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成金お嬢様、村のお菓子が売れまくる
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ランスロットがルーヴルナの村のお菓子を聖王御用達のお菓子に指定した結果、ルーヴルナは毎月村のお菓子をランスロットに献上しなければならなくなった。
そのかわり、村のお菓子は名門貴族たちに飛ぶように売れるようになった。お菓子自体の価格も高く設定できるようになり、村はさらに豊かになる。
それを仕入れて売るルーヴルナの両親もウハウハで、ルーヴルナは両親から褒めちぎられる結果になった。
「よかったですね、お嬢様」
「そうですわね。わたくしに甘いお父様とお母様ですけれど、褒めていただけるのは貴重なことですもの」
「日頃のお嬢様の良い行いが返ってきましたね」
「うふふ。褒めすぎですわ」
とはいえ、好きな人からの褒め言葉は気分が良い。
「村の方も収入が増えて暮らしが良くなっているようですし、本当にお嬢様には感謝ばかりです!」
村にいる獣人の仲間たちを思い、涙すら目に浮かぶモーント。
そんなモーントを見て不思議そうな顔をするリムルの頭を、ルーヴルナは撫でた。
「モーントにも色々ありますのよ。リムルももう少し大人になればわかりますわ」
「そうなんだ?」
きょとんとするリムルに、ルーヴルナは笑った。
「それよりも、聖王猊下御用達のお菓子がまだ手元にありますのよ?リムル、よかったら食べなさい」
「いいの!?お嬢様ありがとう!」
年下には甘いルーヴルナだった。
そのかわり、村のお菓子は名門貴族たちに飛ぶように売れるようになった。お菓子自体の価格も高く設定できるようになり、村はさらに豊かになる。
それを仕入れて売るルーヴルナの両親もウハウハで、ルーヴルナは両親から褒めちぎられる結果になった。
「よかったですね、お嬢様」
「そうですわね。わたくしに甘いお父様とお母様ですけれど、褒めていただけるのは貴重なことですもの」
「日頃のお嬢様の良い行いが返ってきましたね」
「うふふ。褒めすぎですわ」
とはいえ、好きな人からの褒め言葉は気分が良い。
「村の方も収入が増えて暮らしが良くなっているようですし、本当にお嬢様には感謝ばかりです!」
村にいる獣人の仲間たちを思い、涙すら目に浮かぶモーント。
そんなモーントを見て不思議そうな顔をするリムルの頭を、ルーヴルナは撫でた。
「モーントにも色々ありますのよ。リムルももう少し大人になればわかりますわ」
「そうなんだ?」
きょとんとするリムルに、ルーヴルナは笑った。
「それよりも、聖王猊下御用達のお菓子がまだ手元にありますのよ?リムル、よかったら食べなさい」
「いいの!?お嬢様ありがとう!」
年下には甘いルーヴルナだった。
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