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第二十九話
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12月になって雪が降り始めたり手が赤くなるくらいに寒くなったりし始めたある日、俺は真夏さんと茉莉ちゃんと一緒に街中を歩いていた。特に目的があったわけではないけれど、三人で出かける時間というのも必要だと思ったので真夏さんと茉莉ちゃんを誘って電車に乗ってきたのだ。
「もう冬だなあ。雪も少し積もってるし、もっと積もってきたら雪かきも考えないと……」
「雪、もっと積もるのかなあ。もっと積もったら雪だるまとかかまくら作れるけど、寒いのはちょっとイヤかも」
「たしかに茉莉ちゃんは寒さに弱いもんね。私も気を付けるけど、茉莉ちゃんも風邪を引かないように体調には気を付けようね」
「うん! 熱でポヤポヤになったり咳ゴホンゴホンになったりするのは嫌だもん!」
茉莉ちゃんが可愛らしい表現で話すのを聞いてそういう言い方もあるんだなと少し感心していた。
「俺と真夏さんに関しては梅雨の辺りに一回風邪を引いてるし、またそうなるのはたしかに避けたいな。特に真夏さんは受験を控えてるし」
「ママは毎日お勉強頑張ってるもんね。私も精いっぱい応援するからね!」
「うん、ありがとう。冬矢さんと茉莉ちゃんにいつも応援してもらってるから絶対に合格するよ」
「うん!」
茉莉ちゃんは嬉しそうに笑いながら頷く。いとこ同士ではあるけれど、少し本当の親子のようにも見える二人の姿に心がポカポカしていた時だった。
「……ん、この曲は」
「ジングルベル……そういえば、そろそろクリスマスですね」
どこからか聞こえてくるジングルベルのメロディーにクリスマスの訪れを予感していると、茉莉ちゃんは俺達を見上げながら目を輝かせた。
「クリスマスってあれだよね!? ハロウィンの時みたいにみんなで集まってパーティー開いて、美味しいご飯を食べたりプレゼント交換したりするの!」
「うん、そうだね。クリスマスか……ハロウィンの時みたいにパーティーはしたいけど、また真宙さん達の力を借りるのは少し気が引けるな」
「お父様達なら喜んでパーティーを開くと思いますよ。ですが、冬矢さんの気持ちはわかりますね。あそこまで盛大ではなくてもいいですし、私達とお父様達だけでもパーティーをしましょうか」
「パーティーするの!?」
「せっかくだしね。そうなると色々考えたいな」
「たしかに……」
俺達がクリスマスパーティーについて考え始めたその時、真夏さんの携帯がブルブルと震え出した。
「真宙さんですか?」
「いえ、元副会長です。何か用事でしょうか……」
「とりあえず出てみて下さい」
「はい」
真夏さんは頷いた後に電話に出た。そして俺達が見守る中で電話を続け、数分後に電話は終わった。
「ふう」
「何の用事でしたか?」
「新旧生徒会の親睦会を兼ねてクリスマスパーティーをしないかというお誘いでした。受験で忙しい中でも息抜きは必要だからと」
「やっぱりみんなそれは考えるんですね」
「生徒会のお兄ちゃんとお姉ちゃん達も来てくれるの?」
「ん……あ、たしかにウチでやるクリスマスパーティーにみんなを招けばいいのか」
クリスマスパーティーの提案には賛成だが、みんなで集まる会場を見つけるのはたぶん苦労するはずだ。それならウチに呼んでみんなでパーティーをすればいいのかもしれない。
「真夏さん、返事はいつまでですか?」
「いつでもいいとの事でした。ですが、たしかにそうですね。会場の事を考えるなら、みんなをお招きしてクリスマスパーティーをした方がいいと私も思います」
「そうですよね。それなら俺は真宙さん達に提案してみますから、真夏さんはそっちをお願いします」
「わかりました」
頷きあった後、真夏さんが元副会長に連絡を取る中で俺は真宙さんに電話をかけた。
『もしもし』
「あ、もしもし。真宙さん、いま大丈夫でしたか?」
『うん、大丈夫だよ。どうかしたのかな?』
