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明けない魔の森の遊覧
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ブラッディベアとの争いを避け、ナギ、ニナ、アウラとも合流したイオリ達は”ゴゴブの谷”を目指しす途中の美しい池のほとりで休憩を取っていた。
イオリの手は少し離れただけなのに、絶賛甘えてくるゼンを撫でくりまわしていた。
問題児のパティはおやつ没収の罰を与えられたが、お昼ご飯までは取り上げられず、今はペショペショになりながらも鶏の照り焼きと野菜が詰め込まれたピタパンサンドイッチをモグモグと食べている。
いつも天真爛漫で周囲を心配させるパティであるが、大目玉をくらう事は少ない。
威厳のあるヒューゴに怒られるだけでも堪えるのに、大好きなイオリにまで叱咤されれば可愛い薄紫色の耳もペションだ。
そんなパティの隣で関係なく卵サラダが入ったピタパンサンドイッチを頬張るのは双子の相方であるスコルだった。
「ほら、しっかり食べな。
魔の森の探索はまだ続くんだよ。」
「うん。」
励ますスコルにパティは小さく答える。
そんなパティを心配するニナが甘い物をあげようとするが、ナギが止めてゆっくりと首を横に振った。
「今はまだやめておこう。」
「・・・分かった。」
子供達の緊張感が伝わり、少し離れた所に座っていたイオリは可笑しそうにクスクスと笑った。
「まだ笑うなよ。」
ヒューゴに指摘されてもイオリはクスクスするのが止められない。
「だって、パティが可哀想で可愛いです。」
いつも明るく素直な性格のパティだからこそ反省している時の落ち込みようは凄まじい。
「可哀想で可愛いって・・・お前。
まぁ、分からなくもないが。
俺だって怒りたくないし、今の状況に我慢してるんだぞ。
イオリだって我慢しろよ。」
基本、子供達が可愛くて仕方ないイオリとヒューゴだ。
注意する事はあっても、怒る事はない。
でも危険な事はダメだと教えないといけないのだ。
「もう大丈夫ですよ。
パティは賢いから、もう仕事じゃない限り自分から魔獣に喧嘩売る真似はしないはずです。」
「そこは学んだとしても、その他にもやらかす気がするがな。」
「まぁ、そこはパティですから。」
「そう。パティだからな。」
「はぁー」と大きく息を吐いたヒューゴはチラチラとこちらの様子を伺うパティを手招きした。
ペショペショでシオシオのパティは近づいて来るとヒューゴを見上げた。
「もう、よそ見して危ない事しないな?」
「うん。」
「怪我したら、お前が痛いだけじゃなく家族も辛いんだからな。」
「うん。」
「夢中になるのは良いが、周囲を注意するんだぞ。」
「うん。」
「イオリからは何かあるか?」
ヒューゴがイオリに顔を向けるとイオリは少し首を傾げてからパティを手招きした。
「パティお口開けな。」
イオリはパティが開けた口に飴玉を放り投げた。
目を煌めかせたパティにイオリは微笑んだ。
「反省した偉い子にご褒美です。」
「イオリっ!!有難う。大好き!!」
ピョンと飛び跳ねたパティはイオリに抱きついた。
「でも、おやつは没収です。
今日は、その飴玉を楽しみなさい。」
「えぇぇぇぇ!!」
許されたと安堵していたパティであったが、イオリの言葉に絶叫した。
そんなパティをスコルは呆れた顔で笑い。
ナギとニナは安心したようにケラケラと笑うのだった。
そして、ヒューゴといえば
「イオリ、汚いぞ!!
俺だってお菓子あげたいと思ってたんだ!」
とイオリに抗議するのだった。
イオリの手は少し離れただけなのに、絶賛甘えてくるゼンを撫でくりまわしていた。
問題児のパティはおやつ没収の罰を与えられたが、お昼ご飯までは取り上げられず、今はペショペショになりながらも鶏の照り焼きと野菜が詰め込まれたピタパンサンドイッチをモグモグと食べている。
いつも天真爛漫で周囲を心配させるパティであるが、大目玉をくらう事は少ない。
威厳のあるヒューゴに怒られるだけでも堪えるのに、大好きなイオリにまで叱咤されれば可愛い薄紫色の耳もペションだ。
そんなパティの隣で関係なく卵サラダが入ったピタパンサンドイッチを頬張るのは双子の相方であるスコルだった。
「ほら、しっかり食べな。
魔の森の探索はまだ続くんだよ。」
「うん。」
励ますスコルにパティは小さく答える。
そんなパティを心配するニナが甘い物をあげようとするが、ナギが止めてゆっくりと首を横に振った。
「今はまだやめておこう。」
「・・・分かった。」
子供達の緊張感が伝わり、少し離れた所に座っていたイオリは可笑しそうにクスクスと笑った。
「まだ笑うなよ。」
ヒューゴに指摘されてもイオリはクスクスするのが止められない。
「だって、パティが可哀想で可愛いです。」
いつも明るく素直な性格のパティだからこそ反省している時の落ち込みようは凄まじい。
「可哀想で可愛いって・・・お前。
まぁ、分からなくもないが。
俺だって怒りたくないし、今の状況に我慢してるんだぞ。
イオリだって我慢しろよ。」
基本、子供達が可愛くて仕方ないイオリとヒューゴだ。
注意する事はあっても、怒る事はない。
でも危険な事はダメだと教えないといけないのだ。
「もう大丈夫ですよ。
パティは賢いから、もう仕事じゃない限り自分から魔獣に喧嘩売る真似はしないはずです。」
「そこは学んだとしても、その他にもやらかす気がするがな。」
「まぁ、そこはパティですから。」
「そう。パティだからな。」
「はぁー」と大きく息を吐いたヒューゴはチラチラとこちらの様子を伺うパティを手招きした。
ペショペショでシオシオのパティは近づいて来るとヒューゴを見上げた。
「もう、よそ見して危ない事しないな?」
「うん。」
「怪我したら、お前が痛いだけじゃなく家族も辛いんだからな。」
「うん。」
「夢中になるのは良いが、周囲を注意するんだぞ。」
「うん。」
「イオリからは何かあるか?」
ヒューゴがイオリに顔を向けるとイオリは少し首を傾げてからパティを手招きした。
「パティお口開けな。」
イオリはパティが開けた口に飴玉を放り投げた。
目を煌めかせたパティにイオリは微笑んだ。
「反省した偉い子にご褒美です。」
「イオリっ!!有難う。大好き!!」
ピョンと飛び跳ねたパティはイオリに抱きついた。
「でも、おやつは没収です。
今日は、その飴玉を楽しみなさい。」
「えぇぇぇぇ!!」
許されたと安堵していたパティであったが、イオリの言葉に絶叫した。
そんなパティをスコルは呆れた顔で笑い。
ナギとニナは安心したようにケラケラと笑うのだった。
そして、ヒューゴといえば
「イオリ、汚いぞ!!
俺だってお菓子あげたいと思ってたんだ!」
とイオリに抗議するのだった。
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