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第29話 ダンジョンクリアの成果、そして神を殺す為のオリジナル武器の製作
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無事にダンジョンをクリアして、工房まで戻ってきた。自分でもよく確認してこなかったステータスの確認を久々にすると、この様に変化していた。
名前 越後屋 光圀
職業 鍛冶屋 LV51⇒99
HP 9999
MP 9999
力 37564⇒65535
魔力 37564⇒65535
体力 37564⇒65535
素早さ 37564⇒65535
物理防御 37564⇒65535(力と体力の平均値)
魔法防御 37564⇒65535(魔力と体力の平均値)
武器製作 LV68⇒70
武器追加効果付与 LV61⇒65
武器製作や追加効果付与のLVはスタンハルバートやガングニール等を作った事で上がっていたらしい。大人の玩具ニールやセクスカリバーは経験に入っていて欲しくは無いが多分無理だろう。
いよいよ、フローディアやヴェルドを殺す為の武器を作る準備に取り掛かる。だが俺はある1つの事も考えていた。
(例えば、既に出来た武器にミソロジー級の素材を融合させるとどうなるのだろうか?)
実は先にダーク・エクスキューショナーを青生生魂(アポイタカラ)・賢者の石・闇大石を使って作ろうとしたが警告音と共に
【レシピと違う材料が入っているので、製作出来ません】
とアナウンスされて途方に暮れていたのだ。
ダーク・エクスキューショナーは最初に作れた俺の武器だから、有る程度思い入れがある。その武器で長谷川の分も含めあの2人の神を切り裂いてやりたかった。先に青生生魂(アポイタカラ)・賢者の石で武器を作り、それとダーク・エクスキューショナーを融合させてみようかあれこれ考えているとダンジョンから遅れて帰ってきていたデウスが声を掛けてきた。
「今でも、あの2人を殺す気持ちに変わりは有りませんか?」
「当たり前だ!?」
「今のあなたの武器製作や追加効果付与のLVですと、成功する確率は低いのですが少しだけアドバイスさせて下さい」
「どんなアドバイスだ?」
「まずは闇大石、これを使用してはいけません。闇の系統が強く出てしまいます。それはヴェルドにとって好物。回復される恐れがあります。同様に光の石もフローディアの好物になります」
「ならば、どうすればいいんだ?」
「あなたは以前ハルバートを作る際に、槍の穂先に斧とその反対側に鉤爪を配置するイメージして作られました。それと同様に虹色に輝く武器をイメージしながら賢者の石を用いなさい。賢者の石はその時の製作者のイメージに強く反応する、虹色は万能。全ての属性を兼ね備えた武器を作る事が出来る筈です。あと、ダンジョンで手に入れてきた材料はオリハルコンの他は全て使う事も必須です。かなりの低い確率になりますが、それで武器を作る事が出来ればあの2人を傷付け殺せるでしょう」
「ユグドラシルの枝は使わなくてもいいのか?」
「はい、今回あなたは剣を作ろうとされているとお見受けしました。ユグドラシルの枝を使うとガングニールの様な槍が創られるかもしれないので避けた方がよろしいかと」
「わかった」
「それと、もう1つ」
「なんだよ!?全部言えよ」
「今回作る武器はミツクニ様専用にしてくださいね。他の方々はミツクニ様ほどの殺意を持っておりませんから威力がその分落ちてしまうので」
(俺はまた素材に精をかける真似をしないといけないのか・・・・)
とりあえず、アダマンタイト・ヒヒイロカネ・青生生魂(アポイタカラ)・賢者の石を用意して1人で頑張って精をかけた。 女達に見られながらするのは凄く恥ずかしいが何とか耐えた。
そして、失敗する事を想定して次の分の素材に精をかける準備をしているとデウスがガングニールを作る際の苦労を根底から否定する一言を言い放つ。
「ミツクニ様、何で精を掛けた物を複製しないのですか?」
「あ・・・・・・」
周りを見ると、ラケシスを抱いたターニャやサーラ達があの時の事を思い出したのか俺を睨んでいる。あの時俺も含めて5回も精や潮をかけていたからその方法で良ければ1回で済んだのか!?
