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最終章 まさかの展開
戦いにけりをつけたのは
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「アンタ達は侍女でしょう? 私とは違うの。だから素直に私に『どうぞ全て差し上げます』って言うのが普通なのよ!」
「はあ――? ご冗談は休み休み、つうか寝言は寝て言え!!」
「何ですってぇ!!」
互いに組み手をした状態のまま、侍女がルミカを見下ろし主張する。
「そもそも、あたしらが仕えるお方はアンタじゃない。
アンタが外面良く接して立ちまわっているのは侯爵家の皆様や侍女長や執事、その下でアンタに心酔している奴らじゃん!
あたしらはこの、リュドミラ家で働く使用人だ。いくら旦那様の幼馴染だからって平民のあんたに、男爵家の血を引くあたしが従う理由には限りがあるんだよ」
「わ、私だって男爵令嬢よ……!」
「ふん! それもあんたの親の一代限りだろ? その親がいないアンタは爵位無しの平民だ。
でもあたしは男爵家の三女。子爵令息のサイモン様とは釣り合えるし、教育も受けているから多少の助けにもなれる。
それに比べてアンタは平民。しかも弱弱で役に立たないときたもんだ。サイモン様は弱い子供がお嫌いだから、あんたはこれまで通りにルース様の脛を齧っていれば? それしか出来ないんだから」
「っ! ……うるさいうるさい! 侍女の癖に私に命令するな!!」
ヒステリックに喚き散らすルミカを前に、ルースは今すぐに気絶したくなった。今まで信じて来たものが目の前の光景で全否定された。ショックのあまり意識を手放したかった。
それはルースだけでなく、他の使用人達も同様のようで皆、娘2人の乱闘を手をこまねいて見ているだけだ。
が、ルースの目にひっくり返った椅子と、倒れたポットから溢れた茶に染まった焼き菓子。それ以外も衝撃を受けたからか、殆どが床に落ちて無残に残骸と化しているのが見えた途端―――
「食べ物を粗末にするな」
ごちん!
結構大きな音がして、ルミカと侍女が同時に頭を押さえて蹲った。
側に拳を握ったミュゼが立っている。
気を失いつつあるルースの目に、怒りの形相で彼女らを震え上がらせているミュゼが見えた。
「はあ――? ご冗談は休み休み、つうか寝言は寝て言え!!」
「何ですってぇ!!」
互いに組み手をした状態のまま、侍女がルミカを見下ろし主張する。
「そもそも、あたしらが仕えるお方はアンタじゃない。
アンタが外面良く接して立ちまわっているのは侯爵家の皆様や侍女長や執事、その下でアンタに心酔している奴らじゃん!
あたしらはこの、リュドミラ家で働く使用人だ。いくら旦那様の幼馴染だからって平民のあんたに、男爵家の血を引くあたしが従う理由には限りがあるんだよ」
「わ、私だって男爵令嬢よ……!」
「ふん! それもあんたの親の一代限りだろ? その親がいないアンタは爵位無しの平民だ。
でもあたしは男爵家の三女。子爵令息のサイモン様とは釣り合えるし、教育も受けているから多少の助けにもなれる。
それに比べてアンタは平民。しかも弱弱で役に立たないときたもんだ。サイモン様は弱い子供がお嫌いだから、あんたはこれまで通りにルース様の脛を齧っていれば? それしか出来ないんだから」
「っ! ……うるさいうるさい! 侍女の癖に私に命令するな!!」
ヒステリックに喚き散らすルミカを前に、ルースは今すぐに気絶したくなった。今まで信じて来たものが目の前の光景で全否定された。ショックのあまり意識を手放したかった。
それはルースだけでなく、他の使用人達も同様のようで皆、娘2人の乱闘を手をこまねいて見ているだけだ。
が、ルースの目にひっくり返った椅子と、倒れたポットから溢れた茶に染まった焼き菓子。それ以外も衝撃を受けたからか、殆どが床に落ちて無残に残骸と化しているのが見えた途端―――
「食べ物を粗末にするな」
ごちん!
結構大きな音がして、ルミカと侍女が同時に頭を押さえて蹲った。
側に拳を握ったミュゼが立っている。
気を失いつつあるルースの目に、怒りの形相で彼女らを震え上がらせているミュゼが見えた。
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