91 / 110
第4部 新たな展開
第91話 誰?
しおりを挟む
もう何周目だろうか?
シルバーが魔物を追っている。
特に五階の階層は草原で広くて走りやすいのだろう。
『ワン、ワン、ワオ~ン!!』
「グガオ!!」
「グルグル、ガウ、」
魔物はなぜかシルバーに出会うと嫌な顔をして渋々戦っている。
そしてすぐに諦め逃げ始める。
後を追うシルバーにとっては良い運動になっているみたい。
「ほら、シルバー。程々にしなさい。魔物さん達が可哀そうよ」
そんなことを言いながら私はポポンと草原を眺めている。
あぁ~、いい天気だ…。
さて今日のお昼は『ホタテめし弁当』!!
ホタテの風味香るホタテめしに、おかずに唐揚げなどを彩った幕の内弁当よ。
「シルバーお昼ご飯よ。戻って来て!!」
『ご飯ですか?!今戻ります!!』
そう言うとシルバーはこちらに向ってくる。
ポポンにはニャンコスペシャルの他にも薄切り蟹かま付き。
美味しいんだから!!
セーフティーゾーンのフロアボスのドアの前に、テーブルを出している。
土の上に直接だと落ち着かないので、ネットスーパーでテーブルと椅子を購入した。
そしてみんなで昼食を食べている。
まあ、座っているのは私だけなんだけどね。
さてお腹も膨れたのでお昼寝でもしようかな?
みんな~、ねむ、ねむですよ~。
私はシルバーを抱き寄せ横になる。
ポポンはその上に乗ってくる。
ほのぼのね~、このまま時間が止まればいいのに。
なんてことを思わず考えてしまう。
しばらくして寝て起きた。
「さあ、午後からもうひと踏ん張り頑張って来てね、シルバー」
『ワフッ!!』
そう言うとシルバーは草原に魔物を狩りに行く。
それを見ながら私は椅子に据わり紅茶を飲んでいる。
もちろん、飲んでいるのは午後だから……の紅茶です。
あは!なんてね。
そう言えば時々、空耳が聞こえる気がする。
シルバーの鳴き声が会話に聞こえたり…。
傍から見たら会話をしているように見えるのでしょうね?
寂しがりやの独りぼっち。
一人で話して自分で答える。
さてと、今夜のご飯は何を食べようかな?
人間することがないと食べることや、くだらないことばかり考えてしまう。
そんな時だった。
『あの~、そろそろいいでしょうか?』
誰?
印籠を出すのか?
助さん、格さんか?!
縮緬問屋か?
こんなダンジョンで絹織物を売っているのか?
だれが買うんだ?
心の中で私は一人突っ込みを何度もしていた。
「どちらさんで?」
そして思わず時代劇風に尋ねてしまった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
いつも応援頂いてありがとうございます
物語はまったり、のんびりと進み更新は不定期となります。
シルバーが魔物を追っている。
特に五階の階層は草原で広くて走りやすいのだろう。
『ワン、ワン、ワオ~ン!!』
「グガオ!!」
「グルグル、ガウ、」
魔物はなぜかシルバーに出会うと嫌な顔をして渋々戦っている。
そしてすぐに諦め逃げ始める。
後を追うシルバーにとっては良い運動になっているみたい。
「ほら、シルバー。程々にしなさい。魔物さん達が可哀そうよ」
そんなことを言いながら私はポポンと草原を眺めている。
あぁ~、いい天気だ…。
さて今日のお昼は『ホタテめし弁当』!!
ホタテの風味香るホタテめしに、おかずに唐揚げなどを彩った幕の内弁当よ。
「シルバーお昼ご飯よ。戻って来て!!」
『ご飯ですか?!今戻ります!!』
そう言うとシルバーはこちらに向ってくる。
ポポンにはニャンコスペシャルの他にも薄切り蟹かま付き。
美味しいんだから!!
セーフティーゾーンのフロアボスのドアの前に、テーブルを出している。
土の上に直接だと落ち着かないので、ネットスーパーでテーブルと椅子を購入した。
そしてみんなで昼食を食べている。
まあ、座っているのは私だけなんだけどね。
さてお腹も膨れたのでお昼寝でもしようかな?
みんな~、ねむ、ねむですよ~。
私はシルバーを抱き寄せ横になる。
ポポンはその上に乗ってくる。
ほのぼのね~、このまま時間が止まればいいのに。
なんてことを思わず考えてしまう。
しばらくして寝て起きた。
「さあ、午後からもうひと踏ん張り頑張って来てね、シルバー」
『ワフッ!!』
そう言うとシルバーは草原に魔物を狩りに行く。
それを見ながら私は椅子に据わり紅茶を飲んでいる。
もちろん、飲んでいるのは午後だから……の紅茶です。
あは!なんてね。
そう言えば時々、空耳が聞こえる気がする。
シルバーの鳴き声が会話に聞こえたり…。
傍から見たら会話をしているように見えるのでしょうね?
寂しがりやの独りぼっち。
一人で話して自分で答える。
さてと、今夜のご飯は何を食べようかな?
人間することがないと食べることや、くだらないことばかり考えてしまう。
そんな時だった。
『あの~、そろそろいいでしょうか?』
誰?
印籠を出すのか?
助さん、格さんか?!
縮緬問屋か?
こんなダンジョンで絹織物を売っているのか?
だれが買うんだ?
心の中で私は一人突っ込みを何度もしていた。
「どちらさんで?」
そして思わず時代劇風に尋ねてしまった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
いつも応援頂いてありがとうございます
物語はまったり、のんびりと進み更新は不定期となります。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
215
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる