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第32話 ハーレム生活の始まり~後編~、そして休姦日も無くなった
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週が変わり第2週の月曜日~木曜日の間メイド5人衆の残る4人、レレイ・ルル・リリ・ララが順に王道の部屋を訪れた。4人共、ロロアと同じ様に本来であれば邪神ルナの命令に逆らう事が出来ない筈の自分達が自らの想いを優先して行動出来る様になれたのは王道がこの世界に来てくれたお陰だと心から感謝していた。王道もそんな彼女達の想いをとても好ましく思え、住んでいた世界や種族を超えたお互いの愛を確かめた。
金曜日、日本から召喚された6人の女性の最後の1人薫の番がやってきた。薫は日が昇る頃から丁寧に身体を清め身支度を整えて時間が訪れるのを待ちわびる。そして王道の寝室に招かれると、まずはメイド5人衆に入れ知恵した事を謝罪した。
「私は自分の情欲の為に、同じ想いを抱いていたララさん達を利用しました。とても愚かな女だと自覚しています、こんな私でも王道さんは受け入れてくださいますか?」
「間違っていたと思うのなら、折を見て5人に謝ればいい。だがな、ララ達はお前のお陰でルナの言いなりから解放されたと言っていた。褒められる行為じゃなかったかもしれないが、結果的に5人が自分の意思で俺と共に歩む道を選べる様にしたのは薫お前だ。それに関してだけは誇っていいぞ」
王道は薫を優しく抱きしめると、ゆっくりと時間を掛けて自分の物にしていく。10人近い女性の相手を済ませてきた王道はすぐに薫の弱い場所を見つけるとそこを重点的に攻め、少しずつ自分好みに変える余裕すら見せ始めていた。
そして最終日となる土曜日の晩、くじ運の悪かった邪神ルナがやっと王道の寝室を訪れる事が出来た。ルナはララ達が反旗を掲げたのをキッカケに自分が今までどれだけ傲慢な行いをしてきたのか悟ったと王道に打ち明けた。事実、ルナは磐咲を取り囲んでいた邪族の軍勢を解散し希望する者達全員を元の世界に帰していた。こちらの世界に残る事を選んだ者達には人に迷惑を掛けない事を条件に許可を与えており邪族と人が共存する世界に変わり始めようとしていた。
ちなみに醍慕刹峠に居るドームタートルはというと『次起きたら元の世界に帰るから、それまではゆっくり寝かせて欲しい』とだけ言い残し半世紀近い安眠生活に突入した・・・。
「まだ世界中に散っている邪族全てに私の指示は届いていない、もうしばらくの間は衝突が起きるかもしれないが許して欲しい。あと、ミレイアを攫った邪王が先日私の許を訪れ父イーヴィルが攫ってきた女性達を帰し始める様になったのは渇濡馬で攫った女が原因だと言っておりました」
「誰だろう、その女性は?」
「名前はノアだそうですが、心当たりはございますか?」
「いや、その名前には覚えが無い。だけどどうやってお前の父親を説得したのか無事に帰ってきたらぜひ教えてもらいたいな」
「邪王の話だと、イーヴィルの許で残っているのはミレイアとその女性を除けば数人しか居ないとの事。ミレイアも間も無く帰されるだろうと話しており、ミレイアとその女性を帰したら邪界で静かに暮らしたいと邪王は言っていました」
ルナの報告を聞いた王道はハーレム建国の為に実の娘であるルナにまで手を出そうとしたイーヴィルの心を変えた女性に深い尊敬の念を抱いた。自分が以前お世話になった連れ込み宿の女性だと全く気付かない辺りが王道の抜けている部分かもしれない。
何はともあれ、王道とルナも無事に結ばれる事が出来た。翌日の日曜日は休姦日として、王道は1日ゆっくりと寝て心身の疲れを癒すつもりでいた・・・・のだったが
翌朝ルナと共に部屋を出て朝食を済ませた王道は、寝室に戻るとこれまでの疲れがどっと出て寝始めてしまった。そして、夕方頃身体を包み込む心地よい感触で目覚めると何とサクラが王道の上に跨って行為に耽っていた。
「サクラ、お前何を!?」
「自分でも、もう抑えきれないんです。割頤使まで降りてきた頃から夢の中で2日に1度王道さんが出る様になって、顔を見るだけで叔父さんに抱いていたのと同じ妄想をする様になり自分を慰めたりしてきましたけど指じゃもう駄目なんです。今日だけでも良いですから、私のこの身体を静めてください」
王道がサクラを落ち着かせようと体勢を変えようとした時、部屋の隅でアクアが妖しい眼差しで2人を見ているのに気が付いた。
「アクア、すまないが手を貸してくれ。サクラを一旦離すんだ」
『お断りします、ようやくサクラさんが王道さんへの劣情に耐え切れなくなってくれたので、このままあなたの物になってくれないと夢で何度も見せてきた甲斐が有りません」
「サクラがこうなったのはお前の仕業か!?」
『あのまま叔父と結ばれても2人には辛い未来しかありません、子を残す事も出来ず周囲に公にする事も出来ない。でもあなたとなら問題はありません、人の感情の変化を学ぶ意味合いでも非常に興味深い結果を出せたと感激しています』
「サクラ、今の話を聞いただろ?お前の今の気持ちはアクアに操作された結果に過ぎない。だから、もう1度叔父さんに対して抱いていた気持ちを思い返してみるんだ!」
「もうそんな事はどうでも良いんです、この火照った身体を静めてくれる相手さえ居れば。王道さんの寝ている間にもう何度も精を注いで貰いましたし、あなたの形もこの身体は覚えてしまいました。このまま私もハーレムの一員にしてください」
