僕は今夜、黒歴史を作ってやろうと思う。

アジャバ

文字の大きさ
2 / 6

「い」

しおりを挟む
 「あ」を読みました。ちゃんと黒歴史だった。でも、今日PCを開いた時に結局同じ気持ちになったので、もうそういう恥ずかしい人間なんだなって一人で笑っちゃいました。それでいいか。

 結局、しんどいのは今書いてることや、書こうと考えていることが客観的にどう見えてるかがわからないことだと思う。もしかしたら一生懸命書いた話は人から見たらクソみたいなものかも知れない。でも、仕方ないじゃん。道歩いてたら、通退勤でも、仕事中でも頭ん中でぐるぐると書きたいことが湧いてくるんだから。怖くてもしんどくても書かないと落ち着いていられないんだから。

 でも、人にどう見られるのかは関係ねえ、とは絶対に言いたくないんです。お話を書こうと思ってたことがあればわかると思います。僕ら素人でも、クソつまんねえ話であっても、書いてる時は読まれた時のことを思ってワクワクしてる。文字も文章も、読まれてえ、ってたぶんワクワクしてる。

 評価されるのが怖いなって思ってたのはまだ自分が奴だと思ってた時の話で。ああ、奴なんだって自覚してからは、罵倒であってもすげえ嬉しい。評価が嬉しいんじゃなくて、誰か1人でも向き合ってくれたんだってことがとてつもなく嬉しいんです。

 小説を読んでいたら終盤、いざ畳み掛ける時に、言葉が文章が走り出す作家さんがいます。狙ってやってねえなら駄作? 冷静に狙って演出しろよって言われるかも知れないけど。でも、僕はそんな作品が大好きなんです。たまんねえよなって思う。そんなに抑えきれねえよなって。脳汁ぶち撒けちまうような、一瞬にしてぶっ飛んじまったような、そんな文章を僕も書きたい。

 話があっちゃこっちゃ行きはじめたので、気にせず話をぶっ飛ばします。僕には理想の世界がある。こんなお話が書けたならもうそれを最後にしてしまってもいいような世界。今書いてるファンタジアは、どうやら違うようです。無心に書き続けて、すでに登場するはずじゃなかったキャラクターやら、こんなん言うはずじゃなかった台詞やらに溢れてますが、理想とはあまりにかけ離れてる。

 身の程を知れ。毎日思ってます。でも、身の程を知って、わかったような顔をした大人になんてなりたくない。そんな大人が書いた小説を読みたい人いるのかな。少なくとも、僕は読みたくない。

 何を言いたいのかもうわからん。これから一杯だけお酒飲んで、誰かに深夜の迷惑電話付き合わせた後で、またPCに向かおうと思います。

 精一杯背伸びして、自分のために夜更かししようぜ。

2021.1.18


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

処理中です...