35 / 37
番外編
猫の日
しおりを挟む
「みぎゃあああっ!!!!!」
朝起きたら、俺に猫の耳が付いていた。
⭐︎猫の日⭐︎
この世界には、男女の性以外にもバースと呼ばれる性がある。
アルファ、ベータ、オメガだ。
俺の性は、男のオメガだ。
一般的にそれ以外に性はない筈だった。
まして獣人世界でもないのに、猫の耳が生えるなんて‥。
だが、俺の耳には今、紛れもなく猫の耳が付いている。
「えっ、なんでどうして‥。」
猫の耳どころかよく見れば尻尾も付いていた。
長く艶々とした毛並みの黒い毛。
あまりにも触り心地の良さに思わず尻尾を無心で触ってしまう。
もにゅもにゅもみもみもみ。
ちゃんと感覚もあるのが凄い。
モミモミモミ‥。
「はわっ!俺の毛並み最高!」
尻尾を堪能している俺をずっと見てる奴がいた。
「‥ハル。‥食べて良い?‥」
「っ?!」
大上が恍惚と俺を凝視め、そうして俺が逃げる前に腕の中に囲われた。
「や、食べちゃダメだ!俺は食べ物じゃないからな!!!」
主張は大事だと思う。でなければ、俺は大上に頭から丸々と直ぐに食べられている。
「そうだね。ハルは食べ物じゃない。」
ニッコリと音がしそうな笑みを浮かべる大上は、特上のアルファの匂いを出す。
それは、オメガが陥落する、甘い匂い。猫にまたたび状態で、酩酊させる匂いだ。
「あ、やっ、だ‥っ!」
必死に抵抗するも、大上には既に俺が発情してるのがバレてしまう。
「ハル‥。抵抗しないで。」
可愛い可愛い俺だけのオメガ‥。
そう言いながら、大上は俺の猫耳の方をペロリと舐めた。
「ひゃっう!!それやぁっ!!」
だめだって抵抗しても押さえつけられる。
徐々に思考も奪われていく。
「ハル。好きだよ。愛してる。」
「うん、おりぇもーレオしゅきだよーっ。」
俺は、抱きしめられたまま、大上に抱き着いて、思い切り匂いを嗅ぐ。そうすると更に、トロトロと酒に酔った様になり、呂律が回らなくなっていく。
「ん、んちゅっ、んん、んふぁっー、!」
激しい口付け。
「ハル、ハルっ!ハル!!ここに俺のを入れさせてくれっ‥っ!!」
大上が俺の秘所に触れる。そこで大上と一つになれる。
おれはー
「ん、いいよっ!レオきてっ!オレをめちゃくちゃにして!、」
大上に尻を突き付けて、猫の尻尾を大上の腰に巻きつけた。
大上の喉が大きく上下に動く。
「可愛いっ、可愛いよっ!春樹っ!俺の可愛い人っ!!」
激しく抱き付いてきて、俺の秘所に大上の大きくなった逸物を一気に突き上げた。
俺の体は大きく跳ね上がる。
「ん、んにゃぁあんっ!れおっ!レオ好きっ!、」
大上のピストンが激しくなり、俺達は朝から時間を忘れて交わり合った。
もちろん、その日は学校を休んだのは言うまでもない。
「バカバカバカっ!大上の馬鹿ーっ!!!」
目を覚ましたら、猫の耳は消えていた。勿論、猫尻尾もだ。が、俺は恥ずかしい程の醜態を晒した。八つ当たりで、大上を殴っても仕方ないと思う。
「はいはい。そんな事よりも体を綺麗にするぞ。」
今は、風呂に連れてかれて体を洗われている。
「ううっ、大上の所為だ‥。」
体が動かない‥。腰が変な感じだ。まだ大上のが入ってるみたいな感じがヤダ。
「ふはっ、そうだな。俺のせいだから綺麗に洗ってやるよ。」
大上は凄く楽しそうにしている。
ううっ、なんでそんなに楽しそうなんだよ!恥ずかしいのは俺ばっかりじゃんかっ!!
もう、猫耳が生えてこない事を祈る!
ーーーーー
コメント
2月22日は猫の日!
