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王候補
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「明も候補なの」
「私達候補として産まれた者はみな王に成らなくとも候補として一生生きる事になります、急な王の崩御の際の代理の王に成ったり、新しい候補達からではなく年老いた候補達から選ぶ事もありますから」
「全ては神獣様次第ってな」
明がこめかみに怒りを浮かべる、僕よりも年上の候補の一人歩夢がドアの縁に手を付きもう片方の手には紙の束をパタパタしている。
「はぁーっ歩夢、貴方幼い子供のお手本になる筈が恥ずかしい」
「頭硬いんだよ、明さまはなぁ柚子希」
「えっ、僕の名前知っているの」
柚子希は困惑気に歩夢と呼ばれた男を見上げる。
「有名だろう、お前は今10歳以下の子供の候補はお前以外には居ないからな俺も30歳になるしなぁ」
「30歳ですか」
「あぁ、俺達は普通の人間じゃねー、神獣や王の力になる為に存在する・・その中で王に選ばれれば益々責任が増す、柚子希お前もだ一番選ばれやすいだから今の内に沢山この国を知れ」
王候補はある程度の自由は許されるが、他国に永住する事は許されない。
冒険者としてあっちこっち行く事も許される。
「この国を知る」
「あぁ、この国を民を知らなければ王に成るときに傲慢になる、穢れる神獣を失う事は許されない」
今この国にも王は居るが、王も神獣ももう年老いて、世代交代の意識が出た。
その思いを受け産まれたのは明達以降に産まれた王候補達。
「って、事で行くぞ」
「ひぁっ」
柚子希を抱き上げて歩夢は歩き出す。
神殿を越える柵を跨ぐ歩夢に頭を撫でられる。
「あっ」
「柚子希フード深く被っとけよ」
「はい」
ぎゅうぎゅうとしがみつく、王候補達の魔法は普通の魔法ではなく、神力が使える。
神力より魔法を使う事の方が多いし、聖獣や精霊、妖精の魔法を使う事の方が楽だからめったに使う事はないが。
「私達候補として産まれた者はみな王に成らなくとも候補として一生生きる事になります、急な王の崩御の際の代理の王に成ったり、新しい候補達からではなく年老いた候補達から選ぶ事もありますから」
「全ては神獣様次第ってな」
明がこめかみに怒りを浮かべる、僕よりも年上の候補の一人歩夢がドアの縁に手を付きもう片方の手には紙の束をパタパタしている。
「はぁーっ歩夢、貴方幼い子供のお手本になる筈が恥ずかしい」
「頭硬いんだよ、明さまはなぁ柚子希」
「えっ、僕の名前知っているの」
柚子希は困惑気に歩夢と呼ばれた男を見上げる。
「有名だろう、お前は今10歳以下の子供の候補はお前以外には居ないからな俺も30歳になるしなぁ」
「30歳ですか」
「あぁ、俺達は普通の人間じゃねー、神獣や王の力になる為に存在する・・その中で王に選ばれれば益々責任が増す、柚子希お前もだ一番選ばれやすいだから今の内に沢山この国を知れ」
王候補はある程度の自由は許されるが、他国に永住する事は許されない。
冒険者としてあっちこっち行く事も許される。
「この国を知る」
「あぁ、この国を民を知らなければ王に成るときに傲慢になる、穢れる神獣を失う事は許されない」
今この国にも王は居るが、王も神獣ももう年老いて、世代交代の意識が出た。
その思いを受け産まれたのは明達以降に産まれた王候補達。
「って、事で行くぞ」
「ひぁっ」
柚子希を抱き上げて歩夢は歩き出す。
神殿を越える柵を跨ぐ歩夢に頭を撫でられる。
「あっ」
「柚子希フード深く被っとけよ」
「はい」
ぎゅうぎゅうとしがみつく、王候補達の魔法は普通の魔法ではなく、神力が使える。
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