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冬の合宿最終日

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ご機嫌よう。ジェンティーレ・プリンチペッサ・アポカリッセです。冬の合宿最終日、雪祭りに参加します。

「…わあ!雪像ってこんなに大きくて綺麗なんですね!…っ、あ、本当に私の雪像もある…」

「王族とはそういうものだ。諦めろ」

「うわぁーん」

「ビビさん、よしよし」

「頑張れ、ビビさん」

「でもすっごい可愛いよ、ほら」

「あ、ありがとうございます…」

「ティーレの雪像も見たいところでしたね」

「やめて!」

「はは、生徒の雪像なんて滅多に見れないからな。楽しいぜ!」

「うぅ…」

「もう、からかったら可哀想ですわブルローネ様」

「でも、本当に上手く出来ていますわね」

「だね、本当に綺麗」

雪祭りでは、自分達で雪だるまとか小さな雪像も作れます。私達も二人一組で雪だるまを作ります。ヴィドとリタさん、ブルローネ先生とフローリア様、私とリト、アル王太子殿下とビビさん、ネストとミミさんです。

「雪だるま作り楽しいですね!」

「ああ。どんどん作ろう」

「ネスト。どんな雪だるまにしましょうか」

「そうだねぇ。テーマはティーレ様で」

「ちょっとそこの二人!やめてね!絶対やめてね!」

「はは、ティーレ。仕返しにあの二人の雪だるまを作りましょう」

「え?」

「本気?」

「いいね!」

「では僕たちはブルローネ先生とフローリア様の雪だるまを作りましょう」

「ああ、いいですわね」

「なら私たちは君達の雪だるまを作るぞ」

「それは名案ですわね」

ということで雪だるまを作りました。

上手い順でブルローネ先生とフローリア様、私とリト、アル王太子殿下とビビさん、ネストとミミさん、ヴィドとリタさん。

「わあ、結構上手に出来ましたね!」

「楽しかったな」

「ブルローネ様、私達結構上手なんじゃあないかしら」

「ああ、さすがはフローリアだ!」

「リト、私達も上手に出来たね!」

「ええ、ちゃんと二人の特徴を捉えていますね」

「ティーレ様に似せたかったんですけど…」

「これはないね…」

「私達よりはマシですわ」

「だね…」

「まあともかく、改めて雪像を楽しもうじゃないか」

「ええ、見て回りましょう」

「わあ、綺麗ですね!」

「本当にな」

「見て見てリト!あれ可愛い!」

「本当ですね、お土産とかないんでしょうか?」

「出口の方にある」

「まあ!お揃いで買いましょう!」

「うん、いいよ」

「これで冬の合宿は終わりかぁ」

「春の合宿が楽しみですわね」

こうして冬の合宿は終わりました。またみんなで来たいなぁ。
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