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帰還
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魔の森の奥へ進むイオリはヒューゴ達にポーレット公爵家との出会いからの話をした。
クロムスの話、ヴァルト達の話、別れて再会までが5年もかかってた話。
街で暮らし始めた頃の話、砂糖の話、ニコライとの出会い、ポーレット公爵との出会い。
双子との出会い、ナギとの出会い、アウラとの出会い・・・。
イオリは、話しながらもこの世界に来てからのことを懐かしく思い出していた。
「ヴァルトさん達と出会ってから、世界が広がったんですよ。
ある意味、ヴァルトさんが俺を世間に引っ張り出してくれたって事でしょうね。恩人です。」
「まだ、お会いしてないが人の良い御仁だな。お前の恩人と言うことは俺の恩人でもあるってことだな。」
ヒューゴは微笑みながら、横から突進してきたブラックファングを大剣で払い除けた。
「「ヴァルト好き!面白い!」」
双子がキャッキャとアーマーモンキーの群れとやりやっていた。
それをヒューゴが石を投げてい散らばせるとシールドの障壁で跳ね飛ばしていく。
「そうなのか?」
「まあ、ヴァルトさんはパティと同じくらい食いしん坊ですからね。
子供達の相手もしてくれて、楽しいお兄さんなんですよ。
だから・・・ヨイショっ!」
イオリは飛びかかってきた、オークを飛び越え空から飛んできたコカトリスをスナイパーライフルで仕留めた。
「コカトリスの肉は美味しいから持って帰ろ。
だから、ヒューゴさんもニナもすぐに仲良くなれますよ。」
「そんなに頻繁に会うのか?」
「あれ?言ってませんでした?
俺達の家はポーレット公爵家の裏庭なんですよ。
裏庭にテントを貼らせてもらってるんです。」
驚いたヒューゴが立ち止まった隙を見逃さずにレッドサーペントが噛み付いていた。
が、シールドの障壁に阻まれ遅れて気付いたヒューゴの大剣の餌食になった。
「お前!そーゆーのは早く言えって言ってるだろ!
じゃあ、何か?俺も公爵家の敷地内に住むのか??」
「あっ、はい。」
「あっ、はい。じゃねーよ!!」
明けない魔の森のど真ん中でヒューゴは叫んだ。
「静かにしないと、魔物が寄ってきますよ?」
「もう、おせーよ!!
360°襲われまくりだろーがよ!」
ヒューゴは胸にニナ、背中にナギを背負いシールドの範囲を広げた。
その周りで双子とイオリが魔獣を気絶させたり眠らせたりと大忙しだ。
「そうですね。少し面倒になってきましたね。」
イオリがどうしたもんかと考えていた時だった。
それまで騒がしかった魔獣達が大人しく道を開け出した。
「なんだあれ?」
ヒューゴが指す方を見つめるとイオリは微笑んだ。
「トロール・・・。」
静かに歩みを進めるトロールは一定の距離まで来るとピタっと止まりイオリ達を見つめていた。
「やあ、覚えているかい?」
イオリが手をあげて挨拶をするとトロールは一歩前に進んだ。
「あの時、助けてもらったエルフの子だよ。
今も一緒に暮らしているんだ。君に挨拶に来たんだよ。」
ナギは少しずつ少しずつトロールに近づいた。
「助けてくれて、ありがとう・・・。ぼくはナギです。
今はイオリ達と一緒に暮らしてるよ。寂しくないよ。」
トロールは無事を確認するように首をアッチコッチと動かして満足そうに頷いていた。
すると、ナギは腰バックからライアーを出した。
「ぼくに出来るお礼は何か考えたんだ。」
ナギは、そう言うと岩に腰掛けてライアーを奏で出した。
魔の森に響くライアーの音はどこまでも響き、音に反応するように植物達が輝きを増しているように見えた。
イオリ達はその美しい光景に見惚れていた。トロールだけでは無い。
さっきまで威嚇していた魔獣達が、何処か穏やかに見つめているようだった。
弾き終わると「どうだった?」とばかりに視線を送ったナギは、トロールが微笑んだように見えた。
トロールは何をするでもなく、再び背を向けて森の奥へ歩いて行った。
「またね!元気でね!ありがとう!!」
その背中に一生懸命に叫ぶナギをイオリは抱きしめた。
「お礼が言えたね。素敵な演奏だったよ。」
「うん。またおいでって。」
すでに何もいなくなった木々を見つめてイオリは微笑んだ。
「そうか。トロールがそう言ったんだね。」
それから、しばらくは大人しかった魔獣達も再びイオリ達に興味を持ち始めるといよいよ面倒だと感じたイオリは指を加えて力一杯に吹いた。
ピーーーーーー!!!
指笛に反応した、白いモフモフと黒い影が木々の中を走り寄ってきた。
『お待たせー!大丈夫??』
「大丈夫だよ?楽しかったかい?
