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第65話その正体は
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吸血鬼さんの言い分はこうである。
「旅行に来たの! アジアの最後に日本行ってみるか―っみたいな?」
「確か……吸血鬼は流れる水が苦手って聞いたんですけど……」
「あんまり好きじゃないくらい? 飛行機乗れば関係ないっしょ?」
「飛行機乗ったんだ……」
神木さんが新しい吸血鬼イメージの構築にてこずっている。
確かに僕も本物の吸血鬼というイメージとは少し違うなって感想だった。
「それでリリーさんは、僕の所に何をしに?」
「そうそう! 私食べ歩きがしたくって!」
ニパッと笑うリリーは不用意にそんなことを言った。
すると神木さんは顔色から血の気が失せて、恐々尋ねた。
「そ、それは、人間を片っ端から捕食するとかそういう?」
「何それひどいんですけどー。私そんなに節操なくなくない? 吸血鬼はそんなにやったらめったら血を吸うような野蛮なことしないんですけど?」
「そ、そうなの?」
「当たり前でしょ? 前にそれやった奴はあっという間に駆逐されたんだから。だいたい眷属増やすなんてスゴ技、簡単に出来るわけないでしょ? ちゃんと疲れるしアレ」
「そうなんですか? じゃあ、食べ歩きっていうのは……」
「当然グルメスポット巡りでしょ。君、妖怪でも人間の作った物の味が分かる入れもの作れるんでしょう? だから作ってってお願いしに来たの!」
なんともわかりやすいお願いに、僕は内心頭を抱えた。
いや、さすが妖怪界隈。噂が出回るのが速すぎるだろう。
分かっちゃいたがそれでこんな大物が訪ねてくるとか、マジで勘弁してほしい。
だが来てしまったものはしょうがなかった。幸い相手は友好的である。
「……かまいませんよ? ちょっと時間はかかると思いますけど」
「全然待つよ? 100年くらい?」
「……いえその……一週間くらいで」
「マジで? そんなの一瞬じゃん?」
この吸血鬼の時間感覚やっぱおかしい。
この手の奴は本気で相当の大物だった。
全然口調はそんな感じはしないけれど、陰陽連の人が教えてくれた真祖とやらで決まりかもしれない。
喜んだリリーはクルクルその場で踊って、すぐ飽きると手を振って玄関に向かった。
「そんじゃあお願い! 一週間したらまた来るよー!」
軽い足取りのリリーだが、玄関を開けたのはリリーの手ではなかった。
「あのーすみません……お財布を見かけませんでしたでしょう……か?」
あ、陰陽連の人。
よくよく見ると彼女が座っていた辺りにお財布が落ちていて、それを取りに戻ったようだ。
「あ、日本の魔法使いだ。ヤッホー」
「え? 彼女妖怪?……いえ、白い肌に紅い瞳……まさか吸血……」
まさか鉢合わせになるとは、今日はどうにも間の悪い日なのかもしれない。
「……ああ。もう」
「まさかこんなところに潜んでいるとは……何用ですか吸血鬼」
「用って言われてもねぇ。私はただ、行きたいところに行って楽しく過ごしたいだけだけど?」
「世迷いごとを……。こうなれば我が身に変えても貴女を滅して見せましょう。ちなみに……」
「ちなみに?」
「……あなたって本当に吸血鬼なんですよね? サキュバスとかではなく?」
「……あなた結構余裕あるね。私疑われちゃってる? じゃあ証拠を見せたげようか?」
飽れながらもニヤリと笑った吸血鬼は、その体から血液のような赤い液体を生み出して、体の周囲に浮かべ始めた。
血のように赤い瞳は凶暴性を漲らせ、今にも飛び掛かりそうな姿は完全に危険な獣のようだ。
いやいやちょっと待ってほしい。ここは戦場ではなく、人の家だという事を君達は今すぐ思い出すべきだ。
とはいえすでに雰囲気が一触触発。
