もふもふ子狐のせいで、廃棄(ゴミ)の烙印を押されたハズレ男。あまりにも酷い扱いをされたので、異世界召喚をした国を爽快バトルにて滅ぼします

モフモフだけならいざ知らず、足音まで〝ぽむぽむ〟と聞こえる、あざとい子狐が全て悪いと思わないかい?  
だってあの男は、それが原因で異世界へと行く途中、予期せぬ事態に巻き込まれるんだ。 

目の前には歪な魔法陣があり、気がつけば豚みたいな王様が兵器として、勇者を召喚したってさ。 
そんな馬鹿みたいな召喚に巻き込まれた、あわれな男の話なんだって。 

だがこの男、普通じゃないのよ。 
なにせ二十歳のくせに、ヤバイ古武術の達人だってんだからビックリだよね。 

だからね、異世界人に廃棄(ゴミ)処分されても、人間兵器の勇者に殺されそうになっても、男は負けないんだよ。 

どうしてそんな事を知っているのかって? 

簡単だ―― 

俺の話だからだよ!! 絶対に力を取り戻し、お前ら全員に〝ざまぁ〟してやるから覚悟しとけ!!

☆ ☆ ☆

ここまでが簡単な〝あらすじ〟ですが、このまま本編へ読み進めてもOKです。
以下、お時間があれば詳しい〝あらすじ〟をご覧ください。

☆ ☆ ☆

二十歳の男、古廻戦極(こまわりせんごく)は異世界へと渡る準備をしていた。

戦極が現在いる場所は、日本と異世界の中間にある〝異怪骨董やさん〟と呼ばれる、神の宿る骨董品を封印しておく場所であった。

そこから旅立つ戦極には野望がある。
趣味の骨董品を持ち、異世界で骨董やを開くというものだ。

だが状況がそれを許さない。
この男、古廻戦極は先祖代々受け継がれる、一子相伝の古武術の使い手だったからだ。

なぜそんな武術を継承しているのか? 

そのワケこそ、〝三百年前の先祖の恨みを異世界で討つ〟ことが理由だという。
幼少より祖父に理不尽に叩き込まれた武術と、剣術を魂にまで刻まれた事で、二十歳にしては達観した……いや、枯れたような男でもあった。
ちょっと抜けているけど。

そんな戦極が日本最狂の妖刀たる〝悲恋美琴〟を持ち、異世界へと渡る直前、何者かの妨害により目的地と違う場所へと召喚されてしまう。

意識がもうろうとする中、目覚めた戦極は異様な光景を目撃。
薄暗い地下室で、その儀式が行われていた。

そう――勇者召喚を。

気がつけば戦極の力の元たる悲恋美琴を消失し、異世界でも最弱の部類になってしまう。
それを知った周りの勇者二人をはじめ、国の関係者もゲスも極まる性格であり、戦極をイヂメぬき楽しむ。

だがそんな逆境にも負けず、戦極は力を取り戻すために努力するが、廃棄(ゴミ)の烙印を押されてしまう。
やがて新規に見つかったと言うダンジョンへと、罠よけのために放り込まれる戦極であったが、そこで運命の再会を果たす。

それは力を取り戻すために、探し求めた戦極の妖刀・悲恋美琴であった。
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