そろそろ、面倒になってきたから乗せてくれる?」
『うん!任せて。
アウラ達と走り回って楽しかったよ。』
ゼンはそう言うと乗れと言うように腰を屈め、ソルも小さく戻るとイオリの肩に乗ってきた。
イオリはスコルとナギをゼンに乗せアウラにはパティとニナを乗せた。
「よし!ここからはスピード上げましょう。
ヒューゴさんは2人を頼みます。」
「ああ・・・分かった。」
ヒューゴがアウラに乗り込むのを見届けたイオリはゼンのお尻を叩いた。
「行こう!」
走りながら飛び乗ったイオリは真っ直ぐに泉へ向かったのであった。
クロムスの話、ヴァルト達の話、別れて再会までが5年もかかってた話。
街で暮らし始めた頃の話、砂糖の話、ニコライとの出会い、ポーレット公爵との出会い。
双子との出会い、ナギとの出会い、アウラとの出会い・・・。
イオリは、話しながらもこの世界に来てからのことを懐かしく思い出していた。
「ヴァルトさん達と出会ってから、世界が広がったんですよ。
ある意味、ヴァルトさんが俺を世間に引っ張り出してくれたって事でしょうね。恩人です。」
「まだ、お会いしてないが人の良い御仁だな。お前の恩人と言うことは俺の恩人でもあるってことだな。」
ヒューゴは微笑みながら、横から突進してきたブラックファングを大剣で払い除けた。
「「ヴァルト好き!面白い!」」
双子がキャッキャとアーマーモンキーの群れとやりやっていた。
それをヒューゴが石を投げてい散らばせるとシールドの障壁で跳ね飛ばしていく。
「そうなのか?」
「まあ、ヴァルトさんはパティと同じくらい食いしん坊ですからね。
子供達の相手もしてくれて、楽しいお兄さんなんですよ。
だから・・・ヨイショっ!」
イオリは飛びかかってきた、オークを飛び越え空から飛んできたコカトリスをスナイパーライフルで仕留めた。
「コカトリスの肉は美味しいから持って帰ろ。
だから、ヒューゴさんもニナもすぐに仲良くなれますよ。」
「そんなに頻繁に会うのか?」
「あれ?言ってませんでした?
俺達の家はポーレット公爵家の裏庭なんですよ。
裏庭にテントを貼らせてもらってるんです。」
驚いたヒューゴが立ち止まった隙を見逃さずにレッドサーペントが噛み付いていた。
が、シールドの障壁に阻まれ遅れて気付いたヒューゴの大剣の餌食になった。
「お前!そーゆーのは早く言えって言ってるだろ!
じゃあ、何か?俺も公爵家の敷地内に住むのか??」
「あっ、はい。」
「あっ、はい。じゃねーよ!!」
明けない魔の森のど真ん中でヒューゴは叫んだ。
「静かにしないと、魔物が寄ってきますよ?」
「もう、おせーよ!!
360°襲われまくりだろーがよ!」
ヒューゴは胸にニナ、背中にナギを背負いシールドの範囲を広げた。
その周りで双子とイオリが魔獣を気絶させたり眠らせたりと大忙しだ。
「そうですね。少し面倒になってきましたね。」
イオリがどうしたもんかと考えていた時だった。
それまで騒がしかった魔獣達が大人しく道を開け出した。
「なんだあれ?」
ヒューゴが指す方を見つめるとイオリは微笑んだ。
「トロール・・・。」
静かに歩みを進めるトロールは一定の距離まで来るとピタっと止まりイオリ達を見つめていた。
「やあ、覚えているかい?」
イオリが手をあげて挨拶をするとトロールは一歩前に進んだ。
「あの時、助けてもらったエルフの子だよ。
今も一緒に暮らしているんだ。君に挨拶に来たんだよ。」
ナギは少しずつ少しずつトロールに近づいた。
「助けてくれて、ありがとう・・・。ぼくはナギです。
今はイオリ達と一緒に暮らしてるよ。寂しくないよ。」
トロールは無事を確認するように首をアッチコッチと動かして満足そうに頷いていた。
すると、ナギは腰バックからライアーを出した。
「ぼくに出来るお礼は何か考えたんだ。」
ナギは、そう言うと岩に腰掛けてライアーを奏で出した。
魔の森に響くライアーの音はどこまでも響き、音に反応するように植物達が輝きを増しているように見えた。
イオリ達はその美しい光景に見惚れていた。トロールだけでは無い。
さっきまで威嚇していた魔獣達が、何処か穏やかに見つめているようだった。
弾き終わると「どうだった?」とばかりに視線を送ったナギは、トロールが微笑んだように見えた。
トロールは何をするでもなく、再び背を向けて森の奥へ歩いて行った。
「またね!元気でね!ありがとう!!」
その背中に一生懸命に叫ぶナギをイオリは抱きしめた。
「お礼が言えたね。素敵な演奏だったよ。」
「うん。またおいでって。」
すでに何もいなくなった木々を見つめてイオリは微笑んだ。
「そうか。トロールがそう言ったんだね。」
それから、しばらくは大人しかった魔獣達も再びイオリ達に興味を持ち始めるといよいよ面倒だと感じたイオリは指を加えて力一杯に吹いた。
ピーーーーーー!!!
指笛に反応した、白いモフモフと黒い影が木々の中を走り寄ってきた。
『お待たせー!大丈夫??』
「大丈夫だよ?楽しかったかい?
そろそろ、面倒になってきたから乗せてくれる?」
『うん!任せて。
アウラ達と走り回って楽しかったよ。』
ゼンはそう言うと乗れと言うように腰を屈め、ソルも小さく戻るとイオリの肩に乗ってきた。
イオリはスコルとナギをゼンに乗せアウラにはパティとニナを乗せた。
「よし!ここからはスピード上げましょう。
ヒューゴさんは2人を頼みます。」
「ああ・・・分かった。」
ヒューゴがアウラに乗り込むのを見届けたイオリはゼンのお尻を叩いた。
「行こう!」
走りながら飛び乗ったイオリは真っ直ぐに泉へ向かったのであった。
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