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駕篭の鳥
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駕籠の鳥
ペニスリングは俺の自由を奪う為の一つの道具に過ぎない、あの場所は俺の為に作られた、鳥の駕籠だ。
綺麗な場所だし、お風呂やトイレ、食事や衣服などはいつも清潔に保たれているが…部屋以外に出る事は決して許されない。
「やぁああっ」
「触ってほしいなら言いなさい」
ぷるぷる、と力なく首を振るう、身体は自分自身を裏切るが、心は違う、心は…屈してはならない。
だって、アナタと俺とでは身分も国さえも違う。
アナタを受け入れて、その後にアナタに捨てられたら…きっと俺は俺では無くなる、心が死んでしまう。
なら、いっそう初めからアナタの事を、アナタを想う俺の心を隠し偽る方が容易い、自分自身をその方が誤魔化せる。
傷が小さくて済む…。
「いやっ」
「…っ、じゃじゃ馬も度が過ぎると、うるせぇ…お前は俺に逆らう事は出来ねーんだよ、雫」
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駕籠
重い日差しの中微かに身じろぐ、白い壁に青いカーテン、白と水色のテーブルにふかふかのベッドを身体に感じる、そして足に付いているジャラジャラした鉄の鎖の先には重りが置かれている、どう足掻いても出室など不可能な密室状態だ。
試しに、窓を開けようとベッドから腰をお越し、ベッドから出ようとする!がガクッと膝を床に衝いてしまう、その音でドアの外から騒がしい声が聞こえる。
「ーっ雫様ーっ、大丈夫ですか」
慌てて、雫をゆっくりと起き上がらして、膝を手を身体をペタペタと触られ、怪我をしていないか確認させられる、雫はなるがままに身を委ねる。
「…リィース、大丈夫だ」
「雫様…」
リィースが険しい顔をする、少し赤く擦りむいてしまっていた。
「今、お薬をお持ち致します」
部屋という檻
「待って…リィース、ここって」
「ここは…雫様専用の部屋でございます」
いいにくそうにリィースは言う、何処と無く表情も固く暗い、雫に頭を下げて部屋を後にするリィース。
虚しくとも、パタンと言う音が2回聞こえた後、ガチャと鍵が掛かる音までもこの静かな場所ではやけに、ハッキリと聞こえる。
まるで、雫に前回よりも厳重に為った部屋では絶対に脱走は不可能だと教るみたいに。
「ーつっ」
「すみません、少し我慢してください」
ワゴンの中にトレーがあり、その中に傷口を消毒薬や炎症止めなど、ガーゼや絆創膏などなど薬用品が入っている。
雫の股間に付いている薄い布を剥がそうとする、リィースに雫は慌ててそれを止めようとする。
「雫様」
嫌だっ…自分でするからっ」
雫がぎゅっとシーツを掴み力を込める、そうでなくては八つ当たりしてしまいそうで、自分が只のクズになりそうで…こわい。
「ご自分ては出来ないでしょう、大丈夫です雫様の身体は何度も拝見しましたから」
「しっ、知ってるよ」
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リィース
「リィース…おれを出してくれ」
ピクリとリィースの手が止まる、微かに手が震えているのか、手に力が入る。
「いっ」
「ーっ、申し訳ございませんーっ…」
雫に頭を下げるリィースを手で止める。
「大丈夫、それよりもリィース…お願いだから、お願いだからここからだし」
「それは、成りませんーっ…雫様は我が主の大切な方です」
ぎゅっと雫がリィースに抱き付く、リィースは真っ青な顔をして後ろに身を引く、そんな時に運悪く決して開かないドアが開く。
雫の部屋に入れる人数は限定されている、1人目は目の前にいるリィースと雫をここに閉じ込めた人物と医者だけだ。
目の前にいるリィースは除き後、医者はまだ雫がここにいる事を知らないであろうから、除かれる…。
なら、1人しかいない…。
「ーっ」
「何をしていた」
リィースの顔が更に真っ青になり、血の気が降下する、雫も全身が硬直する、背中には嫌な汗が伝わる。
「答えろ、何をしていたのだ2人で、私の目を盗んで」
「傷口の手当てをしてけれただけだぁ」
ほうーっと雫の耳元に息を吹きかける、ビクッと雫の身体が跳ねる。
「あんな格好でか」
「そうだぁ」
