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王宮の広場の果物

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「又、王宮の広場に出すりんごの数が無くなりますね」
「あぁーっ、りんご、りんごヨーク様のりんご」

真っ青になり、王宮の庭師の長は決断する。

「ヨーク様と王族様方のりんごです、王宮の広場にて販売は不可もし、もしも余ったら許可します」
「我々も食べれませんね」

神獣の運命の番である、王族は不死に近い、嫌基本的に死なないのだ、王族の人間は沢山居る。
神獣の運命の番である、王族は貴族と結婚して貴族席を置く方は余りにも少ない。
皆が皆、皇子止まりだ。

「あぁーっ、頭が痛い」
「地下にも作って貰いましょう」

地下にも無数に広がっているのだが、背丈が余り出ない様にされた果物達と野菜は地下にある。
麦やお米など、水が命に等しい植物達は地上にある。

「りんごだぞ」
「あぁーっ、もう一層上に作って貰いましょ」

地上にもあるが、地上を量産しなければならないだろ。

「りんごにしょう、一面、準備をするぞ」
「やろうか、りんごだっけ」

クスクス笑いながら現れたのは年若い見た目の王族サーヤだ。

「サーヤ様」
「ヨークには困った者だね、そしてアキラも少しは考えなさい」
「すみません、お祖父様」

サーヤの顔が歪み、アキラの頬っぺたを掴みツネル。
アキラの顔に涙が浮かぶが、サーヤは冷ややかだ。

「アキラ、一応元凶だからね、地上を作りりんご畑を作るよ」
「はい、サーヤさん」
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