四人で話せば賢者の知恵? ~固有スキル〈チャットルーム〉で繋がる異世界転移。知識と戦略を魔法に込めて、チート勇者をねじ伏せる~

藤ノ木文

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222話 湖上に咲く大輪・後編

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「なぁにやら楽しそうなことをおしているではないかぁぁぁ」

 妙にくどい独特のしゃべり方と聞き覚えのある声に、自分の表情が強張こわばったのを自覚する。
 暗がりから祭りの明かりに照らされた顔と貴族服姿が、俺の予想が的中してしまったことを告げていた。
 彼は先日この場所で一戦交えた魔王軍の幹部、上級魔族だった。

「久しいなぁトシオよお」
「ミスト、リックさん……」

 そう言って威風堂々と近付いてくるミストリックさんに、本能的に逃げだしたくなるのをなんとかこらえて踏みとどまる。

「ご、ご無沙汰しています……」
「変わりないようで何よりだあ」
「ええまぁ、数日しか経っていませんから……」

 ご機嫌な様子で尊大そんだいうなずくミストリックさんとは対照的に、俺は先程までの浮かれ気分が地の底にまで沈下していた。
 初見の出会い方が最悪な上に本気になれば俺を殺しうる存在は、俺にとって〝死〟が服を着て歩いているようなものだった。

「そう警戒するなあ。今日ここに来たのはだなぁ、前回この場でキミと交わした〈奴隷契約〉を破棄せねばならなくなってなぁ」
「理由を聞いても?」
「うむう。魔王様に忠誠を誓う我としてはだあ、魔王様以外の者と主従の契約を結ぶのは問題でしかなあいと諭されてなぁ。我も今となっては軽率であったと猛省するばかりだあ」
「あー……、ま、まぁ俺も連絡手段としてのつもりでしたから全然かまいませんよ。今すぐ解除しますね」
「あぁあ、それには及ばん。契約は既にこちらで解除させてもらったんでなぁ」
「あ、はい……」

 奴隷契約を一方的に解除出来るんだ。
 まぁ俺やリベクさんも出来ることが、古代魔法人に最も近いであろう魔王様やその大幹部様が出来ない訳がないか。
 
「今回のことへのびとしてえ、こいつを持って来たのだあ」

 そう言ってふところ(?)から取り出したのは小さな布袋だった。
 侘びと言ってわざわざ持ってきてくれた物を無碍むげにする訳にもいかず、警戒しつつも受け取った。
 近接戦闘なら恐らく影剣さんと互角――いや、それ以上だろう。
 そんなミストリックさんの手の届く距離に入るだけで、生きた心地なんて一切しない。
 
「中を確認しても?」
「あぁ、構わんともお」
 
 了承を得て恐る恐る中を確認すると、そこには青白い小さな木の実が沢山入っていた。
 それを鑑定眼にかけたところで俺は思わず喉を鳴らし、一瞬だが警戒を解いてしまった。
 ミストリックさんならその一瞬で俺の首をねることなど赤子の手を捻るよりも容易であっただろう。
 だが彼はそんなことはせず、俺が中身を確認し終えるのをただ待っていた。

「ミストリックさん、これ……!」
「この世界の者と異世界の者との間に子を成すことを可能とする〈境界の実〉であぁる」

 境界の実は人族領と魔族領の境目に自生するとされる〈境界樹〉の実で、魔族領と隣接しないアイヴィナーゼ王国やウィッシュタニア魔法王国では国外からの輸入でしか手に入らず、その効果と需要の無さから隣接する国ですら誰も取り扱わないとされるアイテムだ。
  
 まさかこんなタイミングで手に入れることになろうとは。
 今日からサクラが影剣さん宅へ引き取られ、我が家が久々に家族水入らずでとなっていただけにワクテカが加速する!

