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最終章 まさかの展開
ルミカの後悔と初恋
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ルミカは自室に戻ってから、クッションを掴むと床に投げつけた。
―――本当なら怒りのままにもっと色々壊してやりたいが、それをすれば自分の立場が危うくなると、どうにか抑える。
―――少し考えて見れば分かったのだ。年が上、という事は自分達より世間を知っているという事で、そんな彼女から見れば、ルミカやルースなど子供に過ぎないという事に。
散々ぐーたらしている上に反応も鈍いから、『こいつはダメな奴』と自分もルースも、屋敷で働く使用人達も決めつけた。そこから始まる散々な嫌がらせに対しても反応が鈍かった事に、ますます周囲の反感を買った。
しかしその根底には必ず『ミュゼがルースを一方的に盲愛している』という前提があったからだ。
ルースや使用人達が味方なのを良い事に、ミュゼにマウントを取り続けたのはあくまでミュゼがルースに片恋しているのが前提だった。
それが……崩れた。
「でも、ルースにミュゼを落としてもらわないと……!」
今はルースの父に暮らしを保障してもらっている。が、もし困窮した時にはどうなるか? 田舎の貴族と縁づかされる? もしくは療養と称して領地に籠らされるか。どちらも御免だ。ルミカはずっとこの屋敷で皆に傅かれていたいし、贅沢な暮らしを手放したくない。
それに、もしそうなったら……サイモンに会えなくなる。
ミュゼがいっていたサイモンの嫌いなタイプである『子供と軟弱者』というと明らかにルミカなのに、まだサイモンを諦める気になれなかった。
―――本当なら怒りのままにもっと色々壊してやりたいが、それをすれば自分の立場が危うくなると、どうにか抑える。
―――少し考えて見れば分かったのだ。年が上、という事は自分達より世間を知っているという事で、そんな彼女から見れば、ルミカやルースなど子供に過ぎないという事に。
散々ぐーたらしている上に反応も鈍いから、『こいつはダメな奴』と自分もルースも、屋敷で働く使用人達も決めつけた。そこから始まる散々な嫌がらせに対しても反応が鈍かった事に、ますます周囲の反感を買った。
しかしその根底には必ず『ミュゼがルースを一方的に盲愛している』という前提があったからだ。
ルースや使用人達が味方なのを良い事に、ミュゼにマウントを取り続けたのはあくまでミュゼがルースに片恋しているのが前提だった。
それが……崩れた。
「でも、ルースにミュゼを落としてもらわないと……!」
今はルースの父に暮らしを保障してもらっている。が、もし困窮した時にはどうなるか? 田舎の貴族と縁づかされる? もしくは療養と称して領地に籠らされるか。どちらも御免だ。ルミカはずっとこの屋敷で皆に傅かれていたいし、贅沢な暮らしを手放したくない。
それに、もしそうなったら……サイモンに会えなくなる。
ミュゼがいっていたサイモンの嫌いなタイプである『子供と軟弱者』というと明らかにルミカなのに、まだサイモンを諦める気になれなかった。
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