運命の番はイケメン美形様です

夜ト

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神獣の名前は

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「待て待て、種は無いんじゃなかったか」
「種からでは有りませんね、むっくん様の種から芽が出た物から新たに産まれた可能性がありますね、むっくん様どうですか」

はむっごくっとむっくんはクッキーを飲み込み、パタパタと駆けてくる。

『僕の種から薔薇が成ってその種から芽が出た感じなの』
「そうか、二人はいいの僕で」

コクッコクッと頷く、二人に僕は。

『早ようしいゃ』
『んっーっ、ティムでどうかなぁ』
『ティムかいなぁ、イカス名やなぁええで』

せっかちな関西弁の子をティムと名付けて。

『双子の弟のティムがすみません』
「キミはユイトってどうかなぁ」
『はい、ユイト可愛い名前をありがとうございますご主人様』

そして、敬語の子をユイトと名付けた。
神獣も双子ってあるんだなぁと思っていたら、カイさんとクリス様にソルさんの顔色が変わる。

「ーっ双子」
「なっ、双子ですと」
「なんと、双子ですか」

三人の慌てように僕は首を傾けるとくー様が首元を掻く。

『ふふっ、私達は二人で一人なのですよ生が有れば死があるのと同じように、太陽があれば月が存在するように・・光があるから闇があるのです』

僕は首を傾けるが三人は頭を下げる。
クリス様が僕を抱きしめ、手を握りしめる。

「クリス様」
「奏太、光の神獣様は生と治癒の神獣とされて、闇の神獣様は死と破壊の神獣とされている」
「えっと」
「愛し子の奏太には関係ないが、気を付けろ」

僕は首を傾ける、クリス様とカイさんにソルさんも僕が愛し子で良かったと心底思っているとは僕は知らなかった。

「奏太愛してる」
「ーっ、クリス様、僕も」

僕の口に軽めの接吻をするクリス様。
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