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番外編
昔語り〜秘書の興味と獣の嫉妬〜(上)
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「え、出会った時の話、ですか?」
「ええ。
我らの会長と陸さんがいつどのように出会ったのか、とても興味がありまして。
確か10年前に初めて陸さんにお会いしたと、会長が」
「ああ……もうその位経ちますか」
陸が道鷹と身体を重ねてから数週間後。
現在不動グループの会長を務める道鷹は大変忙しく、
出張で家を開けることが多い。
その間陸の安全と退屈凌ぎにと部下を日に一度部屋に送り込んでくるのだが。
本日帰宅する予定だからか、
滅多に道鷹の側を離れることのない彼の秘書・安曇が手土産片手にやってきた。
“会長自慢の陸さん特製お昼ご飯、材料持ってきたので是非とも一度。ね?”
そう言って悪びれた様子もなくにこりと端正な細面で笑んだ彼。
元よりここに来たのも道鷹の指示によるものであろうし、
何よりご飯は1人より複数と一緒に摂った方が進む上美味い。
なので特に否やはなかったのだが…
(まさか10年前のことを話題に出されるとは思いもしませんでした)
買ってきてくれたものが思いの外高級な食材ばかりだったことに若干恐縮しつつ彼をリビングへ招き入れながら、僕は食事の支度に取り掛かる傍らで脳裏に10年前と8年前の出会いと邂逅を思い出していたー
※ ※ ※
(10年前)
あの日、あの夜は冬特有の冷たい風が酷く肌を刺すのが印象的な夜だった。
太陽が沈むのはとても早く、丁度ほぼ着の身着のまま、高校在学時に必死で貯めた僅かな残金を刻む貯金通帳と判子を小さくよれたバックパックに入れて時期外れにようやく決まった就職先の近くで契約を済ませたアパートに向かう途中。
夜特有の暗闇と風の冷たさに首を竦めつつ、
ふとアパートの側に小さな公園があることに気付いた。
一本道を違えば繁華街が広がる治安のあまり宜しくない立地のアパート。
そんな場所に公園とは、と少しばかりその意外性に興味を惹かれたからか。
目的地の直前で、寄り道をして見ることにした。
何を考えての行動でもなかったはずなのに、近付くにつれてはっきりと輪郭を象っていくその小さな荒れた敷地の奥隅に蹲っているモノを目にして、無意識に足を早めた。
公園の奥隅に蹲っていたモノー…それは大柄な人間の男だった。
ぴくりとも動かない彼を、もしや死んでいるのではと心配になってしまった僕は、なんの警戒もせずに近付いた。
いかんせん視界が悪く、どんどん身体を屈めて顔を近付けると突然。
グイッと下に引っ張られて視界が流れる。
「……なんだ、貴様は」
次に視界が安定した時、自分が地面に横たわり件の男に押し倒されていることを理解した。
男は何故か荒く息を吐き、強い警戒心に目をギラつかせて僕にどういうつもりで近付いたのだときつい口調で問うた。
それに対する僕の答えといえば……
「“貴様”なんて呼ばれ方、人生で初めてされました」
「………は?」
なんとも気の抜けた返事だった。
それが互いを認識してした、初めての会話といえるものだった。
※ ※ ※
「え、なんですかその初会話」
「あはは!そうですよねそうなりますよね。
僕もなんで呼び方なんてあんなに気になったのか……」
「いやまぁそれもありますがね。
なんとも色気のない締まらない出会いですね…(ボソッ)」
「え?今なんて」
「いえなんでもありませんよ?」
どうぞ続けて下さいと爽やかに笑う安曇さん。
なにか誤魔化されたような気がしないでもないが、まぁいいかと知らず止まってしまっていた調理の手を再開しつつ、再度過去に立ち返った。
※ ※ ※
「あのぉ……」
「……なんだ」
自分を地面に縫い付け…押さえ込んで剣呑に睨みつけてくる男。
そして、彼の下にいるが故に次第に明確化していく現状を把握して、
僕は堪らず声をかけた。
「血、めっちゃ出てますよね?」
「……」
「……自殺ですか?なら」
「ンな訳あるかッッ!!っぐ…」
「ですよねぇ……」
腹から盛大に血を垂れ流している男はどう見ても重傷。
けれど万が一その傷が彼自身の意思によりつけられたものだとするなら、
彼の意思を尊重して立ち去ろう、と一応は考えてみたものの。
やはりそんな筈はなく、速攻で否定された上に苦しげに呻かれて、
僕は僕のこの後の行動を決めた。
「取り敢えず。お兄さん、僕の家に来ません?」
「は?」
「いえですから手当てしないと。
病院に行こうにもここから大分遠いですし、近場の落ち着いた場所で応急処置、となると、それは僕の知る限り僕のアパートしかないわけで」
「貴さ……お前は馬鹿なのか」
「?」
「こんな目につきにくい場所で隠れていた腹に穴開けた人間なんて、
問題抱えてますって言ってるような不審者だろ!
