この世界から消える前に、君の声が聞きたかった

ユニモン

文字の大きさ
2 / 16
1巻

1-2

しおりを挟む
 横向きに座った方がいいのかもしれないけど、カップルみたいだからやめておいた。私と戸張の関係は間違ってもそんなものではないし、縦向きに座った方が普通に考えてバランスを取りやすい。

「足、そこの出っ張りに置いてね。よし、じゃあ出発~」

 戸張ははしゃいだように言うと、紺色のブレザーの背中をかがめ、ペダルをぎ始める。
 頬に風を感じたとたん、男子と自転車でふたり乗りなんていう、青春ドラマの定番シーンみたいなことをしている自分に寒気がした。
 陰キャ中の陰キャなのに、おかど違いにもほどがある。
 だけどもうあとには引けず、私はあごのどにつくほどうつむいた。
 誰にも見られませんようにと、繰り返し心の中で願いながら……


 片道四十分も歩いて学校に通っているのは、祖母に自転車を買ってほしいと言えないからだ。母を亡くし、父も消えた私を快く引き取ってくれた祖母に、これ以上負担をかけたくない。
 バスに乗るのも抵抗がある。同じバスを、この先の女子校に通う中学時代の友達が使っているからだ。
 私と彼女は、中二の頃、クラスで一番目立つ女子グループにいた。
 移動教室も、合唱部も、休みの日に遊びに行くのも、いつもグループのみんなと一緒だった。
 その頃の私は、言いたいことをハッキリと言うタイプの子だった。
 ふたり暮らしだった父がどこか抜けた人だったから、自然とそういう性格になってしまったんだと思う。

『凪ちゃんはズバズバ言うから』
『凪、毒舌すぎ。マジこえ~』

 みんなからはよく、そんなふうに言われていた。
 私はハッキリ言うことが正しいと思っていたし、ときには先生に対しても遠慮がなかった。他人からのそういった評価は、褒め言葉のようにすら感じていた。
 中二の十一月。
 女子グループのひとりが、お母さんと一緒に焼いたというクッキーを学校に持ってきた。だけど私は、きれいにラッピングされたそれを拒絶した。

『ごめん。私、手作りのものって苦手なんだよね』

 本当のところは、手作りが苦手というわけではなかった。
 私はたんに、一緒にクッキーを作ってくれるお母さんがいるその子に嫉妬したのだ。
 私のお母さんは、もうどこにもいないから。
 私にはない幸せの中に当然のようにいる彼女がうらやましくて、自分が酷くみじめに思えた。
 彼女は、あからさまに傷ついた顔をしていた。周りにいる同じグループの子たちの表情が強張こわばったのも、すぐに分かった。
 浅はかな言動で彼女を傷つけてしまったことに気づいた私は、慌てて謝ろうとした。だけど露骨に避けられ、話しかける機会すら与えられなかった。
 それをきっかけに、私は女子グループからハブられた。
 クラス中が異変に気づき、誰も私と関わろうとしなくなった。
 あっという間に私はひとりになった。
 そのときに初めて、ズバズバと本音で接し続けた結果、たくさん敵を作っていたことを知った。クッキー事件なんか、ただのきっかけに過ぎなかったのだ。
 それからは、オセロの石を引っくり返すように、すべてがガラリと変わった。
 陰口なんてしょっちゅうだった。
 グループ決めのときひとりだけ余ってしまうのも、いつものこと。
 思い切って父に相談したけど『女子って大変だよね。大丈夫、きっと時間が解決してくれるよ』と取ってつけたような大人目線でやり過ごされただけだった。
 誰にも必要とされない毎日は、苦しくて消えてしまいそうだった。誰かの話し声や笑い声がザクザクと胸を刺し、全部の景色が色を失って見えた。
 やがて唯一の家族だった父にも捨てられ、私はどん底に突き落とされた。私は年のわりにしっかりしていたので、父は『自分がいなくても大丈夫』とでも思ったのだろう。
 だから声が出せない今の状況は、実は私にとって好都合だった。
 みんなとは違う存在でいれば、人に嫌われることも、仲間外れになることもない。それからきっと、捨てられることも……
 向こうは関わるのを面倒だと思っているし、私も関わることを望んでいないし、蚊帳かやそとの平和な場所にいられる。
 だから私は、声を出せない今の自分を、ある意味誇りにすら思っていた。


 県庁所在地に近い海に面したこの街は、都会すぎず田舎すぎず、暮らすにはちょうどいい。言い方を換えれば、これといった取り柄がないということだけど。
 戸張はペダルをぎ、車がギリギリ通れるくらいの細道を進んでいく。
 この界隈は昔は宿場町だったらしく、今もその名残があり、ところどころに古びた民宿や旅館が建っていた。たばこ屋や銭湯の看板も残されている。
 最近は急速に開発が進み、高層マンションやショッピングモールが次々と建設されているけど、裏通りは昔のままみたい。この街で生まれ育ったのに、裏通りなんて使ったことがないから、物珍しさにきょろきょろしてしまう。
 まるで、目まぐるしく変わる世の中から置いてきぼりにされたみたいな場所だった。

「僕、この道好きなんだよね」

 立ちぎをしながら、戸張が言う。

「…………」

 その気持ちは、なんとなく分かった。
 陽気な彼と陰キャの私の気持ちが一致するなんて、おかしいことだけど。
 新築の建物はきれいとはいえ、浅くてペロンとしてる。だけど古い建物には、長い年月がはぐくんだ奥深さがあった。私が生まれるずっと前にここで暮らした人々の思いが、今もふわふわとそこら中を漂っているみたいに。
 潮の匂いがした。
 裏通りを抜けたようだ。
 風がザッと吹き、目の前にキラキラ輝く海と白い防波堤が現れる。
 上空では、海鳥が優雅に旋回していた。
 この場所につながるとは、知らなかった。
 感心しているうちに、私はハッとした。
 祖母の家に近づくどころか、離れてしまっている。
 そういえば、戸張に家の場所を言ってなかった!
 慌ててノートを取り出し、戸張に伝えようとしたところで、急に自転車のスピードが速くなった。下り坂に差しかかったようだ。

「……!」

 手を離したら自転車から落ちてしまいそうで、私はサドルを持つ手にぎゅっと力を込める。
「シュ~!」と子供みたいに擬音語を口にしている戸張は、ブレーキを握るつもりがなさそう。戸張の柔らかい髪が風になびき、からかうように私の鼻先をくすぐった。
 今すぐに文句を言いたかったけど、あいにく私は声を出せない。彼の背中をドンドンと叩いて抗議したけど、「なに? 楽しい?」と彼にはまったく通じなかった。

「はい、到着」

 防波堤に着き、やっと自転車を止めた戸張に、怒りのメモを突きつける。

【ここどこ? 家に送ってくれるんじゃないの?】
「その前に、ちょっとした用事があってさ。僕んちそこだから、少し待っててくれない? お願いだからいなくならないでね、迷子になったら困るから。あとで家までちゃんと送るから心配しないで」

 悪びれた様子もなく戸張は言うと、自転車と私をその場に残して、住宅街の方に走っていった。
 帰り道が分からない私は、とりあえずは彼の言いなりになるしかなかった。
 イライラしながら待つこと五分、戻ってきた戸張は、どういうわけか重そうなギターケースを肩から下げている。

「これ、中古で買ったギター。かっこよくない?」

 戸張は自慢げに言うと、さっそくギターケースを開けた。出てきたのは、よくある雰囲気の茶色いアコースティックギターだった。

「よっと!」

 戸張が、防波堤のブロック塀に飛び乗る。それからあぐらを組んでギターを構えると、自転車の横に立ち尽くしている私をじいっと見つめた。
 何かを言いたげな彼の視線。
 嫌な予感がして、サアッと顔から血の気が引いていく。

【まさか、歌えって言うつもり? だから無理だから!】
「知ってる、今は心の中でいいから。僕には聴こえるから大丈夫」

 彼はどうやら、バカを超えた、本気でヤバイたぐいの人間のようだ。
 今すぐ逃げ出したい……
 そんな衝動に駆られていると、戸張がジャランとギターの弦をかき鳴らした。
 夕暮れのあかね色に染まる海景色に、緩やかなギターの音色が鳴り響く。
 それは偶然にも、私の知っている曲だった。
 中学のとき合唱部で歌った、とある英語の曲。
 合唱部には、仲たがいしたグループの子たちがいたから、中二の終わりに辞めてしまった。歌うことは好きだったけど、その頃の私は彼女たちが怖くて、続けようとは思わなかった。
 耳に染み入る音色に、全身がふるい立つ。
 気づけば私は、戸張の言うように、その歌を心の中で歌っていた。
 この歌には嫌な思い出しかないから歌いたくなんかないのに、何度も練習したせいか、頭が勝手に歌詞を呼び起こす。
 強めの海風が、ザアッと吹いた。
 桜の花びらが私たちを取り巻いている。
 弥生やよいやまから運ばれてきた、花の嵐だった。
 弥生山は近くにある山で、昔は城郭があったらしいけど、今では公園になっている。知る人ぞ知る桜の名所でもあった。
 花びらは吹雪のように戸張の周囲を舞ったあと、役目を終えたとばかりに、ひらひらと力なく海に落ちていった。
 水面が、薄桃色に染まっている。
 潮風と、清々すがすがしい春の香りがした。
 戸張はコードが変わるとき、よくぎこちなくなった。何度もミスしては「あ、やべ」と小声でつぶやいている。
 このレベルで、よく動画サイトにアップしようと考えたよね……
 ある意味感心しているうちに、下手くそなギターは鳴りやんだ。

「どう、どう?」

 無邪気に感想を求める戸張。

【それで、動画サイトに投稿しようとしたの? すごい度胸】
「あれ、下手だった? でもほら、歌があるとギターの下手さが誤魔化ごまかせるって言わない? 僕歌下手だから、代わりに歌ってくれる人探してるんだよね。それで今、白浜さんを熱心にスカウトしてるわけ」
【私に声をかけるあり得ない神経は置いておくにしても、その下手さなら、歌があっても誤魔化ごまかせないと思うよ】
「うわっ、白浜さん意外と毒舌。いや、どくひつって言ったらいいのかな? あ、うまい言い方でしょ」

 ニコニコしながら謎の自画自賛をしている彼に、白けた目を向ける。

「でも、今日はいつもよりうまく弾けたな。やっぱり白浜さんが歌ってくれたからだよ」
【私、立ってただけだけど】
「白浜さんの心の中の歌声、僕にはちゃんと聴こえてた。嘘くさいって思うかもしれないけど、本当だよ。ほら、世の中の常識が正しいとは限らないじゃん? だって常識は、人間が勝手に決めたものなんだから」
【ねえ、大丈夫? そんな変人で友達とうまくやってるの?】
「あはは、白浜さんに言われたくはないなー」

 まあ、それはそうだけど。
 クラスのはみ出し者の私に、人気者の彼が友達事情を心配されたくはないだろう。
 嫌みともとれる発言だったけど、私は別に嫌な気分にはならなかった。
 戸張はあまりにもあっけらかんとしているから、悪意を感じないのだ。
 変な人だけど、きっと悪い人じゃない。
 だけど、これ以上は関わりたくない。


 その後、戸張は約束どおり私を家まで送ってくれた。
 ブンブンと手を振りながらもと来た道を自転車で去っていく戸張を、最後まで見送ることなく家に入る。
 変なのに絡まれたな……
 住み慣れた祖母の家の匂いに包まれたとたん、どっと疲れが押し寄せた。
 こんな日はもう、二度とごめんだ。
 戸張は自転車で私を送る代わりに、もうしつこくしないと約束したのだから、大丈夫だと信じたい。
 きちんとローファーを揃え、玄関から上がる。
 すぐに、台所に立つあずき色の割烹着かっぽうぎの背中を見つけた。

「おかえりなさい」

 物音に気づいた祖母が、こちらを振り返る。

「今日は遅かったわね。洗濯もの入れておいたから、畳んでおいてくれる?」

 それから祖母は私の顔をまじまじと見つめ、にこやかな笑みを浮かべた。

「凪ちゃん、今日はなんだか楽しそうだけど、いいことあった?」
「…………」

 私は無言でかぶりを振ると、台所の前を通り過ぎた。
 リビングとして使っている十畳間で、洗濯ものを畳み始める。
 半開きの縁側の引き戸から、夕方の風がそよいでいた。
 窓越しに見える、庭の樹木や小さな池、石灯籠いしとうろう。祖父がこだわって設計したらしい、小さいながらもなかなか豪華な庭だった。
 祖父は、私が生まれる前に亡くなっている。
 壁には年季の入った四角い壁掛け時計がかかっていて、その隣には私の写真が飾られていた。中二の十月、合唱コンクールの会場前で、友達と撮影したものだ。
 見たくないから外してほしいのに、祖母には伝えられずにいる。
 部屋の隅にある仏壇には、母の遺影が置かれていた。
 記憶の中よりも若い母の笑顔は、いったい誰に向けられたものなんだろう?
 私といるとき、彼女はいつも母親の顔をしていた。
 そんな母は、小四のとき、なんの前触れもなく亡くなった。
 そして、父も私を置いて消えてしまった。
 ――凪ちゃん、今日はなんだか楽しそうだけど、いいことあった?
 洗濯ものを全部畳み終えたところで、祖母のセリフを思い出す。さっきからずっと、胸の奥に引っかかってモヤモヤしていた。
 どうして祖母は、あんなことを言ったんだろう?
 変なクラスメイトに強引に連れ回されて、いつもの何倍も嫌な気分のはずなのに。
 この私が誰かといて、楽しいと感じるわけがない。
 そんな感情は、声とともに、遠い過去に置きざりにしてきたのだから。



「おーい、白浜さん。練習に行こう」

 翌日の放課後。
 門に向かって歩いているとそんな声がして、背筋がゾゾッとした。
 そうっと振り返ると、今日も無邪気のかたまりみたいな笑みを浮かべた戸張が立っている。
『はあ?』と出ないはずの声が漏れかけた。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?

冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。 オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。 だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。 その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・ 「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」 「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」

【完結】20年後の真実

ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。 マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。 それから20年。 マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。 そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。 おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。 全4話書き上げ済み。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

娼館で元夫と再会しました

無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。 しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。 連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。 「シーク様…」 どうして貴方がここに? 元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

復讐のための五つの方法

炭田おと
恋愛
 皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。  それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。  グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。  72話で完結です。

婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました

kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」 王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。