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第七話
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「ついにこの日が来たな」
それから二週間後、俺は大きなスポーツバッグと手土産を持ってお屋敷の前に立っていた。今日から俺はこのお屋敷に住み、真夏さんと茉莉ちゃんと暮らすのだ。
「父さん達も驚いてはいたけど、予想外だったのは一切反対しなかった事だよな。ここに住む事も婚約者の事も」
真夏さんから話を聞いた日の夜、俺は父さんと母さんにその話をし、併せて三が日の時の出来事を話した。二人とも驚いてはいたけれど、電話を通じて真夏さんの親御さんや松也さん達と話をすると、それが本当の事であり、怪しい話ではないとわかって意気投合していた。
その後もウチに来てもらって話し合いを重ね、今日をついに迎えたのだった。因みに、真夏さんもそうだが、茉莉ちゃんもウチの両親にとっても気に入られていて、こんなにかわいい孫ならいつでも来てほしいと言ってメロメロになっていた。
「まあ、茉莉ちゃんも最初からウチの両親をいい人として見てたみたいだし、この件が白紙にならなくてよかったな。さて、それじゃあそろそろ挨拶しに行こう」
俺は門に近づき、近くにあったインターホンのスイッチを押した。すると、その横の画面に松也さんの顔が映った。
「松也さん、冬矢です」
『おお、来てくれたか。いま行くから少し待っててくれ』
「はい」
会話が終わって画面が消えると、玄関が開いて松也さんが外に出てきた。そして門を開けると、松也さんはにこりと笑った。
「よく来てくれた、冬矢君。今回は私達の勝手な頼みを引き受けてくれて本当にありがとう」
「いえいえ。あ、これはウチの両親からです。つまらない物ですが、どうぞ」
「おお、これはすまないな。ちょうど真宙や夏海さんも来ていたから、みんなで頂くとしよう。では入ってきてくれ」
「はい」
開けられた門を通って敷地に入った後、門は再び閉まり、俺達は開けられた玄関へと向かった。玄関から中に入ると、エントランスホールには真夏さんが立っていた。
「あ、冬矢さん!」
「真夏さん、こんにちは。今日からよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします。ふふ」
「どうしました?」
「不思議な感じだなあと思ったんです。近い歳の異性、それも婚約者の人と一緒に一年間暮らすんだなと思ったらなんだか不思議な感じがして」
「たしかに中々ないですからね」
そもそも俺の人生に婚約者という言葉が介入してくると思っていなかったため、それも不思議な感じではあった。けれど、真夏さんと婚約者になるという事は、いずれは夫婦になるわけで、その時には一年どころかずっと一緒に暮らすのだ。この一年はその予行練習みたいに考えながら楽しい一年になるように頑張ろう。
真夏さんと笑いあっていると、その声が聞こえたのか近くの部屋から茉莉ちゃんが走り出てきた。
「パパだあ! わーい!」
「茉莉ちゃん、こんにちは。今日から一年よろしくね」
「うん! パパとママとこれから暮らせるの楽しみ!」
「うん、俺も楽しみだよ」
今日も茉莉ちゃんは元気いっぱいだ。その姿に俺も元気になってくる気がした。
「本当に茉莉は冬矢君に懐いているな。本当の父親としては少し妬いてしまうよ」
「あはは……懐いてくれているのは本当にありがたい話ですけどね。松也さん達は明日出発するんですよね?」
「そうだ。茉莉、冬矢君と真夏さんにワガママを言いすぎないようにな?」
「もちろん! パパとママを困らせたくないもん!」
「いい子だ。冬矢君、真夏さん、改めてよろしく頼む」
松也さんが深々と頭を下げる。本当は茉莉ちゃんと一緒にいたいところを事情があって俺達にお願いしてくれたんだ。だからこそ、俺も真夏さんと協力しながらその想いに応えられるように頑張ろう。茉莉ちゃんにとって楽しい一年になり、帰ってきた松也さん達にその事を笑顔で話せるように。
「まだまだ力不足ですが、精いっぱい頑張ります」
「冬矢さんと協力しながら頑張りますね、伯父様」
「ああ。さて、そろそろ真宙達にも挨拶をしに行こう」
その言葉に頷いた後、俺達は茉莉ちゃんが出てきた部屋に入った。そこはどうやらリビングだったようで、そこには茉莉ちゃんのお母さんである結里さんや真夏さんのご両親である真宙さんと夏海さんの姿があった。
「三人とも、冬矢君が来たぞ」
「あら、いらっしゃい。冬矢君、茉莉の事よろしくお願いします」
「こちらこそ一年こちらにお世話になります」
結里さんと話をしていると、真宙さんと夏海さんが近づいてきた。
「こんにちは、冬矢君。婚約者の件、受けてくれて本当にありがとう」
「真夏も冬矢君の事を本当に気に入っているみたいで、いつも冬矢君のお話ばかりをしているんですよ」
「お、お母様!」
「ふふ、その通りだろう? この一年でどういう事をしたいかとかどんな風に過ごしていきたいかとか色々考えているよね」
「お父様まで……」
真夏さんは照れた様子でチラチラとこちらを見てくる。その姿はとても可愛らしかったので、二人きりだったらすぐにでも抱き締めていただろう。それぐらい真夏さんは魅力的な人だし、婚約者になれた事が本当に嬉しかったのだ。
「ママ、かーわいいー! お顔まっかっかー!」
「うう……茉莉ちゃんまで……」
「はは、若いというのはいいものだな。とりあえず冬矢君に持ってきてもらった物を頂きながら今後の話をしていこう」
松也さんの言葉に俺達は頷いた後、それぞれ動き始めた。そして持ってきた老舗和菓子屋のお菓子とお茶を味わいながら食堂の椅子に座っていた時、隣に座っていた真夏さんがコソッと話しかけてきた。
「冬矢さん、好きな食べ物ってなんですか?」
「え? 好きな食べ物……唐揚げとかポテトサラダとかですかね」
「それなら今日のお夕飯はそれにしますね。茉莉ちゃんの好きな物と冬矢さんの好きな物を並べて豪勢なお夕飯にしましょう」
「それなら真夏さんの好きな食べ物も聞いてみたいです。何だかんだでまだ聞いたことなかったですし」
「私ですか? うーん……好き嫌いは特にしないですが、コンソメスープとかクロワッサン、あとはケーキも好きですよ」
「それなら俺も調べながらそれを作りますよ。俺達の好きな物だけじゃなく、真夏さんの好きな物も並べて楽しい夕飯にしたいですから」
それを聞いた真夏さんは少し驚いた顔をしたけれど、すぐに嬉しそうに微笑んだ。
「わかりました。それならご飯は一緒に作るようにしましょうか。お掃除とかお洗濯も一緒に」
「そうですね。共同生活をするわけですし、そういうのは必要だと思います」
「はい。ふふ、楽しみです」
真夏さんは本当に楽しみにしてる様子で言う。それだけ俺達との共同生活を楽しみにしてくれていたのだろう。その事が本当に嬉しかったし、俺も今日からの共同生活が楽しい物になる気がしてとても楽しみになっていた。
「あー! ママとパパ、内緒のお話してるー! 私も混ぜてー!」
「ふふっ、そうだね。茉莉ちゃん、今日のお夕飯は三人の好きな物が並ぶから楽しみにしててね」
「ほんと!? 私もお手伝いしたいな!」
「うん、茉莉ちゃんにもお手伝いはお願いするからね。刃物とか火気はちょっとまだ早いけど、お皿とか並べてもらったりしようかな」
「わかった! いつもやってるから任せてね!」
「うん、よろしくね」
ニッコニコの茉莉ちゃんを見ながら俺と真夏さんが笑っていると、それを見ていた松也さん達は微笑ましそうな顔をしていた。そしてその後も俺達は色々な話をしながら楽しいティータイムを過ごした。