……見ない振りして、放っておけばいい」
「え、だって自殺したいんじゃないんでしょ?」
「…だからなんでそこで俺が自殺したいかなんて関係」
「大有りです!
……話をしている間にほら、どんどん血が…。
も、いいです。
取り敢えず部屋、行きましょう?
このままだと身体が持たないのもそうですが。
こんな道から見えづらいところにいたということは、隠れていたのでしょう?」
何から身を隠しているのかはわかりませんが、見つかっちゃいますよ?
そこまで言って目をじぃぃ……と見つめ続けた結果、
ようやく彼は僕の案に了承してくれたのだった。
かなり渋々ではあったが。
※ ※ ※
「…それで?」
「それで何もないアパートの部屋に彼を置いて、
薬局で応急セットと軽く食べるものを買って、
戻って手当てと食事を済ませたのを確認し終えたらつい疲れて眠っちゃって。
で、
起きたらもういませんでした。
だから出会いといっても彼がどこの誰で、何があってあんな場所にあんな傷をこさえて隠れていたのかとか全く知ることなく終わったんです。
そんな感じですかね…特に大した話でもないでしょう?」
「いや大分特殊で異様なシチュエーションですけどね。
よく家にあげようなんて思いましたね」
正直危機管理が緩すぎる、と呟かれた僕は、
第三者からみたらそう感じるのかもしれませんね、と苦笑いを返すに留めた。
「う~ん、なんかこう…僕も就職が決まったのを機に家を追い出された直後だったので1人が寂しかったのかもしれません。
誰でもいいから話し相手が欲しいな、って。
でもそうですね、彼の目が……」
「目、ですか?」
「妙に生々しくて、強くて。
凄く印象的だったので」
だからですかね、と呟くと、すぐそばからくすりと笑い声が。
安曇さんはいつの間にかキッチン外側に備え付けられているバーテーブルまで接近していた。
どころか身を乗り出してまな板で材料を切り分けていた僕の顔すぐ側にまで顔を近付けて…
「あの、安曇さん?
妙に近い気が」
「本当に面白い方ですね、陸さんは。
ふふ……、会長が執着するのもわかる気がします。
ああ距離は気にしないで?この方が話、聞き取りやすいですし。
さ、それでは続き…8年前に再会を果たしたのはどんな変わった状況だったので?」
しまいには手を伸ばして僕の前髪を弄り始め、早く早くと急かしてくる。
「はぁ(元々距離感近い人なのかな?その真逆に見えるけど…)
えーと、8年前…最初に会ってから2年後の」
「そこまでだ」
不意に安曇さんの向こう側から影がさし、
目前にまで迫っていた彼の顔が消えた。
「ええ。
我らの会長と陸さんがいつどのように出会ったのか、とても興味がありまして。
確か10年前に初めて陸さんにお会いしたと、会長が」
「ああ……もうその位経ちますか」
陸が道鷹と身体を重ねてから数週間後。
現在不動グループの会長を務める道鷹は大変忙しく、
出張で家を開けることが多い。
その間陸の安全と退屈凌ぎにと部下を日に一度部屋に送り込んでくるのだが。
本日帰宅する予定だからか、
滅多に道鷹の側を離れることのない彼の秘書・安曇が手土産片手にやってきた。
“会長自慢の陸さん特製お昼ご飯、材料持ってきたので是非とも一度。ね?”
そう言って悪びれた様子もなくにこりと端正な細面で笑んだ彼。
元よりここに来たのも道鷹の指示によるものであろうし、
何よりご飯は1人より複数と一緒に摂った方が進む上美味い。
なので特に否やはなかったのだが…
(まさか10年前のことを話題に出されるとは思いもしませんでした)
買ってきてくれたものが思いの外高級な食材ばかりだったことに若干恐縮しつつ彼をリビングへ招き入れながら、僕は食事の支度に取り掛かる傍らで脳裏に10年前と8年前の出会いと邂逅を思い出していたー
※ ※ ※
(10年前)
あの日、あの夜は冬特有の冷たい風が酷く肌を刺すのが印象的な夜だった。
太陽が沈むのはとても早く、丁度ほぼ着の身着のまま、高校在学時に必死で貯めた僅かな残金を刻む貯金通帳と判子を小さくよれたバックパックに入れて時期外れにようやく決まった就職先の近くで契約を済ませたアパートに向かう途中。
夜特有の暗闇と風の冷たさに首を竦めつつ、
ふとアパートの側に小さな公園があることに気付いた。
一本道を違えば繁華街が広がる治安のあまり宜しくない立地のアパート。
そんな場所に公園とは、と少しばかりその意外性に興味を惹かれたからか。
目的地の直前で、寄り道をして見ることにした。
何を考えての行動でもなかったはずなのに、近付くにつれてはっきりと輪郭を象っていくその小さな荒れた敷地の奥隅に蹲っているモノを目にして、無意識に足を早めた。
公園の奥隅に蹲っていたモノー…それは大柄な人間の男だった。
ぴくりとも動かない彼を、もしや死んでいるのではと心配になってしまった僕は、なんの警戒もせずに近付いた。
いかんせん視界が悪く、どんどん身体を屈めて顔を近付けると突然。
