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第27話 後悔、気付いた時には既に虜
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(もう何時間しているんだ?だが、何度しても飽きるどころかより欲しくなる。まるで俺が吸い取られているみたいだ)
俺は今死ぬほど後悔している、それはデウスの身体があまりにも佳くて2日近く宿泊施設から出られていない為だ。
どんなに激しく求めても顔色1つ変えずに奉仕を捧げ俺の精を受け止める、そのくせ抱けば抱くほどより多くの快楽を与えてくれるその身体はまさに魔性そのものだった。
「おまえの身体を最初に味わっていたら、俺は今頃既に干からびていたな。1度でも抱いてしまうと、もはや離れられん」
「そう言ってくださると大変嬉しいですわ、ならばもう1度更なる高みに登ってみますか?」
「ああ、そうしてくれ。俺は、もうおまえを離す事は絶対に出来ない」
「うふふ・・・」
こうして、更に1日デウスの身体に溺れきってしまったが流石に先に進まないとマズい。
(いい加減先に行かないと、フローディアやヴェルドを殺す事が出来ない。うっかりデウスを抱いてしまったが、ここまで強烈だとこのダンジョンにずっと引きこもりそうで怖いな)
「デウス・・・そろそろ先に進むぞ」
「あら、もう1回位良いじゃありませんか?」
「そうも言ってられん、俺はこのダンジョンをクリアしてフローディアとヴェルドを殺せる剣を作れるだけの材料を集めそして殺せるだけの強さも手に入れないとならないんだからな」
「分かりました、でしたら今日は1日ここでしっかりと休息する事をお勧めいたします」
「おいおい、ダンジョンはまだ先が有るんだろ!?」
「ダンジョン自体は次の階が最終です」
「はい?」
「しかし、次の階は万全の体制で向かわないと大変厳しいと思います。無理をせず1人ずつ倒してこの宿泊施設まで戻り休息を取ってから再度挑む事を繰り返さないとクリアは不可能でしょう」
「1人ずつ倒すって、次の最終階には何が居るんだ?」
「魔王です」
「は!?」
「歴代の魔王で気に入ったのを再生させて、ここでその生態を観察してました」
「小学校の自由研究で魔王の生態観察なんてするなよ・・・」
「細かく観察したのに、何故だか担任の先生に怒られてしまいました」
「そんなの当たり前だろうが!!」
ミミズに始まり、ドラゴンとそして魔王・・・こいつが小学生を演じてた時の担任はドラゴンや魔王の観察日記提出されて校長とかからもかなり怒られていたんだろうなっと可哀想に思えた。
「その歴代の魔王は今どれくらい居るんだ?」
「108人です」
「1日1人としても3ヵ月半近く掛かるか。LVはがっつり上がりそうだな」
「全て倒し終わる頃にはきっとLVカンストしているかもしれませんね」
ターニャのステータスが俺よりも低かった為に、多少強気で半日ほどの休憩で最下層に降りて後悔する事になる。何しろ最下層では魔王が108人横一列に並んで一斉に最高位魔法を撃ち込んできたからだ!
1発1発は俺にダメージを与えられないかもしれないが、全く同質の攻撃が同じタイミングで撃たれるとその攻撃が合体し威力は増幅する。108発が1つになれば当たった瞬間に木っ端微塵だ。
最初、階段を逆走する寸前で1度だけ適当な奴を見ながらガングリールを投げて手元に戻ってきたからおそらく残りは107人だろう。
最下層に降りる⇒逆走する間に槍を投げる⇒休む⇒最下層に降りる
を繰り替えす内に、徐々に魔王の数は減り魔法の数も減ってきた。そして、少しずつ倒していく魔王の数も2人から3人、3人から4人と増えてきて最下層に挑戦し始めてからおよそ2ヶ月。今日で全ての魔王を倒しきる事が出来る。
「やっと今日で魔王を全て倒す事が出来るな」
「お疲れ様でした」
「原因は全てお前だがな」
「お詫びはわたくしの身体でって事で」
「それはこのダンジョンをクリアして、工房に戻ってきてからの話だ。数ヶ月も待たせてしまったからなラケシスも少しは大きくなっているだろうな」
「それでも油断は禁物ですよ、仮にも相手は魔王です。どの様な手段を使ってくるか最悪も考えておいた方がよろしいかと」
「最悪ってどんなのだ?」
「残りの魔王が全員で融合して、1人になってしまう事です。そうすればステータスも跳ね上がりますから最高位の魔法でなくてもミツクニ様の身体を傷つけられる様になると思います」
『・・・よく気付いたな』
「!?」
次の瞬間、1つの魔法が飛んできてとっさに左腕で受けると鈍い痛みが走る。どうやら、左腕が折れてしまった様だ。
「くっ!デウスの予想通りになっちまった、しかも自分から上の階に登ってくるとはな!?」
「いつまでも待っていると思うのは大間違いだ、それとあと右腕も使い物にならなくすればわたしの勝ちだ」
「勝ち誇っている所済まないが、俺の勝ちだ」
俺はアイテムボックスからよく確認せずに槍を取り出すと合体した魔王を見ながら投げた。すると、その槍は普通だと真っ直ぐに心臓から背中を抜けて手元に戻る筈なのに急に軌道を変えるとその魔王の足元から魔王の股に突き刺さる。
「痛い!いやあ、抜いて!!」
これってもしかして・・・おそるおそる見てみると
俺は 大人の玩具ニール を投げてしまった様だ。
