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斗弥(とうや)と美琴(みこと) 勘違いで、出会い。 はっぴぃ
第4話 美琴。人生をかけた必死の説得
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車は走り出す。
普段車を使わない美琴には、道は分からないが、ナビには地名が出る。
あっ。これ駄目。帰っている。やっと気がつく。
考えれば分かる。私は起きた。
なら帰るよね。
彼に向かって、そっと手が出るが、止まって、あなたの家に行ってが言えない。
斗弥に触れる直前で、自分の方へ引き戻してしまう。
そのおかげで、酔いまで覚めてくる。
心臓が騒ぎ出す。
結局、アパートの下に到着。
「着いたよ」
「ありがとうございます」
仕方なしに、車から降りようとして思いとどまる。
襲ってしまおう。
斗弥も考えていた。
道中の、この距離感と雰囲気。彼女ひょっとしてすでに好きにして状態? でも会ったばかりで、いきなりはないよな。ここはおとなしく引いて、どうせあの店に行こうと近日中に連絡が来るだろう。
彼女の体調もあるがその時でも良いだろう。今日は本当にそんな予定ではなかったし。
そんなことを考えていると、いきなりキスをされぐっと抱きしめられる。
おもわず、アクセルを踏み込んでしまう。
鳴り響くエンジン音。
幸いセレクターはパーキング。サイドブレーキも踏み込んである。
ただ驚いた。
何かを言おうと思ったら、彼女が先に言う。
「あの、すみません。家ちょっと掃除もしていないし恥ずかしくて。ちょっと準備してきますから待っていてください。良ければ斗弥さんのお家か、ほっホテルでも。お願いします」
「あー。はい」
出ていく彼女を見送る。
「これは、完全に予想外だが、やっぱりノリノリだったのか? それとも、婚活だとあっちの相性も試すのか?」
斗弥も初めてのパターンで悩む。美人局? でもないよな。
少しすると、彼女が小さなリュックサックを背負って出てきた。
「お待たせしました」
そういって入って来たが、かなり息が荒い。
服も、変わっていたし、この短時間でシャワーでも浴びたのか?
そう。部屋に帰った美琴は汗をかいていることに気がつき、急いでシャワーを浴びた。
キュロットと、タンクトップに着替えて、明日の着替え一式。
下着までもう一セットをリュックに詰め込んで、さっきの買い物も突っ込む。
そして、駆け下りてきた。そして、タンクトップはカップ付きのため、ブラを忘れる始末。
両者の思いを乗せて、車は走る。
斗弥は悩んだ末、家に帰ることにした。
駐車場に、車を止め。ホールからエレベーターで上がる。
明るいところで見ると、美琴は真っ赤でひどく緊張をしている。
家に来ると言い出したのは、彼女にとっても決死の覚悟だったのか。
斗弥は少し安心をする。
「降りて、こっちだよ」
そう言って、肩を抱く。
「ひゃい」
うーむ。反応がおもしろい。
二十六歳。いやもう二十七歳になるはずだが、ひょっとして男と付き合った経験が無いのか? そんな気さえする。
美琴の職場は、定時で上がれて今日飲みに行く人? うぇーいなどという職場ではない。
皆帰りは、バキバキになった首や肩を抱えゾンビのように帰宅する。
生産ノルマで、要領がいい人と悪い人で帰る時間もまちまち。
異性と何かと考えるより、帰って寝たい。
そんな、事が何年も続いた。
斗弥の予測通り、美琴は高校との時にちょろっと恋愛経験はあったが、ほぼ皆無。今回を逃すと後がないかもしれない。そう考えての決死の踏み込み。
だが此処にきて、びびり始める。
体温の上昇と、発汗。何故か膝は震え力が入らない。
肩を抱かれた瞬間、電気のように何かが流れさらに症状が進む。
これから起こる事を考えて、すでに体は準備オッケーで大洪水。
部屋に到着し、入室を促される。
「おじゃましましゅ」
もうすでに、ふらふら状態で足を踏み入れる。
見たことがない、初めて入る男の人の部屋。
その部屋は、2Kだけどシンプルな雰囲気で、生活感があまりない。
リビング側に、ノートパソコンと資料が積まれていて、カタログが散乱している。
そうここにもサビ残の痕跡。
「すまないね。うちも変わらず、家で仕事だ」
そう言って、笑いながら端に寄せる。
すぐ、脇にぽすんと美琴はへたり込む。
買い物を思い出し、リュックサックから、物を取り出す。
チューハイは良いが、下着やら、オーケーマークの薄いもの。
軽いつまみ。
舞い上がった美琴は忘れていた。
「ああチューハイ買ったの? じゃあ乾杯でもしようか」
そう言って、斗弥は手を伸ばし、物に気がつく。
「それとも、先にするのかな?」
意地悪く、笑みを浮かべる。
「なにを」
そう言って固まる。
そういえば買いましたね。しっかり一ダース。
「えーとこれは、お家に行くのならそういう事もあるのかと思いまして、まだ子どもはちょっとご遠慮して。まあ…… します?」
そう言って、斗弥に向かって両手を広げる。
「じゃあ、チューハイを後にするなら、冷蔵庫に入れてこよう」
そう言って、缶を抱えて、台所へ向かう。
斗弥が行ってしまい、美琴は固まる。
両手を差し出したまま、どうしようかと悩み出す。
だが、すぐに斗弥は戻ってきて、美琴を抱えるように背後へ座る。
すぐに、首筋へのキスを感じる。
そして、耳元に声が聞こえる。
「どうして欲しいのか、言ってごらん」
そして、そのままカプッと、耳をかじられる。