妖怪と妖怪をやっつける仕事の人が鉢合わせたら、そりゃ気まずくなるに決まっていた。
僕はその時点で玄関に置いてあった豚さん蚊取り線香とライターを掴んで、火をつけ始めた。
「……何やってるの楠君……なんかマズイ雰囲気だけど?」
「いや……ちょっと万一の時の備えを」
豚さんから煙が立ち始めた頃には、玄関の緊張が限界を迎えていた。
「……さぁ私が本物の吸血鬼かどうか、知る対価は命になると思うけど……安い物よね?」
「……!」
リリーが翼を広げ、尋常ではない気配を発し始めた。
「……きませい!」
そう叫び、札のようなものを空中に浮かべて構える陰陽師の女性。
こんな時になんだが……戦う霊能力者はそれはもうかっこよく見えた。
え? カードゲームしてた方は、そっと今回は記憶から消えてもらったけど。
今にも戦いが始まりそうだというその時、懐かしい感じのする匂いは玄関中に立ち込めていて、ようやく準備が完了した。
「なにこれ?……」
「線香?」
何も出来ずに右往左往していた神木さんはハッとして、豚さんをパタパタしていた僕に唯一ツッコミを入れた。
「……ホントなにしてるの?」
「いや……煙の周りが速くなるかなって」
「まさか……いや、やっぱり流石にそれはない」
神木さんは残念なクラスメイトに断言する。
吸血鬼―――フィクションでしか知らないような存在だが、そのどれもが圧倒的恐怖の象徴として描かれていることは、有名だ。
まぁ僕もそれは同じである。
「血を吸うから蚊と一緒ってことはないでしょ」
「……まぁそうなんだけど」
「いくらなんでもそんなんでやられたら吸血鬼とは認めたくない―――」
と言いかけたところで神木さんもいつまでたっても玄関に変化がないことに気がついいていた。
「~~~ううう、力が出ない」
「!!」
リリーという名の吸血鬼は目を回してパタリと倒れる。
フニャリと力を失った彼女はそれこそ蚊のように煙にまかれていた。
神木さんも戸惑っていたが、輪をかけて混乱しているのは今しがた覚悟を決めた、陰陽師の女性だった。
「……一体なにが?」
「お騒がせしてすみません。でもちょっと気になったもので……この娘、吸血鬼じゃないんじゃないでしょうか?」
「吸血鬼では……ない?」
何言ってるんだこいつと言う視線の前に僕は蚊取り線香を差し出した。
「ええ。すごいタイミングだったんでパニックりましたけど……蚊取り線香が効いたことを考えると……やはり蚊かなっと」
「蚊!?」
「蚊です蚊の妖怪。あの夏場にうるさい虫」
「……蚊の妖怪……ですか? しかし……それにしてはやる気満々だったような?」
「いやいや、そりゃあ襲い掛かってきますよ。僕も夏場は毎晩バトルです。でも彼女が……真祖? の吸血鬼ほど危険とは思えませんが」
「……それはまぁ。だから見逃せと?」
「いえ。正直彼女が何なのか、よくわからなくありません? 今日話をしてすぐ出てくるってそんなバカなって感じですし。捕まえておくんで、報告なり連絡なりして改めて出直されては?」
「し、しかし。本物の吸血鬼だったら……」
「そんな強力な奴だったら一人じゃどうしようもありませんよ。一応蚊取り線香でなんとかなっているんで、まぁ大丈夫かなと」
「……」
うーん我ながらめちゃくちゃな理論。
しかし我が家を守るためには仕方がない。
目を回した吸血鬼?は、何やら煙に巻かれたままビクビクと痙攣していた。
それを見た陰陽師さんは、ようやくふと肩から力を抜いた。
「そ、そうですね。そう言えば吸血鬼というのも自称だったし、妖怪なら姿のごまかしくらいできる気もしてきますね」
「でしょう? 妖怪の見た目ほど信用できないものもないですって」
陰陽師の女性はこのもらい事故のようなハプニングに囁かれる誘惑に、乗っかることにしたようだった。
「そうですね……ここはいったん持ち帰ろうと思います」
「わかりました。では彼女はこちらでお預かりしておきますね。あ、これお財布です」