これはデウスの時と同じ展開だ・・・合体した魔王は意気揚々と出てきたまでは良かったが俺に身も心も屈服するまで階段の途中で潮を撒き散らす事となった。
俺は今死ぬほど後悔している、それはデウスの身体があまりにも佳くて2日近く宿泊施設から出られていない為だ。
どんなに激しく求めても顔色1つ変えずに奉仕を捧げ俺の精を受け止める、そのくせ抱けば抱くほどより多くの快楽を与えてくれるその身体はまさに魔性そのものだった。
「おまえの身体を最初に味わっていたら、俺は今頃既に干からびていたな。1度でも抱いてしまうと、もはや離れられん」
「そう言ってくださると大変嬉しいですわ、ならばもう1度更なる高みに登ってみますか?」
「ああ、そうしてくれ。俺は、もうおまえを離す事は絶対に出来ない」
「うふふ・・・」
こうして、更に1日デウスの身体に溺れきってしまったが流石に先に進まないとマズい。
(いい加減先に行かないと、フローディアやヴェルドを殺す事が出来ない。うっかりデウスを抱いてしまったが、ここまで強烈だとこのダンジョンにずっと引きこもりそうで怖いな)
「デウス・・・そろそろ先に進むぞ」
「あら、もう1回位良いじゃありませんか?」
「そうも言ってられん、俺はこのダンジョンをクリアしてフローディアとヴェルドを殺せる剣を作れるだけの材料を集めそして殺せるだけの強さも手に入れないとならないんだからな」
「分かりました、でしたら今日は1日ここでしっかりと休息する事をお勧めいたします」
「おいおい、ダンジョンはまだ先が有るんだろ!?」
「ダンジョン自体は次の階が最終です」
「はい?」
「しかし、次の階は万全の体制で向かわないと大変厳しいと思います。無理をせず1人ずつ倒してこの宿泊施設まで戻り休息を取ってから再度挑む事を繰り返さないとクリアは不可能でしょう」
「1人ずつ倒すって、次の最終階には何が居るんだ?」
「魔王です」
「は!?」
「歴代の魔王で気に入ったのを再生させて、ここでその生態を観察してました」
「小学校の自由研究で魔王の生態観察なんてするなよ・・・」
「細かく観察したのに、何故だか担任の先生に怒られてしまいました」
「そんなの当たり前だろうが!!」
ミミズに始まり、ドラゴンとそして魔王・・・こいつが小学生を演じてた時の担任はドラゴンや魔王の観察日記提出されて校長とかからもかなり怒られていたんだろうなっと可哀想に思えた。
「その歴代の魔王は今どれくらい居るんだ?」
「108人です」
「1日1人としても3ヵ月半近く掛かるか。LVはがっつり上がりそうだな」
「全て倒し終わる頃にはきっとLVカンストしているかもしれませんね」
ターニャのステータスが俺よりも低かった為に、多少強気で半日ほどの休憩で最下層に降りて後悔する事になる。何しろ最下層では魔王が108人横一列に並んで一斉に最高位魔法を撃ち込んできたからだ!
1発1発は俺にダメージを与えられないかもしれないが、全く同質の攻撃が同じタイミングで撃たれるとその攻撃が合体し威力は増幅する。108発が1つになれば当たった瞬間に木っ端微塵だ。
最初、階段を逆走する寸前で1度だけ適当な奴を見ながらガングリールを投げて手元に戻ってきたからおそらく残りは107人だろう。
最下層に降りる⇒逆走する間に槍を投げる⇒休む⇒最下層に降りる
を繰り替えす内に、徐々に魔王の数は減り魔法の数も減ってきた。そして、少しずつ倒していく魔王の数も2人から3人、3人から4人と増えてきて最下層に挑戦し始めてからおよそ2ヶ月。今日で全ての魔王を倒しきる事が出来る。
「やっと今日で魔王を全て倒す事が出来るな」
「お疲れ様でした」
「原因は全てお前だがな」
「お詫びはわたくしの身体でって事で」
「それはこのダンジョンをクリアして、工房に戻ってきてからの話だ。数ヶ月も待たせてしまったからなラケシスも少しは大きくなっているだろうな」
「それでも油断は禁物ですよ、仮にも相手は魔王です。どの様な手段を使ってくるか最悪も考えておいた方がよろしいかと」
「最悪ってどんなのだ?」
「残りの魔王が全員で融合して、1人になってしまう事です。そうすればステータスも跳ね上がりますから最高位の魔法でなくてもミツクニ様の身体を傷つけられる様になると思います」
『・・・よく気付いたな』
「!?」
次の瞬間、1つの魔法が飛んできてとっさに左腕で受けると鈍い痛みが走る。どうやら、左腕が折れてしまった様だ。
「くっ!デウスの予想通りになっちまった、しかも自分から上の階に登ってくるとはな!?」
「いつまでも待っていると思うのは大間違いだ、それとあと右腕も使い物にならなくすればわたしの勝ちだ」
「勝ち誇っている所済まないが、俺の勝ちだ」
俺はアイテムボックスからよく確認せずに槍を取り出すと合体した魔王を見ながら投げた。すると、その槍は普通だと真っ直ぐに心臓から背中を抜けて手元に戻る筈なのに急に軌道を変えるとその魔王の足元から魔王の股に突き刺さる。
「痛い!いやあ、抜いて!!」
これってもしかして・・・おそるおそる見てみると
俺は 大人の玩具ニール を投げてしまった様だ。
これはデウスの時と同じ展開だ・・・合体した魔王は意気揚々と出てきたまでは良かったが俺に身も心も屈服するまで階段の途中で潮を撒き散らす事となった。
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