「ひゃう」
それだけで、軽くいってしまった。
普段車を使わない美琴には、道は分からないが、ナビには地名が出る。
あっ。これ駄目。帰っている。やっと気がつく。
考えれば分かる。私は起きた。
なら帰るよね。
彼に向かって、そっと手が出るが、止まって、あなたの家に行ってが言えない。
斗弥に触れる直前で、自分の方へ引き戻してしまう。
そのおかげで、酔いまで覚めてくる。
心臓が騒ぎ出す。
結局、アパートの下に到着。
「着いたよ」
「ありがとうございます」
仕方なしに、車から降りようとして思いとどまる。
襲ってしまおう。
斗弥も考えていた。
道中の、この距離感と雰囲気。彼女ひょっとしてすでに好きにして状態? でも会ったばかりで、いきなりはないよな。ここはおとなしく引いて、どうせあの店に行こうと近日中に連絡が来るだろう。
彼女の体調もあるがその時でも良いだろう。今日は本当にそんな予定ではなかったし。
そんなことを考えていると、いきなりキスをされぐっと抱きしめられる。
おもわず、アクセルを踏み込んでしまう。
鳴り響くエンジン音。
幸いセレクターはパーキング。サイドブレーキも踏み込んである。
ただ驚いた。
何かを言おうと思ったら、彼女が先に言う。
「あの、すみません。家ちょっと掃除もしていないし恥ずかしくて。ちょっと準備してきますから待っていてください。良ければ斗弥さんのお家か、ほっホテルでも。お願いします」
「あー。はい」
出ていく彼女を見送る。
「これは、完全に予想外だが、やっぱりノリノリだったのか? それとも、婚活だとあっちの相性も試すのか?」
斗弥も初めてのパターンで悩む。美人局? でもないよな。
少しすると、彼女が小さなリュックサックを背負って出てきた。
「お待たせしました」
そういって入って来たが、かなり息が荒い。
服も、変わっていたし、この短時間でシャワーでも浴びたのか?
そう。部屋に帰った美琴は汗をかいていることに気がつき、急いでシャワーを浴びた。
キュロットと、タンクトップに着替えて、明日の着替え一式。
下着までもう一セットをリュックに詰め込んで、さっきの買い物も突っ込む。
そして、駆け下りてきた。そして、タンクトップはカップ付きのため、ブラを忘れる始末。
両者の思いを乗せて、車は走る。
斗弥は悩んだ末、家に帰ることにした。
駐車場に、車を止め。ホールからエレベーターで上がる。
明るいところで見ると、美琴は真っ赤でひどく緊張をしている。
家に来ると言い出したのは、彼女にとっても決死の覚悟だったのか。
斗弥は少し安心をする。
「降りて、こっちだよ」
そう言って、肩を抱く。
「ひゃい」
うーむ。反応がおもしろい。
二十六歳。いやもう二十七歳になるはずだが、ひょっとして男と付き合った経験が無いのか? そんな気さえする。
美琴の職場は、定時で上がれて今日飲みに行く人? うぇーいなどという職場ではない。
皆帰りは、バキバキになった首や肩を抱えゾンビのように帰宅する。
生産ノルマで、要領がいい人と悪い人で帰る時間もまちまち。
異性と何かと考えるより、帰って寝たい。
そんな、事が何年も続いた。
斗弥の予測通り、美琴は高校との時にちょろっと恋愛経験はあったが、ほぼ皆無。今回を逃すと後がないかもしれない。そう考えての決死の踏み込み。
だが此処にきて、びびり始める。
体温の上昇と、発汗。何故か膝は震え力が入らない。
肩を抱かれた瞬間、電気のように何かが流れさらに症状が進む。
これから起こる事を考えて、すでに体は準備オッケーで大洪水。
部屋に到着し、入室を促される。
「おじゃましましゅ」
もうすでに、ふらふら状態で足を踏み入れる。
見たことがない、初めて入る男の人の部屋。
その部屋は、2Kだけどシンプルな雰囲気で、生活感があまりない。
リビング側に、ノートパソコンと資料が積まれていて、カタログが散乱している。
そうここにもサビ残の痕跡。
「すまないね。うちも変わらず、家で仕事だ」
そう言って、笑いながら端に寄せる。
すぐ、脇にぽすんと美琴はへたり込む。
買い物を思い出し、リュックサックから、物を取り出す。
チューハイは良いが、下着やら、オーケーマークの薄いもの。
軽いつまみ。
舞い上がった美琴は忘れていた。
「ああチューハイ買ったの? じゃあ乾杯でもしようか」
そう言って、斗弥は手を伸ばし、物に気がつく。
「それとも、先にするのかな?」
意地悪く、笑みを浮かべる。
「なにを」
そう言って固まる。
そういえば買いましたね。しっかり一ダース。
「えーとこれは、お家に行くのならそういう事もあるのかと思いまして、まだ子どもはちょっとご遠慮して。まあ…… します?」
そう言って、斗弥に向かって両手を広げる。
「じゃあ、チューハイを後にするなら、冷蔵庫に入れてこよう」
そう言って、缶を抱えて、台所へ向かう。
斗弥が行ってしまい、美琴は固まる。
両手を差し出したまま、どうしようかと悩み出す。
だが、すぐに斗弥は戻ってきて、美琴を抱えるように背後へ座る。
すぐに、首筋へのキスを感じる。
そして、耳元に声が聞こえる。
「どうして欲しいのか、言ってごらん」
そして、そのままカプッと、耳をかじられる。
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それだけで、軽くいってしまった。
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