仮)願いを叶えて貰えたけど駄目神様で勝手にTSされちゃった俺。どうなる?

クロハナ

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友達

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家に真っ直ぐに帰った俺は部屋で一人沈んでいた。

下着が思ってた以上に高かったからが3割で、女性としての生き方がわからない不安が7割。

どうして不安になったかと言えば下着の付け方がわからなかった事で、ふと気がついた。




月に一回くると言うアレの対処の方法や最低限の化粧の仕方や服とかの選び方。

部屋の棚には見慣れないアレの対処用の品があった事から、普通に毎月きていると思う。

男の時には気にもしなかった事を多分いろいろ気にしないといけないんだろうけど、何がダメで何がいいのかわからなくなった。




細かく言えば歩き方も仕草なども女性ならではで見られる事を意識しないといけないんだろう。




昨日から女なったのだから『分からないのは仕方ない!』って言えばそうなのだが、部屋にあったアルバムを開いて見れば産まれた頃から女として写真に写っていた。

あの神様は世界に影響を与える事は出来ないと言っていたが、悪神にジョブチェンジした事で影響を与える事が出来る様になったのだろう。

男だった事を女だったと書き換えた影響がこれから何かの拍子で出てくるかもしれない。

それが出てきた時、俺は対応出来るのだろうか……………………




……………………誰かに助けて貰いたい。そんな気持ちだった。







そんな時家の電話が鳴った。

俺の部屋は2階にあるのだが、階段の近くの部屋で一階の階段の横に電話が置いてあるのですぐにわかる。

すぐに母さんが電話に出てくれたみたいで何やら声がする。それから下から大きな声で母さんが




「優紀----!鮎美あゆみちゃんから電話だよーー。」




鮎美ちゃん???




誰だっけ?え~と…………あぁ~熊谷くまがい鮎美あゆみさんか!




高校に入ってすぐの頃に知り合って3年間友達として仲良くしてた熊谷鮎美さんか。

彼女とは異性として好きとかそんな感じの付き合いではなく普通の友達として仲良くしていた。

知り合った切っ掛けは確か高校で知り合った新崎 純にいざき じゅんと、仲良く帰っている所を見て「彼女?」って聞いたら家が近所で幼馴染だと教えて貰った。




幼馴染って聞いてどちらかが好きとかどっちも好きとか考えたが、よくある物語とは全く違ってどちらもそんな気持ちを持っていなかった。

それは未来での結果でもわかっている。




純は兎に角女好き。コロコロと女と付き合っていた。見た目も女性にモテる様な優しそうな感じの奴なのだが中身は鬼の様だった。避妊はしないし、ヤリ逃げみたいな事を繰り返し最終的には出来婚した。

鮎美もそんな奴だと小さい頃からわかっていたのか、程よい距離を置いて仲良くしていた。

鮎美も社会人になってから5年後ぐらいで、会社で知り合った男性と結婚していた。




38歳になった頃には1年に一回ぐらいしか連絡を取らなくなっていたけど…………




そんな事を思い出しながら階段を降りて電話に出た。

あぁ~そう言えばこの頃は固定電話で連絡を取るのが当たり前だったな(笑)




「はい、もしもしどうした?」




「…………どうした?じゃないわよ!あれだけ連絡ちょうだいって言ってあったよね?」




結構な声の大きさで責められた。




「え?……………………あぁ、その忘れてた?」




「いや、何その疑問形。もうこっちは何かあったかなって思って電話したのに…………それで何かあった?今日初出社だったよね。何か会社で言われた?嫌な事何かされた?」




「ん~会社は余裕って感じで特に何も言われてないし、嫌な事もなかったよ。何で?」




「……………………何か落ち込んでる様な気がしたから。」




す、鋭い。何でわかったんだ?