グイッと下に引っ張られて視界が流れる。
「……なんだ、貴様は」
次に視界が安定した時、自分が地面に横たわり件の男に押し倒されていることを理解した。
男は何故か荒く息を吐き、強い警戒心に目をギラつかせて僕にどういうつもりで近付いたのだときつい口調で問うた。
それに対する僕の答えといえば……
「“貴様”なんて呼ばれ方、人生で初めてされました」
「………は?」
なんとも気の抜けた返事だった。
それが互いを認識してした、初めての会話といえるものだった。
※ ※ ※
「え、なんですかその初会話」
「あはは!そうですよねそうなりますよね。
僕もなんで呼び方なんてあんなに気になったのか……」
「いやまぁそれもありますがね。
なんとも色気のない締まらない出会いですね…(ボソッ)」
「え?今なんて」
「いえなんでもありませんよ?」
どうぞ続けて下さいと爽やかに笑う安曇さん。
なにか誤魔化されたような気がしないでもないが、まぁいいかと知らず止まってしまっていた調理の手を再開しつつ、再度過去に立ち返った。
※ ※ ※
「あのぉ……」
「……なんだ」
自分を地面に縫い付け…押さえ込んで剣呑に睨みつけてくる男。
そして、彼の下にいるが故に次第に明確化していく現状を把握して、
僕は堪らず声をかけた。
「血、めっちゃ出てますよね?」
「……」
「……自殺ですか?なら」
「ンな訳あるかッッ!!っぐ…」
「ですよねぇ……」
腹から盛大に血を垂れ流している男はどう見ても重傷。
けれど万が一その傷が彼自身の意思によりつけられたものだとするなら、
彼の意思を尊重して立ち去ろう、と一応は考えてみたものの。
やはりそんな筈はなく、速攻で否定された上に苦しげに呻かれて、
僕は僕のこの後の行動を決めた。
「取り敢えず。お兄さん、僕の家に来ません?」
「は?」
「いえですから手当てしないと。
病院に行こうにもここから大分遠いですし、近場の落ち着いた場所で応急処置、となると、それは僕の知る限り僕のアパートしかないわけで」
「貴さ……お前は馬鹿なのか」
「?」
「こんな目につきにくい場所で隠れていた腹に穴開けた人間なんて、
問題抱えてますって言ってるような不審者だろ!
……見ない振りして、放っておけばいい」
「え、だって自殺したいんじゃないんでしょ?」
「…だからなんでそこで俺が自殺したいかなんて関係」
「大有りです!
……話をしている間にほら、どんどん血が…。
も、いいです。
取り敢えず部屋、行きましょう?
このままだと身体が持たないのもそうですが。
こんな道から見えづらいところにいたということは、隠れていたのでしょう?」
何から身を隠しているのかはわかりませんが、見つかっちゃいますよ?
そこまで言って目をじぃぃ……と見つめ続けた結果、
ようやく彼は僕の案に了承してくれたのだった。
かなり渋々ではあったが。
※ ※ ※
「…それで?」
「それで何もないアパートの部屋に彼を置いて、
薬局で応急セットと軽く食べるものを買って、
戻って手当てと食事を済ませたのを確認し終えたらつい疲れて眠っちゃって。
で、
起きたらもういませんでした。
だから出会いといっても彼がどこの誰で、何があってあんな場所にあんな傷をこさえて隠れていたのかとか全く知ることなく終わったんです。
そんな感じですかね…特に大した話でもないでしょう?」
「いや大分特殊で異様なシチュエーションですけどね。
よく家にあげようなんて思いましたね」
正直危機管理が緩すぎる、と呟かれた僕は、
第三者からみたらそう感じるのかもしれませんね、と苦笑いを返すに留めた。
「う~ん、なんかこう…僕も就職が決まったのを機に家を追い出された直後だったので1人が寂しかったのかもしれません。
誰でもいいから話し相手が欲しいな、って。
でもそうですね、彼の目が……」
「目、ですか?」
「妙に生々しくて、強くて。
凄く印象的だったので」
だからですかね、と呟くと、すぐそばからくすりと笑い声が。
安曇さんはいつの間にかキッチン外側に備え付けられているバーテーブルまで接近していた。
どころか身を乗り出してまな板で材料を切り分けていた僕の顔すぐ側にまで顔を近付けて…
「あの、安曇さん?
妙に近い気が」
「本当に面白い方ですね、陸さんは。
ふふ……、会長が執着するのもわかる気がします。
ああ距離は気にしないで?この方が話、聞き取りやすいですし。
さ、それでは続き…8年前に再会を果たしたのはどんな変わった状況だったので?」
しまいには手を伸ばして僕の前髪を弄り始め、早く早くと急かしてくる。
「はぁ(元々距離感近い人なのかな?その真逆に見えるけど…)
えーと、8年前…最初に会ってから2年後の」
「そこまでだ」
不意に安曇さんの向こう側から影がさし、
目前にまで迫っていた彼の顔が消えた。
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