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行きたくない

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「行きたくないなの」

しゅんとしながらベッドにしがみつく、僕は神獣と言われているけれど人間の記憶の方が強いの。
この国は神獣がいる、神獣には皆大体が前世の記憶を持って産まれ堕ちる。
そんな神獣のおかげで文明はかなり進んでいる、皆魔法で色々な事をしてきたが、魔法がない人もいて、魔法がない人は魔法がある人よりも生きにくい。

そんな魔法がない人も今では対等に仕事が出来る様に成ったのは、神獣が開発した機械を一緒に作ったり、開発したりしたかららしい。

そんな神獣は天候も操れるし、機嫌を損ねると一国嫌、大陸全てを無に返す力があるが、反対に大陸全てを豊かにする力もある。

獣国の人間に神獣を嫌う者は皆無らしい、そして恐ろしくもある為に崇める存在なんだって。
だからって嫌なモノは嫌だ、特に僕は日本産まれの日本から出たことは皆無なの。

日本は犯罪的には他国に比べて大分マシな国だと思うなの。

「嫌なの」
「アレン様は人見知りですかね」

アオイさんの言葉に僕は頭を振るう。
純日本人には刺激が強すぎるなの。
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