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一年生
ファッションショー開始です!
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一方その頃の女性陣たちはというとデパートの服飾コーナーにおり、自分で選んだ服や選んでもらった服を試着して楽しんでいる。
「どう……かな?」
「きゃぁ!サリアちゃん可愛いです!」
「うむ。よく似合っているな」
「うんうん!可愛いね!」
今は、白いワンピースを試着したサリアを褒めていた。
「でも胸が苦しい」
小さな身長に童顔なサリアにはよく似合っているのだが、その体格に合わない大きな胸が服をパツンパツンにしている。
「ああ、そうだね。胸が大きいと可愛い服諦めちゃうことってあるよね?」
「残念……」
「「……」」
クリスがサリアに同意するが、フレアとリーナは同意できない。
なので黙っていることしかできなかった。
「それじゃ次はボクがいきます!」
サリアが元の制服に着替えた後に、クリスが試着室へと入っていく。
そしてカーテン越しに着替えが終わるのを待っていると、
「じゃーん!どうかな!?似合う!?」
「おお!紺のロングスカートと黒いシャツが大人の雰囲気を出していますね!」
「クリス先輩綺麗ですよ!」
「うん。とっても似合ってる」
「えへへ、嬉しいなぁ!それじゃ次はフレアちゃんいってみよぉ!」
クリスもまた試着を終えると、次はフレアを試着室へと押し込む。
「お、押さないでください!」
「早く早く!可愛いの見せて!」
フレアはクリスに選んでもらった服を着ることになっていて、少し戸惑っていた。
果たして自分にこのような服が似合うのだろうかと。
ええい!服如きで尻込みしてたまるか!
そう思い切ったフレアは静かに制服を脱ぐと、新しい服へと着替えていく。
「ど、どうかな……?」
自信なさげにカーテンを開けたフレアの姿は、黒いフリフリのドレスだった。
燃えるような赤い髪と対照的な黒いドレスが、凛々しい彼女とのアンバランスな魅力を引き出している。
「フレアさん可愛いです!その恥ずかしがっている感じがとてもいいです!」
「リーナ、ステイ」
「あははは、ボクの見立てに間違いはなかったね!」
「え、ええい!次はリーナだ!すぐに着替える!」
「ええ……もっと見てたかったですぅ……」
急いで試着室に引きこもったフレアであったが、
「んっ?んぅ?」
着慣れないドレスをうまく脱げないでいた。
そのため、再びカーテンが開くとフレアは助けを求める。
「背中のファスナーを下ろしてくれないか……」
「もちろん私がしてあげます!」
「いや、サリアで頼む」
「おっけ」
「なんでですかぁ!」
そうしてフレアの着替えが終わった後、リーナが試着室へと入った。
「ふん♪ふんふーん♪」
楽しそうに服を脱ぎ、自分で選んだ服に着替えていく。
「えへへ、どうですか?」
いつもの女の子らしいスタイルとは違って、男の子のような長袖の水色のシャツに青いズボン。
どちらかといえばクリスが好んで着そうなファッションだ。
「意外だが、そういう格好も似合っているな」
「うん、こういうときなんて言うんだろ?難しいけど似合ってるよ」
「カッコいいでいいじゃないかな!似合ってるよリーナちゃん!」
「ありがとうございます!」
そうしてリーナはカーテンを閉じると、服を脱いでいった。
これが一周である。
その後も何周もの試着をしていく内に、時間はあっという間に過ぎていく。
「はぁ……やっぱりこうなるんだよね……」
途中までは一緒にテナント内で買い物を眺めていたルースだったが、途中で力尽きテナントの外にあるベンチで座っていた。
そんなルースは大きなため息を吐き、女性陣の買い物を待っていた。
そうして待つこと数時間。
ようやく彼のもとに彼女たちがやってくる。
「待たせたな」
「……それほどでもないよ」
正直待ち疲れたよと言いたいルースであったが、ここは紳士の振る舞いをした。
「あともう一点だけ買いたいものがあるのでお付き合いしてもらってもいいですか?」
「いいよ。何がほしいの?」
素朴なルースの問いにサリアが答える。
「ブラとパンツ」
「……えっ?」
「やっぱり下着も可愛いの買いたいもんね!」
「あの……僕も行かなきゃだめ?」
「何を恥ずかしがっている。ここまで付き合ったならば最後まで付き合ってほしいものだ」
「そうですよ!一緒に行きましょう!」
「ブラは苦しいからあんまりしたくない」
「ボクは無いと重くて困るけどな」
「ええっ……ええ!?」
「男子がどういうものを好むかも聞いておきたいしな……」
「ああ!フレアさん!抜けがけは禁物ですよ!」
「べ、別に誰かに見せるわけではない!」
「ルース、お勧めを希望する」
「ボクは可愛いのがいいな!」
「それではいくぞ!」
「「「おおっ!」」」