「いま、みんなでクリスマスパーティーをしたいねって話をしていた時に生徒会の役員だった人からクリスマスパーティーをしないかと言われたんです。なので、あのお屋敷でやれたらなと思うんですが、真宙さんと夏海さんはご予定ってありますか?」
真宙さんは社長さんだし、夏海さんは作家さんだから何かしらのパーティーに招かれる可能性はある。だから、予定があるなら諦めようと考えていたが、電話の向こうからは嬉しそうな声が聞こえてきた。
『ううん、何もないよ。むしろ君達を招いてパーティーをしたいなと思っていたところなんだ』
「そうだったんですか?」
『本当はハロウィンの時みたいに盛大にやってもいいんだけど、真夏の事だから何度もそんな風にやらなくていいと思っていそうだと考えてホームパーティー程度の規模で考えていたんだ』
「流石は真夏さんのお父さんですね。まさにそんな感じの事を話していたところです」
『やっぱりね。私達は大丈夫だけど、生徒会の子達は大丈夫なのかな?』
真夏さんに目配せをすると、真夏さんは微笑みながら頷いた。どうやら生徒会側も大丈夫のようだ。
「大丈夫みたいです」
『そうか。それなら真夏や冬矢君がお世話になっている分、より楽しいパーティーにしてあげないとね』
「真宙さん達も楽しんでくださいね」
『うん。ところで、冬矢君はサンタクロースはいると思うかな?』
「サンタクロース……ですか?」
突然の事に俺は驚く。選び抜かれたサンタクロース達が所属する協会がある事を考えるなら現実的に見てもサンタクロースは存在する。けれど、真宙さんが言っているのはそういう事じゃないんだろう。
「いると思います。ウチには来なくなって久しいですけど」
『そういう意味では将来は君がサンタクロースになるんだけどね。そんなサンタクロースなんだけど、もしかしたらクリスマスパーティーの話を聞き付けてこっそり夜に来るかもしれないよ?』
「サンタクロースが……?」
『たぶんだけどね。とりあえずクリスマスパーティーの事はわかったよ。私達も何か手伝うかい?』
「はい。みんなで作り上げたパーティーの方が茉莉ちゃんも喜ぶと思いますから」
それを聞いた真宙さんはクスクス笑った。
『もうすっかり茉莉ちゃんのパパだね。それじゃあ連絡を待っているよ』
「はい。それでは失礼します」
電話を終えると、真夏さんは不思議そうな顔で話しかけてきた。
「なんだか不思議な話をしていましたけど、どうかしたんですか?」
「あ、はい。クリスマスパーティーの話を聞き付けて、サンタクロースがやってくるかもしれないって」
「サンタさん!? 来てくれるの!?」
「もしかしたらみたいだけどね。真宙さんもたぶんって言ってたし」
「サンタクロースですか……まあクリスマスらしいですが、お父様がわざわざそんな事を言うなんて何か考えているのでしょうか?」
真夏さんが首を傾げる。俺も同意見だ。きっと真宙さんと夏海さんが何かを用意してそれをサンタクロースからのプレゼントとして渡すつもりなんだろう。協会に所属する本当のサンタクロースをわざわざ呼ぶとは考えづらいのもあるが。
「とりあえずみんなで楽しめるように色々考えましょうか。食材の買い出しや交換で渡し合うプレゼントの用意もありますから」
「そうですね。茉莉ちゃん、パーティーで何を食べたい?」
「んーとね、ケーキとチキンと……後はサラダとパン!」
「栄養面も考えられてて偉いね。それじゃあプレゼントは何がほしい?」
「なんだろ……やっぱりおと――」
「おと?」
「……んーん、なんでもない! パパとママが選んでくれたのならなんでもいいよ!」
茉莉ちゃんはにこりと笑う。けれど、俺と真夏さんは茉莉ちゃんの願いには気づいていた。茉莉ちゃんはお父さんとお母さんと言おうとしていたのだ。いつも俺達をパパとママと呼んで慕ってくれる茉莉ちゃんだけど、それでも本当のパパとママである松也さんと結里さんへの愛情にはやっぱり負ける。二人がとてもいい人達なのもあるけれど、茉莉ちゃんもまだまだ両親が恋しい年頃だからだ。
「何かいいアイデアを考えておきたいですね」
「そうですね」
「パパ、ママ、どうしたの?」
「ん……クリスマスパーティーでプレゼント交換以外にも何か出来たらいいなって思ってね。茉莉ちゃんは何がしたい?」
「むー……いっぱいあるから迷うよー……」
茉莉ちゃんは頭を抱える素振りをしながら困った顔をする。その姿を可愛らしく思いながら茉莉ちゃんの頭を撫でた後、俺達は少しずつクリスマスに染まっていく街の中を歩きながらクリスマスパーティーの相談を始めた。
「もう冬だなあ。雪も少し積もってるし、もっと積もってきたら雪かきも考えないと……」
「雪、もっと積もるのかなあ。もっと積もったら雪だるまとかかまくら作れるけど、寒いのはちょっとイヤかも」
「たしかに茉莉ちゃんは寒さに弱いもんね。私も気を付けるけど、茉莉ちゃんも風邪を引かないように体調には気を付けようね」
「うん! 熱でポヤポヤになったり咳ゴホンゴホンになったりするのは嫌だもん!」
茉莉ちゃんが可愛らしい表現で話すのを聞いてそういう言い方もあるんだなと少し感心していた。
「俺と真夏さんに関しては梅雨の辺りに一回風邪を引いてるし、またそうなるのはたしかに避けたいな。特に真夏さんは受験を控えてるし」
「ママは毎日お勉強頑張ってるもんね。私も精いっぱい応援するからね!」
「うん、ありがとう。冬矢さんと茉莉ちゃんにいつも応援してもらってるから絶対に合格するよ」
「うん!」
茉莉ちゃんは嬉しそうに笑いながら頷く。いとこ同士ではあるけれど、少し本当の親子のようにも見える二人の姿に心がポカポカしていた時だった。
「……ん、この曲は」
「ジングルベル……そういえば、そろそろクリスマスですね」
どこからか聞こえてくるジングルベルのメロディーにクリスマスの訪れを予感していると、茉莉ちゃんは俺達を見上げながら目を輝かせた。
「クリスマスってあれだよね!? ハロウィンの時みたいにみんなで集まってパーティー開いて、美味しいご飯を食べたりプレゼント交換したりするの!」
「うん、そうだね。クリスマスか……ハロウィンの時みたいにパーティーはしたいけど、また真宙さん達の力を借りるのは少し気が引けるな」
「お父様達なら喜んでパーティーを開くと思いますよ。ですが、冬矢さんの気持ちはわかりますね。あそこまで盛大ではなくてもいいですし、私達とお父様達だけでもパーティーをしましょうか」
「パーティーするの!?」
「せっかくだしね。そうなると色々考えたいな」
「たしかに……」
俺達がクリスマスパーティーについて考え始めたその時、真夏さんの携帯がブルブルと震え出した。
「真宙さんですか?」
「いえ、元副会長です。何か用事でしょうか……」
「とりあえず出てみて下さい」
「はい」
真夏さんは頷いた後に電話に出た。そして俺達が見守る中で電話を続け、数分後に電話は終わった。
「ふう」
「何の用事でしたか?」
「新旧生徒会の親睦会を兼ねてクリスマスパーティーをしないかというお誘いでした。受験で忙しい中でも息抜きは必要だからと」
「やっぱりみんなそれは考えるんですね」
「生徒会のお兄ちゃんとお姉ちゃん達も来てくれるの?」
「ん……あ、たしかにウチでやるクリスマスパーティーにみんなを招けばいいのか」
クリスマスパーティーの提案には賛成だが、みんなで集まる会場を見つけるのはたぶん苦労するはずだ。それならウチに呼んでみんなでパーティーをすればいいのかもしれない。
「真夏さん、返事はいつまでですか?」
「いつでもいいとの事でした。ですが、たしかにそうですね。会場の事を考えるなら、みんなをお招きしてクリスマスパーティーをした方がいいと私も思います」
「そうですよね。それなら俺は真宙さん達に提案してみますから、真夏さんはそっちをお願いします」
「わかりました」
頷きあった後、真夏さんが元副会長に連絡を取る中で俺は真宙さんに電話をかけた。
『もしもし』
「あ、もしもし。真宙さん、いま大丈夫でしたか?」
『うん、大丈夫だよ。どうかしたのかな?』
「いま、みんなでクリスマスパーティーをしたいねって話をしていた時に生徒会の役員だった人からクリスマスパーティーをしないかと言われたんです。なので、あのお屋敷でやれたらなと思うんですが、真宙さんと夏海さんはご予定ってありますか?」
真宙さんは社長さんだし、夏海さんは作家さんだから何かしらのパーティーに招かれる可能性はある。だから、予定があるなら諦めようと考えていたが、電話の向こうからは嬉しそうな声が聞こえてきた。
『ううん、何もないよ。むしろ君達を招いてパーティーをしたいなと思っていたところなんだ』
「そうだったんですか?」
『本当はハロウィンの時みたいに盛大にやってもいいんだけど、真夏の事だから何度もそんな風にやらなくていいと思っていそうだと考えてホームパーティー程度の規模で考えていたんだ』
「流石は真夏さんのお父さんですね。まさにそんな感じの事を話していたところです」
『やっぱりね。私達は大丈夫だけど、生徒会の子達は大丈夫なのかな?』
真夏さんに目配せをすると、真夏さんは微笑みながら頷いた。どうやら生徒会側も大丈夫のようだ。
「大丈夫みたいです」
『そうか。それなら真夏や冬矢君がお世話になっている分、より楽しいパーティーにしてあげないとね』
「真宙さん達も楽しんでくださいね」
『うん。ところで、冬矢君はサンタクロースはいると思うかな?』
「サンタクロース……ですか?」
突然の事に俺は驚く。選び抜かれたサンタクロース達が所属する協会がある事を考えるなら現実的に見てもサンタクロースは存在する。けれど、真宙さんが言っているのはそういう事じゃないんだろう。
「いると思います。ウチには来なくなって久しいですけど」
『そういう意味では将来は君がサンタクロースになるんだけどね。そんなサンタクロースなんだけど、もしかしたらクリスマスパーティーの話を聞き付けてこっそり夜に来るかもしれないよ?』
「サンタクロースが……?」
『たぶんだけどね。とりあえずクリスマスパーティーの事はわかったよ。私達も何か手伝うかい?』
「はい。みんなで作り上げたパーティーの方が茉莉ちゃんも喜ぶと思いますから」
それを聞いた真宙さんはクスクス笑った。
『もうすっかり茉莉ちゃんのパパだね。それじゃあ連絡を待っているよ』
「はい。それでは失礼します」
電話を終えると、真夏さんは不思議そうな顔で話しかけてきた。
「なんだか不思議な話をしていましたけど、どうかしたんですか?」
「あ、はい。クリスマスパーティーの話を聞き付けて、サンタクロースがやってくるかもしれないって」
「サンタさん!? 来てくれるの!?」
「もしかしたらみたいだけどね。真宙さんもたぶんって言ってたし」
「サンタクロースですか……まあクリスマスらしいですが、お父様がわざわざそんな事を言うなんて何か考えているのでしょうか?」
真夏さんが首を傾げる。俺も同意見だ。きっと真宙さんと夏海さんが何かを用意してそれをサンタクロースからのプレゼントとして渡すつもりなんだろう。協会に所属する本当のサンタクロースをわざわざ呼ぶとは考えづらいのもあるが。
「とりあえずみんなで楽しめるように色々考えましょうか。食材の買い出しや交換で渡し合うプレゼントの用意もありますから」
「そうですね。茉莉ちゃん、パーティーで何を食べたい?」
「んーとね、ケーキとチキンと……後はサラダとパン!」
「栄養面も考えられてて偉いね。それじゃあプレゼントは何がほしい?」
「なんだろ……やっぱりおと――」
「おと?」
「……んーん、なんでもない! パパとママが選んでくれたのならなんでもいいよ!」
茉莉ちゃんはにこりと笑う。けれど、俺と真夏さんは茉莉ちゃんの願いには気づいていた。茉莉ちゃんはお父さんとお母さんと言おうとしていたのだ。いつも俺達をパパとママと呼んで慕ってくれる茉莉ちゃんだけど、それでも本当のパパとママである松也さんと結里さんへの愛情にはやっぱり負ける。二人がとてもいい人達なのもあるけれど、茉莉ちゃんもまだまだ両親が恋しい年頃だからだ。
「何かいいアイデアを考えておきたいですね」
「そうですね」
「パパ、ママ、どうしたの?」
「ん……クリスマスパーティーでプレゼント交換以外にも何か出来たらいいなって思ってね。茉莉ちゃんは何がしたい?」
「むー……いっぱいあるから迷うよー……」
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