「いや・・・その、みんなあの時はこの事に気付かなかった。許せ」
「「「「「あんな恥ずかしい事を5回もさせて、この馬鹿!」」」」」
はい、仰るとおりです。だがこれで全ての準備は終わった。俺は虹色に光るダーク・エクスキューショナーの剣の形をイメージしながら鎚を振るう。もちろん、フローディアとヴェルドへの強烈な殺意も含めている。
何度も何度も失敗を繰り返す。その度に複製を繰り返し、また打つ。初日は20回近く鎚を振るったが武器は作れなかった。翌日、改めて素材に精をかけて鎚を振るい始める。精を掛けた素材をアイテムボックスに入れたくは無かったし翌日カピカピになったのを見るとゲンナリするので毎日打ち始める際に精をかける事にしたのだ。
鎚を振るい始めてから、今日で6日目。右手には幾つものタコが出来、潰れて血が出たりした事も有ったが俺は構わず鎚を振るう。長谷川はきっとこれ以上の傷をおっていた筈だからだ、心に。
それまで信じきっていた神に見捨てられ、それまで勇者と称えていた人達からも相手にされなくなる。それがどれだけ惨めで死にたくなるまで追い詰められる程あいつの心は深く傷つけられていたのだろうか?俺はあいつの気持ちにあの時気付く事が出来ずにターニャを守る事だけしか考える事が出来なかった。あいつは俺が殺した、だから自己満足に過ぎないかもしれないが痛みを少しでも味わおうとしていた。
夕方まで鎚を振るい続けたが、今日も武器は出来そうも無かった。サーラが夕食の支度が出来たと呼びに来たので
「あと2本だけ試したら、今日は終えるから少し待っていてくれ!」
そう言いながら、鎚を振り下ろすと今までと違う音が鳴り響き工房内がこれまでにない光の中に包まれた!
「「「「何事ですか!?」」」」
ターニャ・マリア・美沙・リィナの4人も突如工房内から凄まじい光が起きたので慌てて様子を見に来た。ちなみに合体魔王は魔王の居城でお留守番をさせている。
「成功した様ですね」
デウスが工房の上から静かに降りてきた。
「やっと・・・俺だけの・・俺しか使えない剣が創れたのか!?」
思わず声が漏れた、するとターニャ達5人も涙を流しながら俺に身を寄せて祝福してくれた。そうして徐々に光が弱くなると俺達の目の前に1本の虹色に輝く剣がその姿を現した。
武器名 双神殺 ミソロジー等級 剣
製作者 ミツクニ
評価額 プライスレス
攻撃力 +9999(フローディア・ヴェルドのみ)
耐久力 255/255
追加効果 女神フローディア・邪神ヴェルドのみ斬る事が出来る。
使用制限 ミツクニ専用
外見は虹色に光る闇の死刑執行人だが、中身は完全な別物となっている。
「やっと・・・あいつらを殺せる剣を打てた。長谷川、お前の分もあいつらに俺達の恨みを味わわせてやるからな」
願っていた武器を作る事が出来た解放感からか、緊張の糸が切れ俺はそれまでの疲労でそのまま倒れた。そして5人とラケシスに見守られる中、丸1日目を覚ます事は無かった。
名前 越後屋 光圀
職業 鍛冶屋 LV51⇒99
HP 9999
MP 9999
力 37564⇒65535
魔力 37564⇒65535
体力 37564⇒65535
素早さ 37564⇒65535
物理防御 37564⇒65535(力と体力の平均値)
魔法防御 37564⇒65535(魔力と体力の平均値)
武器製作 LV68⇒70
武器追加効果付与 LV61⇒65
武器製作や追加効果付与のLVはスタンハルバートやガングニール等を作った事で上がっていたらしい。大人の玩具ニールやセクスカリバーは経験に入っていて欲しくは無いが多分無理だろう。
いよいよ、フローディアやヴェルドを殺す為の武器を作る準備に取り掛かる。だが俺はある1つの事も考えていた。
(例えば、既に出来た武器にミソロジー級の素材を融合させるとどうなるのだろうか?)