「……どうも」
最後に、またお忘れ物の無いように。
今度こそ陰陽師の女性を送り出した僕は、豚さんを握り締めたまま、はぁーと深いため息をついた。
「旅行に来たの! アジアの最後に日本行ってみるか―っみたいな?」
「確か……吸血鬼は流れる水が苦手って聞いたんですけど……」
「あんまり好きじゃないくらい? 飛行機乗れば関係ないっしょ?」
「飛行機乗ったんだ……」
神木さんが新しい吸血鬼イメージの構築にてこずっている。
確かに僕も本物の吸血鬼というイメージとは少し違うなって感想だった。
「それでリリーさんは、僕の所に何をしに?」
「そうそう! 私食べ歩きがしたくって!」
ニパッと笑うリリーは不用意にそんなことを言った。
すると神木さんは顔色から血の気が失せて、恐々尋ねた。
「そ、それは、人間を片っ端から捕食するとかそういう?」
「何それひどいんですけどー。私そんなに節操なくなくない? 吸血鬼はそんなにやったらめったら血を吸うような野蛮なことしないんですけど?」
「そ、そうなの?」
「当たり前でしょ? 前にそれやった奴はあっという間に駆逐されたんだから。だいたい眷属増やすなんてスゴ技、簡単に出来るわけないでしょ? ちゃんと疲れるしアレ」
「そうなんですか? じゃあ、食べ歩きっていうのは……」
「当然グルメスポット巡りでしょ。君、妖怪でも人間の作った物の味が分かる入れもの作れるんでしょう? だから作ってってお願いしに来たの!」
なんともわかりやすいお願いに、僕は内心頭を抱えた。
いや、さすが妖怪界隈。噂が出回るのが速すぎるだろう。
分かっちゃいたがそれでこんな大物が訪ねてくるとか、マジで勘弁してほしい。
だが来てしまったものはしょうがなかった。幸い相手は友好的である。
「……かまいませんよ? ちょっと時間はかかると思いますけど」
「全然待つよ? 100年くらい?」
「……いえその……一週間くらいで」
「マジで? そんなの一瞬じゃん?」
この吸血鬼の時間感覚やっぱおかしい。
この手の奴は本気で相当の大物だった。
全然口調はそんな感じはしないけれど、陰陽連の人が教えてくれた真祖とやらで決まりかもしれない。
喜んだリリーはクルクルその場で踊って、すぐ飽きると手を振って玄関に向かった。
「そんじゃあお願い! 一週間したらまた来るよー!」
軽い足取りのリリーだが、玄関を開けたのはリリーの手ではなかった。
「あのーすみません……お財布を見かけませんでしたでしょう……か?」
あ、陰陽連の人。
よくよく見ると彼女が座っていた辺りにお財布が落ちていて、それを取りに戻ったようだ。
「あ、日本の魔法使いだ。ヤッホー」
「え? 彼女妖怪?……いえ、白い肌に紅い瞳……まさか吸血……」
まさか鉢合わせになるとは、今日はどうにも間の悪い日なのかもしれない。
「……ああ。もう」
「まさかこんなところに潜んでいるとは……何用ですか吸血鬼」
「用って言われてもねぇ。私はただ、行きたいところに行って楽しく過ごしたいだけだけど?」
「世迷いごとを……。こうなれば我が身に変えても貴女を滅して見せましょう。ちなみに……」
「ちなみに?」
「……あなたって本当に吸血鬼なんですよね? サキュバスとかではなく?」
「……あなた結構余裕あるね。私疑われちゃってる? じゃあ証拠を見せたげようか?」
飽れながらもニヤリと笑った吸血鬼は、その体から血液のような赤い液体を生み出して、体の周囲に浮かべ始めた。
血のように赤い瞳は凶暴性を漲らせ、今にも飛び掛かりそうな姿は完全に危険な獣のようだ。
いやいやちょっと待ってほしい。ここは戦場ではなく、人の家だという事を君達は今すぐ思い出すべきだ。
とはいえすでに雰囲気が一触触発。
妖怪と妖怪をやっつける仕事の人が鉢合わせたら、そりゃ気まずくなるに決まっていた。
僕はその時点で玄関に置いてあった豚さん蚊取り線香とライターを掴んで、火をつけ始めた。