それから二週間後、俺は大きなスポーツバッグと手土産を持ってお屋敷の前に立っていた。今日から俺はこのお屋敷に住み、真夏さんと茉莉ちゃんと暮らすのだ。
「父さん達も驚いてはいたけど、予想外だったのは一切反対しなかった事だよな。ここに住む事も婚約者の事も」
真夏さんから話を聞いた日の夜、俺は父さんと母さんにその話をし、併せて三が日の時の出来事を話した。二人とも驚いてはいたけれど、電話を通じて真夏さんの親御さんや松也さん達と話をすると、それが本当の事であり、怪しい話ではないとわかって意気投合していた。
その後もウチに来てもらって話し合いを重ね、今日をついに迎えたのだった。因みに、真夏さんもそうだが、茉莉ちゃんもウチの両親にとっても気に入られていて、こんなにかわいい孫ならいつでも来てほしいと言ってメロメロになっていた。
「まあ、茉莉ちゃんも最初からウチの両親をいい人として見てたみたいだし、この件が白紙にならなくてよかったな。さて、それじゃあそろそろ挨拶しに行こう」
俺は門に近づき、近くにあったインターホンのスイッチを押した。すると、その横の画面に松也さんの顔が映った。
「松也さん、冬矢です」
『おお、来てくれたか。いま行くから少し待っててくれ』
「はい」
会話が終わって画面が消えると、玄関が開いて松也さんが外に出てきた。そして門を開けると、松也さんはにこりと笑った。
「よく来てくれた、冬矢君。今回は私達の勝手な頼みを引き受けてくれて本当にありがとう」
「いえいえ。あ、これはウチの両親からです。つまらない物ですが、どうぞ」
「おお、これはすまないな。ちょうど真宙や夏海さんも来ていたから、みんなで頂くとしよう。では入ってきてくれ」
「はい」
開けられた門を通って敷地に入った後、門は再び閉まり、俺達は開けられた玄関へと向かった。玄関から中に入ると、エントランスホールには真夏さんが立っていた。
「あ、冬矢さん!」
「真夏さん、こんにちは。今日からよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします。ふふ」
「どうしました?」
「不思議な感じだなあと思ったんです。近い歳の異性、それも婚約者の人と一緒に一年間暮らすんだなと思ったらなんだか不思議な感じがして」
「たしかに中々ないですからね」
そもそも俺の人生に婚約者という言葉が介入してくると思っていなかったため、それも不思議な感じではあった。けれど、真夏さんと婚約者になるという事は、いずれは夫婦になるわけで、その時には一年どころかずっと一緒に暮らすのだ。この一年はその予行練習みたいに考えながら楽しい一年になるように頑張ろう。
真夏さんと笑いあっていると、その声が聞こえたのか近くの部屋から茉莉ちゃんが走り出てきた。
「パパだあ! わーい!」
「茉莉ちゃん、こんにちは。今日から一年よろしくね」
「うん! パパとママとこれから暮らせるの楽しみ!」
「うん、俺も楽しみだよ」
今日も茉莉ちゃんは元気いっぱいだ。その姿に俺も元気になってくる気がした。
「本当に茉莉は冬矢君に懐いているな。本当の父親としては少し妬いてしまうよ」
「あはは……懐いてくれているのは本当にありがたい話ですけどね。松也さん達は明日出発するんですよね?」
「そうだ。茉莉、冬矢君と真夏さんにワガママを言いすぎないようにな?」
「もちろん! パパとママを困らせたくないもん!」
「いい子だ。冬矢君、真夏さん、改めてよろしく頼む」
松也さんが深々と頭を下げる。本当は茉莉ちゃんと一緒にいたいところを事情があって俺達にお願いしてくれたんだ。だからこそ、俺も真夏さんと協力しながらその想いに応えられるように頑張ろう。茉莉ちゃんにとって楽しい一年になり、帰ってきた松也さん達にその事を笑顔で話せるように。
