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七章 決戦
41話 死戦を超えた先に10
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そのあと同じように、全員を『契約蘇生』で生き返らせた俺は一つの空間に全員を集めて事情聴取を始めた。
「まずはなんでこんなことをしたかだが……言えるやつは?」
「はて?私たちが何かしたんですか?」
「覚えて…ない」
「知らん!」
と、いうように誰も今回の事件の記憶がなくなっているのだ。一度これまでのことをこいつらに話してみたが本当に誰も身に覚えがないらしくこの話は一旦置いておくことにした。
「これから外に出るが。誰もなにも喋るな、そして俺とその関係者に手を出すな。いいな」
俺はそれだけ伝えて帰るための転移を唱えた。
これで終わりだ。………そう思っていた
「なんだよ…これ」
隣では喋ることを禁じられている全員が息を呑んで目の前の光景を見ている。
俺が転移先に設定したのは家ではない。すぐに王様に報告できるように王城に転移先を設定しており、今の俺たちは王城のテラスにいる。
そして、俺たちの目の前には、地面が真っ赤に燃え盛り黒い煙が立ち、人々の悲鳴が阿鼻叫喚と行き交い、どこから湧いたのか定かではない魔物が生きている人間を遊び殺している光景だった。
「なんだよこれ……これじゃあまるで」
王様が予知した未来のまんまじゃないか。
「いやでも…そうだとするならあの大きな剣を持つって言ってた男はどうなるんだよ」
それに俺はこうならないようにとホムンクルスやゴーレムも置いてたはずだ…なにがあったんだ。
「すぐに避難活動をしろ!魔物は全て殺せ!生きてる者は絶対に死なすな!」
俺はすぐに横にいる元邪神たちに命令をした。彼らはわかっていたのかすぐに飛び出して魔物の駆逐と人命救助を始めた。
俺はそれを見送ってからこの国全部を範囲に『判別』を使った。対象は、国王とミリーナだ。だが、その国の中には二人はいなかった。
きっと帝国の方に逃げたのかもしれないと思い、帝国の方にまで範囲を伸ばすと、帝国と王国の間にいることがわかった。
すぐにその場に転移しようと思ったが、このまま王国の国民達を放っておくことも出来ずまずは、魔物から片付けようと考えた。
ーーーーミリーナsideーーーー
アストが出て行って少しして王国は魔物の侵攻によって陥落した。原因はわからないが、城内にいきなり魔物が大量に現れて咄嗟に反応が出来ずその時点で相当数の兵が亡くなった。すぐに城内の魔物は討伐し尽くされたが魔物は城下町にまで発生しており、瞬く間に王都は火の海と化した。
私はお父様からの知らせで王城に行き魔物の殲滅に参加しながらふとあることを思い浮かべた。それはお父様が予知した未来の光景。その光景に似ているのではないか。
「となると…まさかっ」
城こら外を見渡すが、黒い大剣を持った男は見当たらない。
ほっ、と息を吐くが安心している場合ではない。すでに王国は機能しなくなったため避難場所としてどこがいいのかすぐに処理し始めた。
ここから1番近くて友好的かつ物資と国力が豊富なのはやっぱり帝国。でもそこまで行くのに時間がかかり過ぎる。大人数で移動するには魔物の的。ナリュマーのマンションなら人は入れるけど物資が足りなくなるし……でもこれしかないよね。
「そうね。でも、アストが作ったダンジョンがあるならなんとかなるかも。ダンジョンからちょっと離れたところにマンションがあるか私が魔物を狩って物資を調達すればいいもんね。決まり!」
私はすぐに行動に移しお父様とお母様と兄弟姉妹を迎えに行ったあと国の兵士さん達王城に避難した人たちを順番に転移させていき殆どの人を転移させて残るは私とお父様になったとき、魔物が城を攻撃し始めすぐに城は崩れてしまい。私はお父様を庇って足に怪我をしてしまった。
「み、ミリーナ!?」
「私は大丈夫です。それよりも早く逃げましょう!」
さっきの衝撃で転移門は閉ざされてしまった。二人だけなら私の魔法で飛んで帝国までいけるはず。
「おおっと。そうはさせないよ」
魔力を練ってお父様を抱えて飛び立とうとした時声が聞こえ一瞬で魔力が霧散してしまった。
「なっ!?誰ですか……あな…たは!」
そこには当たってほしくなかった最悪の未来が、禍々しい黒い大剣を抜き身の状態で持ち歩き腕バチバチと紫紺の雷を光らせる絶望の影がいた。
「あす……と?」
「お初にお目にかかりますお姫様。早速ですが……死ね」
ーーーーーー
なんかこんな設定あったよなぁ程度の記憶で描いてるんですがどうだったかすっかり忘れてます。もし描いてないよと気づいた方がいれば報告してくれるとありがたいです。
