183 / 333
新たな旅 ー王都ー
403
天気の良い翌日。
「「気持ちいねー。」」
朝早くに作ったお弁当を持って王都を出たイオリ達は森までやってきていた。
「昨日までは、此処にゴブリンの集落があったんだ。
何があるか分からないから注意するんだぞ?」
はしゃぐ子供達に注意をするヒューゴは引率の先生のようだ。
「「「「「はーい。」」」」」
ピクニックの準備をするイオリ達を他所にナギは腰バックからライアーを取り出し、自分の仕事だと演奏を始めた。
ゴブリンにより汚染されていた森がキラキラと浄化されていくのを見てラックを目を輝かせている。
「綺麗だねー・・・。ナギ凄いや!」
「ふふ。ぼくはスコル達みたいに強くないけど植物とは仲良しだから。」
ナギはそう言って心ゆくまで演奏し森に力を戻すと見守っていたイオリ達のもとに戻ってきた。
「あーあ。最近は魔獣を倒してないよ。」
パティは肩を落とすと溜息をはいた。
スコルも同意して頷いた。
「ギガントベアー見たかった!ゴブリンも僕達負けないよ。」
「知ってるさ。2人が強い事は。
今回は休んだんだから、ポーレットに帰ったら仕事を頼むよ。」
「「うん!!任せて!」」
そんな双子の手を洗浄魔法で綺麗にするとニナはお弁当にと持って来たサンドイッチを差し出した。
「「ありがとう!!」」
双子は嬉しそうに手に取ると頬張った。
「みんな、最近は退屈だったろう?
ごめんね。慣れない王都は大変だね。
ゼンとアウラとソルは食べ終わったら、少し走って来たらどうだい?」
『良いの!?やったー!
もう、食べ終わった!行こう!アウラ!ソル!』
一気にお弁当を食べ切ったゼンはアウラとソルに声をかけると森の奥に入っていった。
「みんなはゆっくり食べな。
時々はまったりするのも悪くないよね。」
王都へ来てから怒涛の如く流れた時間に疲れていたイオリ達はまったりと自然のエネルギーを体に浴びていた。
___________
1人ミズガルドに入っていたリルラはヴァハマン侯爵が治める領地に来ていた。
魔獣を呼び出す魔道具の秘密を探る為であった。
手始めに鉱山を調べていたリルラには以前から気になっている事があった。
「鉱山の産出量が違う?
そんなもの何とか帳面で合わせておけ!!」
以前、仕事の報告にヴァハマンの元に行った時に聞いたこの言葉。
支配している国と言えど、ミズガルドにも絶対的な法がある。
鉱山大国ミズガルド、何であろうと鉱石は許可された量しか産出してはならず他国に売るのも国の管理下に置かれている。
だからこそ、産出量を偽っているとすれば例えヴァハマンであろうと窮地に陥るのは間違いが無かった。
産出量が少ないのであれば、国としても咎める事もないが採れないから誤魔化すのではなく、採れすぎるのを隠しているのではないか。
では、その鉱石はどこに行っているのか?
リルラは鉱山の輸送を監視し始めたのであった。
潜り込んでから2週間。
鉱山での動きがあった。
いつもとは違う馬車からいつもと違う人間が出て来た。
鉱山に入っていって、しばらくして姿を現した男の後ろにいた使用人達が木箱を重そうに持ち馬車に積み込んだ。
その後、何かを言って馬車に乗んだ男は馬車に乗り込み去っていったのであった。
「つけるか・・・。ハッ!!」
そう呟いたリルラが殺気を感じ取り跳び避けると、男が上から短剣を振り下ろして降って来た。
避けられた事に眉間にシワを寄せた男の目には痛々しい大きな傷がありリルラを殺気のこもった目で睨んでいた。
「「気持ちいねー。」」
朝早くに作ったお弁当を持って王都を出たイオリ達は森までやってきていた。
「昨日までは、此処にゴブリンの集落があったんだ。
何があるか分からないから注意するんだぞ?」
はしゃぐ子供達に注意をするヒューゴは引率の先生のようだ。
「「「「「はーい。」」」」」
ピクニックの準備をするイオリ達を他所にナギは腰バックからライアーを取り出し、自分の仕事だと演奏を始めた。
ゴブリンにより汚染されていた森がキラキラと浄化されていくのを見てラックを目を輝かせている。
「綺麗だねー・・・。ナギ凄いや!」
「ふふ。ぼくはスコル達みたいに強くないけど植物とは仲良しだから。」
ナギはそう言って心ゆくまで演奏し森に力を戻すと見守っていたイオリ達のもとに戻ってきた。
「あーあ。最近は魔獣を倒してないよ。」
パティは肩を落とすと溜息をはいた。
スコルも同意して頷いた。
「ギガントベアー見たかった!ゴブリンも僕達負けないよ。」
「知ってるさ。2人が強い事は。
今回は休んだんだから、ポーレットに帰ったら仕事を頼むよ。」
「「うん!!任せて!」」
そんな双子の手を洗浄魔法で綺麗にするとニナはお弁当にと持って来たサンドイッチを差し出した。
「「ありがとう!!」」
双子は嬉しそうに手に取ると頬張った。
「みんな、最近は退屈だったろう?
ごめんね。慣れない王都は大変だね。
ゼンとアウラとソルは食べ終わったら、少し走って来たらどうだい?」
『良いの!?やったー!
もう、食べ終わった!行こう!アウラ!ソル!』
一気にお弁当を食べ切ったゼンはアウラとソルに声をかけると森の奥に入っていった。
「みんなはゆっくり食べな。
時々はまったりするのも悪くないよね。」
王都へ来てから怒涛の如く流れた時間に疲れていたイオリ達はまったりと自然のエネルギーを体に浴びていた。
___________
1人ミズガルドに入っていたリルラはヴァハマン侯爵が治める領地に来ていた。
魔獣を呼び出す魔道具の秘密を探る為であった。
手始めに鉱山を調べていたリルラには以前から気になっている事があった。
「鉱山の産出量が違う?