「この私を憚ったりしていないだろうなぁ」
リィースを睨み付けて、雫の身体を触る。
触れた先から身体がビクッビクッと反応してしまう。
駕籠の鳥
ペニスリングは俺の自由を奪う為の一つの道具に過ぎない、あの場所は俺の為に作られた、鳥の駕籠だ。
綺麗な場所だし、お風呂やトイレ、食事や衣服などはいつも清潔に保たれているが…部屋以外に出る事は決して許されない。
「やぁああっ」
「触ってほしいなら言いなさい」
ぷるぷる、と力なく首を振るう、身体は自分自身を裏切るが、心は違う、心は…屈してはならない。
だって、アナタと俺とでは身分も国さえも違う。
アナタを受け入れて、その後にアナタに捨てられたら…きっと俺は俺では無くなる、心が死んでしまう。
なら、いっそう初めからアナタの事を、アナタを想う俺の心を隠し偽る方が容易い、自分自身をその方が誤魔化せる。
傷が小さくて済む…。
「いやっ」
「…っ、じゃじゃ馬も度が過ぎると、うるせぇ…お前は俺に逆らう事は出来ねーんだよ、雫」
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駕籠
重い日差しの中微かに身じろぐ、白い壁に青いカーテン、白と水色のテーブルにふかふかのベッドを身体に感じる、そして足に付いているジャラジャラした鉄の鎖の先には重りが置かれている、どう足掻いても出室など不可能な密室状態だ。
試しに、窓を開けようとベッドから腰をお越し、ベッドから出ようとする!がガクッと膝を床に衝いてしまう、その音でドアの外から騒がしい声が聞こえる。
「ーっ雫様ーっ、大丈夫ですか」
慌てて、雫をゆっくりと起き上がらして、膝を手を身体をペタペタと触られ、怪我をしていないか確認させられる、雫はなるがままに身を委ねる。
「…リィース、大丈夫だ」
「雫様…」
リィースが険しい顔をする、少し赤く擦りむいてしまっていた。
「今、お薬をお持ち致します」
部屋という檻
「待って…リィース、ここって」
「ここは…雫様専用の部屋でございます」
いいにくそうにリィースは言う、何処と無く表情も固く暗い、雫に頭を下げて部屋を後にするリィース。
虚しくとも、パタンと言う音が2回聞こえた後、ガチャと鍵が掛かる音までもこの静かな場所ではやけに、ハッキリと聞こえる。
まるで、雫に前回よりも厳重に為った部屋では絶対に脱走は不可能だと教るみたいに。
「ーつっ」
「すみません、少し我慢してください」
ワゴンの中にトレーがあり、その中に傷口を消毒薬や炎症止めなど、ガーゼや絆創膏などなど薬用品が入っている。
雫の股間に付いている薄い布を剥がそうとする、リィースに雫は慌ててそれを止めようとする。
「雫様」
嫌だっ…自分でするからっ」
雫がぎゅっとシーツを掴み力を込める、そうでなくては八つ当たりしてしまいそうで、自分が只のクズになりそうで…こわい。
「ご自分ては出来ないでしょう、大丈夫です雫様の身体は何度も拝見しましたから」
「しっ、知ってるよ」
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リィース
「リィース…おれを出してくれ」
ピクリとリィースの手が止まる、微かに手が震えているのか、手に力が入る。
「いっ」
「ーっ、申し訳ございませんーっ…」
雫に頭を下げるリィースを手で止める。
「大丈夫、それよりもリィース…お願いだから、お願いだからここからだし」
「それは、成りませんーっ…雫様は我が主の大切な方です」
ぎゅっと雫がリィースに抱き付く、リィースは真っ青な顔をして後ろに身を引く、そんな時に運悪く決して開かないドアが開く。
雫の部屋に入れる人数は限定されている、1人目は目の前にいるリィースと雫をここに閉じ込めた人物と医者だけだ。
目の前にいるリィースは除き後、医者はまだ雫がここにいる事を知らないであろうから、除かれる…。
なら、1人しかいない…。
「ーっ」
「何をしていた」
リィースの顔が更に真っ青になり、血の気が降下する、雫も全身が硬直する、背中には嫌な汗が伝わる。
「答えろ、何をしていたのだ2人で、私の目を盗んで」
「傷口の手当てをしてけれただけだぁ」
ほうーっと雫の耳元に息を吹きかける、ビクッと雫の身体が跳ねる。
「あんな格好でか」
「そうだぁ」
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