、喉につまるな」
先生がぼやきながら、出来損ないのお好み焼き? を手で掴み、ちぎって口に放り込む。
「最悪の、組み合わせだ。欧米人は唾液の量が多いが、日本人は少ないからな」
「先祖からの生活環境か?」
「そうだ、海藻だって消化できるようになるんだ」
「ああ。聞いたことがあるな」
俺がそう言うと、雄一が答える。こいつ動画配信が好きだから、妙な知識を持っている。
もう一人の、同居人は松井 聡(まつい さとし)数学と歴史が好き。
身長は、一六八くらいだった気がする。
痩せ型、だが意外と気が強い。
言うことは言わないと、人は理解できないと、ニュ○タイプ完全否定派。
おれも、相手が女の子だと、完全同意だ。
『分かってくれていると思ったのに』『何を?』そう言って別れたこともある。
そのくせ逆は、『言ってくれないと分かるわけないじゃん』
そう言われるんだよ。
分からないんだよ、あいつと一緒で。
そんな事を思いながら、桐野美咲をちらっと見る。
「やっぱり、神野君かっこいい」
美咲と同室になった、山本 亜弓(やまもと あゆみ)が熱い視線を向ける。
「それに、アウトドアが好きなんだっけ?」
これは、後藤 千尋(ごとう ちひろ)。
この子は二年になってから遊びだしたけれど、彼女お父さんの影響で釣りをする。
その時私は、裕樹が詳しいと、しゃべってしまった。
「そうそう。課外活動の時も、なんだっけ? ガチンコ漁をするって言って、先生に止められていたよね」
そしてこの子。鈴木 めぐみ(すずき めぐみ)。身長一六五センチで、まああれだけどっ胸がね。何食べたのっていうくらい。
定期的に、裕樹が私に告白をしてくると、なぜか集まってきた。
性格も良いし、楽しいんだけどね。
高校に入って、告白? されたとき。
「おまえ、しばらく見ないうちに育ったな。うむうむ」
胸を凝視しながら。
あの一言にカチンときて、その後言われた、裕樹の告白を断ってしまった。
しかも、彼氏がいるとまで嘘ついて。
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それと、まだ皆。興奮状態だけど、ホームシックは出るでしょうね。
家族は、心配しているだろうなあ。
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