夢ノコリ

hachijam

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旅行の前の日の夢

11.

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話を要約するとこんな感じらしい。カレーを食べに行った後の月曜日、大学に来る電車の中で偶然、沢島さんと出会ったらしい。姿を見かけて、話しかけるか、少し迷ったそうだが、すぐに目があったので、話しかけた。

その時は、この間のカレー美味しかったねみたいな会話だけで終わったらしい。だから、その事を特に三ヶ嶋君や僕に話さなかったらしいというか、その時は話そうというほどの出来事だと認識していなかったという方が正しい気がする。その日はそのままお互いに大学に向かうために駅で別れた。

その三日後の木曜日、僕が充を見かけた日だ、にまた偶然電車の中で充と沢島さんは出会ったらしい。偶然が続きますねと言う話と、もしかしたら、前から同じ電車に乗っていて何度もすれ違っていたのかもねと言う話でちょっと盛り上がったという。その話の流れで講義までまだ時間がある沢島さんとお茶でもという話になったそうだ。

僕が見かけたのはその時の事だったらしい。結局、充は講義をサボってとなったのが、あの時の状況らしい。その後、話が良い感じに盛り上がり、その内に、ちょっと悩んでいるみたいな事があるみたいな事を言われたらしい。でも、それ以上、時間が無かったので、だったら講義の後にという話になったそうだ。

最初、充は講義をサボった理由を、半ば自慢も含めてだろうと思うけど、僕と三ヶ嶋君に説明しようと思っていたらしい。ただ、悩みごとがあるという話だったし、その後に会う約束もあったので、あんまり言わない方が良いと思ったらしい。事情を知ればそれは仕方ないだろうと思う。その時にそう言われても、困っていたような気もする。今、説明してくれる事で納得する事にした。

そして、その後、ご飯食べながら話をしたそうだ。でも、結局、悩み事の相談までには至らずにくだらない事をいろいろと話していたそうだ。悩み事の事は気になっていた充だったが、自分から言うのもなんだし、沢島さんの方から話し出すのを待って方が良いと思ったらしい、何よりもいろいろと話している事が楽しかったので、そこまで気にする事では無いのかなとも思ったらしい。

そのまま、ご飯を食べ終えて、その日は終わったらしい。帰り際に楽しかったと言われ、また、会えますかみたいなことを言われ、そう言えば、悩み事が何だったのかなと充は思いながら、基本的に暇だから誘ってくれれば大丈夫だよみたいなことを言ったそうだ。それならば、来週の月曜日にまた食事でもみたいな話をされたそうだ。充はすぐに大丈夫の返事をして約束したらしい。後で課題の前日だと気が付いて、土日に集中して片づけたそうだ。そして、月曜日、要するに昨日になった。
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