「こんな貴重なアイテムをありがとうございます!」
「なぁ~にっ。この国では貴重かも知れんがあ、行くところに行けば腐るほどっているぅう。必要ならばまた持って来ようではないかあ」

 豊作で値崩れしたら出荷されずに捨てられる野菜みたいなものかと妙に納得する。
 だがいくらこの前の侘びとは言え、仮にも魔王軍の幹部がわざわざこれを届けに来るというのもおかしな話だ。
 何を考えているかわからないので、とりあえず探りを入れてみる。

「……ところで、今日は御1人なんですか?」
「んん~? あぁ~、バドーの奴は嫁さんとでぇとをすると言っていたあ」

 この世界の魔王、デートで仕事を休ませてくれるんだ。
 前は給料出ないとかでやべぇ職場だと思ったけど、それほどブラックじゃないんだな。
 給料出ないけど。
 大事なことなので2回(ry。
 バトーランドさんだったか、あの無口で筋肉だるまみたいな魔族さんの奥さんってどんな人なんだろ?
 あと奥さんとは普段どんなコミュニケーションをとっているのかすごく気になる。
 
「デートじゃしょうがないですねぇ」
女子供おんなこどもなど、目障りでしょうがなかろぉものお。そんな者をそばに置いてなぁにが良いのかあ、我にはさっっっっぱりだあ」

 お、おう。
 家庭の良さが解からない人にはデメリットでしか見えないんだろうなぁ。

「ま、まぁその辺は人それぞれってことで」
「それもそうであるなぁ」

 言葉をにごす俺に同調する斬鬼。
 
 あんたが持ってきたのもその女子供に関係する物ですやん。

「あ、子供と言えば、ミストリックさんに預かって頂いたあの子たちはどうなりました?」
「おお、そうであったあ。子らのその後を伝えるのもお、魔王様の勅命ちょくめいなのだあ」

 魔王様の勅命ってことは、魔王本人が俺に会いに行くように言ったのか。
 この人が個人的理由で来るよりよっぽど怖い気がしないでもない。

「彼の者らはあ、バドーランドとは別の我が同僚が引き取ることとなったゆええ、安心するが良おい」
「そうなんですか?」
「なんでも男が欲しかったそうだがぁ、女ばかり生まれると不満を洩らしておったなぁ。子が男か女かなどどうでも良かろうものをお」
「そ、そうですね……」

 どうやら家庭を持った人に引き取られたみたいだが、男の子に何をさせる気なのか心配になる。
 どうか無事に育ちますように。

「……他に魔王様から言伝を受けてたりします?」
「うむぅ! 我らが軍門に下るならぶあ、給金に加え家屋も与えるとおっしゃられたぞお!」
「マジですか!」

 前回俺が気にしていた給料面で伝えてくれていたようだ。

 花火職人よりも堅い就職先が見つかってしまった!?
 魔族領なら人種の制約とか無いだろうから、我が家の魔族領認定されている嫁もこそこそ隠さずに済むのはありがたい!

 だがいくらスカウトされたところで、こっちの問題が解決しないことにはアイヴィナーゼとウィッシュタニアを見捨てることになる。

「……すみません。誘ってくれるのは嬉しいのですが、やはり今すぐ受けることは出来ません」
「それは人族同士のいくさに関係しているのかあ?」
「はい。どうしても守りたい人たちがいますから」

 俺と家族になってくれた女性たち、冒険者仲間やこれまで関わった多くの人たちとその親族を守るためにも、負けられない戦いがそこにある。

「ふぅむぅぅ、トシオは相変わらず律儀りちぎであるなあ。……その者も戦に深く関わっておるのかあぁ?」
「ええまぁ、隣国の軍人だったり勇者だったり」

 今はのん気にわたあめ食ってるけど。
 いつもひょうひょうとしてるフリッツでも、俺が居なくても逃げずに戦うんだろうな。

 そう思うと、何もせずに見捨てて逃げたら俺は一生それを引きずって生きていかねばならなくなる。
 フリッツたちに一瞬視線を向けると、それを目ざとく察したミストリックさんも瞳を細めてそちらを見る。

