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積み重ねられた嘘の瓦解
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「赤龍と緑龍・・・。」
突如現れた2匹の龍の出現にフロドゥール国王レイド・フロドゥールは驚いた様に目を見張った。
ロンサンティエ帝国にいた時には白銀の龍が現れたが、その他の龍を目にする事になるとは思わなかったのだ。
あまりの衝撃で、目の前で繰り広げらている事が頭に入らない。
ロンサンティエ帝国で己が国の過ちの歴史に触れ、若き皇帝ファヴィリエ・ルカとの和解をしたレイド・フロドゥールであったが、国の改革を如何様にすればいいのか悩みどころであった。
それを、龍の姫巫女であるリリィの「誰に責任の所在があるかを国民に教える」の言葉に従い、龍の姫巫女の秘術によって一瞬でフロドゥール国へと帰ってきた。
一緒にロンサンティエ帝国まで来た騎士や官僚の帰国の采配は宰相であるハル・シネイに任せてきた。
依にもよって、リリィが目指したのがアバリシア・ルマン女侯爵の邸宅だとは思わなかった。
アバリシア・ルマンのあまりの醜態に思わず激昂したが、今も尚、状況の展開の速さに頭が回っていない事も確かだった。
「時々、リリィ様はせっかちなのです。」
苦笑するロンサンティエ帝国の宰相フィリックス・ガルシアに、「そういう問題ではないのではないか?」と問いたい気分だが、今はどうでもいい小言である事は分かっていた。
理解できたのは龍の姫巫女であるリリィが歌い舞うのは、この国の瘴気を浄化してくれているからと言う事だ。
己もこの国の王として、長い間洗脳されていたと彼女は言う。
ロンサンティエ帝国にて頭が晴れてから、己の所業の過ちに気づくのに時間は掛からなかった。
国中から瘴気がなくなれば、国民の1人1人も被害から救えるのだろうか。
レイド・フロドゥールは国王として祈る事しか出来ないかった。
膝を付き、胸の前で手を握り祈った国王に少しづつ光の玉が興味深そうに集まっていく。
その様子を見たフィリックス・ガルシアは、目の前の男も国を憂う1人の為政者であるのだと思った。
出来る事なら龍の怒りが鎮ればと願わずにはいられなかった。
龍が怒れば、それはもう国が滅ぶと同じ意味だった。
しかし、光の玉・・・すなわち妖精がレイド・フロドゥールに興味を持ち始めたと言うのは行幸だった。
国が変わるきっかけになれば良いのである。
リリィの歌声が終わったのは、それから暫くしてからだった。
心穏やかな空気が全身を包み込むようだった。
瘴気が晴れた
実感と共に空を見上げれば空は雲のない晴天だった。
振り返ったリリィは美しい満面の笑みを浮かべていた。
突如現れた2匹の龍の出現にフロドゥール国王レイド・フロドゥールは驚いた様に目を見張った。
ロンサンティエ帝国にいた時には白銀の龍が現れたが、その他の龍を目にする事になるとは思わなかったのだ。
あまりの衝撃で、目の前で繰り広げらている事が頭に入らない。
ロンサンティエ帝国で己が国の過ちの歴史に触れ、若き皇帝ファヴィリエ・ルカとの和解をしたレイド・フロドゥールであったが、国の改革を如何様にすればいいのか悩みどころであった。
それを、龍の姫巫女であるリリィの「誰に責任の所在があるかを国民に教える」の言葉に従い、龍の姫巫女の秘術によって一瞬でフロドゥール国へと帰ってきた。
一緒にロンサンティエ帝国まで来た騎士や官僚の帰国の采配は宰相であるハル・シネイに任せてきた。
依にもよって、リリィが目指したのがアバリシア・ルマン女侯爵の邸宅だとは思わなかった。
アバリシア・ルマンのあまりの醜態に思わず激昂したが、今も尚、状況の展開の速さに頭が回っていない事も確かだった。
「時々、リリィ様はせっかちなのです。」
苦笑するロンサンティエ帝国の宰相フィリックス・ガルシアに、「そういう問題ではないのではないか?」と問いたい気分だが、今はどうでもいい小言である事は分かっていた。
理解できたのは龍の姫巫女であるリリィが歌い舞うのは、この国の瘴気を浄化してくれているからと言う事だ。
己もこの国の王として、長い間洗脳されていたと彼女は言う。
ロンサンティエ帝国にて頭が晴れてから、己の所業の過ちに気づくのに時間は掛からなかった。
国中から瘴気がなくなれば、国民の1人1人も被害から救えるのだろうか。
レイド・フロドゥールは国王として祈る事しか出来ないかった。
膝を付き、胸の前で手を握り祈った国王に少しづつ光の玉が興味深そうに集まっていく。
その様子を見たフィリックス・ガルシアは、目の前の男も国を憂う1人の為政者であるのだと思った。
出来る事なら龍の怒りが鎮ればと願わずにはいられなかった。
龍が怒れば、それはもう国が滅ぶと同じ意味だった。
しかし、光の玉・・・すなわち妖精がレイド・フロドゥールに興味を持ち始めたと言うのは行幸だった。
国が変わるきっかけになれば良いのである。
リリィの歌声が終わったのは、それから暫くしてからだった。
心穏やかな空気が全身を包み込むようだった。
瘴気が晴れた
実感と共に空を見上げれば空は雲のない晴天だった。
振り返ったリリィは美しい満面の笑みを浮かべていた。
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