そんなもの何とか帳面で合わせておけ!!」
以前、仕事の報告にヴァハマンの元に行った時に聞いたこの言葉。
支配している国と言えど、ミズガルドにも絶対的な法がある。
鉱山大国ミズガルド、何であろうと鉱石は許可された量しか産出してはならず他国に売るのも国の管理下に置かれている。
だからこそ、産出量を偽っているとすれば例えヴァハマンであろうと窮地に陥るのは間違いが無かった。
産出量が少ないのであれば、国としても咎める事もないが採れないから誤魔化すのではなく、採れすぎるのを隠しているのではないか。
では、その鉱石はどこに行っているのか?
リルラは鉱山の輸送を監視し始めたのであった。
潜り込んでから2週間。
鉱山での動きがあった。
いつもとは違う馬車からいつもと違う人間が出て来た。
鉱山に入っていって、しばらくして姿を現した男の後ろにいた使用人達が木箱を重そうに持ち馬車に積み込んだ。
その後、何かを言って馬車に乗んだ男は馬車に乗り込み去っていったのであった。
「つけるか・・・。ハッ!!」
そう呟いたリルラが殺気を感じ取り跳び避けると、男が上から短剣を振り下ろして降って来た。
避けられた事に眉間にシワを寄せた男の目には痛々しい大きな傷がありリルラを殺気のこもった目で睨んでいた。
あなたにおすすめの小説
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
(完)妹の子供を養女にしたら・・・・・・
青空一夏
恋愛
私はダーシー・オークリー女伯爵。愛する夫との間に子供はいない。なんとかできるように努力はしてきたがどうやら私の身体に原因があるようだった。
「養女を迎えようと思うわ・・・・・・」
私の言葉に夫は私の妹のアイリスのお腹の子どもがいいと言う。私達はその産まれてきた子供を養女に迎えたが・・・・・・
異世界中世ヨーロッパ風のゆるふわ設定。ざまぁ。魔獣がいる世界。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
転生したら世界一の御曹司だった〜巨乳エルフメイド10人と美少女騎士に溺愛されています〜
まさき
ファンタジー
異世界転生した最強の金持ち嫡男、
専属エルフメイドと美少女騎士に囲まれて至福のハーレム生活
現代日本で「地味だが実は超大富豪」という特殊な人生を送っていた青年は、ある日事故で命を落とす。
しかし目を覚ますと、そこは魔法と様々な種族が存在する異世界だった。
彼は大陸一の富を誇る名門貴族――
ヴァン・バレンティン家の嫡男カイルとして転生していたのだ。
カイルに与えられたのは
・世界一とも言える圧倒的な財力
・財力に比例して増大する規格外の魔力
そして何より彼を驚かせたのは――
彼に仕える十人の専属メイド全員が、巨乳美少女だったことである。
献身的なエルフのメイド長リリア。
護衛騎士でありながら隙あらば誘惑してくる女騎士シルヴィア。
さらに個性豊かな巨乳メイドたち。
カイルは持ち前の財力で彼女たちの願いを叶え、最高級の装備や生活を与えていく。
すると彼女たちの忠誠心と愛情はどんどん加速していき――
「カイル様……今日は私が、お世話をさせてください」
領地を狙う貴族を金と魔力で圧倒し、
時にはメイドたちの愛が暴走して甘すぎる時間に巻き込まれながらも、
最強の御曹司カイルは
世界一幸せなハーレムを築いていく。
最後までお読みいただきありがとうございました。よろしければ応援をお願いいたします。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
もふもふ村へようこそ〜パーティを追放されたペットショップ店長、最強のもふもふ村を作る。獣も傷ついた冒険者も暖かいご飯を食べて安心できる居場所
積野 読
ファンタジー
勇者パーティを「足手まとい」として追放された、前世ペットショップ店長のショウ。
彼の持つスキル【ペット飼育】は、Eランク以下の小動物しかテイムできない外れスキルだった。
しかし、危険な「嘆きの森」で保護した犬のポチ、猫のタマ、スライムのプルン、ヒヨコのヒナたちは、鑑定不能なステータスや不思議な力を持つ規格外の存在だった。
ショウは前世の知識を活かした手作りご飯を振る舞い、ペットたちと穏やかな生活を築いていく。
やがてその温かな居場所には、モフモフ中毒のエルフの森番、教会から逃げてきた元聖女見習い、食いしん坊な魔族の少女、剣が握れなくなった元Sランク冒険者など、ワケありな人々が次々と集まってくる。
これは、ただ動物を愛するだけの男が、美味しいご飯とモフモフの力で傷ついた人々を癒やし、時には森の脅威すらも退けてしまう、優しくて賑やかなスローライフの物語。
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
『お前の針仕事など誰でもできる』——なら社交界のドレスの裏地を、めくってごらんなさい
歩人
ファンタジー
「地味な針仕事しかできない令嬢は要らない」——公爵家の嫡男にそう言い渡された伯爵令嬢ティナは、
裁縫道具だけを持って屋敷を出た。その翌週、社交界が凍りつく。王妃の夜会服も、公爵令嬢の舞踏会
ドレスも、第一王女の外交用ローブも——仕立てた職人が消えたのだ。しかもティナが十年かけて縫った
全てのドレスの裏地には、二重縫いで隠された署名が残されていて——。
辺境の小さな仕立て屋で穏やかに暮らすティナの元に、王都から使者がやってくる。