ありがちな異世界での過ごし方

nami

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第3話 街に怪盗がやって来た(後編)

6 アレックスvs女盗賊

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「そこまでだ、盗賊」

 アレックスは扉を開け放った。
 扉の先には、だだっ広い円の形をした部屋が広がっていた。

 青みがかかった光で満たされ、部屋中央に台座があり、そこにはキラキラと輝くガラスのような彫像が据えられている。どういうこと? ここは、フラウベールさんの部屋じゃないの?

「あんた、まさかこの屋敷の主!? 魔術学校で仕事中のはずじゃ……!?」

 お姉さん、もとい第二の怪盗(長ったらしいから以下、女盗賊とする)は目を見開いて、アレックスの出現に驚愕している。

「ほう、そこまで調べ上げていたか。大したものだ」

「誰かが知らせたのね。まったく、余計なことをしてくれたものだわ……!」

 不快感に女盗賊の美しい顔が歪む。

「そのことに関してはなんの対策も立てていなかったのか。詰めが甘いな。もっとも、魔吸石を落としていた時点で甘い……いや、間抜けだな」

 アレックスは小馬鹿にしたような仕草を女盗賊に向ける。

「う、うるさいわね! というか、なんであんたがそんなこと知ってんのよ!?」

「私が話したからです」

「あなた……!」

 私の登場に女盗賊はまたも驚愕する。

「エルセノアの青年と少女。そしてもう一人、人間の少女が住んでるってことは把握済みだったけど、それがあなただったのね?」

 女盗賊の言葉に無言で頷いた。

「そこまで調べておきながら、なぜ徹底して調べ上げない。本当に詰めの甘い女だな。やる気あるのか?」

「いちいちうるさいわね! やろうと思えばできたわよ! けど、そんなことしたらあんたに……」

「お前の弁解などどうでもいい。ところで、なぜお前はその御方を狙うんだ?」

 女盗賊の言葉を遮り、アレックスは彫像を示して問い掛けた。

「はあ? その御方って、この“水晶の女神像”のこと? あんた、そんなにこの女神像に惚れ込んでるわけ? 確かに物凄い秘宝だけど、所詮は彫像じゃない。それを生きた人みたいに扱うなんて……。あーやだやだ、気色悪い」

 女盗賊は軽蔑の色が混ざった哀れみの笑みを、アレックスに向ける。

「違うもん! その水晶像は彫像なんかじゃない! あたしの双子のお姉ちゃんだもん!」

 クリンちゃんの口からとんでもない台詞が飛び出した。

「なっ……! 双子のお姉ちゃん?」

 当然、女盗賊も面食らっている。もちろん私もだ。

「……なんて驚くと思った? お嬢ちゃん、嘘ならもっとマシな嘘にしないとね」

「嘘じゃないもん! 本当だもん!」

「よせ、クリムベール。欲の皮が張った相手にこれ以上言っても無駄というものだ」

 激昂しているクリンちゃんに対して、アレックスはいつも通りの無表情顔で淡々となだめる。

「とにかく、こっちは水晶像が必要なの。悪いけど少しばかり借りていくから」

「奇妙な物言いだ。借りるということは、いずれは返してくれるというのか?」

「ええ、もちろん」

「ならばなぜ、こんなこそ泥のような真似をする必要がある? 借りるだけであれば、堂々と正面から頼めばよかったと思うが?」

「そうしていたら、あんたは素直に応じていたかしら?」

「……いや」

「でしょ? さあ、これ以上の問答は無用よ。力ずくでも女神像は持っていくわ」

 そう言って、女盗賊は短刀を構える。

「やれやれ、やはりそうなるか……」

 めんどくさそうにアレックスは左腕を頭上に上げる。すると、大鎌が出現した。いつぞやのあの大鎌だ。

「げっ、大鎌って……。あんた死神みたいね。青白いオバケ顔と黒装束の相乗効果で、それだけでも冥界の住人っぽいっていうのに。得物、変えた方がいいんじゃない?」

「それはいらん忠告というものだ。それと死神のようで悪かったな。まったく、いつぞやの小娘と同じことを言う奴だ」

 アレックスは淡々と毒づく。ってか、いつぞやの小娘ってもしかして私のこと!? あんな状況だったらそういう勘違いもするわ!
 アレックスと女盗賊は武器を構え対峙している。張り詰めた緊張が長く続く。

 だが、先に女盗賊が仕掛けたことで場の空気は一変した。
 アレックスは無表情顔のまま大鎌で女盗賊の短刀を受け止める。金属と金属がぶつかり合う鋭い音が響く。

「なかなかの腕だな」

 一言そう誉めてアレックスは受け止めた短刀を弾いた。同時に女盗賊の体勢が崩れる。アレックスはそこに蹴りを放った。

「きゃっ!」

 女盗賊は転倒した。
 アレックスは素早く背後に回り込み、すかさず大鎌を女盗賊の首にあてがう。

「勝負あったな」

「くっ……!」

 女盗賊は悔しそうにあてがわれた大鎌を見る。にしても、アレックスって強いなぁ。ちょっとかっこよかったかも。

「さて、この鎌を少しでも引けば、お前の首は胴体から離れることになる。あの御方を諦めるというのなら解放するが……」

「……わ、わかった。諦めるわよ……」

 女盗賊は両手を上げて降参の意を示す。アレックスは宣言通り大鎌を下ろして女盗賊を解放した。
 それを確認すると、女盗賊は不敵に微笑み、左目を覆っている前髪をサッとかきあげた。そこには赤黒くぎらぎらと輝く不気味な瞳が……!

「そんなにその女神像が大好きなら、あんたも彫像にしてあげるわ」

 不気味な瞳から妖しげな光線がアレックスに向かって放たれる。
 アレックスは一瞬、驚いたような表情を浮かべる。そして瞬く間にその体が石へと変わってしまった。
 その不可思議な現象に、これ以上はないくらい目を見開く。

 な、なんなの!? アレックスが石になっちゃった!? ウソでしょ!? 一体どういうこと!?
 女盗賊が私とクリンちゃんに視線を向ける。不気味な左目がカッと見開かれた。

「わあっ!? か、体が!?」

 私達の体は、まるで金縛りにあったかの様に硬直した。

「う、動けない……!?」

 どんなに力を込めても指一本動かせられない。
 ど、どうすんのコレ!? アレックスは石にされるわ私達は動けなくされるわで超ピンチじゃん!
 視界が絶望の色に染まり、一気に暗く塗りつぶされた。

 ってゆーか、アレックスもなんであっさり石にされたワケ!? まさか、この盗賊のお姉さんがセクシー美女だから油断したの? ……ちょっと、そうなんでしょ!? ふざけんじゃないよ、アレックス! この責任、どうとるつもりだ、コラっ!
 そんな感じに、心の中で激しくアレックスを罵倒していると、

「悪いけど、あなた達の動きは封じさせてもらったわ。でも心配しないで。その呪縛は三十分もしたら解けるから。アタシはあなた達みたいなか弱い少女を傷つける趣味はないの。しばらくそこでおとなしくしていてね」

 女盗賊は優しくそう言い、水晶像の方へ向いた。

「いやあっ! お姉ちゃんを連れていかないでぇッ!」

 クリンちゃんが悲痛な声で叫ぶ。

 しかし、女怪盗はクリンちゃんの言葉を無視して水晶像に近づき、その手を像に伸ばす。
 だが次の瞬間、

「……ああ、そうだったな。お前達一族は、魔眼の持ち主だということを忘れていた」

 アレックスの声だ。反射的にアレックスの方へと視線を移した。
 すると、がらがらと音を立て周りの石が剥がれ落ち、アレックスの体が元に戻っていく様子が確認できた。

「私も甘いな。お前のような悪女の言葉を鵜呑みにするとは……」

 アレックスは体に付いている石の欠片を払う。

「ありったけの魔力を込めたっていうのにもう元に戻るなんて……! やっぱエルセノアには魔眼は効かないってこと!?」

 女怪盗は悔しそうな顔で、再び短刀を構える。

「別にそういうわけではない。石化の視線は闇系の力だろう? だが私は闇の魔力を強く持ったエルセノアだ。ゆえに石化の視線は効果が薄かった、というだけのことだ。まったく、私の魔核石まかくせきを見てわからなかったのか? お前、稀に見る頭の悪さをしているな」

