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あれだけ傲慢だった彼女の変化
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オノレは喜んでいた。
ユリアと結婚できることが決まったからだ。
「ユリア、これで君を正式に俺の妃に出来る」
「わぁい!王太子殿下大好きぃ!」
グレースはユリアの代わりに王妃として外交などを任せるために第二妃とした。
プライドの高い彼女が受けてくれるか心配だったが、二つ返事で受け入れてくれたらしい。
…受け入れる前に一度倒れたというのが、少し心配だが。
「聖女様ー!王太子殿下ー!ご結婚おめでとうございますー!」
「みんな、ありがとうー!」
「ふふ、祝福される結婚とは嬉しいものだな」
「そうですね、王太子殿下!」
結婚も無事に済み、ユリアを手に入れたオノレはご機嫌だった。
その後側妃としてグレースが嫁いできたが、ユリアとの結婚式と違い質素なものにした。
ユリアの方が優先だからなと態度で示したのだ。
しかしそんなオノレに対してグレースは気にするでもなくスルーしていた。
そんなグレースにオノレはぽつりと零す。
「…変わったな」
その声はグレースに届かなかった。
オノレは、なんだか自分だけグレースとの関係にこだわっているみたいでバカみたいに思えてきた。
その後、オノレはユリアとグレースを比較して見ていた。
ユリアは真面目に聖女として活動している。
それは国に大きな貢献を果たしてくれていた。
グレースは真面目に王妃として働いていた。
こちらも国への貢献は大きい。
「グレース。何が君をそんなに変えたんだ」
傲慢でわがままな女だと思っていた。
だが今のグレースは理想の王妃そのもの。
自分に対して塩対応なのが玉に瑕なだけだ。
「…何故そんなに変わったのに、俺に対してはそんな……」
ユリアは、贅沢をそもそもしない。
あまり物欲がないらしい。
グレースは、贅沢はするが予算をオーバーはしない。
前の生活に比べて節制していた。
「…本当に彼女は、グレースなのか?」
そんな馬鹿げたことを考えるほど、グレースは変わったのだ。
そして、グレースは行動に出る。新しい孤児院を作ったのだ。
グレースの孤児院では職員への監視も徹底され、虐待は一切ない。美味しいご飯も十分な睡眠時間も温かなお風呂も約束される。条件はただ二つ。孤児であること、勉強を頑張ること。一定の期間で成績を上げなければ他の孤児院へ移動になる。
「グレース…君はどこまで国のために尽くしてくれるんだ…」
もちろんグレースにそんなつもりはなく周りからの評価が欲しくてやっただけなのだが、オノレには国のために尽くす天使のように見え始めていた。
ユリアと結婚できることが決まったからだ。
「ユリア、これで君を正式に俺の妃に出来る」
「わぁい!王太子殿下大好きぃ!」
グレースはユリアの代わりに王妃として外交などを任せるために第二妃とした。
プライドの高い彼女が受けてくれるか心配だったが、二つ返事で受け入れてくれたらしい。
…受け入れる前に一度倒れたというのが、少し心配だが。
「聖女様ー!王太子殿下ー!ご結婚おめでとうございますー!」
「みんな、ありがとうー!」
「ふふ、祝福される結婚とは嬉しいものだな」
「そうですね、王太子殿下!」
結婚も無事に済み、ユリアを手に入れたオノレはご機嫌だった。
その後側妃としてグレースが嫁いできたが、ユリアとの結婚式と違い質素なものにした。
ユリアの方が優先だからなと態度で示したのだ。
しかしそんなオノレに対してグレースは気にするでもなくスルーしていた。
そんなグレースにオノレはぽつりと零す。
「…変わったな」
その声はグレースに届かなかった。
オノレは、なんだか自分だけグレースとの関係にこだわっているみたいでバカみたいに思えてきた。
その後、オノレはユリアとグレースを比較して見ていた。
ユリアは真面目に聖女として活動している。
それは国に大きな貢献を果たしてくれていた。
グレースは真面目に王妃として働いていた。
こちらも国への貢献は大きい。
「グレース。何が君をそんなに変えたんだ」
傲慢でわがままな女だと思っていた。
だが今のグレースは理想の王妃そのもの。
自分に対して塩対応なのが玉に瑕なだけだ。
「…何故そんなに変わったのに、俺に対してはそんな……」
ユリアは、贅沢をそもそもしない。
あまり物欲がないらしい。
グレースは、贅沢はするが予算をオーバーはしない。
前の生活に比べて節制していた。
「…本当に彼女は、グレースなのか?」
そんな馬鹿げたことを考えるほど、グレースは変わったのだ。
そして、グレースは行動に出る。新しい孤児院を作ったのだ。
グレースの孤児院では職員への監視も徹底され、虐待は一切ない。美味しいご飯も十分な睡眠時間も温かなお風呂も約束される。条件はただ二つ。孤児であること、勉強を頑張ること。一定の期間で成績を上げなければ他の孤児院へ移動になる。
「グレース…君はどこまで国のために尽くしてくれるんだ…」
もちろんグレースにそんなつもりはなく周りからの評価が欲しくてやっただけなのだが、オノレには国のために尽くす天使のように見え始めていた。
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