実は先にダーク・エクスキューショナーを青生生魂(アポイタカラ)・賢者の石・闇大石を使って作ろうとしたが警告音と共に
【レシピと違う材料が入っているので、製作出来ません】
とアナウンスされて途方に暮れていたのだ。
ダーク・エクスキューショナーは最初に作れた俺の武器だから、有る程度思い入れがある。その武器で長谷川の分も含めあの2人の神を切り裂いてやりたかった。先に青生生魂(アポイタカラ)・賢者の石で武器を作り、それとダーク・エクスキューショナーを融合させてみようかあれこれ考えているとダンジョンから遅れて帰ってきていたデウスが声を掛けてきた。
「今でも、あの2人を殺す気持ちに変わりは有りませんか?」
「当たり前だ!?」
「今のあなたの武器製作や追加効果付与のLVですと、成功する確率は低いのですが少しだけアドバイスさせて下さい」
「どんなアドバイスだ?」
「まずは闇大石、これを使用してはいけません。闇の系統が強く出てしまいます。それはヴェルドにとって好物。回復される恐れがあります。同様に光の石もフローディアの好物になります」
「ならば、どうすればいいんだ?」
「あなたは以前ハルバートを作る際に、槍の穂先に斧とその反対側に鉤爪を配置するイメージして作られました。それと同様に虹色に輝く武器をイメージしながら賢者の石を用いなさい。賢者の石はその時の製作者のイメージに強く反応する、虹色は万能。全ての属性を兼ね備えた武器を作る事が出来る筈です。あと、ダンジョンで手に入れてきた材料はオリハルコンの他は全て使う事も必須です。かなりの低い確率になりますが、それで武器を作る事が出来ればあの2人を傷付け殺せるでしょう」
「ユグドラシルの枝は使わなくてもいいのか?」
「はい、今回あなたは剣を作ろうとされているとお見受けしました。ユグドラシルの枝を使うとガングニールの様な槍が創られるかもしれないので避けた方がよろしいかと」
「わかった」
「それと、もう1つ」
「なんだよ!?全部言えよ」
「今回作る武器はミツクニ様専用にしてくださいね。他の方々はミツクニ様ほどの殺意を持っておりませんから威力がその分落ちてしまうので」
(俺はまた素材に精をかける真似をしないといけないのか・・・・)
とりあえず、アダマンタイト・ヒヒイロカネ・青生生魂(アポイタカラ)・賢者の石を用意して1人で頑張って精をかけた。 女達に見られながらするのは凄く恥ずかしいが何とか耐えた。
そして、失敗する事を想定して次の分の素材に精をかける準備をしているとデウスがガングニールを作る際の苦労を根底から否定する一言を言い放つ。
「ミツクニ様、何で精を掛けた物を複製しないのですか?」
「あ・・・・・・」
周りを見ると、ラケシスを抱いたターニャやサーラ達があの時の事を思い出したのか俺を睨んでいる。あの時俺も含めて5回も精や潮をかけていたからその方法で良ければ1回で済んだのか!?
「いや・・・その、みんなあの時はこの事に気付かなかった。許せ」
「「「「「あんな恥ずかしい事を5回もさせて、この馬鹿!」」」」」
はい、仰るとおりです。だがこれで全ての準備は終わった。俺は虹色に光るダーク・エクスキューショナーの剣の形をイメージしながら鎚を振るう。もちろん、フローディアとヴェルドへの強烈な殺意も含めている。
何度も何度も失敗を繰り返す。その度に複製を繰り返し、また打つ。初日は20回近く鎚を振るったが武器は作れなかった。翌日、改めて素材に精をかけて鎚を振るい始める。精を掛けた素材をアイテムボックスに入れたくは無かったし翌日カピカピになったのを見るとゲンナリするので毎日打ち始める際に精をかける事にしたのだ。
鎚を振るい始めてから、今日で6日目。右手には幾つものタコが出来、潰れて血が出たりした事も有ったが俺は構わず鎚を振るう。長谷川はきっとこれ以上の傷をおっていた筈だからだ、心に。
それまで信じきっていた神に見捨てられ、それまで勇者と称えていた人達からも相手にされなくなる。それがどれだけ惨めで死にたくなるまで追い詰められる程あいつの心は深く傷つけられていたのだろうか?俺はあいつの気持ちにあの時気付く事が出来ずにターニャを守る事だけしか考える事が出来なかった。あいつは俺が殺した、だから自己満足に過ぎないかもしれないが痛みを少しでも味わおうとしていた。
夕方まで鎚を振るい続けたが、今日も武器は出来そうも無かった。サーラが夕食の支度が出来たと呼びに来たので
「あと2本だけ試したら、今日は終えるから少し待っていてくれ!」
そう言いながら、鎚を振り下ろすと今までと違う音が鳴り響き工房内がこれまでにない光の中に包まれた!
「「「「何事ですか!?」」」」
ターニャ・マリア・美沙・リィナの4人も突如工房内から凄まじい光が起きたので慌てて様子を見に来た。ちなみに合体魔王は魔王の居城でお留守番をさせている。
「成功した様ですね」
デウスが工房の上から静かに降りてきた。
「やっと・・・俺だけの・・俺しか使えない剣が創れたのか!?」
思わず声が漏れた、するとターニャ達5人も涙を流しながら俺に身を寄せて祝福してくれた。そうして徐々に光が弱くなると俺達の目の前に1本の虹色に輝く剣がその姿を現した。
武器名 双神殺 ミソロジー等級 剣
製作者 ミツクニ
評価額 プライスレス
攻撃力 +9999(フローディア・ヴェルドのみ)
耐久力 255/255
追加効果 女神フローディア・邪神ヴェルドのみ斬る事が出来る。
使用制限 ミツクニ専用
外見は虹色に光る闇の死刑執行人だが、中身は完全な別物となっている。
「やっと・・・あいつらを殺せる剣を打てた。長谷川、お前の分もあいつらに俺達の恨みを味わわせてやるからな」
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