 アレックスは額の結晶を指し、完全に馬鹿にした感じで淡々と毒づいた。

「う、うるさいわね! エルセノアのことなんか、そこまで詳しく知らないわよ!」

「それはさて置き、どうする? ダガーを構えているところを見るとまだ続けるつもりか? 接近戦を再び挑んだところでお前に勝ち目はないぞ。お前も先のやりとりで充分そのことを理解していると思うのだが……。切り札と思われる石化の視線も通用しない。無駄な足掻きはさっさと止めるんだな。しつこい女は男から嫌われるぞ」

 アレックスは淡々とした調子で、長々と女盗賊に諦めるよう説得する。ってか、最後の一言は余計だよね。ほんとこいつ、誰に対しても減らず口ばっか叩くなぁ。

「ペラペラペラペラ、よく回る口してるわね! あんたこそそこまで口数多いと女から嫌われるわよ!?」

 女盗賊はそう言い返し、素早くアレックスの正面に接近した。そしてアレックスに向けて両手をかざし光の弾を放つ。アレックスはその光弾の放つ閃光に怯み、もろにその身に光弾を食らって吹き飛んだ。

「あはっ、やっぱり! あんた、闇系の力には強いかもしれないけど、逆に光系の力にはあり得ないくらい弱いみたいね! こんな下位の光系術がバッチリ決まるんだもの」

 女盗賊はアレックスの体に馬乗りになり、短刀をアレックスの首にあてがう。

「形勢逆転ね」

 女盗賊が妖艶に微笑む。またもピンチに追い込まれた。
 ちょっとアレックス! あんたほんと何やってんの!? 無駄口ばっか叩かず、さっさと捕まえりゃよかったのにっ! しかも、余計なことをペロッと言ったもんだから、弱点まで見破られてるし! ホントなんなのこいつ? あんたこそ稀に見る頭の悪さしてるよ!

「……不甲斐ないものだ。まさか、お前のような女盗賊に体の自由を奪われるとはな」

「まったくその通りね」

「ところで、まだ答えを聞いていない。なぜお前はその御方……水晶像を狙う?」

「そんなこと、あんたには関係ないじゃない」

「……なるほどな。病に冒された育ての親を救うため、か」

「!? なんでそれを!」

 目的を見破られ、女盗賊は驚愕する。そういや、アレックスって他人の心を読めるんだったよね。

「愚かな奴だ。こんなことをしてもなんの意味もないぞ。水晶像に病を治す力などないのだからな」

「そんなの、やってみないとわからないじゃない! もう黙りなさい! でないと、本当に殺すわよ!?」

 女盗賊は短刀の刃をアレックスの首に当てる。その手は小刻みに震えている。

「お前、盗みは働くようだが、人を殺めたことはないな? そしてその覚悟もない。まったく、どこまでも中途半端な奴だ」

「黙れッ!」

 女盗賊は短刀を勢いよく振り上げる。アレックスはその僅かな隙を見逃さず、女盗賊を突き飛ばした。

「きゃあっ!」

 そして今度はアレックスが女盗賊の上に馬乗りになった。

「形勢逆転というやつだ」

 無表情でそう言い、アレックスは左腕を頭上にかかげた。すると今度は大鎌ではなく、黒い光を帯びた巨大な槍が現れた。その大きさは半端ではない。片手で易々と持っているのが不自然に見えるほどだ。

「終わりだ」

 アレックスは躊躇うことなく、その槍を女怪盗の腹部に突き立てた。

「あああああああッ!!」

 女怪盗の断末魔の悲鳴が響き渡る。そのあまりにも凄惨な光景に思わず目を瞑った。
 冗談でしょ!? そんな大技をためらうことなくキメちゃうなんて! あんなデカい槍で体を串刺しって最高に惨たらし過ぎるよ!
 そんなことを考えていると、

「お前達、大丈夫か?」

 ゆっくりと目を開けると、正面にアレックスが立っていた。
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