「あの中に居る者であるかあ」

 その発言が預けた子供の首を切り落とされた前回とひどく重なった。
 前科があるだけに、今日も何かをやらかすというダメな意味での信用がある。

「〈グングニル〉」

 ミストリックさんの視界に割り込むと、魔法で成形した大砲のような大型銃を脇に抱え込み、砲の上部についた持ち手を左手で掴み発砲した。
 ドムっと土を穿うがつ乾いた音が、魔族の男の足元で炸裂する。
 銃身の内部には弾速強化魔法ブリットスピードが何重にも展開されており、直結した収納袋様から弾を銃身に送るだけで発射する仕組みになっている。
 弾速強化魔法を用いて金属の塊を相手に投擲とうてきする物理攻撃魔法〈フェンリル〉の発展形で、連射性能と精密射撃性能を合理的に突き詰めた、魔力で成形した炸薬不要の弾体射出装置。
 これに望遠鏡スコープ二脚バイポッドを付ければ狙撃もできる。

 てかこんな至近距離で射撃武器とか明らかに選択ミスだろ。

「……もしかして、俺のシガラミを断てば魔王軍に来るとか思ってませんよね?」

 内心をごまかすように冷静を装ってにらみつけるも、心臓がバクバクと暴れ平常心とは程遠かった。
 彼が仕える魔王は、神々をも封じてみせた古代魔法人の末裔が魔素で変異しただけの種族と言っても過言ではない物体だ。
 そんなのに使える上級魔族も似たり寄ったりの存在でないとどうして言えよう。

 本気のミストリックさん相手に、俺なんかがまともな戦いになるのか?
 ……アホか、そんな覚悟でリシアたちを守れるか!

 失敗を悟らせないようにと、愛用の斬撃短槍ショートパルチザンと〈フェンリル〉の弾丸に用いる両円錐りょうえんすいおもりを自身の周囲に浮かせ、迎撃態勢げいげきたいせいととのえる。

 戦いになるのかじゃない、戦いになったら相手を殺すんだ。

「相変わらず真っ直ぐで心地よい殺意だあぁぁぁ。だあが待つのだトシオよお。我はここで事を起こす気などさらさら無あい。そう怖い顔で睨むなあ」
「………」

 一触即発の状況に、ミストリックさんは落ち着いた声音と態度で戦意が無いことを告げてくる。
 本当にそうだとありがたいが、殺意が無くても子供を殺せる狂人なので武装の解除なんて出来ない。

「ぬうぅ、トシオは案外うたぐり深いのだなあ。だあがぁ、我々72魔王家に連なる者には、人族領に対する戦略的戦闘行為の一切いっっっさいを禁止する協定が有あるのだあ。もおしそれに抵触しようものならぶぁ、他の魔王家全てを敵に回すことになあるう。それはたとえ魔王様の庇護下にある我ですら例外ではないのだあぁぁぁ」

 ミストリックさんレベルの実力者を複数抱えているであろう魔王、そんなのが72人も居て、そこから一斉攻撃を受けて生きていられる人間なんてまず居ない。
 もしそれが本当なら、さすがのミストリックさんでも死は免れないだろう。

「戦略的戦闘行為と言いますと?」
「まず72魔王家に連なる者はだあ、人族領のいかなる勢力にも加担することを堅あく禁じられているぅ。キミのよな異世界の者はおおむねどこぞの国家に属しているものだあ。それらを殺害すれば敵対国家の利になるであろぉ? そうなった場合は利になった人族の国に加担したとみなされてしまうぅ」
「あぁなるほど、72魔王家の誰かが領土を拡大しないように魔族側から人族側への一方的な不可侵条約って奴ですか」

 以前ここで戦闘になった際に彼が本気で反撃してこなかった理由がこれか。
 俺を気に入ったと言っていたのは嘘ではないかもだろうが、それ以前に俺のような奴を下手に殺して魔王間で争いの火種を作らないようにしたかったと言うのが本音のようだ。

「もおっとも、魔族領内にて我々に敵対行為を行った者には適用はされんがなぁ」
「当然ですね。他人様の庭で勝手に暴れる馬鹿を放置なんて普通はしませんし」
「そういうことだぁぁぁ」

 言葉を斜め上にはき違えるが嘘を付くような人には思えないので、ここはひとまず武装を解除する。

 てことはアレか、スカウトを受けることを条件にミストリックさんの所属する魔王家から援軍を引き出すことは出来ないのか。
 ……アレ?

