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老師との訓練という名の戯れ
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この日、ディミトリオ・ハクヤと契約したのは以下の妖精達だ。
水妖精の男の子・ジョーディ
水妖精の男の子・フロウ
光妖精の蝶・レア
3匹の妖精と契約したディミトリオ・ハクヤであったが、その部下達も様々な精霊と契約する事に成功していた。
クレイ
火妖精の小さな梟・スパーク
影妖精の漆黒の猫・ノワール
火花の意味を持つスパークと名付けられた小さな梟は攻撃面でも力を発揮し、隠密活動に長けた影妖精のノワールはクレイとの相性が抜群に良かった。
「こらこら、仲良くして下さいね。」
オレンジ色の小さな梟と漆黒の猫の戯れにクレイも目尻が下がりっぱなしだった。
スサ
風妖精の妖艶な女性・ミステル
ヤドリギの下で出会った事から“ミステル”の名を貰った風妖精は契約者をいたく気に入ったのか、今もスサの首に手を絡めて恋人のように纏わりついていた。
攻撃スピードの速いスサに大いに力を貸してくれるだろうが1つ心配な事があった。
「そいつは嫉妬深いぞ。」
苦笑する老師にミステルはベーっと舌を出し、スサを誰にも渡さないとばかりに執着を見せていた。
それでもスサとミステルの仲良睦まじい姿に「なんとかなるだろう。」と、どこか無責任な老師であった。
そして1番驚いた事に魔力のなく心配していたセキエイには2匹の犬の妖精が契約を申し出た。
盾妖精の犬・ゴウ
武妖精の犬・リキ
老師の話によると、盾妖精は守護やシールドに長けていて、武妖精は腕力を高め武器強化に手を貸してくれるのだそうだ。
自在に変化する自然の力を持つ妖精・・・ジョーディ達と比べて固有の力しか使えないが騎士として剣術を扱うセキエイにとって、これほど心強い妖精はいないだろう。
喜び泣くセキエイに2匹の犬が嬉しそうに纏わりついていた。
こうして“龍王島”を訪れた龍の使者と、その供の者達は妖精という力強い味方を手に入れる事に成功した。
妖精との契約が終わり和やかな雰囲気の中、スサがセキエイに呆れたような視線を送った。
「お前、剛と力って・・・流石に脳筋すぎるだろう。」
「良い名前だろう。
まさか俺が2匹と契約できるとは思わなかったよ。
お前ら、ありがとうなぁぁ。」
感動もひと塩のセキエイが戯れ付く2匹の妖精・・・犬を撫でまわした。
そんなセキエイにスサが苦笑していると、耳をピンと引っ張る者がいた。
「やあ、愛しい人。
俺は君がいれば十分さ。」
腰に手を当てて拗ねる様に頬を膨らます風妖精にスサは微笑んだ。
すると満足そうなミステルはウェーブの髪を後に払いスサの腕に手を絡めると頭を肩に置いた。
「みんな契約できたのね。
おめでとう。」
リリィはセキエイに近づくと徐に口に肉まんを詰め込んだ。
「契約したては魔力も体力も使うのよ。」
「むぬむうぅ・・・。」
恐らく、礼を言ったであろうセキエイは齧り付いた肉まんのあまりの美味しさに夢中になって食べた。
「十分に栄養つけなさいね。
じゃないとこの子達が可哀想だから。
魔力組は休んでれば回復するわよ。」
客人を気遣うリリィの言葉も老師の一言で掻き消されるのだった。
「よしっ!
次は本格的に妖精との付き合い方を学ぶ番じゃ!!
やったるぞぅぅ!!
皆もの。心せよ!!
ヒャッホィ!!」
水妖精の男の子・ジョーディ
水妖精の男の子・フロウ
光妖精の蝶・レア
3匹の妖精と契約したディミトリオ・ハクヤであったが、その部下達も様々な精霊と契約する事に成功していた。
クレイ
火妖精の小さな梟・スパーク
影妖精の漆黒の猫・ノワール
火花の意味を持つスパークと名付けられた小さな梟は攻撃面でも力を発揮し、隠密活動に長けた影妖精のノワールはクレイとの相性が抜群に良かった。
「こらこら、仲良くして下さいね。」
オレンジ色の小さな梟と漆黒の猫の戯れにクレイも目尻が下がりっぱなしだった。
スサ
風妖精の妖艶な女性・ミステル
ヤドリギの下で出会った事から“ミステル”の名を貰った風妖精は契約者をいたく気に入ったのか、今もスサの首に手を絡めて恋人のように纏わりついていた。
攻撃スピードの速いスサに大いに力を貸してくれるだろうが1つ心配な事があった。
「そいつは嫉妬深いぞ。」
苦笑する老師にミステルはベーっと舌を出し、スサを誰にも渡さないとばかりに執着を見せていた。
それでもスサとミステルの仲良睦まじい姿に「なんとかなるだろう。」と、どこか無責任な老師であった。
そして1番驚いた事に魔力のなく心配していたセキエイには2匹の犬の妖精が契約を申し出た。
盾妖精の犬・ゴウ
武妖精の犬・リキ
老師の話によると、盾妖精は守護やシールドに長けていて、武妖精は腕力を高め武器強化に手を貸してくれるのだそうだ。
自在に変化する自然の力を持つ妖精・・・ジョーディ達と比べて固有の力しか使えないが騎士として剣術を扱うセキエイにとって、これほど心強い妖精はいないだろう。
喜び泣くセキエイに2匹の犬が嬉しそうに纏わりついていた。
こうして“龍王島”を訪れた龍の使者と、その供の者達は妖精という力強い味方を手に入れる事に成功した。
妖精との契約が終わり和やかな雰囲気の中、スサがセキエイに呆れたような視線を送った。
「お前、剛と力って・・・流石に脳筋すぎるだろう。」
「良い名前だろう。
まさか俺が2匹と契約できるとは思わなかったよ。
お前ら、ありがとうなぁぁ。」
感動もひと塩のセキエイが戯れ付く2匹の妖精・・・犬を撫でまわした。
そんなセキエイにスサが苦笑していると、耳をピンと引っ張る者がいた。
「やあ、愛しい人。
俺は君がいれば十分さ。」
腰に手を当てて拗ねる様に頬を膨らます風妖精にスサは微笑んだ。
すると満足そうなミステルはウェーブの髪を後に払いスサの腕に手を絡めると頭を肩に置いた。
「みんな契約できたのね。
おめでとう。」
リリィはセキエイに近づくと徐に口に肉まんを詰め込んだ。
「契約したては魔力も体力も使うのよ。」
「むぬむうぅ・・・。」
恐らく、礼を言ったであろうセキエイは齧り付いた肉まんのあまりの美味しさに夢中になって食べた。
「十分に栄養つけなさいね。
じゃないとこの子達が可哀想だから。
魔力組は休んでれば回復するわよ。」
客人を気遣うリリィの言葉も老師の一言で掻き消されるのだった。
「よしっ!
次は本格的に妖精との付き合い方を学ぶ番じゃ!!
やったるぞぅぅ!!
皆もの。心せよ!!
ヒャッホィ!!」
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