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マキナ。
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丘を駆け降りてしばらく行ったところで。
くう
っとお腹がなった。
ああ。お腹がすいたな。喉も乾いたし。
さっきの泉、綺麗だったな。
あれ、飲んでも大丈夫だったのかな。
とそんなことを思い出し。
ふふっと笑みが溢れた。
だってさ、お腹がすくってことはあたし生きてるってことじゃない?
少なくともここは天国でもなければ死後の世界でもない。
夢の中でもないってことでしょ?
それが嬉しくって。
前方には目的地の街。
城壁に囲まれたゲームの街のようなそんな場所。
マギアクエストだったら始まりの街はロムルスの街だったかな。伝説の勇者ロムルスの名を冠した街。領主はロムルスの子孫を名乗っていたはずで。
ってなに考えてるんだろあたし。
ここがどんな世界かは知らないけど、そんなゲームの設定なんか役に立つわけもないのに。
と、そこまで考えたところでハッと気がつく。
あたし、このまま街に行ったところで、どうするの?
お金もない余所者じゃご飯にもありつけないかも、だよ?
それに。
立ち止まって自分の服装を確認すると、あたしってば日本にいた時のような格好ではなくて。
っていうかかなりラフな服装だけど、これって……。
ショートパンツから伸びるカモシカのような足に足元は皮の編み上げブーツ。
シャツの上からロングベストを羽織りウエストをベルトで止め。
両手は肘まで覆うガントレット。
嘘。
これってほんと、マキナに着せてた……。
間違いなさそうだ。
今のあたしの格好はあたしのキャラマキナそのもので。
ふんわりと目にかかる髪の色に気がついたあたし。それがふわふわ癖毛な金髪だったところで確信に変わった。
今のあたしはマギアクエストでのアバター、マキナであるってことに。
ぐう。
あーんもう。
どういう理屈になってるのかはわかんないけれど、お腹がすくことにはかわんない。
ポケットを弄ったけどお金らしいものは持ってなさそうだしこうなったらしょうがないか。
自力で食料を調達しないとだよ。
そうと決まれば予定変更だ。
このまま街に行くのではなくまず右手に見える林で何か食べられるものを探そう。
果物でもなんでもいいや。
そう思って方向転換したところで、林の中から「きゃぁ」って悲鳴が聞こえたあたし。
大急ぎでその声の方向に向かって走ったのだった。
☆☆☆
「おかーさん……」
林の中で見つけたのは今にも野獣に襲われそうになって腰を抜かしている少女だった。
両足で立ち上がって威嚇するグリズリー。
ああ、いけない!
あたしはそのままジャンプして、そのグリズリーにキック!
恐怖は、なかったと言ったら嘘になるけど。
出来る気がしたの。
ゲームの中であればこれくらいなんてことはなかったはず!
「いっけー!!」
ライダーキックよろしくジャンピングキックをかましたあたし。
あは。ゲームのままのエフェクトまで再現されたようにグリズリーが吹っ飛んだ。
かっこよく? 着地を決めて振り返る。
「大丈夫?」
赤ずきんちゃんのようなそんな可愛らしい街娘風な少女に手を差し伸べて、あたしはにっこりと微笑んだ。
くう
っとお腹がなった。
ああ。お腹がすいたな。喉も乾いたし。
さっきの泉、綺麗だったな。
あれ、飲んでも大丈夫だったのかな。
とそんなことを思い出し。
ふふっと笑みが溢れた。
だってさ、お腹がすくってことはあたし生きてるってことじゃない?
少なくともここは天国でもなければ死後の世界でもない。
夢の中でもないってことでしょ?
それが嬉しくって。
前方には目的地の街。
城壁に囲まれたゲームの街のようなそんな場所。
マギアクエストだったら始まりの街はロムルスの街だったかな。伝説の勇者ロムルスの名を冠した街。領主はロムルスの子孫を名乗っていたはずで。
ってなに考えてるんだろあたし。
ここがどんな世界かは知らないけど、そんなゲームの設定なんか役に立つわけもないのに。
と、そこまで考えたところでハッと気がつく。
あたし、このまま街に行ったところで、どうするの?
お金もない余所者じゃご飯にもありつけないかも、だよ?
それに。
立ち止まって自分の服装を確認すると、あたしってば日本にいた時のような格好ではなくて。
っていうかかなりラフな服装だけど、これって……。
ショートパンツから伸びるカモシカのような足に足元は皮の編み上げブーツ。
シャツの上からロングベストを羽織りウエストをベルトで止め。
両手は肘まで覆うガントレット。
嘘。
これってほんと、マキナに着せてた……。
間違いなさそうだ。
今のあたしの格好はあたしのキャラマキナそのもので。
ふんわりと目にかかる髪の色に気がついたあたし。それがふわふわ癖毛な金髪だったところで確信に変わった。
今のあたしはマギアクエストでのアバター、マキナであるってことに。
ぐう。
あーんもう。
どういう理屈になってるのかはわかんないけれど、お腹がすくことにはかわんない。
ポケットを弄ったけどお金らしいものは持ってなさそうだしこうなったらしょうがないか。
自力で食料を調達しないとだよ。
そうと決まれば予定変更だ。
このまま街に行くのではなくまず右手に見える林で何か食べられるものを探そう。
果物でもなんでもいいや。
そう思って方向転換したところで、林の中から「きゃぁ」って悲鳴が聞こえたあたし。
大急ぎでその声の方向に向かって走ったのだった。
☆☆☆
「おかーさん……」
林の中で見つけたのは今にも野獣に襲われそうになって腰を抜かしている少女だった。
両足で立ち上がって威嚇するグリズリー。
ああ、いけない!
あたしはそのままジャンプして、そのグリズリーにキック!
恐怖は、なかったと言ったら嘘になるけど。
出来る気がしたの。
ゲームの中であればこれくらいなんてことはなかったはず!
「いっけー!!」
ライダーキックよろしくジャンピングキックをかましたあたし。
あは。ゲームのままのエフェクトまで再現されたようにグリズリーが吹っ飛んだ。
かっこよく? 着地を決めて振り返る。
「大丈夫?」
赤ずきんちゃんのようなそんな可愛らしい街娘風な少女に手を差し伸べて、あたしはにっこりと微笑んだ。
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