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第六話
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アクセス直後、画面にチャット内でのハンドルネームを決めるためのページが表示されると、それがやっぱり珍しかったのかアンジェリカは少し驚いたような声を出す。
『また何か出てきましたわ。梨花、これは何ですの?』
「これはハンドルネーム、このチャットルームで使うための名前を決めるところだよ」
『つまり、偽名ですか?』
「うーん……まあ、そんなところかな。中には本名でやる物もあるけど、こういうインターネットで色々な人と繋がる物っていうのは、基本的に自分が決めた別の名前でやるものなんだ。
『花刻』の世界だとそういうのはないけど、こっちだと少しでも身元に関係する情報があると、それを元にその人の名前や住所、家族の情報やこれまでの過去についてすぐに調べあげてそれをネタにゆすってきたりインターネット上に無断で公開したりする人もいるからね。身元を隠すのはこういうのをやる上で重要な事だよ」
『そうですか……便利な反面、危険でもあるわけですね』
「そういう事だね。さて……ハンドルネームは何にしようかな。アンジェリカ、何かこれが良いっていうのはある?」
『これといってはないですわね……梨花、ハンドルネームというのはどのように決めるのが一般的ですか?』
その問いかけに私は顎に手を当てる。
「そうだなぁ……人によっては本名をもじったり並び替えたりしてつけるけど、好きな物や知ってる物の名前をそのままつける方が一般的じゃないかな?」
『なるほど……それならば、“アン”というのはどうですか?』
「アン……ああ、私の名字とアンジェリカの名前に共通してるからね」
『その通りです。これなら身元を特定されづらいと思いますよ?』
「そうだね。どうにかしようとしても候補なんて幾らでも出来るし。それじゃあ、アン……と」
入力用のスペースにハンドルネームを入れ、入室と書いてあるボタンをクリックすると、無事にチャットルームの中へと入れたらしく、“アンさんが入室しました”という文章がチャット欄に表示され、チャット内で話すための入力用のスペースが画面の下に現れた。
「これでよし。今は……三人くらいここにいるみたいだね」
『このようにして様々な場所に住む方々と繋がれるのですね……』
「まあ、方法は他にもあるから、これだけってわけでもないけどね」
アンジェリカの言葉に笑いながら答えていた時、私の入室に気づいた人達の入力した文章が次々とチャット欄に表示される。
『あ、新入りさんだ。初めまして』
『こんな小規模なチャットルームに新規なんて珍しい。これは逃げられないようにしたいな。リン、レイ、この御新規さんを囲め囲め』
『いやいや、いきなり物騒過ぎだよ、ユウ』
『かごめかごめ……?』
『レイもかごめかごめじゃないからね』
その三人によるどこか漫才のようなやり取りに私がクスリと笑っていると、一緒に見ているアンジェリカから困惑したような声が聞こえてくる。
『……梨花、こういったやり取りは一般的なんですの?』
「私もこういうのは初めてだけど、グループによるんじゃないかな」
『そうですか……』
「さて、私もそろそろ何か打たないとね」
軽く指のストレッチをしてから私はそこそこ速めのフリック入力で文章を打ち込み始めた。
『皆さん、初めまして。『花刻』について話せる人が欲しくて入ってみました。皆さんも『花刻』のプレイヤーなんですよね?』
『そうですよー』
『最初はこういうゲームはあまり……なんて考えてたんだが、いざやってみたらやりこみ要素が多いからついついやりたくなるんだよな』
『同感。アンさんは『花刻』をプレイしてどれくらい?』
『レイ』さんからの問いかけに私は手早く答える。
『春頃からです。私もストーリーややりこみ要素についのめり込んでしまって各ルートを三回はやってしまいました』
『春頃からでそこまでやってるならだいぶ『花刻』に時間を盗まれてますね。僕も春頃からなんですが、初めてのハーレムルートの終盤くらいです』
『俺は各ルートを一回ずつやって、今はスチルとコレクションの全回収にチャレンジ中だな』
『私も同じ。それにしても、新しい人が入ってきたと思ったら、まさかの大先輩。これは崇めるべき?』
『崇めなくて大丈夫ですよ。私はストーリーを色々見てみたくて何周もしてるだけなので収集要素はまだそんなにですし……』
私のデータの実績解除数なんかを思い出しながら答えていると、それに『ユウ』さんが反応する。
『それじゃあこれからが楽しいけどキツい感じだな。結構条件がややこしいのもあるみたいだから前情報0での収集は地獄だし、タイミングを逃すとやり直さなきゃ取れないのも出てくるしな』
『やっぱりそうですよね……』
『……これがやりこみ勢の会話か。僕もここまで来れるようにしないと……』
『いや、ここまで来るにはわりと本気じゃないと心が折れるからな。ニートか俺みたいな学生じゃないと流石に時間取れないって』
『あ、ユウさんは学生さんなんですね。私も学生ですよ。リンさんとレイさんはどうですか?』
『僕も学生です。関東の大学に通ってます』
『私は関西の方の大学。因みに、ユウと同じ大学』
『皆さん大学生なんですね。私は高校生で関東の方の高校です』
『おっ、高校生か。良いなぁ、大学生も楽しいけど、高校生の頃ってもっと色々な事が初めてだから、一番世界を広げやすい感じがするよ』
『ユウ』さんの言葉に『リン』さんが反応する。
『うん、わかる気がする。今もサークル活動やアルバイトみたいに色々やる事はあるけど、そういうのがあまり無い中で自分で小遣いのやりくりをしたり部活帰りに制服のままで友達と買い食いしてみたりなんてのはもう出来ないから羨ましいよ』
『そんなまだまだフレッシュなアンさんが来てくれたのは結構嬉しい。『花刻』について話すグループはそれなりにあるけど、基本的にSNSやトークアプリでのチャットくらいしかないから、こうやってチャットルームを覗きに来てくれる事自体が珍しい』
『そうなんですね。そういえば、このチャットルームってどなたが始めたんですか?』
『私。ユウしか『花刻』について話せる人がいなかったし、色々覗いてみたグループはどれも合わなかったから、それならチャットルームを作れば良いんじゃないかって言われて始めた。
最初は私とユウだけの専用ルームみたいになってたけど、少し前にリンが来てくれて、今回アンが来てくれた。だから、これからもいっぱい話したい。『花刻』以外についても話せたらそっちも話してみたい』
『はい、私も皆さんともっとお話がしたいです。そういえば、集まる時間って決めてるんですか?』
『特には決めてないが、だいたいこの時間に来てくれたら俺かレイがいると思う。今日は全員揃ってたけどな』
『わかりました』
『ユウ』さんの言葉に私は返事をする。三人とはインターネットで繋がっているだけではあるけど、このチャットルームでの会話は私にとってとても新鮮で楽しく、まだまだ続けたいと思わせる程だった。
『……梨花、楽しそうにしていますが、あまり遅くならない内に眠った方が良いですわよ』
「あ、うん。でも、もうちょっとだけ……」
『やれやれ……でもまあ、楽しそうなのは良い事ですわね』
アンジェリカの優しい声を聞きながら私の初めてのチャットルームでの夜は楽しく更けていった。
『また何か出てきましたわ。梨花、これは何ですの?』
「これはハンドルネーム、このチャットルームで使うための名前を決めるところだよ」
『つまり、偽名ですか?』
「うーん……まあ、そんなところかな。中には本名でやる物もあるけど、こういうインターネットで色々な人と繋がる物っていうのは、基本的に自分が決めた別の名前でやるものなんだ。
『花刻』の世界だとそういうのはないけど、こっちだと少しでも身元に関係する情報があると、それを元にその人の名前や住所、家族の情報やこれまでの過去についてすぐに調べあげてそれをネタにゆすってきたりインターネット上に無断で公開したりする人もいるからね。身元を隠すのはこういうのをやる上で重要な事だよ」
『そうですか……便利な反面、危険でもあるわけですね』
「そういう事だね。さて……ハンドルネームは何にしようかな。アンジェリカ、何かこれが良いっていうのはある?」
『これといってはないですわね……梨花、ハンドルネームというのはどのように決めるのが一般的ですか?』
その問いかけに私は顎に手を当てる。
「そうだなぁ……人によっては本名をもじったり並び替えたりしてつけるけど、好きな物や知ってる物の名前をそのままつける方が一般的じゃないかな?」
『なるほど……それならば、“アン”というのはどうですか?』
「アン……ああ、私の名字とアンジェリカの名前に共通してるからね」
『その通りです。これなら身元を特定されづらいと思いますよ?』
「そうだね。どうにかしようとしても候補なんて幾らでも出来るし。それじゃあ、アン……と」
入力用のスペースにハンドルネームを入れ、入室と書いてあるボタンをクリックすると、無事にチャットルームの中へと入れたらしく、“アンさんが入室しました”という文章がチャット欄に表示され、チャット内で話すための入力用のスペースが画面の下に現れた。
「これでよし。今は……三人くらいここにいるみたいだね」
『このようにして様々な場所に住む方々と繋がれるのですね……』
「まあ、方法は他にもあるから、これだけってわけでもないけどね」
アンジェリカの言葉に笑いながら答えていた時、私の入室に気づいた人達の入力した文章が次々とチャット欄に表示される。
『あ、新入りさんだ。初めまして』
『こんな小規模なチャットルームに新規なんて珍しい。これは逃げられないようにしたいな。リン、レイ、この御新規さんを囲め囲め』
『いやいや、いきなり物騒過ぎだよ、ユウ』
『かごめかごめ……?』
『レイもかごめかごめじゃないからね』
その三人によるどこか漫才のようなやり取りに私がクスリと笑っていると、一緒に見ているアンジェリカから困惑したような声が聞こえてくる。
『……梨花、こういったやり取りは一般的なんですの?』
「私もこういうのは初めてだけど、グループによるんじゃないかな」
『そうですか……』
「さて、私もそろそろ何か打たないとね」
軽く指のストレッチをしてから私はそこそこ速めのフリック入力で文章を打ち込み始めた。
『皆さん、初めまして。『花刻』について話せる人が欲しくて入ってみました。皆さんも『花刻』のプレイヤーなんですよね?』
『そうですよー』
『最初はこういうゲームはあまり……なんて考えてたんだが、いざやってみたらやりこみ要素が多いからついついやりたくなるんだよな』
『同感。アンさんは『花刻』をプレイしてどれくらい?』
『レイ』さんからの問いかけに私は手早く答える。
『春頃からです。私もストーリーややりこみ要素についのめり込んでしまって各ルートを三回はやってしまいました』
『春頃からでそこまでやってるならだいぶ『花刻』に時間を盗まれてますね。僕も春頃からなんですが、初めてのハーレムルートの終盤くらいです』
『俺は各ルートを一回ずつやって、今はスチルとコレクションの全回収にチャレンジ中だな』
『私も同じ。それにしても、新しい人が入ってきたと思ったら、まさかの大先輩。これは崇めるべき?』
『崇めなくて大丈夫ですよ。私はストーリーを色々見てみたくて何周もしてるだけなので収集要素はまだそんなにですし……』
私のデータの実績解除数なんかを思い出しながら答えていると、それに『ユウ』さんが反応する。
『それじゃあこれからが楽しいけどキツい感じだな。結構条件がややこしいのもあるみたいだから前情報0での収集は地獄だし、タイミングを逃すとやり直さなきゃ取れないのも出てくるしな』
『やっぱりそうですよね……』
『……これがやりこみ勢の会話か。僕もここまで来れるようにしないと……』
『いや、ここまで来るにはわりと本気じゃないと心が折れるからな。ニートか俺みたいな学生じゃないと流石に時間取れないって』
『あ、ユウさんは学生さんなんですね。私も学生ですよ。リンさんとレイさんはどうですか?』
『僕も学生です。関東の大学に通ってます』
『私は関西の方の大学。因みに、ユウと同じ大学』
『皆さん大学生なんですね。私は高校生で関東の方の高校です』
『おっ、高校生か。良いなぁ、大学生も楽しいけど、高校生の頃ってもっと色々な事が初めてだから、一番世界を広げやすい感じがするよ』
『ユウ』さんの言葉に『リン』さんが反応する。
『うん、わかる気がする。今もサークル活動やアルバイトみたいに色々やる事はあるけど、そういうのがあまり無い中で自分で小遣いのやりくりをしたり部活帰りに制服のままで友達と買い食いしてみたりなんてのはもう出来ないから羨ましいよ』
『そんなまだまだフレッシュなアンさんが来てくれたのは結構嬉しい。『花刻』について話すグループはそれなりにあるけど、基本的にSNSやトークアプリでのチャットくらいしかないから、こうやってチャットルームを覗きに来てくれる事自体が珍しい』
『そうなんですね。そういえば、このチャットルームってどなたが始めたんですか?』
『私。ユウしか『花刻』について話せる人がいなかったし、色々覗いてみたグループはどれも合わなかったから、それならチャットルームを作れば良いんじゃないかって言われて始めた。
最初は私とユウだけの専用ルームみたいになってたけど、少し前にリンが来てくれて、今回アンが来てくれた。だから、これからもいっぱい話したい。『花刻』以外についても話せたらそっちも話してみたい』
『はい、私も皆さんともっとお話がしたいです。そういえば、集まる時間って決めてるんですか?』
『特には決めてないが、だいたいこの時間に来てくれたら俺かレイがいると思う。今日は全員揃ってたけどな』
『わかりました』
『ユウ』さんの言葉に私は返事をする。三人とはインターネットで繋がっているだけではあるけど、このチャットルームでの会話は私にとってとても新鮮で楽しく、まだまだ続けたいと思わせる程だった。
『……梨花、楽しそうにしていますが、あまり遅くならない内に眠った方が良いですわよ』
「あ、うん。でも、もうちょっとだけ……」
『やれやれ……でもまあ、楽しそうなのは良い事ですわね』
アンジェリカの優しい声を聞きながら私の初めてのチャットルームでの夜は楽しく更けていった。
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