再び激しく動き始めるサクラとそれを見守るアクア、その異常な状況に混乱する王道だったがサクラが与えてくる快楽に抗いきれず自らも求めて出してしまう。2人はアクアの手に踊らされた形で恋愛感情を伴わない肉体関係を結んでしまった。
金曜日、日本から召喚された6人の女性の最後の1人薫の番がやってきた。薫は日が昇る頃から丁寧に身体を清め身支度を整えて時間が訪れるのを待ちわびる。そして王道の寝室に招かれると、まずはメイド5人衆に入れ知恵した事を謝罪した。
「私は自分の情欲の為に、同じ想いを抱いていたララさん達を利用しました。とても愚かな女だと自覚しています、こんな私でも王道さんは受け入れてくださいますか?」
「間違っていたと思うのなら、折を見て5人に謝ればいい。だがな、ララ達はお前のお陰でルナの言いなりから解放されたと言っていた。褒められる行為じゃなかったかもしれないが、結果的に5人が自分の意思で俺と共に歩む道を選べる様にしたのは薫お前だ。それに関してだけは誇っていいぞ」
王道は薫を優しく抱きしめると、ゆっくりと時間を掛けて自分の物にしていく。10人近い女性の相手を済ませてきた王道はすぐに薫の弱い場所を見つけるとそこを重点的に攻め、少しずつ自分好みに変える余裕すら見せ始めていた。
そして最終日となる土曜日の晩、くじ運の悪かった邪神ルナがやっと王道の寝室を訪れる事が出来た。ルナはララ達が反旗を掲げたのをキッカケに自分が今までどれだけ傲慢な行いをしてきたのか悟ったと王道に打ち明けた。事実、ルナは磐咲を取り囲んでいた邪族の軍勢を解散し希望する者達全員を元の世界に帰していた。こちらの世界に残る事を選んだ者達には人に迷惑を掛けない事を条件に許可を与えており邪族と人が共存する世界に変わり始めようとしていた。
ちなみに醍慕刹峠に居るドームタートルはというと『次起きたら元の世界に帰るから、それまではゆっくり寝かせて欲しい』とだけ言い残し半世紀近い安眠生活に突入した・・・。
「まだ世界中に散っている邪族全てに私の指示は届いていない、もうしばらくの間は衝突が起きるかもしれないが許して欲しい。あと、ミレイアを攫った邪王が先日私の許を訪れ父イーヴィルが攫ってきた女性達を帰し始める様になったのは渇濡馬で攫った女が原因だと言っておりました」
「誰だろう、その女性は?」
「名前はノアだそうですが、心当たりはございますか?」
「いや、その名前には覚えが無い。だけどどうやってお前の父親を説得したのか無事に帰ってきたらぜひ教えてもらいたいな」
「邪王の話だと、イーヴィルの許で残っているのはミレイアとその女性を除けば数人しか居ないとの事。ミレイアも間も無く帰されるだろうと話しており、ミレイアとその女性を帰したら邪界で静かに暮らしたいと邪王は言っていました」
ルナの報告を聞いた王道はハーレム建国の為に実の娘であるルナにまで手を出そうとしたイーヴィルの心を変えた女性に深い尊敬の念を抱いた。自分が以前お世話になった連れ込み宿の女性だと全く気付かない辺りが王道の抜けている部分かもしれない。
何はともあれ、王道とルナも無事に結ばれる事が出来た。翌日の日曜日は休姦日として、王道は1日ゆっくりと寝て心身の疲れを癒すつもりでいた・・・・のだったが
翌朝ルナと共に部屋を出て朝食を済ませた王道は、寝室に戻るとこれまでの疲れがどっと出て寝始めてしまった。そして、夕方頃身体を包み込む心地よい感触で目覚めると何とサクラが王道の上に跨って行為に耽っていた。
「サクラ、お前何を!?」
「自分でも、もう抑えきれないんです。割頤使まで降りてきた頃から夢の中で2日に1度王道さんが出る様になって、顔を見るだけで叔父さんに抱いていたのと同じ妄想をする様になり自分を慰めたりしてきましたけど指じゃもう駄目なんです。今日だけでも良いですから、私のこの身体を静めてください」
王道がサクラを落ち着かせようと体勢を変えようとした時、部屋の隅でアクアが妖しい眼差しで2人を見ているのに気が付いた。
「アクア、すまないが手を貸してくれ。サクラを一旦離すんだ」
『お断りします、ようやくサクラさんが王道さんへの劣情に耐え切れなくなってくれたので、このままあなたの物になってくれないと夢で何度も見せてきた甲斐が有りません」
「サクラがこうなったのはお前の仕業か!?」
『あのまま叔父と結ばれても2人には辛い未来しかありません、子を残す事も出来ず周囲に公にする事も出来ない。でもあなたとなら問題はありません、人の感情の変化を学ぶ意味合いでも非常に興味深い結果を出せたと感激しています』
「サクラ、今の話を聞いただろ?お前の今の気持ちはアクアに操作された結果に過ぎない。だから、もう1度叔父さんに対して抱いていた気持ちを思い返してみるんだ!」
「もうそんな事はどうでも良いんです、この火照った身体を静めてくれる相手さえ居れば。王道さんの寝ている間にもう何度も精を注いで貰いましたし、あなたの形もこの身体は覚えてしまいました。このまま私もハーレムの一員にしてください」
再び激しく動き始めるサクラとそれを見守るアクア、その異常な状況に混乱する王道だったがサクラが与えてくる快楽に抗いきれず自らも求めて出してしまう。2人はアクアの手に踊らされた形で恋愛感情を伴わない肉体関係を結んでしまった。
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