237 / 250
七章 決戦
31話 守る為に
しおりを挟む
三カ月が経ち、邪神に対して山ほどの対策をしてきた。
まずはステータス面。
今まで戦った邪神の2人のステータスを飲み込んでいることで全体的に補い、技術面でもダンジョンに篭ったりしながら磨き上げてきた。
ガイア様にも手伝ってもらい、また別次元から呼んでもらった神様たちと訓練をし十分すぎるほど鍛え上げた。
次に装備面。
神様達にもらった武器や防具を自分なりに改良を加え、バージョンアップさせた。
武器の最低威力は一振りで山5つを消し飛ばせるぐらいだ。
防具の方も、俺が全力で殴っても壊れないほど頑丈にそれでいてコートのように軽く着られるものを作成した。
次はスキル面。
今まで手に入れてきた多種多様なスキルを一度全て見直し、満遍なく完璧に使いこなせるよう鍛錬した。
魔法も同じように満遍なく鍛錬をし、同時にいくつもの別属性の魔法を展開できるようにまでになった。
今までは別属性なら5つまでが限界だったためこれは成長が実感できた。
次は、対戦に当たる仲間の状況面。
邪神との対戦をするにあたり、メンバーは俺を含めて6人で行うつもりだ。
メンバーは、俺、シグルド、ジャンヌ、アレス、マヴィア、ディルムだ。
俺以外は全員、俺の影から生まれた奴で名前をやったら人として動けるようになった奴らだ。
戦闘能力も高く、俺とともに修行したおかげで相当強くなった。
ミリーナ達は大戦には参加させない。死んでしまうかもしれないところに彼女達を向かわせるわけにはいかないからな。
シグルド達はいいのかって?アイツらは人間にはなったが種族が人間じゃない。時間が経てばアイツらは蘇生できる仕組みになっているからだ。
ここまで準備をして、これから俺がすることを予測できるのはきっと殆どだろう。
「本当に行くんだな」
「ああ。もうミリーナ達を怖がらせないためにも、俺たちから行ってやるんだ」
これが、俺が出した結論。
邪神が進行するまでの2年を待つぐらいなら、こちらから出向き、不意をついて奴らを殺すことだ。
場所はガイア様が特定してくれ、そこまでの転移を手伝ってくれるのもガイア様だ。
今は、そのガイア様が目の前に魔法陣を展開してくれているのをただ待っていた。
「お主は出会った時から凄かった。父に裏切られ、妹を殺され、学校でも度重なる暴力を受け、それでもお主は強さを求め儂に願った。その信念や勇気に儂は、いや、儂達はみな感動した。だからここまで育てた。そんなお主が、まさか世界を担う英雄にまでなってしまうとわな」
「そんなことないです。これは俺のただの自己満足なんです。邪神達が俺の邪魔をする。だから排除する。それだけですよ」
「ではお主は、そんな自分のためだけに神を殺し世界を救うのだな」
「はい。ですからこれは、自分勝手な男が愛する嫁や家族のために神を殺すだけの、そんな下らない話なんです」
「……ははっ、お主は本当におもしろいのぉ」
「ガイア様には、本当に助けられてばっかりです。なのに、自分はまだなにも返せていない。この戦いは、ガイア様への恩返しだと、これもまた自分勝手に思ってます」
「なんだ?儂への恩返しはそんなものなのか?」
「というと?」
「儂に恩返ししたいなら、勝って帰って嫁と幸せに暮らすんじゃの。それが儂への恩返しになる。決して、勝つだけが恩返しとは思わんでおくことに」
「…………わかりました」
俺の心を見透かしたガイア様はそう言ってフッと笑った。
その瞬間、目の前に禍々しく渦巻く空間への出入り口が出現した。
「ここを抜ければ目的の場所じゃ」
「ありがとうございます」
「……必ず、必ずもどって来るんじゃぞ」
「はい。必ず戻ってきて、恩返しします」
俺はそう言って、ミリーナや雫達にはなにも告げずに邪神達がたむろっているだろう空間に続く道に足を踏み入れた。
まずはステータス面。
今まで戦った邪神の2人のステータスを飲み込んでいることで全体的に補い、技術面でもダンジョンに篭ったりしながら磨き上げてきた。
ガイア様にも手伝ってもらい、また別次元から呼んでもらった神様たちと訓練をし十分すぎるほど鍛え上げた。
次に装備面。
神様達にもらった武器や防具を自分なりに改良を加え、バージョンアップさせた。
武器の最低威力は一振りで山5つを消し飛ばせるぐらいだ。
防具の方も、俺が全力で殴っても壊れないほど頑丈にそれでいてコートのように軽く着られるものを作成した。
次はスキル面。
今まで手に入れてきた多種多様なスキルを一度全て見直し、満遍なく完璧に使いこなせるよう鍛錬した。
