俺たちの関係に名前はない~複数に犯されるのが好きな1人のネコと3人のタチの恋模様

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第6章 コンクール

第17話 スイートルーム8 トウマ(攻め)視点

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ドライでイク姿をタブレット越しに見つめる

(セックスしてる時の熱い目とまた違っていいな…)

ユウキの20歳の誕生日が過ぎた3日後に行われたツキイチ会で
お祝いの酒を飲んだことが思い出される

4人の中で一番遅い誕生日だったため、全員で酒を飲み
あまりのアルコールの弱さに、すぐに眠ってしまったユウキ

────あれから、酒は飲んでなかったな…

思い出し笑いをする
僕たち、何しに集まったんだっけ、と3人で笑いながら
真っ赤な顔をしてスヤスヤと眠っているユウキを見ながら、晩酌をした

しかし…

なるほどね
シゲルなりに、こうやってユウキとのセックスを盛り上げてたってワケだ

きっとアルコール度低めのシャンパンだろう
アナルからの経皮吸収は、アルコールが回りやすいはず
自らの舌に残ったアルコールで、アナルのナカまで舐め
さぞかしナカは熱く仕上がっていることだろう

挿入する側も、受け入れる側も快楽を得られやすい

(今度、アナルから酔わせて熱い体を犯すのもいいかもな…)

僕を見つめながらイク姿は、タブレット越しだからだろうか
それともアルコールで酔っているからだろうか

いつも以上に甘えて、欲しがるような目でなかなか官能的だった

手が届く距離にいれば、そのままシゲルを押しやって
パクパクとうごめくアナルに、僕のペニスをすぐにねじ込んだだろう

それか、寂しそうに唾液を垂らす上の口に咥えさせたかもしれない

「ああッ……だめぇ…ゴリゴリ…らめ…っ」
イッて弛緩した後、再び前立腺を責め立てているのだろう
ユウキの甘えた喘ぎ声が聞こえてくる

さっきまで僕を見つめるために向けていた顔も
いよいよ余裕がないのだろう
右に左にと振りかぶって、快楽を逃そうとしている

シゲルの胸元から汗が、ユウキの背中にポツリポツリと落ちる

(ふ~ん、頑張ってんじゃん…)

正直、シゲルはタフな性質じゃない
ヨシユキはがり勉のわりにセックスはタフで、達してもすぐに復活するタイプ
僕も性欲は強いのだろう、数回は勃つし、むしろ余る性欲をジムで発散するくらいだ

何度も犯されたいユウキの相手は、正直、シゲル一人ではキツいはず
そもそもノーマルなセックスを好むシゲルと、見られたい、姦されたい、命令されたい、とあまり公にしにくい性欲を持つユウキでは、うまくいくはずがないのだ

「だめぇ…また…っ……イッちゃうぅ……」

ドライでイッて、メスイキモードに入っているのだろう
快楽の波が続く中で、僕だったら何度もイカせてあげられるけど…

「ユウキのペニスを縛ってる腰ひも、外してあげなよ
一緒にフィニッシュしたら?」

助け舟を出してみる
シゲルに?
────シゲルにだね…同級生のよしみだ

でも何より、メスイキしてるのに責めるペニスが萎えたら
ユウキが可哀想だろう

ユウキ…やっぱり淫乱な君の相手は僕が適任だと思うよ
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