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転移の妨害編
008:双球
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「……センゴクと言ったか? キサマは陛下の温情で〝生かせてもらえている〟のを忘れるな」
「オッサンの言う通りだ。俺のパンチをギリ防いだからと言って、お前程度が俺にかなうと思うなよ規格外」
嫌だねぇ、二人で俺を見つめるなよ。テレるってばよ。
だがさっきの昇司のパンチ力は異常だ。正直あれは説明がつかないな。
どうやったら素人が、あんなに威力が増す?
もしかしてあれか? まさかとは思うが、勇者のステータスってやつかよ。
だとしたら俺にもあってもいいはずだが……。
「陛下の温情に感謝を。ついでにバーゲン卿の配慮にも感謝を」
「フン、口の減らないやつだ。まぁよい……キサマらはどのみち逃げられないのだからな」
その言葉で戦極意外の全員の顔が曇る。
この後の奴隷のような生活を考えれば、それは当然とも言えることだろう。
だがここでバーゲンが意外――いや、驚くべき事を言いだす。
「ふふ、そう落ち込むな。顔を上げて私の瞳を見よ。よいか、これから話すことは全て真実のみ」
「……なんだよそれは? 俺は勇者って言われても何も出来ねぇぞ」
「焦るなショウジ、本題はこれからだ。お前たちが見事勇者として成長し、デュロック王国のために働くなら」
そこでバーゲンは一度言葉をきると、全員を見回して広角をあげる。
それを不快に思った真乃依が、噛みつくように叫ぶ。
「なら、何なのよ!!」
「私は宰相だ、口を慎みたまへよ。よいか、お前たちは貴族となれる。それも伯爵待遇としてな」
「は、伯爵って結構すごいんじゃ」
「そうだともタケル。しかもただの伯爵じゃない、特権を持つ〝上級伯〟であり、何不自由なく暮らせるばかりか領地もやろう。しかもだ、その領民から得た税は全てキサマらが好きに使ってよい。むろん、全ての領民を好きにしてかまわぬ」
ちょっと待て、この安売り野郎の言っていることヤバイだろう。
国の中に小国をつくるようなものだぞ? 将来内乱の元となりうるが……狙いはなんだ?
「マジかよ!! それって俺らが知事になるみてぇじゃん!!」
「ばかねぇ昇司。考えてみなよ~、もっとすげぇ~つーの」
「僕が……貴族……うそでしょ?」
「そんな貴族だなんて、私には無理だよぅ」
そんな四人を見て、バーゲンは楽しげに話を続けようとする。
だが戦極がその様子を冷静に見ているのに気が付き、睨みつけながら嫌そうに口を開く。
「……キサマは嬉しくないのか? 上級伯だぞ」
「それは嬉しいですね。まぁ裏がないならですが」
「どうやらキサマは根性が腐っているようだ。言葉とおりの意味意外なにもない。むしろ正当な報酬と言っていいだろう」
「正当、ね」
「よいかセンゴク。こちらの都合でこの世界へと召喚されたのだ、そのくらいはさせてほしいと思うのだが?」
「それはありがたい。が、そんなに権力を持たせても大丈夫なのかと、デュロック王国の、忠実な臣のわたくしめは思うのですがね?」
その問にバーゲンは「フン」と鼻息を吐き答える。
「それは素晴らしい改心だなセンゴク。権力をキサマらがもったとしても、この国のために役に立ってくれると思う。それに私はキサマらを信じておるよ、この国をきっと愛することになろうとな」
「……そうかい」
戦極がそういうと、バーゲンは両手を二度勢いよくあわせて音を出す。
それでこの張り詰めた空気が一瞬で霧散し、全員がバーゲンへと視線をむける。
「さぁ話は終わりだ。この後は上に行ってキサマらの師と会うがよい。近衛隊長、あとは頼む」
「ハッ! それでは勇者様たちはこちらへとおいでください」
衛兵の一人がそう言うと、勇者認定された四人はついていく。
