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シーズン1-ブライトプライム編
036-意外な再会
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「アンドロイドを一から組みたい? .......そもそも、お前にアンドロイドが必要なのか?」
アレンスターに相談すると、頼りにならなさそうな返事が返ってきた。
私は昨日仲間に話したことを一通り伝える。
「....成程な、そういう事か....だったら、裏マーケットに行ってみたらどうだ?」
裏と聞いた瞬間に、私の脳裏には黒い服とサングラスをかけた男たちが支配する、危険な場所のイメージが過った。
「危なくはないのか?」
「本当にヤバいのは、宇宙空間にある方のマーケットだからな」
それもそうか。
惑星表面上で商売をする以上、客に危害を加えたと判明した時点で正規軍に追われる羽目になる。
だから、治安は悪いが、死ぬほど危険ではないと言い切れるのだろう。
「裏マーケットは、45番通りの黒塗りのビルから入れる、子爵家の手形のコピーをやるから、そいつで入るんだな」
いやに優しいな。
だけど、アレンスターは私に結構良くしてくれるので、今回も彼がそれを裏切らないように期待しよう。
言われた通りに裏通りに入り、黒いビルの中にあった階段を降りる事三分。
明らかに外に繋がっていそうな扉が、階段の終着点であった。
扉を開けると――――
「ここは.....?」
恐らく空中都市の下部にあたる部分には、巨大な空間があった。
そこでは、地上のマーケットとは違い、無数の船が停泊しており、その中で物品を取り扱っているようだった。
「成程、ここはあくまで格納庫で、売っているものについては知らないという訳か....」
それに、裏と言ってもグレー寸前のものが多く、奴隷や違法薬物などは取り扱ってはいないようだ。
あんまり買うところを人に見られたくない物が売っている様だ。
「ファイス、余所見はするな」
「はっ」
私たちは、船の間を抜けて進んでいく。
目指すのは、端っこの方にある大きな輸送艦。
「中古のアンドロイドをお求めかい?」
「ああ」
そこに着くと、中古のアンドロイドたちが陳列されていた。
色々な形が存在しているが、店員タイプのような、顔がディスプレイになっているタイプはいないようだ。
「顔部分がディスプレイになっているのはいないのか?」
結構デザインが気に入っていたので聞いてみると、
「あー...一応いますぜ? ただ、第六世代...今の最新が第十八世代なんで、相当旧式のを無理に使ってたみたいで、耐用年数はそんなでもないですよ?」
「問題ない、パーツを買って自分で作り直すからな」
「...ほほう」
店主は興味深そうにしていた。
私は店主に案内され、店の奥へと入る。
そこでは、私の知っているようなロボットみたいなものから、破損が見られるアンドロイドまで様々な種類が座らさせられていた。
『...あなたは、もしや...?』
「...ん?」
その時、右から声がかかった。
私が外を見ると、この間見たのと同じ種類のアンドロイドがいた。
しかも、発言を聞く限りではこの間のアンドロイドと同じかな...?
「もしかして、店員の?」
『はい』
「どうしてここへ?」
『....その、廃棄処理直前に別の車に乗せられまして....』
「あんちゃん、そいつが気に入ったかい?」
「....ああ、貰おう、いくらだ?」
店主は電卓を叩き、「25万MSCだな」と言った。
随分安いな......
「安さの理由は?」
「単純に旧世代型だからだな、内部回路はまだマシだが、製造から100年以上経ってる」
なるほど。
じゃあ、アドアステラの艦内工場で、ガチガチに改造すれば最新型に並べるな。
私は店主の端末にMSCを送信し、アンドロイドを購入して帰るのであった。
アレンスターに相談すると、頼りにならなさそうな返事が返ってきた。
私は昨日仲間に話したことを一通り伝える。
「....成程な、そういう事か....だったら、裏マーケットに行ってみたらどうだ?」
裏と聞いた瞬間に、私の脳裏には黒い服とサングラスをかけた男たちが支配する、危険な場所のイメージが過った。
「危なくはないのか?」
「本当にヤバいのは、宇宙空間にある方のマーケットだからな」
それもそうか。
惑星表面上で商売をする以上、客に危害を加えたと判明した時点で正規軍に追われる羽目になる。
だから、治安は悪いが、死ぬほど危険ではないと言い切れるのだろう。
「裏マーケットは、45番通りの黒塗りのビルから入れる、子爵家の手形のコピーをやるから、そいつで入るんだな」
いやに優しいな。
だけど、アレンスターは私に結構良くしてくれるので、今回も彼がそれを裏切らないように期待しよう。
言われた通りに裏通りに入り、黒いビルの中にあった階段を降りる事三分。
明らかに外に繋がっていそうな扉が、階段の終着点であった。
扉を開けると――――
「ここは.....?」
恐らく空中都市の下部にあたる部分には、巨大な空間があった。
そこでは、地上のマーケットとは違い、無数の船が停泊しており、その中で物品を取り扱っているようだった。
「成程、ここはあくまで格納庫で、売っているものについては知らないという訳か....」
それに、裏と言ってもグレー寸前のものが多く、奴隷や違法薬物などは取り扱ってはいないようだ。
あんまり買うところを人に見られたくない物が売っている様だ。
「ファイス、余所見はするな」
「はっ」
私たちは、船の間を抜けて進んでいく。
目指すのは、端っこの方にある大きな輸送艦。
「中古のアンドロイドをお求めかい?」
「ああ」
そこに着くと、中古のアンドロイドたちが陳列されていた。
色々な形が存在しているが、店員タイプのような、顔がディスプレイになっているタイプはいないようだ。
「顔部分がディスプレイになっているのはいないのか?」
結構デザインが気に入っていたので聞いてみると、
「あー...一応いますぜ? ただ、第六世代...今の最新が第十八世代なんで、相当旧式のを無理に使ってたみたいで、耐用年数はそんなでもないですよ?」
「問題ない、パーツを買って自分で作り直すからな」
「...ほほう」
店主は興味深そうにしていた。
私は店主に案内され、店の奥へと入る。
そこでは、私の知っているようなロボットみたいなものから、破損が見られるアンドロイドまで様々な種類が座らさせられていた。
『...あなたは、もしや...?』
「...ん?」
その時、右から声がかかった。
私が外を見ると、この間見たのと同じ種類のアンドロイドがいた。
しかも、発言を聞く限りではこの間のアンドロイドと同じかな...?
「もしかして、店員の?」
『はい』
「どうしてここへ?」
『....その、廃棄処理直前に別の車に乗せられまして....』
「あんちゃん、そいつが気に入ったかい?」
「....ああ、貰おう、いくらだ?」
店主は電卓を叩き、「25万MSCだな」と言った。
随分安いな......
「安さの理由は?」
「単純に旧世代型だからだな、内部回路はまだマシだが、製造から100年以上経ってる」
なるほど。
じゃあ、アドアステラの艦内工場で、ガチガチに改造すれば最新型に並べるな。
私は店主の端末にMSCを送信し、アンドロイドを購入して帰るのであった。
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