「まだまだ力不足ですが、精いっぱい頑張ります」
「冬矢さんと協力しながら頑張りますね、伯父様」
「ああ。さて、そろそろ真宙達にも挨拶をしに行こう」
その言葉に頷いた後、俺達は茉莉ちゃんが出てきた部屋に入った。そこはどうやらリビングだったようで、そこには茉莉ちゃんのお母さんである結里さんや真夏さんのご両親である真宙さんと夏海さんの姿があった。
「三人とも、冬矢君が来たぞ」
「あら、いらっしゃい。冬矢君、茉莉の事よろしくお願いします」
「こちらこそ一年こちらにお世話になります」
結里さんと話をしていると、真宙さんと夏海さんが近づいてきた。
「こんにちは、冬矢君。婚約者の件、受けてくれて本当にありがとう」
「真夏も冬矢君の事を本当に気に入っているみたいで、いつも冬矢君のお話ばかりをしているんですよ」
「お、お母様!」
「ふふ、その通りだろう? この一年でどういう事をしたいかとかどんな風に過ごしていきたいかとか色々考えているよね」
「お父様まで……」
真夏さんは照れた様子でチラチラとこちらを見てくる。その姿はとても可愛らしかったので、二人きりだったらすぐにでも抱き締めていただろう。それぐらい真夏さんは魅力的な人だし、婚約者になれた事が本当に嬉しかったのだ。
「ママ、かーわいいー! お顔まっかっかー!」
「うう……茉莉ちゃんまで……」
「はは、若いというのはいいものだな。とりあえず冬矢君に持ってきてもらった物を頂きながら今後の話をしていこう」
松也さんの言葉に俺達は頷いた後、それぞれ動き始めた。そして持ってきた老舗和菓子屋のお菓子とお茶を味わいながら食堂の椅子に座っていた時、隣に座っていた真夏さんがコソッと話しかけてきた。
「冬矢さん、好きな食べ物ってなんですか?」
「え? 好きな食べ物……唐揚げとかポテトサラダとかですかね」
「それなら今日のお夕飯はそれにしますね。茉莉ちゃんの好きな物と冬矢さんの好きな物を並べて豪勢なお夕飯にしましょう」
「それなら真夏さんの好きな食べ物も聞いてみたいです。何だかんだでまだ聞いたことなかったですし」
「私ですか? うーん……好き嫌いは特にしないですが、コンソメスープとかクロワッサン、あとはケーキも好きですよ」
「それなら俺も調べながらそれを作りますよ。俺達の好きな物だけじゃなく、真夏さんの好きな物も並べて楽しい夕飯にしたいですから」
それを聞いた真夏さんは少し驚いた顔をしたけれど、すぐに嬉しそうに微笑んだ。
「わかりました。それならご飯は一緒に作るようにしましょうか。お掃除とかお洗濯も一緒に」
「そうですね。共同生活をするわけですし、そういうのは必要だと思います」
「はい。ふふ、楽しみです」
真夏さんは本当に楽しみにしてる様子で言う。それだけ俺達との共同生活を楽しみにしてくれていたのだろう。その事が本当に嬉しかったし、俺も今日からの共同生活が楽しい物になる気がしてとても楽しみになっていた。
「あー! ママとパパ、内緒のお話してるー! 私も混ぜてー!」
「ふふっ、そうだね。茉莉ちゃん、今日のお夕飯は三人の好きな物が並ぶから楽しみにしててね」
「ほんと!? 私もお手伝いしたいな!」
「うん、茉莉ちゃんにもお手伝いはお願いするからね。刃物とか火気はちょっとまだ早いけど、お皿とか並べてもらったりしようかな」
「わかった! いつもやってるから任せてね!」
「うん、よろしくね」
ニッコニコの茉莉ちゃんを見ながら俺と真夏さんが笑っていると、それを見ていた松也さん達は微笑ましそうな顔をしていた。そしてその後も俺達は色々な話をしながら楽しいティータイムを過ごした。
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