その後に戦極も続くが、内心はこの状況を見極めようと出来ることを模索。
やがて松明の明かりが揺らぐ、カビ臭い長い通路をぬけ、建物の外へとでる扉の前へ到着する。
すると近衛隊長が扉の奥にいる者へと合図を送り、その後に頑丈な木製の扉が不快な音とともに軋みながら開いていく。
そして全員が二つの異様なモノを目撃した。
だからこそ全員は思う、この光景を生涯忘れはしないだろうと。
「うっそだろ……」
「しんじらんない……これはアタシもエモる……」
「僕の目はどうかしたのか……」
「私にも見えているよ。あれは間違いなく……」
戦極は苦虫を噛みしめた表情で空を見上げ、四人に続く。
それはここに召喚されるまえ、〆より聞いていた光景が広がっていたから。
「ここで間違いなかったのか……あれは〝双子の月〟だ。そう、ここは間違いなく異世界だ」
「異世界だと!? オイ規格外、どういう意味か教えろよ!」
「高校生にもなって日本語がわからないのか? さっき宰相が説明した通りの意味だよ。ここは異世界というやつで、もう二度と普通には帰れない」
その言葉に全員が絶句していると、背後から視線を感じる。
どうやら監視をされているようだと、戦極はあえて四人が絶句するように話した。
理由は単純であり、バーゲンが望む〝選択肢のない状況〟に追い込まれているようにみせるためだ。
「ご安心を勇者様がた。宰相閣下の話のとおり無事にお役目を果たせば、その後の人生は安泰でございます」
安泰ねぇ。絶望をあたえ選択肢をなくすの間違いだろう?
まぁ今だけは、お手伝いをいたしますよミスターバーゲン。
俺が憎まれ役ならべつにかまわないが、こいつらが死ぬのは見たくはない。
もしここで逃げる選択肢を与えたら、こいつらの中にケガ人がでるかもしれないしな。
特に昇司と真乃依は暴走する確率が高い。
その時に首輪の呪いが発動したら、最悪死ぬかもしれないからな。
「さて……どうすりゃいいかな。教えてくれないか双子月」
戦極は蒼と朱の月を見上げると、どこかにいるであろう悲恋美琴を思い出すのだった。
「オッサンの言う通りだ。俺のパンチをギリ防いだからと言って、お前程度が俺にかなうと思うなよ規格外」
嫌だねぇ、二人で俺を見つめるなよ。テレるってばよ。
だがさっきの昇司のパンチ力は異常だ。正直あれは説明がつかないな。
どうやったら素人が、あんなに威力が増す?
もしかしてあれか? まさかとは思うが、勇者のステータスってやつかよ。
だとしたら俺にもあってもいいはずだが……。
「陛下の温情に感謝を。ついでにバーゲン卿の配慮にも感謝を」
「フン、口の減らないやつだ。まぁよい……キサマらはどのみち逃げられないのだからな」
その言葉で戦極意外の全員の顔が曇る。
この後の奴隷のような生活を考えれば、それは当然とも言えることだろう。
だがここでバーゲンが意外――いや、驚くべき事を言いだす。
「ふふ、そう落ち込むな。顔を上げて私の瞳を見よ。よいか、これから話すことは全て真実のみ」
「……なんだよそれは? 俺は勇者って言われても何も出来ねぇぞ」
「焦るなショウジ、本題はこれからだ。お前たちが見事勇者として成長し、デュロック王国のために働くなら」
そこでバーゲンは一度言葉をきると、全員を見回して広角をあげる。
それを不快に思った真乃依が、噛みつくように叫ぶ。
「なら、何なのよ!!」
「私は宰相だ、口を慎みたまへよ。よいか、お前たちは貴族となれる。それも伯爵待遇としてな」
「は、伯爵って結構すごいんじゃ」
「そうだともタケル。しかもただの伯爵じゃない、特権を持つ〝上級伯〟であり、何不自由なく暮らせるばかりか領地もやろう。しかもだ、その領民から得た税は全てキサマらが好きに使ってよい。むろん、全ての領民を好きにしてかまわぬ」
ちょっと待て、この安売り野郎の言っていることヤバイだろう。
国の中に小国をつくるようなものだぞ? 将来内乱の元となりうるが……狙いはなんだ?
「マジかよ!! それって俺らが知事になるみてぇじゃん!!」
「ばかねぇ昇司。考えてみなよ~、もっとすげぇ~つーの」
「僕が……貴族……うそでしょ?」
「そんな貴族だなんて、私には無理だよぅ」
そんな四人を見て、バーゲンは楽しげに話を続けようとする。
だが戦極がその様子を冷静に見ているのに気が付き、睨みつけながら嫌そうに口を開く。
「……キサマは嬉しくないのか? 上級伯だぞ」
「それは嬉しいですね。まぁ裏がないならですが」
「どうやらキサマは根性が腐っているようだ。言葉とおりの意味意外なにもない。むしろ正当な報酬と言っていいだろう」
「正当、ね」
「よいかセンゴク。こちらの都合でこの世界へと召喚されたのだ、そのくらいはさせてほしいと思うのだが?」
「それはありがたい。が、そんなに権力を持たせても大丈夫なのかと、デュロック王国の、忠実な臣のわたくしめは思うのですがね?」
その問にバーゲンは「フン」と鼻息を吐き答える。
「それは素晴らしい改心だなセンゴク。権力をキサマらがもったとしても、この国のために役に立ってくれると思う。それに私はキサマらを信じておるよ、この国をきっと愛することになろうとな」
「……そうかい」
戦極がそういうと、バーゲンは両手を二度勢いよくあわせて音を出す。
それでこの張り詰めた空気が一瞬で霧散し、全員がバーゲンへと視線をむける。
「さぁ話は終わりだ。この後は上に行ってキサマらの師と会うがよい。近衛隊長、あとは頼む」
「ハッ! それでは勇者様たちはこちらへとおいでください」
衛兵の一人がそう言うと、勇者認定された四人はついていく。
その後に戦極も続くが、内心はこの状況を見極めようと出来ることを模索。
やがて松明の明かりが揺らぐ、カビ臭い長い通路をぬけ、建物の外へとでる扉の前へ到着する。
すると近衛隊長が扉の奥にいる者へと合図を送り、その後に頑丈な木製の扉が不快な音とともに軋みながら開いていく。
そして全員が二つの異様なモノを目撃した。
だからこそ全員は思う、この光景を生涯忘れはしないだろうと。
「うっそだろ……」
「しんじらんない……これはアタシもエモる……」
「僕の目はどうかしたのか……」
「私にも見えているよ。あれは間違いなく……」
戦極は苦虫を噛みしめた表情で空を見上げ、四人に続く。
それはここに召喚されるまえ、〆より聞いていた光景が広がっていたから。
「ここで間違いなかったのか……あれは〝双子の月〟だ。そう、ここは間違いなく異世界だ」
「異世界だと!? オイ規格外、どういう意味か教えろよ!」
「高校生にもなって日本語がわからないのか? さっき宰相が説明した通りの意味だよ。ここは異世界というやつで、もう二度と普通には帰れない」
その言葉に全員が絶句していると、背後から視線を感じる。
どうやら監視をされているようだと、戦極はあえて四人が絶句するように話した。
理由は単純であり、バーゲンが望む〝選択肢のない状況〟に追い込まれているようにみせるためだ。
「ご安心を勇者様がた。宰相閣下の話のとおり無事にお役目を果たせば、その後の人生は安泰でございます」
安泰ねぇ。絶望をあたえ選択肢をなくすの間違いだろう?
まぁ今だけは、お手伝いをいたしますよミスターバーゲン。
俺が憎まれ役ならべつにかまわないが、こいつらが死ぬのは見たくはない。
もしここで逃げる選択肢を与えたら、こいつらの中にケガ人がでるかもしれないしな。
特に昇司と真乃依は暴走する確率が高い。
その時に首輪の呪いが発動したら、最悪死ぬかもしれないからな。
「さて……どうすりゃいいかな。教えてくれないか双子月」
戦極は蒼と朱の月を見上げると、どこかにいるであろう悲恋美琴を思い出すのだった。
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