「だ、ダメだってばぁぁぁ!」
ルースは腕をフレアとリーナに取られ、引きずられるように下着売り場へと連れて行かれるのだった。
「どう……かな?」
「きゃぁ!サリアちゃん可愛いです!」
「うむ。よく似合っているな」
「うんうん!可愛いね!」
今は、白いワンピースを試着したサリアを褒めていた。
「でも胸が苦しい」
小さな身長に童顔なサリアにはよく似合っているのだが、その体格に合わない大きな胸が服をパツンパツンにしている。
「ああ、そうだね。胸が大きいと可愛い服諦めちゃうことってあるよね?」
「残念……」
「「……」」
クリスがサリアに同意するが、フレアとリーナは同意できない。
なので黙っていることしかできなかった。
「それじゃ次はボクがいきます!」
サリアが元の制服に着替えた後に、クリスが試着室へと入っていく。
そしてカーテン越しに着替えが終わるのを待っていると、
「じゃーん!どうかな!?似合う!?」
「おお!紺のロングスカートと黒いシャツが大人の雰囲気を出していますね!」
「クリス先輩綺麗ですよ!」
「うん。とっても似合ってる」
「えへへ、嬉しいなぁ!それじゃ次はフレアちゃんいってみよぉ!」
クリスもまた試着を終えると、次はフレアを試着室へと押し込む。
「お、押さないでください!」
「早く早く!可愛いの見せて!」
フレアはクリスに選んでもらった服を着ることになっていて、少し戸惑っていた。
果たして自分にこのような服が似合うのだろうかと。
ええい!服如きで尻込みしてたまるか!
そう思い切ったフレアは静かに制服を脱ぐと、新しい服へと着替えていく。
「ど、どうかな……?」
自信なさげにカーテンを開けたフレアの姿は、黒いフリフリのドレスだった。
燃えるような赤い髪と対照的な黒いドレスが、凛々しい彼女とのアンバランスな魅力を引き出している。
「フレアさん可愛いです!その恥ずかしがっている感じがとてもいいです!」
「リーナ、ステイ」
「あははは、ボクの見立てに間違いはなかったね!」
「え、ええい!次はリーナだ!すぐに着替える!」
「ええ……もっと見てたかったですぅ……」
急いで試着室に引きこもったフレアであったが、
「んっ?んぅ?」
着慣れないドレスをうまく脱げないでいた。
そのため、再びカーテンが開くとフレアは助けを求める。
「背中のファスナーを下ろしてくれないか……」
「もちろん私がしてあげます!」
「いや、サリアで頼む」
「おっけ」
「なんでですかぁ!」
そうしてフレアの着替えが終わった後、リーナが試着室へと入った。
「ふん♪ふんふーん♪」
楽しそうに服を脱ぎ、自分で選んだ服に着替えていく。
「えへへ、どうですか?」
いつもの女の子らしいスタイルとは違って、男の子のような長袖の水色のシャツに青いズボン。
どちらかといえばクリスが好んで着そうなファッションだ。
「意外だが、そういう格好も似合っているな」
「うん、こういうときなんて言うんだろ?難しいけど似合ってるよ」
「カッコいいでいいじゃないかな!似合ってるよリーナちゃん!」
「ありがとうございます!」
そうしてリーナはカーテンを閉じると、服を脱いでいった。
これが一周である。
その後も何周もの試着をしていく内に、時間はあっという間に過ぎていく。
「はぁ……やっぱりこうなるんだよね……」
途中までは一緒にテナント内で買い物を眺めていたルースだったが、途中で力尽きテナントの外にあるベンチで座っていた。
そんなルースは大きなため息を吐き、女性陣の買い物を待っていた。
そうして待つこと数時間。
ようやく彼のもとに彼女たちがやってくる。
「待たせたな」
「……それほどでもないよ」
正直待ち疲れたよと言いたいルースであったが、ここは紳士の振る舞いをした。
「あともう一点だけ買いたいものがあるのでお付き合いしてもらってもいいですか?」
「いいよ。何がほしいの?」
素朴なルースの問いにサリアが答える。
「ブラとパンツ」
「……えっ?」
「やっぱり下着も可愛いの買いたいもんね!」
「あの……僕も行かなきゃだめ?」
「何を恥ずかしがっている。ここまで付き合ったならば最後まで付き合ってほしいものだ」
「そうですよ!一緒に行きましょう!」
「ブラは苦しいからあんまりしたくない」
「ボクは無いと重くて困るけどな」
「ええっ……ええ!?」
「男子がどういうものを好むかも聞いておきたいしな……」
「ああ!フレアさん!抜けがけは禁物ですよ!」
「べ、別に誰かに見せるわけではない!」
「ルース、お勧めを希望する」
「ボクは可愛いのがいいな!」
「それではいくぞ!」
「「「おおっ!」」」
「だ、ダメだってばぁぁぁ!」
ルースは腕をフレアとリーナに取られ、引きずられるように下着売り場へと連れて行かれるのだった。
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