元暗殺者の黒薔薇姫は公爵令嬢に転生する。

紅月

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幼少期

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朝いつもの様に着替えを済まさて朝食を摂っていると邸宅の方から猿の鳴き声に似た女の悲鳴が聞こえて来た。

「どうやら喜んで貰えたみたいね。」

「ふっ、後でどんな顔をして来るのかな。」

私のことをコッソリ監視していた影が慌てて邸宅に向かっていくのを確認した私はそう言って途中だった食事を再開した。








~~~~~~~~




sideルナ


今まで、私はあの娘を殺す為に暗殺者を何人も雇って来たが一回も成功した事はなかった。

最初の頃は偶々だと思っていたが流石に5回目となるとおかしいことに気付いた。
あんな娘一人殺せないとなるとあの娘には旦那様の影が何かが付いているのかと思った。
しかし、暗殺者をまた雇って旦那様の影があの娘に付いているか探れと送り出しても今まで一度も帰って来ることはなかった。

9歳の社交界デビューまでに長女であるあの娘を殺さないと私の愛おしの娘ルミナがこの公爵家を継ぐことができなくなるかもしれない。
ただでさえルミナは髪の色しか私の色を受け継げなかった。 

そうなってしまうと公爵家の膨大な金を手に入れることが出来なくなってしまう。



どうにかして後半年もない社交会デビューまでにころさなければ!

そんな事を考えてイライラし出したルナは

「もう何なのよあの娘!!!いつまで私をイラつかせれば気が済むのよ!!」

と言ってルナは赤い薔薇が生けてある花瓶を壁で叩き割った。

ガシャーンッ

「ハァッ…ちょっと貴方!」

「は、はい!如何致しましたか…」

「見て分からないの!?早くこれを片付けなさいよ!使えないわね!!」

そう言って侍女の髪の毛を掴んで思いっきり投げ飛ばした。

「キャッ…も、申し上げありません!」

そう言って侍女は急いでルナに向かって土下座をした。

「どいつもこいつも本当に使えないわね!!」

と続けてそう言った後に何度も侍女を高いヒールの靴で踏みつけた。

その後ルナは、侍女に花瓶の破片の片付けなどをさせて、新しい暗殺依頼を出した。

今までは多くて3人しか雇っていなかったが、あのどうでもいい第二夫人しか殺すことしかできなかった悔しさで私は本気であの娘を殺す為に今回暗殺者を6人雇うことに決めた。

そして朝事件は起きた

今度こそはあの娘は死んだだろうとぐっすりと眠り爽やかな朝を迎えようと朝目を覚ますと私の顔の横に何かがあること気付き振り向くと血だらけの顔と目が合った。

驚きすぎて3秒ぐらい凍り付いているとその顔が昨日暗殺を頼んだ男だと分かった私は「ギァァァァーー!!!」と大声を上げで飛び起きた。

急いで上半身を起こしてベットに手を付いたら「ドロッ」と肌にまとわり付く様な気持ち悪いものに触れ急いで自分の手を見ると自分が一番好きな赤色とは程遠いどす黒い赤色をした鉄臭い液体が手全体を濡らしていた。

人を殺した事がない自分でもこれは血だと理解した。

「だれか!!早く来て!!」

と言って急いでベットから降りるとゴロゴロッと何個も首が転がり落ちて来た。

「ヒッ!」


ルナの焦った声に侍女や護衛騎士達が急いで部屋に入るとルナのベット上は血だらけだった。

皆んな何があったのかすぐに理解する事が出来ずに立ち尽くしていると

「早くそれを片して!!早く風呂の準備をしてちょうだい!!」

そのルナの怒鳴り声で皆んな急いで動き始めた。

「気持ち悪い…気持ち悪い…気持ち悪い…何で私がこんな目に合わないといけないの…結局あの娘はどうなったのよ」

「いや、そんなことより早くこの血を洗い流さないと」

血は両手にしか付いていない筈なのにまるで血を全身に浴びたかの様に不快でどうしようもなかった。

「早くあの娘を殺さないと…私が殺されてしまうわ…」

とルナは廊下で一人呟き続けていた。

…それを聞いている者がいることも知らずに…
















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