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避妊薬?

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「はい」

「はーい」

食事を終えて、お皿洗い。夏希が洗って、私が拭いて片付ける。

「…よし、これで終わり!」

「お疲れ様」

「おつかれー」

片付けも終わって、あとはお風呂入って歯磨きして寝るだけ。

「じゃあお風呂入って歯磨きしちゃっていい?」

「うん、薬は僕のお風呂上がりに渡すね」

「あ…う、うん」

そうだ、そうだった。…副作用でしたくなっちゃうらしいけど、大丈夫かな。でも、飲んでするんだからまあ…うん。

「顔真っ赤」

「う、うるさいなぁ。入ってくる!」

「ふふ、うん。ごゆっくり…」

ということで、ゆっくりシャワーを浴びて入浴する。あったまるー。

「…今日も、その…そ、そういう流れだよね」

し、仕方ないよね!そういう副作用なんだし、夏希とするのは気持ちいいし!ちゃんと避妊するんだから大丈夫だし、カップルなんだからそりゃあね!

「…はう」

無性にドキドキするのはなんでだろう?期待?それとも他の感情?

「…これから夏希と恋、するんだなぁ」

うう。顔が熱い。

えっちだけじゃなくて、寄り添いあって、恋もして、将来もずっと一緒にいて。

ううー。なんだか胸がムズムズする。幸せで、嬉しくて、楽しくて、夏希との未来にすごく期待しちゃう。

「夏希も、そうだといいなぁ…」

夏希を心から愛したい。夏希にも少しは恋愛感情を持って欲しい。

いつか、そうなるといいな。

「…のぼせるまえに、でよう」

お風呂を出て髪を乾かして、歯磨きも済ませて夏希のところに行く。

「出たよー」

「じゃあ僕も入ってくるね」

夏希がお風呂に入っている間、アイフォンを弄って待つ。

夏希はお風呂から上がると、髪を乾かして歯磨きしてきたらしい。うんうん、イケメンだなぁ。

「うん?どうかした?」

「イケメンだなぁって」

「…まあ、うん。ゆめこそ可愛いよ」

「ふふ、夏希に言われるとなぁ…でもありがとう」

「本当だってば」

そして夏希は薬を差し出してきた。

「はい、これ」

「避妊薬?」

「…うん。したくなっちゃうと思うけど、それ飲んでれば大丈夫だから」

「すごいお薬なんだねー」

ペットボトルの水で飲む。これでよし。

「…ゆめ、好きだよ」

「え、うん。私も好きだよ?」

「ほかの人に薬を渡されても、飲んじゃダメだからね」

「当たり前だよ!夏希だから信頼してるんだもん」

「…そっか」

…あ、なんか、熱くなってきたかも。

「な、夏希…副作用、でちゃったかも」

「じゃあ…お部屋行こっか」

「うん…」

夏希とこれからまたするんだなぁと思うと、なんだかとてもドキドキする。手を引かれて、お部屋に入った。
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