にゃんにゃんにゃんの日なのでニャンニャンしてる2人でした。
朝起きたら、俺に猫の耳が付いていた。
⭐︎猫の日⭐︎
この世界には、男女の性以外にもバースと呼ばれる性がある。
アルファ、ベータ、オメガだ。
俺の性は、男のオメガだ。
一般的にそれ以外に性はない筈だった。
まして獣人世界でもないのに、猫の耳が生えるなんて‥。
だが、俺の耳には今、紛れもなく猫の耳が付いている。
「えっ、なんでどうして‥。」
猫の耳どころかよく見れば尻尾も付いていた。
長く艶々とした毛並みの黒い毛。
あまりにも触り心地の良さに思わず尻尾を無心で触ってしまう。
もにゅもにゅもみもみもみ。
ちゃんと感覚もあるのが凄い。
モミモミモミ‥。
「はわっ!俺の毛並み最高!」
尻尾を堪能している俺をずっと見てる奴がいた。
「‥ハル。‥食べて良い?‥」
「っ?!」
大上が恍惚と俺を凝視め、そうして俺が逃げる前に腕の中に囲われた。
「や、食べちゃダメだ!俺は食べ物じゃないからな!!!」
主張は大事だと思う。でなければ、俺は大上に頭から丸々と直ぐに食べられている。
「そうだね。ハルは食べ物じゃない。」
ニッコリと音がしそうな笑みを浮かべる大上は、特上のアルファの匂いを出す。
それは、オメガが陥落する、甘い匂い。猫にまたたび状態で、酩酊させる匂いだ。
「あ、やっ、だ‥っ!」
必死に抵抗するも、大上には既に俺が発情してるのがバレてしまう。
「ハル‥。抵抗しないで。」
可愛い可愛い俺だけのオメガ‥。
そう言いながら、大上は俺の猫耳の方をペロリと舐めた。
「ひゃっう!!それやぁっ!!」
だめだって抵抗しても押さえつけられる。
徐々に思考も奪われていく。
「ハル。好きだよ。愛してる。」
「うん、おりぇもーレオしゅきだよーっ。」
俺は、抱きしめられたまま、大上に抱き着いて、思い切り匂いを嗅ぐ。そうすると更に、トロトロと酒に酔った様になり、呂律が回らなくなっていく。
「ん、んちゅっ、んん、んふぁっー、!」
激しい口付け。
「ハル、ハルっ!ハル!!ここに俺のを入れさせてくれっ‥っ!!」
大上が俺の秘所に触れる。そこで大上と一つになれる。
おれはー
「ん、いいよっ!レオきてっ!オレをめちゃくちゃにして!、」
大上に尻を突き付けて、猫の尻尾を大上の腰に巻きつけた。
大上の喉が大きく上下に動く。
「可愛いっ、可愛いよっ!春樹っ!俺の可愛い人っ!!」
激しく抱き付いてきて、俺の秘所に大上の大きくなった逸物を一気に突き上げた。
俺の体は大きく跳ね上がる。
「ん、んにゃぁあんっ!れおっ!レオ好きっ!、」
大上のピストンが激しくなり、俺達は朝から時間を忘れて交わり合った。
もちろん、その日は学校を休んだのは言うまでもない。
「バカバカバカっ!大上の馬鹿ーっ!!!」
目を覚ましたら、猫の耳は消えていた。勿論、猫尻尾もだ。が、俺は恥ずかしい程の醜態を晒した。八つ当たりで、大上を殴っても仕方ないと思う。
「はいはい。そんな事よりも体を綺麗にするぞ。」
今は、風呂に連れてかれて体を洗われている。
「ううっ、大上の所為だ‥。」
体が動かない‥。腰が変な感じだ。まだ大上のが入ってるみたいな感じがヤダ。
「ふはっ、そうだな。俺のせいだから綺麗に洗ってやるよ。」
大上は凄く楽しそうにしている。
ううっ、なんでそんなに楽しそうなんだよ!恥ずかしいのは俺ばっかりじゃんかっ!!
もう、猫耳が生えてこない事を祈る!
ーーーーー
コメント
2月22日は猫の日!
にゃんにゃんにゃんの日なのでニャンニャンしてる2人でした。
25
あなたにおすすめの小説
運命じゃない人
万里
BL
旭は、7年間連れ添った相手から突然別れを告げられる。「運命の番に出会ったんだ」と語る彼の言葉は、旭の心を深く傷つけた。積み重ねた日々も未来の約束も、その一言で崩れ去り、番を解消される。残された部屋には彼の痕跡はなく、孤独と喪失感だけが残った。
理解しようと努めるも、涙は止まらず、食事も眠りもままならない。やがて「番に捨てられたΩは死ぬ」という言葉が頭を支配し、旭は絶望の中で自らの手首を切る。意識が遠のき、次に目覚めたのは病院のベッドの上だった。
Ωの不幸は蜜の味
grotta
BL
俺はΩだけどαとつがいになることが出来ない。うなじに火傷を負ってフェロモン受容機能が損なわれたから噛まれてもつがいになれないのだ――。
Ωの川西望はこれまで不幸な恋ばかりしてきた。
そんな自分でも良いと言ってくれた相手と結婚することになるも、直前で婚約は破棄される。
何もかも諦めかけた時、望に同居を持ちかけてきたのはマンションのオーナーである北条雪哉だった。
6千文字程度のショートショート。
思いついてダダっと書いたので設定ゆるいです。
上手に啼いて
紺色橙
BL
■聡は10歳の初めての発情期の際、大輝に噛まれ番となった。それ以来関係を継続しているが、愛ではなく都合と情で続いている現状はそろそろ終わりが見えていた。
■注意*独自オメガバース設定。■『それは愛か本能か』と同じ世界設定です。関係は一切なし。
番解除した僕等の末路【完結済・短編】
藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。
番になって数日後、「番解除」された事を悟った。
「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。
けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。
【完結】初恋のアルファには番がいた—番までの距離—
水樹りと
BL
蛍は三度、運命を感じたことがある。
幼い日、高校、そして大学。
高校で再会した初恋の人は匂いのないアルファ――そのとき彼に番がいると知る。
運命に選ばれなかったオメガの俺は、それでも“自分で選ぶ恋”を始める。
αが離してくれない
雪兎
BL
運命の番じゃないのに、αの彼は僕を離さない――。
Ωとして生まれた僕は、発情期を抑える薬を使いながら、普通の生活を目指していた。
でもある日、隣の席の無口なαが、僕の香りに気づいてしまって……。
これは、番じゃないふたりの、近すぎる距離で始まる、運命から少しはずれた恋の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる