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25話 チートの香り
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翌朝となり、昨日と同じように槍を振っての準備運動から魔法の射撃訓練をし、チャットルームにINして皆の現状を確認した。
昨日からの動きというと、大福さんが別の街へ移動を開始したようだ。
大福さんの奥さん'sはかなり優秀らしく、前衛後衛のバランスが良いため安定感が歪みねぇとの事。
プリースト魔法の問題はレンさんの伝言を試し、問題なく発動できるようになったそうだ。
大福さん自身は無神論者なため、プリーストを外してシーフにジョブチェンジしたようだが。
次にレンさんだが、オーガの嫁の性格が意外と可愛いと言っていた。
その間また筋肉の部位を羅列しはじめ、その筋や引き締まりがどうのといかに美しいか報告してくれたが完全にスルー。
女騎士の素晴らしさを語らせると面白いのだが、筋肉の部位までくると俺にはさっぱりなのである。
ついてこれるのは大福さんくらいだが、女性の趣味が180度違う二人なのでやはりスルーされていた。
ドンマイ。
シンくんは退席中。
まるっと12時間も差のあるシンくんとは連絡が取り辛いのが難点ではあるが、そこは他の二人に埋めてもらうしかない。
実際のところ6時間差の二人とも連絡が取り辛かったりするんだけど。
昼間などは出来る限りINはしているものの、狩りの時なんかは集中しないと危険なので退席せざるを得ないだろう。
朝食後、冒険者ギルドへと足を運ぶ。
靴以外の装備を魔道具袋に入れてあるため、いつでも狩りにいけなくは無いが、今日は依頼の内容とどんな物が委託販売されているのかのチェックが目的だ。
冒険者ギルドに到着すると、まずは委託アイテムを扱っている掲示板に目を通す。
〈スリープゴートカード。 睡眠耐性UP。二枚で睡眠無効。三枚まで可。 3千カパー〉
〈ハーピーカード。 ウィンドカッターLv2使用可能。1万カパー〉
〈ゴーレムカード。 装備破壊不可。防具に付与すると物理ダメージ軽減。武器に付与すると攻撃力UP。3万千1カパー〉
〈ゴブリンカード。 〈短剣修練Lv2〉習得。二枚でLv3になる。 1千カパー〉
〈オークカード。 体力増加(中)二枚で増加(大)。 1千カパー〉
〈トクルライト鉱石 1つ3千カパー 10個まで〉
〈ドラゴンの鱗(小) 1枚1千カパー 27枚有り〉
〈ゴーレムカード。 装備破壊不可。防具に付与すると物理ダメージ軽減。武器に付与すると攻撃力UP。二枚あり。3万カパー〉
〈エンシェントツリーカード。付与部位に攻撃を受けるとオートスキル〈ヒールLv2〉発動 9万カパー〉
などと掲示板にメモがべたべたと張ってある。
これは一通り見るだけでも手間だなぁ。
だがカード類は結構高くリシアの言う通り何かと物入りになりそうだと理解する。
「何かお探しのものでもありますかにゃ?」
「!?」
突然俺の隣から声をかけてきたのはモーディーンさんだった。
忽然すぎてびっくりした。
「「おはようございます」」
「おはようですにゃ」
「おはようございます」
その隣にはやはりビアンカさんもいる。
「今回はどういう物が有るのか見ているだけです。まめにチェックしていれば自然とアイテム能力や相場とかを覚えるでしょうしね」
ネトゲーでは他プレイヤーのアイテム売却用キャラの露店を見回してたら自然と相場を覚えられたので、ここでも同じことをしてみようと思った訳だ。
「そうだ、トシオ君に紹介しておこうと思いますにゃ」
モーディーンさんがそう言うと、丁度入口の方から入って来たベテラン風の冒険者PTを指さした。
入って来たのはエルフの美男美女、戦士の様な格好をした髭面の厳つい親父とドワーフの女性神官が居た。
モーディーンさんのPTだそうで、紹介されたので挨拶した。
「ようボウズ、また会ったな」
なんと髭面の親父はチンピラに絡まれていた時に出会ったあのおじさんだった!?
ザアラッド
人間 男 47歳
グラディエーターLv5
ザアラッドさんっていうのか。
「あの時は助けてくださってありがとうございました。ろくなお礼も言えずに申し訳ありませんでした」
「気にするな。それで、あれから狩りには出かけたのか?」
「えぇ、一度だけですが何とか」
「無茶はしておらんだろうな?」
その問いにエアレーとの死闘を思い出し、どう答えるべきか苦笑いを浮かべて思案すると、それを察してため息を吐かれてしまった。
「ボウズ、無茶だけはするなよ。たとえ相手を倒せても、自分が死んでしまっては何の意味もないのだからな」
「はい判ってます。あの時は逃げるに逃げられない状況だったので仕方なく戦いましたが、今後は気を付けるつもりです」
そのための秘策も今朝既に仕込んできた。
次は必ず逃げてみせる!
冒険者なのになんとも情けない決意である。
「まぁ一人二人で出来る事などたかが知れている。まずは仲間を6人集めることから初めて見るといい」
「あー、やっぱりそうですよねぇ」
またも苦笑いが漏れる。
「だったらこれなどいかがですかにゃ?」
そういって懐から取り出したのは、一枚の依頼書だった。
〈初心者歓迎。デクシ村近くのクレアル湖でドラゴンフライが大量発生。夏季15日に3日間の大規模討伐を予定。参加者は15日の朝、日の出前にギルド前集合。参加報酬は日当300カパー、食事あり。ランク☆~☆☆まで〉
ドラゴンフライってことはトンボの魔物か。
……でもなんでモーディーンさんがこんな初心者向けっぽい依頼書持ってるんだろ?
そんな疑問に思っていると、その理由を語ってくれた。
「これは依頼書に見せて作ってますが、実は冒険者ギルド主催の初心者強化とPTの出会いを目的としたものですにゃ。トシオ君も参加するといい仲間が見つかるかもしれませんにゃ。ぜひ参加してみてほしいですにゃ」
相変わらず渋い声で語尾ににゃをつけるモーディーンさん。
モフりたい。
そのついでになにかを思い出したかの様に、1枚のカードを取り出し俺に手渡してきた。
ドラゴンパピーカード
攻撃時オートスキル〈ファイヤーボールLv2〉発動。
「これは?」
「先日の〝おつり〟ですにゃ。能力は手に持った武器などで直接攻撃した場合〈ファイヤーボール〉が発動しますにゃ」
てことは攻撃時ってのは武器攻撃のみで魔法攻撃時は発動しないのか。
魔法で発動するならすごい高価なカードだったかもな、エアレーカード。
でもこれ、スキルとはいえ発動するものが魔法なんだから、魔力が高くないと効果が薄いはず。
そうなると、使える職はおのずと限られてくる。
たぶん魔力が高いガチ防御のプリーストくらいだ。
なぜなら――、
「でもそれって、自分も巻き込みませんか?」
マジックユーザーのボール系は基点爆発の範囲攻撃。
自分の攻撃魔法だから自分のMDFで相殺がベストだが、魔法攻撃には自身のMATKに倍率が掛かる。
マジックユーザーのファイヤーアローですら自身のMATKの200%のダメージを出すのであっさりMDFを上回るのだ。
「おや、トシオくんは知らなかったのですかにゃ? 〝自身のスキルで発生した攻撃ではダメージを受けない〟のですにゃ」
……なんですと?
「え、マジですか!?」
「本当ですよ」
ビアンカさんがモーディーンさんの話しを是認した。
「あぁ、では〝PTメンバーもスキル攻撃で巻き込まない〟現象もご存知ないですかにゃ?」
モーディーンさんの言葉に驚愕してビアンカさんやその仲間を見ると、全員が頷き肯定していた。
「それも初めて知りました」
「君は本当に初心者だったのですにゃ……」
「ははは……」
モーディーンさんが今更ながら納得したように吐息をもらした。
「だがスキルの乗った攻撃でも、武器による直接攻撃はダメージを受ける。そこは気をつけんといかんぞ」
ザアラッドさんが補足してくれた。
「あ、恥をかくついでに一つ教えて欲しいことがありました」
そう言うと周りを確認して掲示板から少し離れた。
掲示板前なのにこの人数で立ち話とか迷惑になりかねない。
「なんですかにゃ?」
「この前ベラーナさんが言っていた〝到達者〟ってなんですか?」
ベラーナさんに聞けば良いものだがすっかり忘れていて、今思い出したため本人に聞くことにした。
「到達者というのはファイターなどの基本職の上の上級職、その更に上の最上級職のことを指しますにゃ。私はシーフ系最上級職の一つであるトリックスターですにゃ」
「最上級職の一つと言うことは他にもあるのですか?」
「一つの基本職の上に複数の上級職があるからね、ファイターだけでも〈ナイト〉〈ウォーリアー〉〈ガーディアン〉の3つ有り、それぞれの上にも最上級職がある」
エルフの男性、べクスさんが教えてくれた。
彼はスナイパーLv4とあるので恐らくアーチャーの最上級職だと思う。
「最上級職のそのまた上があるという話も聞くが、真偽の程は怪しいところだのう」
とこれはザアラッドさん。
見た感じウォーリアーの上っぽい。
よく見るとビアンカさんもハイエンチャンターLv1になってる。
本気でベテランPTだな……。
そんな彼らから色々と話しを聞けた後、狩りに出かけるとのことなので礼を言って見送った。
この職のことはチャットですぐにレンさんに報告した。
「トシオ様、なんだか楽しそうでしたね」
「ん?そうだねぇ、こういう話って昔から好きだったからつい聞き込んじゃった。退屈だった?」
「いいえ、子供の様な無邪気な顔のトシオ様が見れて私も楽しかったです」
そんな顔見られてたのか恥ずかしい!?
恥ずかしさを誤魔化すように再び掲示板の前に戻った。
既にカードの刺さった装備品も張り出されており、カードが刺さっているだけで5倍、良さそうな装備に刺さっていると10倍以上の値段になっている。
……そうか、ここの世界の人にはスロットとか見えないんだっけか。
鑑定Lv3を使って定期的にカード装備品を下ろせば良いお金になるのでは……。
ここに来て、ようやくスキルチートの恩恵にありつける気がしてきた。
昨日からの動きというと、大福さんが別の街へ移動を開始したようだ。
大福さんの奥さん'sはかなり優秀らしく、前衛後衛のバランスが良いため安定感が歪みねぇとの事。
プリースト魔法の問題はレンさんの伝言を試し、問題なく発動できるようになったそうだ。
大福さん自身は無神論者なため、プリーストを外してシーフにジョブチェンジしたようだが。
次にレンさんだが、オーガの嫁の性格が意外と可愛いと言っていた。
その間また筋肉の部位を羅列しはじめ、その筋や引き締まりがどうのといかに美しいか報告してくれたが完全にスルー。
女騎士の素晴らしさを語らせると面白いのだが、筋肉の部位までくると俺にはさっぱりなのである。
ついてこれるのは大福さんくらいだが、女性の趣味が180度違う二人なのでやはりスルーされていた。
ドンマイ。
シンくんは退席中。
まるっと12時間も差のあるシンくんとは連絡が取り辛いのが難点ではあるが、そこは他の二人に埋めてもらうしかない。
実際のところ6時間差の二人とも連絡が取り辛かったりするんだけど。
昼間などは出来る限りINはしているものの、狩りの時なんかは集中しないと危険なので退席せざるを得ないだろう。
朝食後、冒険者ギルドへと足を運ぶ。
靴以外の装備を魔道具袋に入れてあるため、いつでも狩りにいけなくは無いが、今日は依頼の内容とどんな物が委託販売されているのかのチェックが目的だ。
冒険者ギルドに到着すると、まずは委託アイテムを扱っている掲示板に目を通す。
〈スリープゴートカード。 睡眠耐性UP。二枚で睡眠無効。三枚まで可。 3千カパー〉
〈ハーピーカード。 ウィンドカッターLv2使用可能。1万カパー〉
〈ゴーレムカード。 装備破壊不可。防具に付与すると物理ダメージ軽減。武器に付与すると攻撃力UP。3万千1カパー〉
〈ゴブリンカード。 〈短剣修練Lv2〉習得。二枚でLv3になる。 1千カパー〉
〈オークカード。 体力増加(中)二枚で増加(大)。 1千カパー〉
〈トクルライト鉱石 1つ3千カパー 10個まで〉
〈ドラゴンの鱗(小) 1枚1千カパー 27枚有り〉
〈ゴーレムカード。 装備破壊不可。防具に付与すると物理ダメージ軽減。武器に付与すると攻撃力UP。二枚あり。3万カパー〉
〈エンシェントツリーカード。付与部位に攻撃を受けるとオートスキル〈ヒールLv2〉発動 9万カパー〉
などと掲示板にメモがべたべたと張ってある。
これは一通り見るだけでも手間だなぁ。
だがカード類は結構高くリシアの言う通り何かと物入りになりそうだと理解する。
「何かお探しのものでもありますかにゃ?」
「!?」
突然俺の隣から声をかけてきたのはモーディーンさんだった。
忽然すぎてびっくりした。
「「おはようございます」」
「おはようですにゃ」
「おはようございます」
その隣にはやはりビアンカさんもいる。
「今回はどういう物が有るのか見ているだけです。まめにチェックしていれば自然とアイテム能力や相場とかを覚えるでしょうしね」
ネトゲーでは他プレイヤーのアイテム売却用キャラの露店を見回してたら自然と相場を覚えられたので、ここでも同じことをしてみようと思った訳だ。
「そうだ、トシオ君に紹介しておこうと思いますにゃ」
モーディーンさんがそう言うと、丁度入口の方から入って来たベテラン風の冒険者PTを指さした。
入って来たのはエルフの美男美女、戦士の様な格好をした髭面の厳つい親父とドワーフの女性神官が居た。
モーディーンさんのPTだそうで、紹介されたので挨拶した。
「ようボウズ、また会ったな」
なんと髭面の親父はチンピラに絡まれていた時に出会ったあのおじさんだった!?
ザアラッド
人間 男 47歳
グラディエーターLv5
ザアラッドさんっていうのか。
「あの時は助けてくださってありがとうございました。ろくなお礼も言えずに申し訳ありませんでした」
「気にするな。それで、あれから狩りには出かけたのか?」
「えぇ、一度だけですが何とか」
「無茶はしておらんだろうな?」
その問いにエアレーとの死闘を思い出し、どう答えるべきか苦笑いを浮かべて思案すると、それを察してため息を吐かれてしまった。
「ボウズ、無茶だけはするなよ。たとえ相手を倒せても、自分が死んでしまっては何の意味もないのだからな」
「はい判ってます。あの時は逃げるに逃げられない状況だったので仕方なく戦いましたが、今後は気を付けるつもりです」
そのための秘策も今朝既に仕込んできた。
次は必ず逃げてみせる!
冒険者なのになんとも情けない決意である。
「まぁ一人二人で出来る事などたかが知れている。まずは仲間を6人集めることから初めて見るといい」
「あー、やっぱりそうですよねぇ」
またも苦笑いが漏れる。
「だったらこれなどいかがですかにゃ?」
そういって懐から取り出したのは、一枚の依頼書だった。
〈初心者歓迎。デクシ村近くのクレアル湖でドラゴンフライが大量発生。夏季15日に3日間の大規模討伐を予定。参加者は15日の朝、日の出前にギルド前集合。参加報酬は日当300カパー、食事あり。ランク☆~☆☆まで〉
ドラゴンフライってことはトンボの魔物か。
……でもなんでモーディーンさんがこんな初心者向けっぽい依頼書持ってるんだろ?
そんな疑問に思っていると、その理由を語ってくれた。
「これは依頼書に見せて作ってますが、実は冒険者ギルド主催の初心者強化とPTの出会いを目的としたものですにゃ。トシオ君も参加するといい仲間が見つかるかもしれませんにゃ。ぜひ参加してみてほしいですにゃ」
相変わらず渋い声で語尾ににゃをつけるモーディーンさん。
モフりたい。
そのついでになにかを思い出したかの様に、1枚のカードを取り出し俺に手渡してきた。
ドラゴンパピーカード
攻撃時オートスキル〈ファイヤーボールLv2〉発動。
「これは?」
「先日の〝おつり〟ですにゃ。能力は手に持った武器などで直接攻撃した場合〈ファイヤーボール〉が発動しますにゃ」
てことは攻撃時ってのは武器攻撃のみで魔法攻撃時は発動しないのか。
魔法で発動するならすごい高価なカードだったかもな、エアレーカード。
でもこれ、スキルとはいえ発動するものが魔法なんだから、魔力が高くないと効果が薄いはず。
そうなると、使える職はおのずと限られてくる。
たぶん魔力が高いガチ防御のプリーストくらいだ。
なぜなら――、
「でもそれって、自分も巻き込みませんか?」
マジックユーザーのボール系は基点爆発の範囲攻撃。
自分の攻撃魔法だから自分のMDFで相殺がベストだが、魔法攻撃には自身のMATKに倍率が掛かる。
マジックユーザーのファイヤーアローですら自身のMATKの200%のダメージを出すのであっさりMDFを上回るのだ。
「おや、トシオくんは知らなかったのですかにゃ? 〝自身のスキルで発生した攻撃ではダメージを受けない〟のですにゃ」
……なんですと?
「え、マジですか!?」
「本当ですよ」
ビアンカさんがモーディーンさんの話しを是認した。
「あぁ、では〝PTメンバーもスキル攻撃で巻き込まない〟現象もご存知ないですかにゃ?」
モーディーンさんの言葉に驚愕してビアンカさんやその仲間を見ると、全員が頷き肯定していた。
「それも初めて知りました」
「君は本当に初心者だったのですにゃ……」
「ははは……」
モーディーンさんが今更ながら納得したように吐息をもらした。
「だがスキルの乗った攻撃でも、武器による直接攻撃はダメージを受ける。そこは気をつけんといかんぞ」
ザアラッドさんが補足してくれた。
「あ、恥をかくついでに一つ教えて欲しいことがありました」
そう言うと周りを確認して掲示板から少し離れた。
掲示板前なのにこの人数で立ち話とか迷惑になりかねない。
「なんですかにゃ?」
「この前ベラーナさんが言っていた〝到達者〟ってなんですか?」
ベラーナさんに聞けば良いものだがすっかり忘れていて、今思い出したため本人に聞くことにした。
「到達者というのはファイターなどの基本職の上の上級職、その更に上の最上級職のことを指しますにゃ。私はシーフ系最上級職の一つであるトリックスターですにゃ」
「最上級職の一つと言うことは他にもあるのですか?」
「一つの基本職の上に複数の上級職があるからね、ファイターだけでも〈ナイト〉〈ウォーリアー〉〈ガーディアン〉の3つ有り、それぞれの上にも最上級職がある」
エルフの男性、べクスさんが教えてくれた。
彼はスナイパーLv4とあるので恐らくアーチャーの最上級職だと思う。
「最上級職のそのまた上があるという話も聞くが、真偽の程は怪しいところだのう」
とこれはザアラッドさん。
見た感じウォーリアーの上っぽい。
よく見るとビアンカさんもハイエンチャンターLv1になってる。
本気でベテランPTだな……。
そんな彼らから色々と話しを聞けた後、狩りに出かけるとのことなので礼を言って見送った。
この職のことはチャットですぐにレンさんに報告した。
「トシオ様、なんだか楽しそうでしたね」
「ん?そうだねぇ、こういう話って昔から好きだったからつい聞き込んじゃった。退屈だった?」
「いいえ、子供の様な無邪気な顔のトシオ様が見れて私も楽しかったです」
そんな顔見られてたのか恥ずかしい!?
恥ずかしさを誤魔化すように再び掲示板の前に戻った。
既にカードの刺さった装備品も張り出されており、カードが刺さっているだけで5倍、良さそうな装備に刺さっていると10倍以上の値段になっている。
……そうか、ここの世界の人にはスロットとか見えないんだっけか。
鑑定Lv3を使って定期的にカード装備品を下ろせば良いお金になるのでは……。
ここに来て、ようやくスキルチートの恩恵にありつける気がしてきた。
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