「それって俺へのスカウトは良いんですか?」
「勧誘は戦闘行為ではないのでなあ。それにだあ、勧誘された者が魔王様に仕えるというのは本人の自由意志であろう? こちらは無理強いなどしてはおらんのだからなあ」

 言われてみれば前回も脅迫されたり強引に連れて行かれそうになったりはされていない。
 そういう誠実さを考慮すると、やはりこの人は誠実な人なのだろう。
 
 魔王軍の幹部がこういう人ばかりなら、案外就職先には良いかも知れない。

「むっふふぅぅぅ。その顔ぉ、我々の仲間になる気が出てきたと見えるう」
「ほ、保留です!」
「ふぁーっはっはっはっ。こいつを渡しておこうじゃあないかあ」

 そう言ってミストリックさんが投げてよこしたのは、鉛筆サイズの金属の棒だった。

「これは?」
「奴隷契約の解除でこのままでは連絡が取れなくなるであろう? それは我との連絡手段だあ。魔力を込めて念じるだけで、たとえ地の果てからでも我の持つこいつと繋がるようになっておるう」

 ミストリックさんがそう言ってもう1つ同じ金属棒をこちらに見せる。

 へ~。
 こっちの世界にも携帯電話みたいなのあるんだなぁ。
 多分PTチャットを用いた技術なんだろうけど、だったら前回渡してくれれば――ミストリックさんもこれの存在を知らなかった可能性も微レ存びれぞん

「ではトシオよお、戦に手を貸すことは出来んがあ、無事勝利し魔族領で会えるのを楽しみにしているぞお」
「あ、待ってください。手ぶらで帰ってもらうのも悪いですし、何か食べていきませんか?」

 銃口を向けるなんて失礼極まることをしただけに、ここはお土産を持たせて心象も良くしておこう。
 打算以外の何ものでもないとか言ってはいけない。

「おおぉ、実は人族の食事には以前から興味はあってなぁ。良い機会だあ、少し邪魔させてもらうとしよう。そんな訳でああるぅ、分かったらその物騒な物を下ろしてもらえんかあ?」
「拙者は未熟者ゆえ、これ程のプレッシャーを持つ御仁ごじんを前に刃を収める選択は取れぬでござる」
「右に同じだ」

 ねじり鉢巻に法被はっぴ姿の影剣さんとガーランドが、手にそれぞれの得物を持って木の影から姿を現す。
 その後ろには戦闘態勢のリシアたちの姿も。
 俺の身を案じて待機してくれていたようだ。

「大丈夫だ皆、この人はヤバイ人だけど敵じゃないから」
「ヤバイと言われるのは心外であるがあ、仕掛けてこぬ限り敵には回らんとだけ約束してやろお」
「その言葉、しかと厳守げんしゅしてくだされでござる」

 刀のつかを握ったままの影剣さんたちを連れてミストリックさんに屋台の料理を振る舞う頃には、ミネルバオンステージも終焉を向かえ、観客からの拍手が送られていた。
 ミネルバもこちらを気にかけていたのを彼女から飛んでくる索敵魔法で分かっていたが、演技を中断しなかったのは観客のパニックを避けてのことだろう。

「ブラボォォォォォォ! ブゥラボォォォォォォォォォ!!!」

 ミストリックさんの唐突とうとつな巻き舌での喝采かっさいが、俺の心拍数を跳ね上げる。

 急に叫ぶとビックリするだろ!?

 驚き過ぎて寿命が数年はぢぢんだ思いの俺は、やっぱり引き止めるんじゃなかったと激しく後悔した。
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