「……何やってるの楠君……なんかマズイ雰囲気だけど?」
「いや……ちょっと万一の時の備えを」
豚さんから煙が立ち始めた頃には、玄関の緊張が限界を迎えていた。
「……さぁ私が本物の吸血鬼かどうか、知る対価は命になると思うけど……安い物よね?」
「……!」
リリーが翼を広げ、尋常ではない気配を発し始めた。
「……きませい!」
そう叫び、札のようなものを空中に浮かべて構える陰陽師の女性。
こんな時になんだが……戦う霊能力者はそれはもうかっこよく見えた。
え? カードゲームしてた方は、そっと今回は記憶から消えてもらったけど。
今にも戦いが始まりそうだというその時、懐かしい感じのする匂いは玄関中に立ち込めていて、ようやく準備が完了した。
「なにこれ?……」
「線香?」
何も出来ずに右往左往していた神木さんはハッとして、豚さんをパタパタしていた僕に唯一ツッコミを入れた。
「……ホントなにしてるの?」
「いや……煙の周りが速くなるかなって」
「まさか……いや、やっぱり流石にそれはない」
神木さんは残念なクラスメイトに断言する。
吸血鬼―――フィクションでしか知らないような存在だが、そのどれもが圧倒的恐怖の象徴として描かれていることは、有名だ。
まぁ僕もそれは同じである。
「血を吸うから蚊と一緒ってことはないでしょ」
「……まぁそうなんだけど」
「いくらなんでもそんなんでやられたら吸血鬼とは認めたくない―――」
と言いかけたところで神木さんもいつまでたっても玄関に変化がないことに気がついいていた。
「~~~ううう、力が出ない」
「!!」
リリーという名の吸血鬼は目を回してパタリと倒れる。
フニャリと力を失った彼女はそれこそ蚊のように煙にまかれていた。
神木さんも戸惑っていたが、輪をかけて混乱しているのは今しがた覚悟を決めた、陰陽師の女性だった。
「……一体なにが?」
「お騒がせしてすみません。でもちょっと気になったもので……この娘、吸血鬼じゃないんじゃないでしょうか?」
「吸血鬼では……ない?」
何言ってるんだこいつと言う視線の前に僕は蚊取り線香を差し出した。
「ええ。すごいタイミングだったんでパニックりましたけど……蚊取り線香が効いたことを考えると……やはり蚊かなっと」
「蚊!?」
「蚊です蚊の妖怪。あの夏場にうるさい虫」
「……蚊の妖怪……ですか? しかし……それにしてはやる気満々だったような?」
「いやいや、そりゃあ襲い掛かってきますよ。僕も夏場は毎晩バトルです。でも彼女が……真祖? の吸血鬼ほど危険とは思えませんが」
「……それはまぁ。だから見逃せと?」
「いえ。正直彼女が何なのか、よくわからなくありません? 今日話をしてすぐ出てくるってそんなバカなって感じですし。捕まえておくんで、報告なり連絡なりして改めて出直されては?」
「し、しかし。本物の吸血鬼だったら……」
「そんな強力な奴だったら一人じゃどうしようもありませんよ。一応蚊取り線香でなんとかなっているんで、まぁ大丈夫かなと」
「……」
うーん我ながらめちゃくちゃな理論。
しかし我が家を守るためには仕方がない。
目を回した吸血鬼?は、何やら煙に巻かれたままビクビクと痙攣していた。
それを見た陰陽師さんは、ようやくふと肩から力を抜いた。
「そ、そうですね。そう言えば吸血鬼というのも自称だったし、妖怪なら姿のごまかしくらいできる気もしてきますね」
「でしょう? 妖怪の見た目ほど信用できないものもないですって」
陰陽師の女性はこのもらい事故のようなハプニングに囁かれる誘惑に、乗っかることにしたようだった。
「そうですね……ここはいったん持ち帰ろうと思います」
「わかりました。では彼女はこちらでお預かりしておきますね。あ、これお財布です」
「……どうも」
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