拙い文ですが楽しんでいただければ幸いです。
「まずはなんでこんなことをしたかだが……言えるやつは?」
「はて?私たちが何かしたんですか?」
「覚えて…ない」
「知らん!」
と、いうように誰も今回の事件の記憶がなくなっているのだ。一度これまでのことをこいつらに話してみたが本当に誰も身に覚えがないらしくこの話は一旦置いておくことにした。
「これから外に出るが。誰もなにも喋るな、そして俺とその関係者に手を出すな。いいな」
俺はそれだけ伝えて帰るための転移を唱えた。
これで終わりだ。………そう思っていた
「なんだよ…これ」
隣では喋ることを禁じられている全員が息を呑んで目の前の光景を見ている。
俺が転移先に設定したのは家ではない。すぐに王様に報告できるように王城に転移先を設定しており、今の俺たちは王城のテラスにいる。
そして、俺たちの目の前には、地面が真っ赤に燃え盛り黒い煙が立ち、人々の悲鳴が阿鼻叫喚と行き交い、どこから湧いたのか定かではない魔物が生きている人間を遊び殺している光景だった。
「なんだよこれ……これじゃあまるで」
王様が予知した未来のまんまじゃないか。
「いやでも…そうだとするならあの大きな剣を持つって言ってた男はどうなるんだよ」
それに俺はこうならないようにとホムンクルスやゴーレムも置いてたはずだ…なにがあったんだ。
「すぐに避難活動をしろ!魔物は全て殺せ!生きてる者は絶対に死なすな!」
俺はすぐに横にいる元邪神たちに命令をした。彼らはわかっていたのかすぐに飛び出して魔物の駆逐と人命救助を始めた。
俺はそれを見送ってからこの国全部を範囲に『判別』を使った。対象は、国王とミリーナだ。だが、その国の中には二人はいなかった。
きっと帝国の方に逃げたのかもしれないと思い、帝国の方にまで範囲を伸ばすと、帝国と王国の間にいることがわかった。
すぐにその場に転移しようと思ったが、このまま王国の国民達を放っておくことも出来ずまずは、魔物から片付けようと考えた。
ーーーーミリーナsideーーーー
アストが出て行って少しして王国は魔物の侵攻によって陥落した。原因はわからないが、城内にいきなり魔物が大量に現れて咄嗟に反応が出来ずその時点で相当数の兵が亡くなった。すぐに城内の魔物は討伐し尽くされたが魔物は城下町にまで発生しており、瞬く間に王都は火の海と化した。
私はお父様からの知らせで王城に行き魔物の殲滅に参加しながらふとあることを思い浮かべた。それはお父様が予知した未来の光景。その光景に似ているのではないか。
「となると…まさかっ」
城こら外を見渡すが、黒い大剣を持った男は見当たらない。
ほっ、と息を吐くが安心している場合ではない。すでに王国は機能しなくなったため避難場所としてどこがいいのかすぐに処理し始めた。
ここから1番近くて友好的かつ物資と国力が豊富なのはやっぱり帝国。でもそこまで行くのに時間がかかり過ぎる。大人数で移動するには魔物の的。ナリュマーのマンションなら人は入れるけど物資が足りなくなるし……でもこれしかないよね。
「そうね。でも、アストが作ったダンジョンがあるならなんとかなるかも。ダンジョンからちょっと離れたところにマンションがあるか私が魔物を狩って物資を調達すればいいもんね。決まり!」
私はすぐに行動に移しお父様とお母様と兄弟姉妹を迎えに行ったあと国の兵士さん達王城に避難した人たちを順番に転移させていき殆どの人を転移させて残るは私とお父様になったとき、魔物が城を攻撃し始めすぐに城は崩れてしまい。私はお父様を庇って足に怪我をしてしまった。
「み、ミリーナ!?」
「私は大丈夫です。それよりも早く逃げましょう!」
さっきの衝撃で転移門は閉ざされてしまった。二人だけなら私の魔法で飛んで帝国までいけるはず。
「おおっと。そうはさせないよ」
魔力を練ってお父様を抱えて飛び立とうとした時声が聞こえ一瞬で魔力が霧散してしまった。
「なっ!?誰ですか……あな…たは!」
そこには当たってほしくなかった最悪の未来が、禍々しい黒い大剣を抜き身の状態で持ち歩き腕バチバチと紫紺の雷を光らせる絶望の影がいた。
「あす……と?」
「お初にお目にかかりますお姫様。早速ですが……死ね」
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なんかこんな設定あったよなぁ程度の記憶で描いてるんですがどうだったかすっかり忘れてます。もし描いてないよと気づいた方がいれば報告してくれるとありがたいです。
拙い文ですが楽しんでいただければ幸いです。
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