魔法も同じように満遍なく鍛錬をし、同時にいくつもの別属性の魔法を展開できるようにまでになった。
今までは別属性なら5つまでが限界だったためこれは成長が実感できた。
次は、対戦に当たる仲間の状況面。
邪神との対戦をするにあたり、メンバーは俺を含めて6人で行うつもりだ。
メンバーは、俺、シグルド、ジャンヌ、アレス、マヴィア、ディルムだ。
俺以外は全員、俺の影から生まれた奴で名前をやったら人として動けるようになった奴らだ。
戦闘能力も高く、俺とともに修行したおかげで相当強くなった。
ミリーナ達は大戦には参加させない。死んでしまうかもしれないところに彼女達を向かわせるわけにはいかないからな。
シグルド達はいいのかって?アイツらは人間にはなったが種族が人間じゃない。時間が経てばアイツらは蘇生できる仕組みになっているからだ。
ここまで準備をして、これから俺がすることを予測できるのはきっと殆どだろう。
「本当に行くんだな」
「ああ。もうミリーナ達を怖がらせないためにも、俺たちから行ってやるんだ」
これが、俺が出した結論。
邪神が進行するまでの2年を待つぐらいなら、こちらから出向き、不意をついて奴らを殺すことだ。
場所はガイア様が特定してくれ、そこまでの転移を手伝ってくれるのもガイア様だ。
今は、そのガイア様が目の前に魔法陣を展開してくれているのをただ待っていた。
「お主は出会った時から凄かった。父に裏切られ、妹を殺され、学校でも度重なる暴力を受け、それでもお主は強さを求め儂に願った。その信念や勇気に儂は、いや、儂達はみな感動した。だからここまで育てた。そんなお主が、まさか世界を担う英雄にまでなってしまうとわな」
「そんなことないです。これは俺のただの自己満足なんです。邪神達が俺の邪魔をする。だから排除する。それだけですよ」
「ではお主は、そんな自分のためだけに神を殺し世界を救うのだな」
「はい。ですからこれは、自分勝手な男が愛する嫁や家族のために神を殺すだけの、そんな下らない話なんです」
「……ははっ、お主は本当におもしろいのぉ」
「ガイア様には、本当に助けられてばっかりです。なのに、自分はまだなにも返せていない。この戦いは、ガイア様への恩返しだと、これもまた自分勝手に思ってます」
「なんだ?儂への恩返しはそんなものなのか?」
「というと?」
「儂に恩返ししたいなら、勝って帰って嫁と幸せに暮らすんじゃの。それが儂への恩返しになる。決して、勝つだけが恩返しとは思わんでおくことに」
「…………わかりました」
俺の心を見透かしたガイア様はそう言ってフッと笑った。
その瞬間、目の前に禍々しく渦巻く空間への出入り口が出現した。
「ここを抜ければ目的の場所じゃ」
「ありがとうございます」
「……必ず、必ずもどって来るんじゃぞ」
「はい。必ず戻ってきて、恩返しします」
俺はそう言って、ミリーナや雫達にはなにも告げずに邪神達がたむろっているだろう空間に続く道に足を踏み入れた。
2
あなたにおすすめの小説
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
パーティーを追放されるどころか殺されかけたので、俺はあらゆる物をスキルに変える能力でやり返す
名無し
ファンタジー
パーティー内で逆境に立たされていたセクトは、固有能力取得による逆転劇を信じていたが、信頼していた仲間に裏切られた上に崖から突き落とされてしまう。近隣で活動していたパーティーのおかげで奇跡的に一命をとりとめたセクトは、かつての仲間たちへの復讐とともに、助けてくれた者たちへの恩返しを誓うのだった。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
勇者の隣に住んでいただけの村人の話。
カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。
だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。
その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。
だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…?
才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる