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幼少期編
3.白銀の美少女
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セレスティア王国ハイネケン公爵家、白銀の令嬢、テルマイル・ハイネケン。
それがもう一人の友達の名前。
彼女との出会いは彼女を助けた事から始まるのですが、武に長けた騎士爵といえどおいそれと公爵家の令嬢と近づく事はまかりなりません。
特に彼女は王族の次期婚約者でもあります。
ですが所詮は6歳児。
「アレクー!私が来ましたわよー!」
「……おはよう。テルル」
最近のルーティーン。
朝早く、私の部屋の扉が大きくあけ放たれるとテルマイル嬢が現れる。
公爵領ではなく、王都に住むテルマイル、テルルは貴族街に住む私とはご近所さんでもある。
なので毎朝こーして私を起こしに来るのだ。
王子の婚約者を男の部屋に入れるとは何事だ!と普通はなるのだが。
公爵夫人とうちの母が大の仲良しで、そもそも公爵夫妻が未だ王子との婚約を快く思っていないのが原因にあるらしい。
大人の思惑に子供を巻き込みたくないと思う夫妻は良いご両親だと私は思う。
「そーれっ!」
――グヘッ!
だがそんな思いは子供には関係ないようで、彼女はいつものように私の布団へ特大のジャンプを決めて来る。
「公爵令嬢たるものはしたないですよ、テルマイルお嬢様」
「むーっ!アレクのその呼び方きらーい!」
「そんな我儘なお嬢様には――こうだ!」
私は起き上がりざまに彼女の脇腹を攻撃する。
「わひゃっ!あははははh!やめて!わかったから!くすぐるのはやめて!」
「……」
「ひーっ!やめっ!あはっ!やめ。やめ」
「……」
「わひっ!ひーっ!やめっ!やめてって!やめ、やめ。やめろって言ってんだろ!クソガキ!!!」
――バコーーーーン!
テルルに殴られた。
そう彼女、テルマイル・ハイネケン公爵令嬢は予想以上に気の強い子だ。
普段は公爵令嬢然たる佇まいで、それはもう周りを魅了する程の美少女である。
勿論汚い言葉を使う姿を知るのはこの私一人の様だが、概ねその本質は気の強い子、だと私は認識している。
だが彼女の行動や息づかいに至るまで、私は何故か既視感を覚える。
いや、正直既視感どころの話ではなかったが「これが少年の恋心と言うものなのでしょうか」――既視感を恋心に置き換える事で私はその気持ちを落ち着ける事にしました。
ですがそれが大いなる間違いだったと気付くのに10年の歳月を要したのは、今世での最大のミスだったかもしれません。
それがもう一人の友達の名前。
彼女との出会いは彼女を助けた事から始まるのですが、武に長けた騎士爵といえどおいそれと公爵家の令嬢と近づく事はまかりなりません。
特に彼女は王族の次期婚約者でもあります。
ですが所詮は6歳児。
「アレクー!私が来ましたわよー!」
「……おはよう。テルル」
最近のルーティーン。
朝早く、私の部屋の扉が大きくあけ放たれるとテルマイル嬢が現れる。
公爵領ではなく、王都に住むテルマイル、テルルは貴族街に住む私とはご近所さんでもある。
なので毎朝こーして私を起こしに来るのだ。
王子の婚約者を男の部屋に入れるとは何事だ!と普通はなるのだが。
公爵夫人とうちの母が大の仲良しで、そもそも公爵夫妻が未だ王子との婚約を快く思っていないのが原因にあるらしい。
大人の思惑に子供を巻き込みたくないと思う夫妻は良いご両親だと私は思う。
「そーれっ!」
――グヘッ!
だがそんな思いは子供には関係ないようで、彼女はいつものように私の布団へ特大のジャンプを決めて来る。
「公爵令嬢たるものはしたないですよ、テルマイルお嬢様」
「むーっ!アレクのその呼び方きらーい!」
「そんな我儘なお嬢様には――こうだ!」
私は起き上がりざまに彼女の脇腹を攻撃する。
「わひゃっ!あははははh!やめて!わかったから!くすぐるのはやめて!」
「……」
「ひーっ!やめっ!あはっ!やめ。やめ」
「……」
「わひっ!ひーっ!やめっ!やめてって!やめ、やめ。やめろって言ってんだろ!クソガキ!!!」
――バコーーーーン!
テルルに殴られた。
そう彼女、テルマイル・ハイネケン公爵令嬢は予想以上に気の強い子だ。
普段は公爵令嬢然たる佇まいで、それはもう周りを魅了する程の美少女である。
勿論汚い言葉を使う姿を知るのはこの私一人の様だが、概ねその本質は気の強い子、だと私は認識している。
だが彼女の行動や息づかいに至るまで、私は何故か既視感を覚える。
いや、正直既視感どころの話ではなかったが「これが少年の恋心と言うものなのでしょうか」――既視感を恋心に置き換える事で私はその気持ちを落ち着ける事にしました。
ですがそれが大いなる間違いだったと気付くのに10年の歳月を要したのは、今世での最大のミスだったかもしれません。
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