「いや、ちょっと女としてどうやって生きて行こうかと……………………」




「はぁ?何をいまさらの事言ってんの?大丈夫?」




そう今さらですよね~でもこっちは昨日からなんですよね~




「とりあえず明日なんか用事ある?会社終わってからご飯でも行かない?」




「…………え~と用事ってほどじゃないけど、携帯欲しいな~って見にいくつもりだったけど。ご飯いいよ。」




「え?携帯買うの?まだ給料貰ってないよね?お金あんの?」




おっとちょいマズイな。




「ほ、ほら貯金もあるし、社会人になったから必要でしょ?」




「そっか~やっと優紀も持つ気になったんだ。じゃ、私も一緒に見に行くよ。それからご飯って事で。」




「了解」




「……………………何か優紀変わったわよね?何か心境の変化?」




す、鋭い。え~と




「ほ、ほら男ばかりの職場だから男っぽくいかないと、ま、負けそうだから。」




「そっか。……………………まぁそんな感じでも優紀は優紀だもんね。じゃ明日5時半ぐらいに優紀の家に行くから。」




「了解~」




「ぷっ、何その了解~ってこれからそんな感じでいくの?わかった。了解~」




と鮎美との電話を切った。




何か少し楽な気持ちになって俺はその夜ぐっすり寝る事が出来た。




明日楽しみだな。
















----------------------------------------------------------------







熊谷鮎美







私は優紀の友達。

だけど優紀にも隠している事がある。それは私がファンクラブ特別会員00(ダブルゼロ)

だと…………




優紀とは高校に入ってすぐに知り合った。

どうやって知り合ったかとか何故か何となくでしか覚えてないのだけど……………………衝撃的だった事だけは覚えている。




こんなに可愛いくて美人でお姫様みたいな女の子がいるのかと…………同性だけど私は惚れてファンになった。




同性の私が惚れる様にファンになったのだから、まわりの男子はすぐに惚れたみたいだった。

でも優紀本人は気がついていないみたいで危なかった。




このままでは男子達に言い寄られて大変になりそうなのは目に見えていた。私達はすぐにファンクラブを作り優紀を守ろうと決めた。

当初は私と幼馴染の新崎にいざき じゅんとその友達の金田かねだ 智明ともあき 君の3人だった。




ファンクラブの当初の決まりは 




1、姫(優紀)に話しかけてはいけない。話しかけられるのを待つのみ。

2、抜け駆けしない。(男性のみ)

3、姫を危険から守る。怖がらせない。

4、姫にファンクラブの存在を隠す事




高校が始まって5日目に姫が休憩時間に教室を出た隙を見つけて、同じクラスの全員にファンクラブの事を説明した。

その日のうちにクラス全員がファンクラブに入った。私は驚かなかった、当然の結果だ。




それからファンクラブの人数は増えていった。

私は同性で親友としてファンクラブの00(ダブルゼロ)になった。




そして会長に金田智明、副会長に新崎純がついた。小さい頃から女好きだった純だったから姫に手を出すかと心配だったが姫を姫神と崇めてるので大丈夫みたい。ちょっと怖いけど…………




会長の金田智明君は凄かった。最初はノートでファンクラブの会員の情報を纏めていたのだが、姫の為とパソコンを勉強して今ではホームページまである。見事な纏め役だった。

企画もいろいろ考えてくれた。

今は二十歳ハタチの成人式で姫に似合うようなドレスとティアラを着て貰おうと資金の確保と会場の計画をしている。




そして卒業する頃にはもう1000人を超えていた。

今日も会長との定期連絡で1年の女子高生が3人加入した。その定期連絡で加入した3人から姫が一人で買い物をしていたとの報告を受けた。

同じく会員番号1024からも買い物姿を見たとの報告があった。1024の報告では何やら楽しそうにお店に入ってきたのに買い物を終えて帰る時には落ち込んでいたらしい。




そもそも一人で買い物など危険だ。買い物にはいつも私が同行していたのに一人で買い物に行ったのは

おかしい!

私に何も連絡がこなかった……………………なぜ?

私に知られたくない物を買いに行った?緊急で必要な物があった?




確認しないと……………………そして私は電話した。
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